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2024年8月に作成された記事

2024年8月31日 (土)

カルロス・クライバーの「エレクトラ」

昨日は終日大雨警報。

明けて8月最終の土曜日は朝から青空の晴れ模様。
されど大雨警戒レベルは3のまま。

台風10号は四国のあたりでほとんど停滞しながらも、遠く東北北海道までも大雨を降らせている。


コロナ感染は癒えたけれど後遺症なんだろうか、咳ががなかなか止まらず今週木曜のオケの練習は休んでしまった。

東京から来る予定の鈴木衛先生は、新幹線が台風の影響で止まって、来ることが出来なかったとのこと。


腰痛も収まらずいろいろYoutubeの記事を見ながらストレッチなどをしていたら、記事の中に安静だけではなく動くことも大切とあったので午前中に畑の草取りをしてみたら不思議と腰の痛みが和らいだ。

しばらくこのスタイルで過ごしてみよう。


車載カーナビ搭載のCDプレーヤーの調子が悪くてCDが入ったまま出てこなくなった。

ちょうどカルロス・クライバー指揮するR.シュトラウスのオペラ「エレクトラ」が入っていて、同じCDを車の中で何度も聴くことに。
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楽劇 「エレクトラ」全曲  :R.シュトラウス

 イングリット・シュテーガー
 マルタ・メードル 
 ヴォルフガング・ヴィントガッセン ほか

 カルロス・クライバー(指揮)
 シュトゥットガルト国立歌劇場管弦楽団、合唱団
    録音1971年6月 ライヴ

良い演奏だけれどさすがに飽きてきたので、イジェクトボタンを何回も押し続けたらようやく出てきた。

10年近く使っているカーナビはデーターも古いので、代わりのものをネットで探したらCD付きのカーナビが少ないのに気が付いた。

結局安い外国製CDプレーヤーを買って、今のカーナビにBluetooth で接続することに。

数日調子良く使っていたけれど連日の猛暑。

CDプレーヤーの液晶が車内の猛烈な暑さでおかしくなって、表示されなくなってしまった。

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2024年8月28日 (水)

芥川也寸志の「交響管弦楽のための音楽」

くもり時々雨。
鈍足台風は発達しながらまもなく九州に上陸の気配。

台風の影響で県西部はかなりの雨。

コロナ感染後5日を過ぎ熱は下がれども咳は止まらず、なんとなく怠さも抜けない。

今は2日前から発症した腰痛も辛い。

今月の24日はアマオケのOrchestra da Vinchのコンサートへ行く予定で、チケットも購入してあった。

プログラムは、「シンフォニア・タプカーラ」を中プロに、芥川也寸志の「交響管弦楽のための音楽」、メインがショスタコーヴィッチの交響曲第8番という非常に意欲的なプログラム。

残念ながらコロナに罹ってチケットを流してしまった。

 

今日は芥川也寸志の「交響管弦楽のための音楽」と「弦楽のためのトリプティク」を聴く。
東芝EMIから出ていたLPで、黛敏郎の「バカナール」ほかのカップリング

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・交響管弦楽曲のための音楽
・弦楽のための三章

  森正指揮
  東京交響楽団
 
   録音 1961年

スパッと割り切ったリズムの冴えと十分鳴り切ったオケ。
録音も非常に鮮明。

この時期の日本のオケ録音の中でも傑出した演奏だと思う。

 

Youtubeは交響管弦楽のための音楽

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2024年8月26日 (月)

熱は下がりいろいろと聴き始めました。ギボンズの教会音樂集など

台風は列島を九州から縦断するかのような進路で接近中。

キッチンの窓の外にはヤモリの姿。


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実はこの下にもう一匹います。

 

8月終わり近くになってとうとうコロナウイルスに感染。

最近なんとなく気が緩みマスクを外す機会が増えていた。

最初は鼻水から始まったので、クーラーが原因の典型的な夏風邪だと思っていたら水曜の晩に熱が急に出た。38度。

いつ処方されたか不明の古いロキソニンを服用したら熱は下がり、そのまま治ると思いながら翌日軽い気持ちで病院に行ったらコロナの判定。

 

