寝る前にアランのオルガン曲
晴れのち曇りの月曜日。
天気は再び下り坂。
10月に入っても気温は下がらずオフの日は半袖短パンで過ごしている。
土曜日に伊豆三津シーパラダイスに孫たちを連れていった。
1930年開業の日本で2番目に古い水族館。
幼かった娘たちを連れて以来およそ30年ぶりの訪問。
建物も施設もほとんど変わっておらず、施設の記念撮影の場所も変わらず。
30年前と同じ場所で今度は大人になった娘と孫たちとで記念写真。
キッズスペースなど新しいコーナーもできていて、ほぼ完成された形の、イルカとトドのショーは大人も楽しめるもの。
寝付きの音楽として枕元にCDラジカセを置いて静かに流している。
ずっとバッハだったのがブクステフーデのオルガン曲に変わり
その後はストラヴィンスキーの「プルチネルラ」の原曲にも使われているドミニコ・ガロのトリオソナタ集。
そして今はフランスの作曲家ジャン・アラン(1911-1940)のオルガン曲集を聴いている。
ジャン・アランはオルガニストにして作曲家。パリ音楽院に学び作曲はポール・デュカスとジャン・ロジェ=デュカスに師事、オルガンはマルセル・デュプレに学び二つとも首席で卒業している。
大変な才能の持ち主でありながら夭折。
アランの作品ではエラートのLPで聴いた「旋法的なミサ」が10分足らずの曲ながら純な美しさに魅せられた。
この曲1曲で好きになった作曲家。仏 ERATO STU 71542
アランはバイクが趣味で、第二次世界中にフランス東部で機甲師団の伝令としてバイクに乗り偵察中ドイツ軍の一団と遭遇し戦死。
名オルガニスト、マリー・クレール・アランは妹になる。
作曲家としては10年の間に残されたのは、オルガン曲やミサ曲などを中心に100曲ほど。
聴いているのはノルウェーのSimax Recordsから出ていたオルガン曲全集CD2枚組。
ジャン・アラン(1911-1940):オルガンのための作品全集
リタニア JA119(作品79)
空中庭園 JA71(作品50)
小品 JA33
幻想曲 第1番 JA72(作品51)
幻想曲 第2番 JA117(作品73)
オルガン組曲 JA69/70/82(作品48)
前奏曲とフーガ JA75/57
アンダンテ JA89bis
妄想 JA63
シトー修道会の聖体奉拳のためのコラール JA134
課題提出曲 JA37
哀歌 JA14
ドリア旋法のコラール JA67(作品47-1)
フリギア旋法のコラール JA68(作品47-2)
アリア JA138
3つの舞曲 JA120A(作品81)
モノディ JA135
昔の様式の悲歌 JA38
クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲 JA118(作品78)
賛美歌「輝く創り主」による変奏曲 JA27(作品28)
2つの世俗的前奏曲 JA64/65
アグニ・ヤヴィシュタのための2つの踊り JA77/78
ジュール・ルメートルの詩に JA62
間奏曲 JA66bis
戻らなくなった2つの音による子守歌 JA7bis(作品2)
グラーヴェ JA32
一風変わった空気 JA79
フリギア旋法のバラード JA9
終課のための後奏曲 JA29
ラーシュ・ノットゥー・ビルケラン(オルガン)
(ファーゲルボルグ教会のゴル・オルガン(2007年)
録音 2010年2月18-20日, 4月24-25,27-28日
ファーゲルボルグ教会(オスロ)
一見難解な音楽だけれど、今回は睡眠への導入として意識を集中して聴いているわけではないので、わけの分からないうちに眠気を誘うのが良い。
Youtubeはアランの「旋法的なミサ」
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