アルノ・ボーンカンプのサクソフォン、ケックランのオーボエ・ダ・モーレのためのソナチネのことなど
曇り、わずかに雨がぱらついたはっきりしない天気。
本日の最高気温は25度。
畑に厄介な雑草が出てきた。
その名はハマスゲ 。
最初畑の隅に出現、リュウノヒゲに似ていて外観も悪くないので放置していたら、この暑さが適していたのかどんどん増え始めた。
繁殖力は半端でなく、根を抜いてみてもわずかに地中に残った根の断片から芽を出す、というほとんどゾンビのような雑草。
サラダ菜とネギなどの種などを撒いていた部分を覆ってしまい、2週間ほどで作物類を駆逐してしまった。
ネットで検索すると根絶は難しく除草剤のPR記事ばかり。
これには弱った。
除草剤使う気はないので昨日はほぼ一日、ハマスゲを一株一株抜く作業。
この作業は寒くなるまで延々と続きそうだ。
思えば今までこんなことはなかった。
これも地球温暖化の影響なんだろうか。
オランダのサクソフォン奏者アルノ・ボーンカンプ(Arno Bornkamp)の演奏から。
BrilliantのCD2枚組で、「A Saxophone in Paris」と「Devil's Rag」として出ていた二つのアルバムをまとめたセット。
1枚目はオーケストラをバックにした演奏で、サクソフォン協奏曲の代表作、グラズノフとイベールの作品のほか、同時代のフランスの作曲家ケックランとカプレの作品を収録。
・アルトサクソフォンと弦楽のための協奏曲変ホ長調 Op.109: グラズノフ
・オーボエ・ダ・モーレのためのソナチネ第1番 Op.194-1 :ケックラン
・伝説 :カプレ
・オーボエ・ダ・モーレのためのソナチネ第2番 Op.194-2 :ケックラン
・アルトサクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲 :イベール
アルノ・ボーンカンプ(アルトサクソフォン)
イエルン・バイエリンク(指揮)
カメラータ・アムステルダム
録音 1994/1/14-17,4/4 Church in Kortenhoef (Caplet, Ibert, Koechlin)
1994/5/8 Amsterdam (Glazunov)
美しい音色と抜群の技巧、クラシカルサクソフォンの定番曲、グラズノフとイベールも見事だけれどケックランとカプレが良い。
ドビュッシーのバレエ「カンマ」やフォーレの「ペレアスとメリザンド」のオーケストレーションで知られるシャルル・ケックラン
ミステリアスな中に格調の高さも感じられる作風で好きな作曲家だ。
このケックランの2つのソナチネが非常に良い。
ケックラン独特の冷気のようなものも感じさせ、神秘的な美しさの中に軽妙な洒落っ気漂う素敵な作品。
原曲のオーボエ・ダ・モーレ版も聴いてみたくなった。
一方のアンドレ・キャプレはケックランと異なる暖色系の暖かさのある佳品。
Yotubeはボーンカンプの吹くケックランのオーボエ・ダ・モーレのためのソナチネ第1番
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