病院に行った日の木曜午後から再び熱が出て、体のだるさの程度が今まで経験した風邪やインフルエンザとも異なることを実感。

その日は職場とオケに連絡をしたくらいの記憶しかなくほとんど寝ていた。

処方された薬はカロナールを含み4種類。

カロナールは今回あまり効かないようだったので、金曜からはカロナールに替えてロキソニンと胃薬と処方された残りの3種類を服用していた。

金曜には熱は落ち着いたけれど今度は腰痛が始まってしまって今では腰の方が辛い。

 

音楽は土曜から聴きはじめている。

外出できず時間があるのでオペラやマーラーあたりを聴きたいところだけれど、重いセットを探し回るのも億劫なので結局目についたLPを中心に聴きはじめた。

 

以下備忘録として。


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・「カルミナ・ブラーナ」 :オルフ
  小沢征爾(指揮)
  ボストン交響楽団

  ニューイングランド音楽院合唱団  


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・無伴奏合唱曲集  :チャイコフスキー
 アレクサンダー・スヴェシニコフ(指揮)
 アカデミー・ロシア合唱団


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・歌曲集「白鳥の歌」全曲  :シューベルト

 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 イエルク・デーラー(ピアノフォルテ)

 

・日本の吹奏楽 1978年 大学一般職場編


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・日本の吹奏楽 1986年 高校編


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・モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.156 :モーツアルト
 交響曲 ヘ長調 K.75     :モーツアルト
 室内カンタータ「オルフェオ」(世界初録音) :ペルゴレージ

 白井光子(ソプラノ)
 ハンス・コッペンブルク(指揮)
 フランクフルト室内管  (1977年1月 ヘッセン放送録音)

 カメラータ・トウキョウのLP

 


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・組曲「水上の音楽」     :ヘンデル
 組曲「王宮の花火の音楽

 アウグスト・ヴェンツインガー(指揮)

 バーゼル・スコラ・カントウルム


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・ハイドンの主題による変奏曲    :ブラームス
 交響詩「テイル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」 :R.シュトラウス

 ジョルシュ・ジョルジュスク(指揮)
 ジョルジュ・エネスコフィル


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・大序曲「1812年」     :チャイコフスキー
 弦楽セレナーデからワルツ :チャイコフスキー
 序曲「謝肉祭」      :ドヴォルザーク
 「真夏の夜の夢」からスケルツオ :メンデルスゾーン
 歌劇「椿姫」間奏曲    :ヴェルディ
 歌劇売られた花嫁」からポルカ :スメタナ
 

 ジョージ・ウェルドン(指揮)
 フィルハーモニア管
 ロイヤル・マリーンズバンド


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・ハンガリー詩編       :コダーイ
 詩編交響曲         :ストラヴィンスキー*

 イーゴリ・マルケヴィッチ(指揮)
 ソビエト国立響、モスクワフィル*
 アカデミーロシア合唱団


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・交響曲第5番変ホ長調  :シベリウス

 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 フィルハーモニア管

 

・ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調   :リムスキー=コルサコフ
 ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調   :スクリャービン*

 ミヒャエル・ポンテイ(ピアノ)
 リチャード・カップ(指揮)
 ハンス・ドレヴァンツ(指揮)*
 ハンブルク響

 

・交響曲第1番 変ホ短調   :エネスコ
 ミハイ・ブラデショウ(指揮)
 ジョルジュ・エネスコフィル

 

・弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428 :モーツァルト
 弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調「狩り」K.458
 バルトーク弦楽四重奏団


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・ギボンズ教会音楽集    :ギボンズ
 デヴィッド・ウルスタン(指揮)
 オクセンフォード・クラークス


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・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調  ベートーヴェン

 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 ピエール・ティボー(指揮)
 パリ音楽院管弦楽団


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・交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」  :ベートーヴェン
 

 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) 
 ミュンヘンフィル
 1952年 ミュンヘンライヴ
 (標記はバイエルン放送響で1950年録音となっている)

 

・交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」  :ベートーヴェン
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) 
 ウィーンフィル

 1962年ザルツブルクライヴ

 

以上すべてLP

それぞれの盤について、いろいろな面白い発見があったりして楽しんでいた。

なぜか声楽関係が多くなった。

心が洗われるようなギボンズの聖歌集やペルゴレージのカンタータは、落ちついた深い感動に誘う名曲。

演奏も非常に良い。

ニキシュ時代のゲヴァントハウス管の副指揮者だったルーマニアの巨匠ジョルジュスクの演奏では、とりわけ直接深い親交のあったシュトラウスが緻密にして壮大、時にユーモアも感じさせる大変な名演奏。

