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2025年1月に作成された記事

2025年1月31日 (金)

本日の練習、岡崎先生の指揮でシベリウス

本日の最低気温0℃。

風が強いので体感温度はもっと低い。

ここ数年深夜になると目が冴えて、眠る時間がずるずると遅くなって慢性的な睡眠不足。

寝付くのがどんなに遅くても朝はぴったり6時に起床。

昨晩は久しぶりのオケの練習。

 

年が明けて自分の体調が万全でなく、インフルエンザに罹ったり、自分が解説をしているクラシックレコードコンサートとオケの練習が重なったりで、自分にとってオケの初練習になってしまった。

 

岡崎広樹先生の指揮でシベリウス。


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交響曲第5番の第2楽章と第3楽章。

 

弦楽器の細かな動きが難しい。
第3楽章のセカンドヴァイオリンは8つの声部に別れている。


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シベリウスの、特に中期以降の曲はドイツ・オーストリア系の曲とは異なった独特の語法。

皆戸惑い気味だけれど、練習を重ねてくると徐々に面白さがわかってくると思う。

 

今回はドビュッシー、ストラヴィンスキーにシベリウス。
全て20世紀の作品

 

久しぶりの合奏で疲れたけれど楽しいな。

 

Youtubeはカリーナ・カネラキス指揮ロンドンフィルのシベリウス第5番、第3楽章

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2025年1月28日 (火)

秋山和慶、札響とのシベリウス

昨晩遅くからの雨は朝には上がり、今日は一日穏やかな良い天気。

夜から強風。

昨晩、真夜中に突然スマホが鳴った。

ナンバーを見ると知らない番号。

一般的な番号なので詐欺電話でもなさそう。

しばらく鳴るがままにしていたら、メッセージ録音機能に切り替わった。
知らない若い女性の興奮気味の声が出たのでそのまま切った。

時計を見ると午前2時過ぎ、外は雨。

 

 

秋山和慶さんが亡くなった。

先日の引退の報に驚いたばかり。

大晦日まで元気に活躍されていたこともありあまりの突然のこと、悲しい。

 

今日は氏が首席指揮者をされていた札幌交響楽団のシベリウスを聴いた。

北海道のローカルレーベルFANDANGOが出していたCDで、大阪シンフォニーホールでのライヴ。


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・交響曲第2番 ニ長調   :シベリウス

 秋山和慶(指揮)
 札幌交響楽団
  
  録音 1990年3月30日
     大阪シンフォニーホール、ライヴ

札響は北海道にいた学生時代によく聴いた。

岩城宏之さんが音楽監督の時代で、札響が大きく飛躍した時期だった。

当時岩城さんは、札響を日本のクリーヴランド管にするとおっしゃっていた。

 

 

今の札響の充実ぶりからも、それはある程度実現できたと思う。

その頃札響に客演したジャン・バティスト・マリが指揮したラヴェルの美しさ、来演するはずだった名匠オッテルローが交通事故で急死して聴くことができなかった、ことなども思い出した。

 

当時実際に聴いた岩城さんと札響のライヴはCDにもなっている。


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8年ほど前に自分が4週間余り入院することになり、この時病床でも音楽が聞けるようにとポータブルCDプレーヤーと10枚ほどのCDを病室に持ち込んだ。

この秋山さんのシベリウスも選んだ10枚のうちの1枚。

 

北欧の白夜を連想させるような、清らかで透明な札響独特の響きはシベリウスにぴったり。。

 

幾分遅めのテンポの中、過度な情に溺れず毅然と美しく歌い上げていくシベリウス。

低音部の充実した響きの中で、第三楽章から第四楽章になだれ込む部分の絶妙なテンポの変化など聴いていて実にうまいなぁ・・・と思う。

 

フィナーレの主題が再現して、大きなカーヴを描きながら最後の輝かしいコラールにまで上り詰めていくところなども感動的で、壮大に鳴り切ったブラス群の響きを聴いているうちに涙が出そうになってきた。

 

心からご冥福をお祈りいたします。

 

*来週札響が東京に来て伊福部昭とシベリウスの交響曲第2番を演奏する。
指揮は広上淳一。


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久しぶりに札響を聴いてみようか・・・・

 

Youtubeは秋山和慶のシベリウス、「フィンランディア」

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2025年1月26日 (日)

