クラシック・レコードコンサート、7月はスメタナ、ドヴォルザークそしてヤナーチェク
本日晴天、最高気温は34度。
通勤途中にある歩道橋が補修工事のため明日から通れなくなる。
もよりの横断歩道が遠くてかなりの遠回り。
この暑さの中、さらに歩く時間が延びてしまう。
先週のことを備忘録風に。
日曜は毎年恒例の沼響のアンサンブル大会だったけれども、この日は孫の一歳の誕生祝いの日。婿殿のご両親も来ることになっていて日程調整ができず今回は欠場。
ホルンチームは5人なので今回自分抜きの四重奏でお願いすることにしていた。
ところが前日になって不慮の事故でホルンのメンバーの一人が足指を骨折。
結局、急遽曲目を変えて三重奏で乗り切ったらしい。
金曜夜は市民文化センターでクラシックレコードコンサートの解説。
ここ数回は今年アニバーサリーを迎えた作曲家を国ごとに取り上げていて、前回の5月は今年没後90年のエルガー、ディーリアス。ホルストのイギリスの作曲家たちを紹介。
そして今回は生誕200年のスメタナを軸に、没後120年のドヴォルザーク、生誕170年のヤナーチェクを取り上げた。
この3人はそれぞれが活動時期に重なりが合っていて、若い頃のドヴォルザークはスメタナ率いる国民劇場でヴィオラを弾き、ドヴォルザークの交響曲第3番はスメタナの指揮で初演されている。
ヤナーチェクとドヴォルザークは13歳違い。
無名時代のドヴォルザークが、聖ヴォイチェフ教会のオルガニストとして生計を立てていた時代に、若き日のヤナーチェクはこの小さな教会に通いつめていた。
交友はドヴォルザークの死まで続いた。
スメタナ、ドヴォルザークは有名なので曲を選ぶのにさほどの苦労はなかったけれど、問題はヤナーチェク。
前回もホルスト、エルガーはともかく大ヒット作のないディーリアスの紹介には苦労した。
結局、今回は村上春樹のベストセラー小説「1Q84」に「シンフォニエッタ」が取り上げられていたことをきっかけに、シンフォニエッタの第1楽章と比較的なじみやすい(と思う)ピアノ組曲「草陰の小計にて」から2曲を紹介。
この2曲を流したときに、お客様の表情が皆能面のようだったのは前回のディーリアスと同じ。
やはりだめかぁと思っていたら終わっていたからのアンケート数枚に「シンフォニエッタ」を聴いて全曲聴いてみようと思いました。」とか「ヤナーチェク面白いですね」との内容があって、ほっとした。
スメタナは時間の関係で「わが祖国」から「ヴィシェラド」と有名な「ヴァルタヴァ(モルダウ)」。そして終曲の「ブラニーク」をクーベリックの指揮で。
ドヴォルザークは定番の「新世界より」をメインに、ドヴォルザークの曾孫にあたるチェコのヴァイオリニスト、ヨゼーフ・スークの演奏。
「わが母の教え給えし歌」をデ・ロスアンヘレスの歌で紹介。
翌土曜日は富士山静岡交響楽団三島公演で尾高忠明の指揮と前田妃奈のヴァイオリンでチャイコフスキーとドヴォルザーク。
Youtubeはヤナーチェクの「シンフォニエッタ」終結部。ラトル指揮のベルリンフィル
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