大分5日めは由布院
曇りのち晴れ、本日の最高気温は15℃。
日曜には最高気温25℃だったのが、秋を飛び越え12月の気温
九州5日めは由布院。
佐伯から大分経由で在来線で由布院へ。
小さな駅に降り立つと、駅の改札を出た狭い構内に中国から来た人たち多数。
外に出ると歩道からもはみ出していて尋常ではない人の数。
ちょうど特急「ゆふいんの森」が入ってきている。
どうやらこの列車の乗客のようだ。
雨がポツリポツリと降ってきた。
大きな荷物を持っているので、まずコインロッカーを探す。
駅のコインロッカーはみな1200円、高い!
道路を挟んだ土産物店に荷物預かりがあるようなので、行ってみると店内のコインロッカーを案内された。こちらは500円。
この店で小さな折りたたみ傘を買う。
日曜日、道路は渋滞していて、歩道は東洋系の外国の人たちが大勢歩いている。
外観ではわからぬけれど、ほとんど日本語は聞こえてこない。
そのままメインの通りを歩くのは気が進まず、タクシーに乗り街中の喧騒を離れて「空想の森 アルテジオ」に行く。
こは由布院郊外、森の中にある音楽に特化した美術館。
中に入るとベートーヴェン像が迎えてくれた。
ベン・シャーン、アンディ・ウォーホルの作品やストラヴィンスキーの肖像など。
作品数はさほど多くはないけれど、館内には静かにバッハが流れて落ち着いた雰囲気。
美術書がたくさん並んだ図書室には誰もおらず、ソファに座ったままウトウトと寝入ってしまった。
近くにはモーツァルトのト短調交響曲第3楽章をあしらったオブジェ。
美術館は人がいなかったけれど、隣のレストランは満席の盛況。
ここでイベリコ豚のハンバーグに、カボスのジンジャーエールの昼食。
外に出て金鱗湖に向かう。
由布院は盆地の里。
坂道を下りながら雨の中歩くことおよそ20分。
ようやく見えた金鱗湖は雨の中。
紅葉は始まったばかり。
人があまりにも多いので、メインストリートを避けて小さな横道に入ったら迷ってしまい、スマホのナビを使って今日の宿に向かう。
途中、小さな橋の分かれ道でどちらに行こうかと迷った時、はて、この景色はいつか夢の中で見たような・・・
これをデジャヴというのかな。
駅近くの小さな宿は受付が無人。
多少戸惑いながらQRコードで決裁を済ます。
後ろには韓国から来たらしきカップルが順番を待っていた。
部屋に入り、着替えて屋上にある野外露天風呂へ。
小さな温泉だけれど自分ひとりの貸し切り状態。
雨が降る中浴槽に浸ると、細かな雨に煙る由布岳山頂が真正面に見えた。
山腹のほとんどが霧に隠れ、巨大な山頂だけが見えている。
まるで北斎の水墨画のような趣だ。
撮影はできなかったけれど、この景色は忘れられないだろうな。
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