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2024年7月に作成された記事

2024年7月17日 (水)

フーレスティエの幻想交響曲

夕べの強い雨は朝には上がり本日晴天。

梅雨は未だ明けず。

本日オフ。

出来上がった沼響の会報を、会員さん宛に発送したり畑と庭の草取りなど。

 

今日は久しぶりにベルリオーズの幻想交響曲を聴いた。

幻想交響曲は20年前に定演で演奏したときに聴き比べをしている。

この時紹介した演奏は90種。

さすがにこれだけ聴くとしばらく聴く気にならなくなって、10年以上聴かなかったような気がする。

 

聴いたのはフランスの指揮者ルイ・フレスティエ指揮のもの。

米HALLMARK盤

手元にはこの録音の音盤は3種。


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米OMEGA盤のLPとAccordから出ていた復刻CD。


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沼響での聴き比べの時はこの演奏は紹介していなかった。

 

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・幻想交響曲

 ルイ・フレスティエ(指揮)
 セント・ソリ管弦楽団

    録音:1950年代半ば

仏クラブ・ドゥ・フランス原盤。

 

この頃の録音で散見されるセント・ソリ管弦楽団は、パリを本拠地にしているオケのメンバーによる団体。
実体はパリ音楽院管やパリ・オペラ座のオケという話もあるけれどよくわからない。

アタウフォ・アルヘンタ指揮のラヴェルや、ルドルフ・アルベール指揮のペトルーシュカの録音を聴くと、明るくカラフルな暖色系の音色が魅力のオケ。


管楽器に名人が揃っていて、ホルンではクリュイタンスの「亡き王女のためのパヴァーヌ」でソロを吹いていたルシアン・テーヴェが参加している。

きっちりとしたアンサンブルよりも各奏者の名技に身を任せるような傾向があって、特にフランス音楽では良い効果をあげていた。

 

このフーレスティエのベルリオーズは、フーレスティエの老練な解釈によってミュンシュやクリュイタンスに匹敵する名演となった。

肩の力の抜けた音楽の流れと、効果的な楽器の鳴らし方に熟練の味わい。

第2楽章の舞踏会の洒落て品の良い歌など見事なものだ。

 

モントゥー&サンフランシスコやミュンシュとは異なったタイプの名演。

 

録音は非常に良い。

手持ちの他の2種を聴いた時はあまり感じなかったけれど、(特にCDはヒドイ)このHALLMARK盤の音は目の覚めるような音。

 

盤はかつて東芝EMIでよく見かけた赤盤なのも珍しい。

 

Youtubeはフーレスティエの幻想交響曲、第2楽章

 

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2024年7月14日 (日)

静岡のブックオフにて

3連休二日目の日曜日。

今日もはっきりしない薄曇り。

先週の日曜、三島でのコンサートの帰りのホール近く、多くの子どもたちが遊ぶ公園の様子。


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三島は水の町。

 

先日静岡市に孫の世話のために行った帰りに途中で見かけたハードオフ。

ネットで調べると、大都市なのでブックオフ、ハードオフが数店舗ずつ広い市内に点在している。

そのうちの2件に寄ってみた。

 

最初の店は同じ建物にブックオフも併設。

ブックオフとハードオフの両方にLPコーナー。

2階のハードオフは、ジャンクLPコーナーを含めてはさほど興味を引くものはなくて、見るだけ時間の無駄という感じ。

 

ブックオフでは5枚以上購入で3割引きだったので無理やり5点をセレクト。

プレヴィンの指揮者としての最初期の録音で、ハチャトウリアンのピアノ協奏曲にブロッホのスケルツォ・ファンタスクのカップリングの国内盤LP。
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ピアノソロはロリン・ホランダーでオケはロイヤルフィル。

バーンスタインのサン・サーンス、交響曲第3番。米CBS盤LP.
1976年12月の録音。


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バーンスタインがニューヨークフィルから離れて、ヨーロッパでの活動が本格化しEMIやグラモフォンへの録音が始まった時期の録音で、長い付き合いだったCBSへのほぼ最後の録音。