巨大なスケールで聴かせるウエルドンの「1812年」は、グリーグの清楚な演奏で慣れ親しんでいた指揮者だけに意外な一面を感じさせるもの。

ピリピリするような緊張感に満ちたマルケヴィッチのコダーイ。

派手なファンファーレで始まるエネスコの交響曲は、若書き故のとりとめのなさが延々と続く曲。

 

若き日のシェリングが聴かせる瑞々しいベートーヴェンでは、冒頭木管楽器の色気あるカラフルな響きに思わず仰け反る。

カデンツァは第一楽章はヨアヒム、第2、3楽章はカール・フレッシュとの情報はあるけれど、第一楽章のヨアヒムのカデンツァは一般に弾かれているヨアヒムのものとは異なるようだ。

 

そして巨大な造形の中に不思議な静けさを感じさせるクナッパツブッシュの2つのエロイカ。

ミュンヘン盤はLPにはバイエルン放送響との標記があるがこれは誤り。

ウィーン盤はクナが聴衆の拍手が止む前に指揮を始めてしまっているため、冒頭の和音に拍手が被っている。

Youtubeはギボンズの「Drop,drop,slow tears」

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2024年8月23日 (金)

コロナに罹ってしまいました

畑に咲くオクラの花。

 

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実は育ちすぎちゃいました。


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水曜の午前中、畑作業をしていたら頭がクラクラしたので急ぎ作業を中止。

軽い熱中症かと思いしばらく安静にしていた。

夜になって体温を測ったら38度。

とりあえず家にあった古いロキソニンを服用して一晩しのぎ、翌日家から歩いて行ける内科クリニックへ。

体温は36.5。

発熱外来は診る時間が決まっているとのことで出直すことに。

出直して車の中でしばし待機。

看護師さんが来てコロナとインフルの検査。

しばらくして先生が来て「コロナですね」とのこと。

先日東京ラスクファクトリーに行ったときにマスクを忘れて ジェラートをパクついてたのが悪かったのかしらん。

 

しばらく家内とは完全に隔離生活。

 

夜になって再び熱は38度。咳と鼻水そして関節が痛むのがキツイ。

先日転んで打撲となった右手が再び痛み出したのが辛い。

処方されたカロナールはロキソニンほどの効果がないようだ。

 

このような状態なので音楽は聴いていません。

木曜のオケの練習も休んでしまった。

 

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2024年8月20日 (火)

フランソワのドビュッシー、「ピアノのために」新旧聴き比べ

お盆も過ぎて孫たちはそれぞれ帰っていった。

ほっとするやら寂しいやら。

昨日関東地方で激しい雷雨。

埼玉にいる娘からは、カミナリの音で怯えて泣き叫ぶ孫娘の映像が送られてきた。

 

こちら沼津では遠雷と微かな雷の音。

遠く伊豆半島の中央部で雨が降っている。

南の夜空に電光。

そのうち深夜に沼津に大雨警報が突然出た。

ネットで知って外を見ると雨は全然降っていない。
どうやら沼津の西部のみの狭い区域に集中的に降ったようだ。


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日曜は孫たちを連れて天城の東京ラスク伊豆ファクトリーに行っていた。

沼津アルプストンネルと伊豆縦貫道が整備されて自宅から車で30分余り。
以前は一時間近くの行程。


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今年の5月から880円で4種のジェラート食べ放題。

ラスクと各種ナッツとソースのトッピングも自由。
コーヒーその他軽いドリンクも飲み放題。

駐車場は県外ナンバーの車が多かったけれど余り認知されていないのか、さほど混んではいない。

幼児が楽しめるキッズルームもあり、ほとんど貸し切り状態なので孫たちは大喜び。

 

サンソン・フランソワのドビュッシー。

フランソワの未完となったドビュッシー・ピアノ曲全集録音プロジェクトからセレクトされた国内盤LP.


