ベーム、ウィーンフィルとの魔笛
曇り、明日から再び雨の日曜日。
娘と孫たちが来ている。
昨日の昼時に到着すると、自宅の菜園で採れたという胡瓜を3歳の孫が手に持って車から降りてきた。
昼間はほとんど孫の世話。
孫たちが寝入った後にモーツァルトの歌劇「魔笛」全曲を聴いていた。
ベーム指揮ウィーンフィルの1955年録音、LP3枚組。
先月、いただいたもの。
・歌劇『魔笛』 :モーツァルト
レオポルト・シモノー(テノール)
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
ヴァルター・ベリー(バリトン)
ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
クルト・ベーメ(バス)
エミー・ローゼ(ソプラノ)
アウグスト・ヤーレッシュ(テノール)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1955年5月
ウィーン、ホーフブルク宮レドゥーテンザール
多少音は古くなっているがステレオ録音なのがありがたい。
雷鳴などの音も効果的に鳴っている。
ベルリンフィルとの再録音のヴァンダーリヒやフィッシャー=ディースカウのような超大物歌手はいないけれど、当時ウィーンで活躍していた歌手たちを中心にウィーンのオケと合唱による録音。
ベームの指揮は同じころのコンセルトヘボウ管とのモーツァルトのような颯爽とした若々しさは対照的で、歌手に全てを委ねたメルヘン的な雰囲気あふれる幾分ノンキな指揮。
ほのぼのとした独特の良さの感じられる演奏でLP3枚を一挙に聴いてしまった。
ただ60年代に夜の女王役で有名だったらしい、ヴィルマ・リップの夜の女王は現在の感覚では多少聴き劣りがする。
Youtubeは「魔笛」から夜の女王のアリア、グルヴェローヴァの圧倒な名唱
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