本日の練習、火の鳥とシベ5の初見大会
乾燥した晴天が続く。午後に僅かに雨。
毎週木曜のオケの練習が今週は変則的に水曜日。
今回は来年の定期演奏会に向けての初練習。
場所は市民文化センター小ホール
ストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」(1919年版)に、シベリウスの交響曲第5番の初見大会。
「火の鳥」は1997年の定演で演奏している。
30年近く前のことで、その頃のメンバーはほとんど残っていない。
譜面を見ても30代の自分の記憶が蘇ることはなく悪戦苦闘。
シベリウスは2009年の交響曲第2番以来15年ぶり。
この交響曲第5番は、20数年前に40代の若さで逝った親友だったK君が好きだった曲。
奇しくもK君の弟が、今は沼響で自分と一緒にホルンを吹いている。
K君が好きだったことを彼の弟に話したところ驚いて「実は私もシベリウスではこの曲が一番好きなんです。良い話を聞きました」と。
シベリウスは好きな作曲家で、かつては交響曲第2番が演奏されるコンサートには頻繁に出かけていて、シベリウスのスペシャリストだったの渡邉暁雄さんの演奏は何回も聴きに行っていた。
ただ第2番は幾分食傷気味になってしまって、今は第一楽章冒頭の神秘的なホルン四重奏や、第三楽章の白鳥を表現したホルンの動きなど、ホルンが活躍する第5番が一番好きだ。
昨晩も吹いていて、聴くだけではわからなかった何層にも重なるホルンの響きの美しさに、この曲の魅力を肌で体感。
来年の定演は、前プロにドビュッシー(1862 – 1918)の曲も内定している。
ドビュッシーとストラヴィンスキーは「火の鳥」の初演時に初めて会い、ストラヴィンスキーはドビュッシーに「火の鳥」のスコアを贈呈している。
シベリウスの交響曲第5番の最終改訂版は、今回演奏する1919年版「火の鳥」と同じ1919年に完成、初演。
ドビュッシー、ストラヴィンスキー(1882- 1971)そしてシベリウス(1865-1957)と、ほぼ同時代の作曲家が並ぶセンスの良いプログラミングになった。
Youtubeはパーヴォ・ヤルヴィ指揮ベルリンフィルのシベリウス、交響曲第5番フィナーレ
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