高祖父藤平の明治30年道中記
10月最初の土曜日は雨。
昨日から孫達が来ている。
木曜はオケの練習。
鈴木衛先生の指揮で「新世界より」第1、3,4楽章。
母方の高祖父小池藤平(天保7年生まれ)の道中記を見つけた。
明治30年(1897年)3月、高祖父藤平は55歳になった記念に22歳の娘のはまを連れて、三島の自宅から成田山と日光へと参詣の旅に出た。徒歩と人力鉄道、開通してまもない鉄道を乗り継いでの一ヶ月余り。
各所の名所を巡りながらの旅。
宿は知人や親戚、宿屋など。
かなり細かく自分の感想も交えて書いてあり、小田原国府津間の馬車代が36銭、横浜から品川までの汽車賃40銭。
饅頭3個で3銭など、
上野では弾痕の後も生々しい寛永寺の戦跡を見て、宮内庁所管の動物館(現在の上野動物園)では奇なる異類に感心。
新富座にて、歌舞伎を現在の芸術の域まで高めた伝説の名人九代目 市川 團十郞の演技を堪能。
新橋では食べた天麩羅飯(天丼?)は甘すぎて閉口。
江戸から明治の世となって30年、日清戦争が終わり近代化の途中の当時の社会の活気のある様子が書かれていて面白い。
皇居周辺の喧騒の描写
・・・電線は蜘蛛の糸の如く風を遮りて空に鳴り、鉄路縦横馬車轟く・・・・
まるで目の前に当時の風景が広がるようだ。
字も楷書体で読みやすく、流れるような名調子が良い感じ。
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