熱は下がりいろいろと聴き始めました。ギボンズの教会音樂集など
台風は列島を九州から縦断するかのような進路で接近中。
キッチンの窓の外にはヤモリの姿。
実はこの下にもう一匹います。
8月終わり近くになってとうとうコロナウイルスに感染。
最近なんとなく気が緩みマスクを外す機会が増えていた。
最初は鼻水から始まったので、クーラーが原因の典型的な夏風邪だと思っていたら水曜の晩に熱が急に出た。38度。
いつ処方されたか不明の古いロキソニンを服用したら熱は下がり、そのまま治ると思いながら翌日軽い気持ちで病院に行ったらコロナの判定。
病院に行った日の木曜午後から再び熱が出て、体のだるさの程度が今まで経験した風邪やインフルエンザとも異なることを実感。
その日は職場とオケに連絡をしたくらいの記憶しかなくほとんど寝ていた。
処方された薬はカロナールを含み4種類。
カロナールは今回あまり効かないようだったので、金曜からはカロナールに替えてロキソニンと胃薬と処方された残りの3種類を服用していた。
金曜には熱は落ち着いたけれど今度は腰痛が始まってしまって今では腰の方が辛い。
音楽は土曜から聴きはじめている。
外出できず時間があるのでオペラやマーラーあたりを聴きたいところだけれど、重いセットを探し回るのも億劫なので結局目についたLPを中心に聴きはじめた。
以下備忘録として。
・「カルミナ・ブラーナ」 :オルフ
小沢征爾(指揮)
ボストン交響楽団
ニューイングランド音楽院合唱団
・無伴奏合唱曲集 :チャイコフスキー
アレクサンダー・スヴェシニコフ(指揮)
アカデミー・ロシア合唱団
・歌曲集「白鳥の歌」全曲 :シューベルト
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
イエルク・デーラー(ピアノフォルテ)
・日本の吹奏楽 1978年 大学一般職場編
・日本の吹奏楽 1986年 高校編
・モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K.156 :モーツアルト
交響曲 ヘ長調 K.75 :モーツアルト
室内カンタータ「オルフェオ」(世界初録音) :ペルゴレージ
白井光子(ソプラノ)
ハンス・コッペンブルク(指揮)
フランクフルト室内管 (1977年1月 ヘッセン放送録音)
カメラータ・トウキョウのLP
・組曲「水上の音楽」 :ヘンデル
組曲「王宮の花火の音楽
アウグスト・ヴェンツインガー(指揮)
バーゼル・スコラ・カントウルム
・ハイドンの主題による変奏曲 :ブラームス
交響詩「テイル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」 :R.シュトラウス
ジョルシュ・ジョルジュスク(指揮)
ジョルジュ・エネスコフィル
・大序曲「1812年」 :チャイコフスキー
弦楽セレナーデからワルツ :チャイコフスキー
序曲「謝肉祭」 :ドヴォルザーク
「真夏の夜の夢」からスケルツオ :メンデルスゾーン
歌劇「椿姫」間奏曲 :ヴェルディ
歌劇売られた花嫁」からポルカ :スメタナ
ジョージ・ウェルドン(指揮)
フィルハーモニア管
ロイヤル・マリーンズバンド
・ハンガリー詩編 :コダーイ
詩編交響曲 :ストラヴィンスキー*
イーゴリ・マルケヴィッチ(指揮)
ソビエト国立響、モスクワフィル*
アカデミーロシア合唱団
・交響曲第5番変ホ長調 :シベリウス
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管
・ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 :リムスキー=コルサコフ
ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 :スクリャービン*
ミヒャエル・ポンテイ(ピアノ)
リチャード・カップ(指揮)
ハンス・ドレヴァンツ(指揮)*
ハンブルク響
・交響曲第1番 変ホ短調 :エネスコ
ミハイ・ブラデショウ(指揮)
ジョルジュ・エネスコフィル
・弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428 :モーツァルト
弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調「狩り」K.458
バルトーク弦楽四重奏団
・ギボンズ教会音楽集 :ギボンズ
デヴィッド・ウルスタン(指揮)
オクセンフォード・クラークス
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 ベートーヴェン
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ピエール・ティボー(指揮)
パリ音楽院管弦楽団
・交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 :ベートーヴェン
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ミュンヘンフィル
1952年 ミュンヘンライヴ
(標記はバイエルン放送響で1950年録音となっている)
・交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 :ベートーヴェン
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーンフィル
1962年ザルツブルクライヴ
以上すべてLP
それぞれの盤について、いろいろな面白い発見があったりして楽しんでいた。
なぜか声楽関係が多くなった。
心が洗われるようなギボンズの聖歌集やペルゴレージのカンタータは、落ちついた深い感動に誘う名曲。
演奏も非常に良い。
ニキシュ時代のゲヴァントハウス管の副指揮者だったルーマニアの巨匠ジョルジュスクの演奏では、とりわけ直接深い親交のあったシュトラウスが緻密にして壮大、時にユーモアも感じさせる大変な名演奏。
巨大なスケールで聴かせるウエルドンの「1812年」は、グリーグの清楚な演奏で慣れ親しんでいた指揮者だけに意外な一面を感じさせるもの。
ピリピリするような緊張感に満ちたマルケヴィッチのコダーイ。
派手なファンファーレで始まるエネスコの交響曲は、若書き故のとりとめのなさが延々と続く曲。
若き日のシェリングが聴かせる瑞々しいベートーヴェンでは、冒頭木管楽器の色気あるカラフルな響きに思わず仰け反る。
カデンツァは第一楽章はヨアヒム、第2、3楽章はカール・フレッシュとの情報はあるけれど、第一楽章のヨアヒムのカデンツァは一般に弾かれているヨアヒムのものとは異なるようだ。
そして巨大な造形の中に不思議な静けさを感じさせるクナッパツブッシュの2つのエロイカ。
ミュンヘン盤はLPにはバイエルン放送響との標記があるがこれは誤り。
ウィーン盤はクナが聴衆の拍手が止む前に指揮を始めてしまっているため、冒頭の和音に拍手が被っている。
Youtubeはギボンズの「Drop,drop,slow tears」
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