フルトヴェングラーのウラニアのエロイカをイタリア盤LPで聴く
残暑続く。こちらは8月盆。
金曜は雑草で荒れた畑の草刈りに、お盆の祭壇に使う竹を裏山から切り出したりしていた。
断続的にカミナリと夕立。
久しぶりの雨だった。
畑に植えたサツマイモ。
苗の合間からトマトが芽を出して実を付けている。
この場所は昨年トマトを植えていた場所。
昨年実ったトマトが地面に落ちていて発芽したらしい。
昨日は家の片付けやらお寺への付け届けにお墓の掃除など。
南海トラフ「巨大地震」注意に来るのをためらっていた下の娘は、結局友達との約束があるので来ることに。
フルトヴェングラーのエロイカ聴く。
1944年のウィーンフィルとの録音で、いわゆるウラニアのエロイカとして有名な演奏。
この演奏を始めて聴いたのは高校の時。
日本フォノグラムから千円の廉価盤で出ていたもの。
ただ演奏の凄さはわかるものの、録音が不鮮明なのでよほどの時以外は聞くこともなくなってしまった。
今回聴いたのはイタリア盤LP。
3年ほど前にハードオフに出現した大量輸入LP放出セール時に110円で購入したもの。
Super Oscarなるイタリアの廉価盤レーベル。
このレーベルからは米ユニコーン系のフルトヴェングラーのいくつかの録音が出ている。
・交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
録音 1944年12月19日/ウィーン、ムジークフェラインザール
音にはあまり期待せずに聴いてみた。
疑似ステレオなので、EQカーヴを調整しながらDENONのモノラル専用カートリッジDL102でモノラルとして視聴。
これは驚いた。
残響豊かなムジークフェラインの空間の中に、フルトヴェングラーの凄絶な演奏が見事に再現されている。
モノラルながら自分には十分な音。
試しに疑似ステレオとしても聴いてみた。
カートリッジはシュァーのMMタイプでⅤ15VX
幾分締まりは緩くなるけれど、これはこれで雰囲気のある響き。
フルトヴェングラーの音として十分感じられる。
1944年12月といえば第二次世界大戦も終盤となりドイツの敗色濃い状況下での放送用録音。
まさに鬼気迫る凄まじい演奏で、あらためてフルトヴェングラーの偉大さを実感。
Youtubeはウラニアのエロイカ
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