 

メンデルスゾーンのピアノ協奏曲を聴いてなんとなく気になっていたヘルムート・ロロフの弾くメンデルスゾーン、EMI国内盤LP。
厳格なる変奏曲と無言歌集抜粋。


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これは何度も再発されてCDでも出ている。

 

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スークの弾くレスピーギのヴァイオリンソナタとフォーレのヴァイオリンソナタ。

スプラフォン盤LP。

ほかにパリ・バロックアンサンブルによるヴィヴァルディからモーツァルトまで。
以上全て3割引き。

 

続いてもう一軒のハードオフ。

ここでは先日ベームで聴いた「魔笛」を見つけた。


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サヴァリッシュ指揮のバイエルン国立歌劇場によるもの。
EMIへの1972年録音LP3枚組。

 

サヴァリッシュの「魔笛」ではポップやグルヴェローヴァが出ている1983年収録の映像がレーザーディスク時代からのお気に入り。

10年前のこの録音も有名で、エッダ・モーザーやペーター・シュライヤー、テオ・アダムなど当時の強力なメンバーのアンサンブルが聴きもの。

ここでは83年の映像には収録されていない、初演時にはなかった作曲者不明のタミーノとパパゲーノの二重唱が聴けるのが珍しい。

ロシアのバリトン歌手ニコライ・リュベノフによるロシアの群小作曲家たちによる歌曲集。
メロディア盤。

 

そして17世紀チェコの作曲家ゼレンカのレクイエムZWV45。

デーラー指揮ベルン室内合唱団によるクラーヴェス原盤の国内盤LP


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今までほとんど無名だったゼレンカの存在を世に知らしめた名盤。

Youtubeはゼレンカのレクイエム

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2024年7月12日 (金)

本日の練習、来年の定演に向けての選曲会議

7月も半ばとなり再びの梅雨空。

本日出勤日。

朝は激しい雨だったので古いレインシューズを履いて出勤。

昨日は行きつけの内科クリニックで定期健診。

ここ数日の足の筋肉の痛みついては先生は首をひねっていた。

血液にいつもとは違う反応が出ていたので要注意。

専門医である神経内科に行くべきか悩むところ。

帰りはニトリに寄って枕を探す。

どうもこのところ寝つきが悪くて気分を変えるための枕探し。

 

夜はオケの練習。
場所は市民文化センター大ホール。


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練習前の文化センター外観。

 

田中健先生の指揮で歌劇「ローエングリン」から第3幕の前奏曲に婚礼の合唱、そしてドヴォルザークの「新世界より」。

なんとなく調子が悪くて「ローエングリン」ではメタメタになって音外しまくり。


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周りに迷惑をかけてしまいました。

練習が終わった帰りに先日の三島ゆうゆう祝祭管のコンサートに出演したメンバー達としばしの立ち話。

ステージ上からは自分の表情がよく見えたとのこと・・・

 

水曜夜はZOOMで沼響の定演のメイン曲を決める選曲会議

インペクやコンミス、各パートからの代表を集めて、事前に団員からアンケートを取った結果を見ながら団員全員投票の候補3曲を選ぶ。

中プロの組曲「火の鳥」(1919年版)はすでに決定している。

候補として出てきたのはベートーヴェンからストラヴィンスキーまでの交響曲や組曲など20曲あまり。

 

ベートーヴェンやブラームス、シューマンはいつも複数の交響曲が上がり、チャイコフスキーとドヴォルザークも常連だ。

自分としてはほとんど演奏した曲ばかりだけれど、メンバーの入れ替わりがあるので、初めて挑戦したい人も多い。

 

あまり自分は口を出さないようにしていた。

 