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・組曲「子供の領分」 
・版画  
・「ベルガマスク」組曲 
・ピアノのために  

    サンソン・フランソワ(ピアノ)
 
    録音 1968~1969年、パリ、サル・ワグラム、
       1969年5月27、28日 
       モンテカルロ、サル・ドゥ・ラルカザール(版画のみ)

数年前に、日本を代表する調律師だった瀬川宏さんからフランソワの豪華客船でのクルージングコンサートに調律師として同行された時の話を伺ったときから、なんとなくフランソワが身近な存在に感じている。

フランソワ独特の予想もつかない音楽のユレや、粋で洒落た雰囲気が漂う素敵なドビュッシー。

LPやCDで何度も聴いている演奏で、長らく歴史に残る名演だとは思うけれども、聴いていて曲によって演奏のムラが気になった。

テクニックは微妙なところだけれど、時に出現する力が抜けたような軽く流す瞬間がほんの僅かの緊張感の弛緩を誘って、曲によっては焦りにも似た曲と格闘しているような息苦しさを感じさせる時があると思う。

最初特に「ピアノのために」の終曲トッカータにその点を感じていた。

 

フランソワは「ピアノのために」をステレオで2回録音している。

旧録音は全集録音とは別の1961年録音。


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こちらは東芝のセラフィムの廉価盤LP (EAC-30060)で出ていて、全集録音とは別のドビュッシーのピアノ曲集。

私はドビュッシーのピアノ曲の面白さをこのLPで知った。

いわば刷り込み。

 

あらためて「ピアノのために」の新旧録音を聴き比べてみた。

自由奔放なファンタジーを感じさせる旧録音に対して、再録音ではひとつひとつの音符に意味があるような陰影の深さのある密度の濃い表現。

最初再録音を聴いた時に感じた息苦しさは、旧録音を聴いた後で聴きなおすとなぜか失せていた。

不思議なことだ。

演奏の度にその時その場のインスピレーションで表現を変えていった、まさに天才のお仕事。

 

Youtubeはフランソワの弾く「ベルガマスク」組曲

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2024年8月18日 (日)

ハワード・ミッチェルの「Adventures In Music」日本版

台風が去った土曜日の朝。


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この日も熱い一日になった。


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孫達が来ていて日の大部分は世話で追われている。

 

ハワード・ミッチェルの「Adventures In Music」日本版

3年ほど前にハードオフのジャンクコーナーで第1集と第2集を見つけて救出したアルバム。

気になって第2集(SRA2062)の再聴。

 

ハワード・ミッチェルはアメリカの指揮者

 

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・組曲「ハーリ・ヤーノシュ」王の入場、音楽時計 :コダーイ
・組曲「イタリアの印象」からロバに乗って    :シャルパンティエ
・カイピラの小さな汽車             :ヒナステラ
・組曲「展覧会の絵」から殻を付けた雛の踊り   :ムソルグスキー ラヴェル編
・組曲「動物の謝肉祭」~白鳥          :サン・サーンス
・組曲「物語」から白い小さなろば        :イベール
・組曲「ローマの松」ボルゲーゼ荘の松      :レスピーギ
・花のある庭                  :ティラー
・組曲「ハンガリアンスケッチ」村の夕暮れ    :バルトーク
・組曲「死の谷」~砂漠の水           :グローフェ
・雪がおどっている               :ドビュッシー
・交響詩「海」から波のたわむれ         :ドビュッシー

  ハワード・ミッチェル(指揮)
  ワシントン・ナショナル交響楽団

これはアメリカでは12枚のLPシリーズとして発売されたもので、クラシックの名曲から細切れながら非常に幅広い範囲でセレクト。


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中でもマクダウェルやメノッティ、ハンソンなどアメリカの近現代の作曲家たちの作品を数多く取り上げているのが特徴だ。

日本では第1集の内容はアメリカ版そのままで第2集の曲は日本独自のセレクト。

日本で第3集以降が出ていたのかはわからない。

演奏は高い水準で均一、ミッチェルの職人的な手際の良さが感じられるもの。

バルトークとグローフェはなかなかの名演。

原曲がピアノ曲のイベールとドビュッシーの「雪が踊っている」も幻想的な雰囲気が良く出ている。

なお編曲者の記載はない。

 

Youtubeはバルトークの「ハンガリアン・スケッチ」

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2024年8月15日 (木)

スクロヴァチェフスキーのショスタコーヴィチ、交響曲第5番

お盆です。
庭に突然咲いた百合の花。


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最初日本原産のテッポウユリかと思っていたら、テッポウユリは6月に咲くはず。

調べてみたら、この時期に咲くのは種で増える台湾原産のタカサゴユリか、タカサゴユリとテッポウユリの交配種シンテッポウユリ。

 

