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2024年6月18日 (火)

チモフェイ・ドクシツェルのバッハ

活発化した梅雨前線の影響で昨晩から強い雨。


朝から雨脚が強く市内の小学校が休校になるほど。


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本日夕方の狩野川。


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かなり降りました。

仕事から帰宅したらご近所の車が水に浸かり立ち往生していた。

こんなの初めて。

 

ドクシツエルのバッハ

ウクライナ生まれのトランペット奏者、チモフェイ・ドクシツェルのバッハをメロディア原盤の日本ビクターから出ていたLPで。


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「ロマンティック・バッハ」

<平均律クラヴィーア曲集 第1巻より>

プレリュード第8番 変ホ短調
プレリュード第17番 変イ長調
プレリュード第22番 変ロ短調
プレリュード第12番へ短調
プレリュード第20番 イ

<平均律クラヴィーア曲集 第2巻より>

プレリュード第11番へ長調BWV880
プレリュード第5番ニ長調BWV874
プレリュード第9番ホ長調BWV878
ブレリュード变ホ長間 BWV552
プレリュードト短調BWV659〜18のコラール・プレリュードより(来たれ、異教徒の数い主)
プレリュードへ短調BWV639〜オルガン小集より(われ汝に呼びかく、主イエスキリストよ
プレリュードニ短調BWV539

 チモフェイ・ドクシツェル(トランペット、編曲)
 オルゲルツ・ツィンチンシ(オルガン)

    録音:1979年4月、リガ リガ大聖堂

 

ドクシツェルは長くボリショイ劇場の首席トランペット奏者だった大変な名手。

この「ロマンティック・バッハ」というタイトルがなんとも安易だけれど、内容は奥深くバッハの深遠な世界を垣間見させてくれる名演。

録音はラトビアの首都リガにある世界遺産にも登録されているリガ大聖堂

 

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ここのパイプオルガンはおよそ7000本のパイプを持つ世界第4位の大オルガン。

 

大聖堂の広大な空間に響くトランペットとオルガン。

最初に聴いた時はあまり印象に残らなかったけれど、EQカーヴをAESで聴いてみたら一変した。

広大な大聖堂に広がる暖かく荘厳なオルガンの響き、豊かな残響の中にドクシツェルのピュアで混じりけのないトランペットが流れていく。

こんな良い録音だったんだ。

敬虔な祈りに満ちたコラールプレリュードなど実に感動的。

これ、生で聞いたら泣けてくるだろうな。

 

Youtubeはドクシツェルのバッハ、BWV.639のコラール前奏曲

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