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2024年12月22日 (日)

ジェマル・ダルガトのプロコフィエフとフランク

畑のレモン。


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去年の今頃には盛んに実を付けていたのが、夏ごろに突然枯れてしまった。
猛暑のためだろうか。


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枯れた木は幹から切ってしまったけれど、1本だけ残しておいた枝にレモンの実がなっていた。

なんとか復活して再びたくさん実を付けて欲しいもの。

 

こちらの画像は2年前の畑のレモン。


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旧ソ連の指揮者だったジェマル・ダルガットのプロコフィエフとフランクをメロディアのLPで聴く。

昨年近隣のブックオフで500円で入手。


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・シンフォニエッタ    :プロコフィエフ
・交響詩「プシシェ」   :フランク

 ジェマル・ダルガト(指揮)
 モスクワ放送交響楽団
  
Dzhemal Dalgat(1920-1991)は現在のロシア連邦内ダゲスタン共和国生まれ。
ダゲスタンは、カスピ海に面したコーカサス地方の小さな国。


モスクワ音楽院で作曲をミヤスコフスキーに、指揮をイリヤ・ムーシンとボリス・ハイキンに学んでいる。

主にバレエ畑で活躍した人らしい。

レニングラード音楽院の指揮科教授の地位にもあった。

自宅アパートの火災により死去。

 

ロシア版のwikiによると勲章を沢山もらっているので、それなりにロシア音楽界の重鎮だったのだろう。

レコーディングは少なくて、大きなものはこの盤のほかはプロコフィエフの歌劇「三つのオレンジへの恋」の全曲盤録音がある程度。
この録音は初の全曲録音として国内盤LPも出ていた。

自分の若い頃に、メロディアの外盤をたくさん扱っていた神保町の新世界レコード社にメロディア盤の全曲録音があって、この盤で初めて知った指揮者。

 

そしてこの演奏。

アンサンブルをきちんと整理しつつ、劇場的な山場の積み上げが見事。

オケがべらぼうにうまいので、非常に聴き映えのする演奏に仕上がっていた。

 

良い意味での職人気質の指揮者だったようだ。

 

Youtubeはダルガト指揮のプロコフィエフ、歌劇「3つのオレンジへの恋」から第2幕第2場のシーン

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コメント

神保町の新世界レコード...懐かしいですね。なんか、当時にしては安かったので、独特の箱のにおいのするバッハのヴァイオリン・ソナタを購入した覚えがあります。店主がやはり、ソ連とパイプがあったみたいで、シェバノワがショパン・コンクール入賞後に来日公演を行った際、狸穴のソ連大使館内で
演奏会を行った招待券をもらって、大使館にのりこんだ記憶があります。何か、丁度大韓航空機撃墜事件の後で、右翼の街宣がうるさかったです。

投稿: 山森壽夫 | 2024年12月25日 (水) 20時18分

新世界レコードは、ロシアの未知の作曲家や珍しい曲のレコードがたくさんあって、独特の雰囲気がありましたよね。

そのうちだんだんと足が遠のいてしまいました。

投稿: 山本晴望 | 2024年12月27日 (金) 13時53分

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