野鳥が種を運んできたようだ。

蒼い空に見えるスジ雲は秋の雲。

 

孫達が帰省してきて賑やかだ。
昨日は午後に母の面会、久しぶりにひ孫達に会った母は非常に喜んでいた。

夜は弟夫婦もやってきて4家族でバーベキューの一夜。

翌日に健康診断を控えているので酒は控えめにしていた。

 

大型の台風7号が接近中。

 

 

もうひとつショスタコーヴィチ。

スクロヴァチェフスキー指揮のハレ管弦楽団を英IMPのCDで。


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・交響曲第5番 ニ短調

 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
 ハレ管弦楽団

  録音 1990年

こちらも個性的な演奏。


スクロヴァチェフスキーはミネソタ響(当時はミネアポリス響)と読響を振った録音もある。

ミネアポリス響の演奏はオケの響きが薄い干し物のような演奏だった。

 

このハレ管との演奏も枯れた雰囲気は共通。

澄み切った叙情の中にも切れ味鋭いナイフの薄い刃先がぐいぐいと迫ってくるような緊迫感があって、いたずらに効果を狙わない渋くも辛口の演奏。

第1楽章中間部のクライマックスでトランペットパートが突然落ちるのはスクロヴァチェフスキーの指示なんだろうか。

 

スクロヴァチェフスキーではミネソタ響時代のラヴェルの管弦楽曲全集が思い出深い。

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モダンで洗練、明晰にして切れ味鋭いリズム感も印象的な名演だった。

「古風なメヌエット」はこれ以上の演奏を知らない。

 

Youtubeはスクロヴァチェフスキーのボレロ

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2024年8月12日 (月)

シルヴェストリのショスタコーヴィチ、交響曲第5番

狩野川の堤防沿いを歩いていると赤とんぼが前を横切った。


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木立の木陰も多少伸びたような・・・・・・・

微かながら秋の気配。

台風5号は東北地方に上陸。

今までこのようなコースをとる台風はなかったように思う。

海水温の上昇で台風の発生が北寄りになっている結果だろうか。

 

下の娘夫婦が孫を連れて帰省している。

一昨日は娘のリクエストで「すし之助」で夕食。

テレビのグルメ番組で紹介されていて美味しそうだったからということ。

ここは回転寿司の形態だけれど、職人が握っているのでそれなりのお値段。

行列ができていたけれど車のナンバーは県外ナンバーばかり。

正直なところ観光客向けのお店。

もっと安くて魚が旨い店は沼津にはいくらでもある、なんてことを思いながらセットメニューをつまんでいた。

 

昨日は娘の同級生が2人遊びに来ていた。

 

ショスタコーヴィッチの交響曲第5番。

 

ルーマニアの指揮者コンスタンチン・シルヴェストリ指揮ウィーンフィルの演奏で、東芝EMIから70年代に出ていた廉価盤LP.

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・交響曲第5番 ニ短調

 コンスタンチン・シルヴェストリ(指揮)

 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

この演奏は20年以上前に沼響が定演で取り上げた時に聴き比べで取り上げている。

録音のレンジの狭さが気になって再聴することなく20年余り。

再生環境も変わっているので久しぶりに聴いてみた。

聴いた印象は以前とあまり変わらない。

EQカーヴを調整して聴きやすくなった分、細部もよくわかるようになった。

 

インスピレーションの向くままにウィーンフィルをドライヴ。

即興的な動きがあるとおもえば素っ気なくスルリと通過する部分もあり、爆演系を期待すると拍子抜けがするけれども、重さの中にも張り詰めた厳しさ漂う第3楽章が秀逸。

 

Youtubeはマイケル・ティルソン・トーマス指揮ロンドン響のショスタコーヴィチ、交響曲第5番

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2024年8月11日 (日)

フルトヴェングラーのウラニアのエロイカをイタリア盤LPで聴く

残暑続く。こちらは8月盆。

金曜は雑草で荒れた畑の草刈りに、お盆の祭壇に使う竹を裏山から切り出したりしていた。

断続的にカミナリと夕立。

久しぶりの雨だった。

 

畑に植えたサツマイモ。

苗の合間からトマトが芽を出して実を付けている。


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この場所は昨年トマトを植えていた場所。

昨年実ったトマトが地面に落ちていて発芽したらしい。

 