選ぶのはいつもながらの消去法。


まず最初に、編成上大きすぎて今の沼響では難しい「春の祭典」が消えて、次に複数の候補が上がっているベートーヴェン、ブラームス、シューマン、シベリウスから1曲に絞りこむ作業。

ホルンパートとしては編成上ホルン4本の曲が好ましく、それだとベートーヴェンは全て消えてしまうので難しいところ。

 

編成が小さい(トロンボーン無し、ホルン2本)のメンデルスゾーンと、次回のファミリーコンサートで演奏する「新世界より」の関係でドヴォルザークが消える。

そして各パートの事情をくみ上げながら絞られたのがブラームスの交響曲第2番、


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シベリウスの交響曲第5番にカリンニコフの交響曲第1番の3曲。


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いずれも毎回候補に挙がる曲だけれど、この中で実際に演奏しているのはブラームスのみ。

過去2回演奏している。


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自分としてはシベリウスが好みだけれど果たして結果は如何?

 

Youtubeはアイスランドの指揮者D.ビアナソン指揮Hr響のシベリウスの交響曲第5番

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2024年7月 8日 (月)

三島ゆうゆう祝祭管弦楽団第4回定期演奏会

連日の猛暑。
昨日は静岡市で最高気温40度。

本日、耐震診断のために市から委託された建築士の方が来訪。

建築士の方は来るなり「解体するんですか?」

耐震診断を申し込んであると、危ない家を解体するときに市から補助金が出るらしい。

なにせ昭和の初めの建物で、耐震については全く考慮されていない我が家。

いろいろと手直ししてあるので、しばらくはそのままのつもり。

一時間ほど診ていただき、結果は後日郵送されてくるらしい。

 

昨日は七夕。


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田子の月の七夕の一日限定「冷やし笹ぼたもち」。


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午前中は帰省している孫達を連れて家内の実家に行っていた。

 

午後は、三島ゆうゆう祝祭管弦楽団第4回定期演奏会。

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・交響詩「フィンランディア」   :シベリウス
・アルト・サクソフォーンと弦楽オーケストラのための協奏曲
                 :グラズノフ
・交響曲第2番 ニ長調      :シベリウス
・威風堂々 第1番(アンコール)

  戸村愛美(アルト・サクソフォーン)
  米田覚士(指揮)
  三島ゆうゆう祝祭管弦楽団

 

このオケは3月に聴いている

シーズン毎にメンバーを募るというユニークなオケで、地域で活躍している音大出身者やアマオケの中でも腕に覚えのある奏者を集めている。

指揮の米田覚士氏はかつて沼響に下振りで来ていただいたこともある若手指揮者。
ソリストの戸村愛美さんは沼津市出身。

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シベリウスの2曲は沼響でも演奏した曲。

グラズノフは数少ないサクソフォーンのためのクラシカルな曲では著名な曲だけれど、
実演で聴くのは初めて。

少ない練習回数の中での混成オケゆえの粗さはあったけれども、シベリウスはパワフルなブラス群の健闘が光っていた。

戸村愛美さんの演奏するグラズノフのサクソフォーン協奏曲はやわらかでしっとりとした美しい音色で楽しめた。

 

オケのメンバーは知っている人たちばかり。

終演後に楽屋を訪ね知人たちと歓談。

 

Youtubeはグラズノフのサクソフォーン協奏曲

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2024年7月 5日 (金)

本日の練習、「新世界より」をスコア持参で

酷暑到来。
昨日の静岡市の最高気温は39.3度。
観測史上最高値を記録。

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昨日の朝は買ったばかりの電動ノコギリを使って枯れ始めた夏蜜柑の枝を切ったり、残された実を採ったりしていた。

 

安かった中国製のノコギリは刃がなまくらで全然切れない。

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朝から猛烈な暑さ、今まで経験したことのない様子だったので早々に切り上げた。

 

夜は沼響、12月の名曲コンサートへ向けての練習。
場所は市民文化センター小ホール。

曲は田中健先生の指揮でドヴォルザークの名曲「新世界より」


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沼響としては3回目の「新世界より」で実に20年ぶり。

 

