ワルター・カーロスの「スイッチト・オン。バロック」
晴れのち曇り夕方から雨。
夜遅くから雨が強くなって気温も下がってきた。
お彼岸に埼玉の娘夫婦が帰省した時に、新鮮な魚を食べさせようと隣町の清水町の鮮魚店「魚龍」に刺し身の盛り合わせを買いに行った。
この店は今や数少なった個人経営の鮮魚店。
沼津魚市場で直接セリ落とした鮮魚はスーパーのものとは一線を画す。
お店は小さいけれどご主人のキャリアは長くて、自分が小学生の時に母に連れられて本家筋の鮮魚店に行った時に若き日のご主人が鮮やかな手つきで魚をさばいていたのを今でも覚えている。
本家は昭和の時代に廃業し、分かれた「魚龍」は孤軍奮闘。
久しぶりに行くと店内の魚が少ない。
ご主人に聞くと、駿河湾の水温が高くなって地物の魚が全然取れないのだそう。
諸物価値上がりに魚不足。
今回は二千円だったけれど5年前は同じ盛りで千円だった。
すまなそうな顔を見せながら馴染みの好み(よしみ)でサービスしていただいた。
ご主人は80半ばの高齢。いつまでもお元気で頑張ってください。
「スイッチト・オン・バロック」
シンセサイザーによるプレーヤーとしての先駆けだったワルター(ウェンディ)・カーロスのアルバムから「スイッチト・オン・バロック」(正式にはThe Well-Tempered Synthesizer)
手持ちは国内初出LP.
・ステレオ テスト信号
・「オルフェオ」組曲 :モンテヴェルディ
・ソナタ ト長調 L.209
・ソナタ ニ長調 L.164 :スカルラッティ
・組曲「水上の音楽」からブーレ、エア、アレグロ・ジョコーソ
・ソナタ ヘ長調 L.430
・ソナタ ニ長調 L.456 :スカルラッティ
・ブランデンブルク協奏曲第4番 :バッハ
・「聖母マリアの夕べの祈り」から主よ、早く私を助けに
:モンテヴェルディ
ワルター・カーロス(シンセサイザー)
バッハはブランデンブルク協奏曲第4番のみで、あとはモンテヴェルディとスカルラッティにヘンデル。
いずれも比較的ポピュラーな曲によるシンセサイザー化。
最初に装置をチェックするテスト信号が入っている。
リリースされたのは1969年。
モーグシンセサイザーによる演奏で冨田勲の一連の録音はこの後。
1968年に発表された「スイッチト・オン・バッハ」でグラミー賞3部門を受賞し、センセーショナルに登場(だったらしい)したワルター・カーロス。
この「スイッチト・オン・バロック」はセカンドアルバムになる。
手持ちのLPにはグレン・グールドが長文のメッセージを寄せている。
譜面に極力忠実に再現した演奏。
冨田勲の色彩豊かなシンセサイザーのアルバムを聴いてしまうと、こちらはずいぶんと地味に聴こえる。
カラー写真とモノクロ写真ほどの差が感じられた。
耳当たりの良い音が鳴っているので、難しいことを言わず気楽に聴くには良いかもしれない。
Youtubeはモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」から
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- アブラヴァネルの白鳥の湖(2026.02.18)
- パウル・クレツキのボレロ(2026.02.17)
- ジェーン・コートランド・ウェルトン(Jane Courtland Welton 1911-2005)のブルグミュラー(2026.02.14)
- スラトキンのプロコフィエフ(2026.02.09)
- 今日は12年ぶりの大雪、ブラームスのピアノ四重奏曲シェーンベルク管弦楽編曲版のことなど(2026.02.08)




コメント