昨日は家の片付けやらお寺への付け届けにお墓の掃除など。

南海トラフ「巨大地震」注意に来るのをためらっていた下の娘は、結局友達との約束があるので来ることに。

 

フルトヴェングラーのエロイカ聴く。

1944年のウィーンフィルとの録音で、いわゆるウラニアのエロイカとして有名な演奏。

この演奏を始めて聴いたのは高校の時。

日本フォノグラムから千円の廉価盤で出ていたもの。


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ただ演奏の凄さはわかるものの、録音が不鮮明なのでよほどの時以外は聞くこともなくなってしまった。

 

今回聴いたのはイタリア盤LP。

3年ほど前にハードオフに出現した大量輸入LP放出セール時に110円で購入したもの。

Super Oscarなるイタリアの廉価盤レーベル。

このレーベルからは米ユニコーン系のフルトヴェングラーのいくつかの録音が出ている。

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・交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

  録音 1944年12月19日/ウィーン、ムジークフェラインザール

音にはあまり期待せずに聴いてみた。

疑似ステレオなので、EQカーヴを調整しながらDENONのモノラル専用カートリッジDL102でモノラルとして視聴。

これは驚いた。

残響豊かなムジークフェラインの空間の中に、フルトヴェングラーの凄絶な演奏が見事に再現されている。

モノラルながら自分には十分な音。

 

試しに疑似ステレオとしても聴いてみた。


カートリッジはシュァーのMMタイプでⅤ15VX

幾分締まりは緩くなるけれど、これはこれで雰囲気のある響き。

フルトヴェングラーの音として十分感じられる。

 

1944年12月といえば第二次世界大戦も終盤となりドイツの敗色濃い状況下での放送用録音。

まさに鬼気迫る凄まじい演奏で、あらためてフルトヴェングラーの偉大さを実感。

 

Youtubeはウラニアのエロイカ

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2024年8月 8日 (木)

本日の練習、鈴木衛先生の指揮でワーグナー

立秋はすぎたけれど残暑の厳しさはあいかわらず。

明け方カミナリの音で目が覚めた。

小雨が降って朝は多少涼しい。

この暑さはいつまで続くやら。

昼食はオフィス近くの中華「祥和居」で韓国冷麺のセット


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本日夜にオケの練習があり、夕食を摂る時間が取れそうもないので、ボリュームのあるものにしておいた。

 

夕方に宮﨑でM7の地震発生。

南海トラフ巨大地震の想定区域内だったので、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて出た。

 

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オケの練習は、本番を指揮していただく鈴木衛先生の指揮で「新世界より」とワーグナー。

 

遅れて参加したので途中のワーグナーから。

歌劇「ローエングリン」の第3幕前奏曲、結婚行進曲とエルザの大聖堂への行列。
 

最近歳のせいか持久力が落ちているのを実感。

今さらだけれど基本に戻って、日々基礎のロングトーンから始めている。

その成果が出たのか、気持ちよく吹くことができた。

 

Youtubeは歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲、プロムスでのバレンボイム

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2024年8月 6日 (火)

ドホナーニ、ウィーンフィルとの火の鳥全曲盤

毎日最高気温は体温越え。


この一週間雨は降らず、畑はカチンカチンに固まり朝夕の水遣りは欠かせない。


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ポコは連日の熱さで参っています。

本日午後に久しぶりの雨。


小一時間ほどで止んでしまい、できた水溜まりも夕方には消えていた。

そして夜遅くに再び雨。

 

昨日月曜朝は町内のゴミ当番。


ふだんなかなか話ができないご近所の人たち4人と、とりとめもない話をしながらの立ち会うこと30分。

 

ちょうどゴミ置き場の正面の水田の場所に老人介護施設が建設されることになり、造成工事が始まっている。

作業をみているうちに、先月の大雨のときに一帯が水没したことが話題になった。
こんなことは今までなかった。

最近までこのあたりは水田がかなりあったのに、ここ数年で田のほとんどが住宅地になってしまっている。今までは水田が大水のさいに貯水池の役割を果たしていて、災害にならないための緩衝地帯だったということをあらためて皆で確認。

 

その後午前中は定期的に通っている内科クリニックで定期健診。

先月異常が出た血液検査は今回異状なし。

 

来年の定演の中プロで演奏するストラヴィンスキーの「火の鳥」。

 

演奏するのは1919年の組曲版だけれど聴いたのは初演の際の全曲盤。
編成もでかい。


クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮ウィーンフィルのDECCA盤LP.