練習時に持参しているスコアは、詳細な校訂報告が付いているジェスク音楽文化振興会のもの。


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これは自分としては3冊目の「新世界より」のスコア。

最初のものは50年以上前の中学生のときに買った音楽之友社のもの。
定価は三百円。

第9番でなくて第5番なのが時代を感じさせる。


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沼響のホームページに連載していた130種類以上の「新世界より」の録音の聴き比べに使ったので、書き込みだらけでボロボロになってしまいました。

 

Youtubeはマケラ指揮コンセルトヘボウ管の「新世界より」

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2024年7月 2日 (火)

ショルティのタンホイザー

曇り時々晴れ。

7月に入っても湿度は連日の90%越え。
昨晩も小雨が降った。

昨日は先週末に帰省していた娘からヘルプが入り、急遽孫の世話のため娘の家へ行っていた。

こども園に行く孫が熱を出し、娘はこの日健康診断の予定が入っていた。

急なことで婿殿と家内は仕事を休めず、一番ヒマな自分が行って孫の面倒を見ることに。

天気予報では雨模様。

通勤時間での混雑が予想されたので、5時過ぎに起きて6時半に家を出た。

9時には来て欲しいとのことなので大事を取って東名高速に乗る。

東名は順調で、走らせること一時間余り。

ところがインターチェンジを降りたところで渋滞が待っていた。

普段は使わない側道を走らせて娘宅には9時前には到着。

 

午前中は、熱を出しても元気な孫相手にプラレールを組み立てたり読み聞かせをしたりしていた。

プラレールは自分が小さいときにもあったけれど、その時家には最低限のパーツしかなかった。

今はバリエーションが豊富になってラインナップにはドクターイエロまである。

お昼には娘も戻り一緒に昼食を済ませて沼津へ向かうつもりが、来る途中でハードオフがあったことを思い出してついでに寄ってみた。

詳細は次回。

 

行き帰りの車中でワーグナーの歌劇「タンホイザー」全曲を聴いていた。

ショルティ指揮ウィーンフィルによる英盤CD3枚組。

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歌劇「タンホイザー」 全曲(パリ版)

タンホイザー/ルネ・コロ(テノール)
エリーザベト/ヘルガ・デルネシュ(ソプラノ)
ヴェーヌス/クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ヴォルフラム/ヴィクター・ブラウン(バリトン)
ビーテロルフ/マンフレート・ユングヴィルト(バス)
ヘルマン一世/ハンス・ゾーティン(バス)
ハインリヒ/クルト・エクヴィルツ(テノール)
ラインマル/ノーマン・ベイリー(バス・バリトン)

 サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン国立歌劇場合唱団

    録音:1970年10月 ウィーン、ゾフィエンザール

 

ショルティがウィーンフィルを振った「リング」を含む一連のワーグナー録音中のセットのひとつ。

 

細部まで緻密に計算し、次々に山場を持ってくる聴かせ上手なショルティの音楽運び。

ウィーンフィルを豪快に鳴らし切り、ルネ・コロ以下の豪華な歌手陣も素晴らしい名唱を聴かせてくれる。

 

随所で活躍するウィーンフィルのホルンセクションが実に素晴らしい。

とりわけ名匠ヴィルヘルム・ピッツ率いる大人数の合唱が壮大な出来で、曲の最後に歌われる巡礼の合唱では聴き手を圧倒的な感動に誘う。

 

聴いているうちに10年前に沼響で演奏した、歌手を含めて演奏した「タンホイザー」抜粋を思い出していた。

 

車を運転しながら聴いていたけれど、時間の経つのを忘れるほどの名演。

 

Youtubeはショルティ指揮シュトウットガルト放送響の歌劇「タンホイザー」序曲。ホルン首席は名手ヘルマン・バウマン

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