ドホナーニ、ウィーンフィルとの火の鳥全曲盤
毎日最高気温は体温越え。
この一週間雨は降らず、畑はカチンカチンに固まり朝夕の水遣りは欠かせない。
ポコは連日の熱さで参っています。
本日午後に久しぶりの雨。
小一時間ほどで止んでしまい、できた水溜まりも夕方には消えていた。
そして夜遅くに再び雨。
昨日月曜朝は町内のゴミ当番。
ふだんなかなか話ができないご近所の人たち4人と、とりとめもない話をしながらの立ち会うこと30分。
ちょうどゴミ置き場の正面の水田の場所に老人介護施設が建設されることになり、造成工事が始まっている。
作業をみているうちに、先月の大雨のときに一帯が水没したことが話題になった。
こんなことは今までなかった。
最近までこのあたりは水田がかなりあったのに、ここ数年で田のほとんどが住宅地になってしまっている。今までは水田が大水のさいに貯水池の役割を果たしていて、災害にならないための緩衝地帯だったということをあらためて皆で確認。
その後午前中は定期的に通っている内科クリニックで定期健診。
先月異常が出た血液検査は今回異状なし。
来年の定演の中プロで演奏するストラヴィンスキーの「火の鳥」。
演奏するのは1919年の組曲版だけれど聴いたのは初演の際の全曲盤。
編成もでかい。
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮ウィーンフィルのDECCA盤LP.
バレエ音楽「火の鳥」(1910年 全曲版)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
録音:1979年10月 ウィーン ソフェエンザール
ドホナーニは現在齢90を超えている。
今は引退状態なのだろうか。
この「火の鳥」は、ウィーンフィル独特の柔らかな音色を活かしながら明晰にして冷静、ソツのない音楽づくり。
ドホナーニの音楽造りには時として冷たさを感じさせることもあるけれど、この演奏はウィーンフィルの暖色系の音色がうまくブレンドされて良い効果を上げている。
鈍重さを感じさせないシャープなリズム感も見事なもの。
聴いていて後半で今まで聞いたことがないトランペットの音が聞こえてきた。
最初スコアを見ながら聴いていたわけではないけれど、気になってペトルッチのサイトに古いユルゲンソン版の全曲スコアがあったので該当部分を探してみた。
不鮮明な印刷ではっきりしない部分もあるけれど、それはバンダのパートのようだ。
「火の鳥」全曲盤は、オケの別動隊としてバンダにトランペットとワーグナーチューバが使われている。
他のいくつかの全曲盤録音ではほとんどバンダパートは目立たない。
録音は初期のデジタル録音。
非常に鮮明でバンダを意識して聴いてみるとその位置関係も良くわかる。
ドホナーニの「火の鳥」全曲にはチェコフィルを指揮したライヴ録音もあり、聴き比べたくなってきた。
Youtubeはドホナーニのリハーサル
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