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バレエ音楽「火の鳥」(1910年 全曲版)

クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

録音:1979年10月 ウィーン ソフェエンザール

 

ドホナーニは現在齢90を超えている。

今は引退状態なのだろうか。

 

この「火の鳥」は、ウィーンフィル独特の柔らかな音色を活かしながら明晰にして冷静、ソツのない音楽づくり。
ドホナーニの音楽造りには時として冷たさを感じさせることもあるけれど、この演奏はウィーンフィルの暖色系の音色がうまくブレンドされて良い効果を上げている。

鈍重さを感じさせないシャープなリズム感も見事なもの。

 

聴いていて後半で今まで聞いたことがないトランペットの音が聞こえてきた。

最初スコアを見ながら聴いていたわけではないけれど、気になってペトルッチのサイトに古いユルゲンソン版の全曲スコアがあったので該当部分を探してみた。

不鮮明な印刷ではっきりしない部分もあるけれど、それはバンダのパートのようだ。

「火の鳥」全曲盤は、オケの別動隊としてバンダにトランペットとワーグナーチューバが使われている。

他のいくつかの全曲盤録音ではほとんどバンダパートは目立たない。

 

録音は初期のデジタル録音。
非常に鮮明でバンダを意識して聴いてみるとその位置関係も良くわかる。

ドホナーニの「火の鳥」全曲にはチェコフィルを指揮したライヴ録音もあり、聴き比べたくなってきた。

 

Youtubeはドホナーニのリハーサル

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2024年8月 3日 (土)

本日の練習は福澤佑樹先生の指揮でワーグナーとヴェルディ、そして来年の定演へ向けての全員投票のことなど

8月最初の土曜日は薄雲り。


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庭に咲く夏の花、百日紅。

 

今週の木曜夜はオケの練習だった。

場所は沼津市民文化センター小ホールで若い福澤佑樹先生の指揮でワーグナーとヴェルディ。


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福澤先生は今年初めに三島で行われた指揮者コンクールの入賞者。

曲はワーグナーの歌劇「ローエングリン」からと歌劇「アイーダ」から凱旋行進曲。

 

練習の合間に来年の定期演奏会のメイン曲を決める団員投票があった。

候補は先日の選曲会議で決まった以下の3曲。

 

・交響曲第2番   ブラームス
・交響曲第1番   カリンニコフ
・交響曲第5番   シベリウス

 

票が割れた。


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ブラームスが一番多いのは想像できたけれどカリンニコフが意外に健闘。

 

結局ブラームスは過半数に達せず、練習の終わりにブラームスとシベリウスで決戦投票をすることになった。

 

決戦投票の結果はシベリウス28票、ブラームス17票。

沼響は過去に2回ブラームスの2番を演奏しているし一昨年には4番を演奏している。

カリンニコフ票のほとんど全部がシベリウスに流れたようだ。

 

シベリウスの5番は冒頭がホルンの神秘的な響きで始まり、終楽章では白鳥の飛翔を表現したホルンが印象的な曲。

自分としてもやりたい曲だったので嬉しい。

 

Youtubeはラトル指揮ベルリンフィルのシベリウス、交響曲第5番第3楽章

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2024年8月 1日 (木)

箱根湯本の日帰り温泉と中華ランチ

今日から8月、昨晩遅くに久しぶりの雨。

 

昨日は箱根湯本で中華のランチ。
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親戚の香典返しにいただいたカタログギフトから選んだホテルの中華料理店にて。


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箱根湯本へは自宅から車で一時間余り。

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昼前にホテルに到着して、セットになっていた温泉チケットでまずは一風呂浴びて昼食は中華でランチコース。


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ホテルのロビーには外国の方が多数。

 

箱根湯本は東京から小田急に乗る交通の便も良く、気軽に温泉を楽しむのは良い場所だ。

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食事を済ませた後に湯本駅付近を散策。

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 外国の人々のほか、夏休みに入ったらしき学生の姿もあり平日とはいえかなり混んでいた


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帰り道での箱根山頂付近は土砂降りの雨。

 

この雨雲が数時間後に関東平野に流れ込み大雨を降らせている。

 

 

 

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