クラシック・レコードコンサートはアラウの「熱情」にクレーメルのモーツァルト

1月最後の日曜日。

インフルエンザも癒えて今週は火曜日から出勤。

昨日は畑のネーブルを収穫していた。


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今年は柑橘系の当たり年で、蜜柑の古木も沢山実を付けた。

蜜柑は甘い果実が実ったけれどほとんどカメムシにやられてしまった。

 

幸いネーブルはカメムシのシーズンからずれていたので無事。

今年は例年に比べ小粒なのは天候不順が原因か。

 

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金曜日はクラシックレコードコンサートの解説。

この催しも今年で42年目。


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今回はベートーヴェン中期の作品を中心に、「熱情」ソナタと「運命」を中心に、そのほかモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」など。


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最初に今年生誕200年のヨハン・シュトラウス2世の作品を2曲。


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オケはウィーンフィルに統一して、古典派の音楽とウィーンフィルの個性についてのお話をさせていただいた。

 

曲がポピュラーだったので補助席が出るほどの盛況だった。

質問も沢山出た。


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モーツァルトはクレーメルの最初の全集から第5番を紹介。

自作のカデンツァをはじめ、独特の装飾音を加えたかなり個性的な演奏。

アルノンクールの伴奏はオケをかなり刈り込んでいて、時としてカルテットのような瞬間も。

 

「熱情ソナタ」はクラウディオ・アラウの演奏。

安定した中に巨匠の風格漂う正統派のベートーヴェン。

アラウは自分が今まで実演に接した中で最大のピアニストだった。

 

インフルエンザが完治して良かった・・・・・

無事に終わってほっとした。

今回は沼響の練習と重なってしまいました。

 

Youtubeはアラウのベートーヴェン、サヴァリッッシュ指揮N響でピアノ協奏曲第5番「皇帝」

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2025年1月23日 (木)

指揮者の秋山和慶さんのことなど

今週は暖かな日が続く。
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庭の南天は今が盛り。


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鮮やかな赤玉と黄色い球の2種類の実。


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指揮者の秋山和慶さん引退とのこと。

今月の転倒による負傷が元だという。

氏は、40年前の沼津市民文化センターの杮落しの時にN響を率いて来演。

最初の曲のスメタナの歌劇「売られた花嫁」序曲の快演は今でもよく覚えている。

その後音楽監督だったバンクーバー響と再び沼津に来て、幻想交響曲と「海」を演奏してくれた。

卓越したバトンテクニックで、高い音楽性、冷静にして端正な音楽造りが印象に残っている。

録音は教材用の録音も含めると膨大な数の録音が残されているけれど、サイトウキネンオーケストラの母体となった1984年、桐朋メモリアルオーケストラでのモーツァルトのK.136の演奏が最も印象深い。


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美しく澱みなく流れる本当に素晴らしいモーツァルトだった。

昨年、指揮者生活60年を迎え、これからも益々活躍すると思っていただけに悲しい。

一昨年に外山雄三が逝き小澤征爾既に亡く、自分が若い頃から聴き親しんだ指揮者たちが次々といなくなっていく。

一日も早いご快癒をお祈りします。

Youtubeはニューヨーク、国連会議場で東京交響楽団を指揮する秋山和慶、

 

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2025年1月21日 (火)

メニューインとシュナイダーハンのモーツァルト

大寒の月曜日は朝まで雨が残り、日中は初春のような暖かさだった。

庭の白梅が少しずつ咲き始めた。


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今年は例年に比べ遅いようだ。


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もう一枚は3年前の白梅。

インフルエンザの症状はようやく落ち着いた。

 

先週からの一週間はコンサートの予定をふたつ入れてあった。

一つは隣町長泉町での青柳いずみこさんのコンサート。

クープランで始まるフランス音楽を中心とした魅力的なプログラム。
しかも入場無料。

 

そして昨日月曜日は、昨年の沼響の第40回定期演奏会の「シンフォニア・タプカーラ」をはじめ沼津市制百周年の「第九」など、長いあいだ沼響を指揮していただいた喜古恵里香先生のコンサート


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東京交響楽団を指揮してのマーラーの「巨人」。

前プロは大谷康子さんのソロで、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番というもの。

ふたつとも非常に楽しみにしていたコンサートだった。

結局両方とも行くことができなかった。

 

昨日は行くかどうか最後まで迷っていた。

翌日に仕事の復帰を控え、水曜には大切な来客もあり、しかも金曜日には市民文化センター主催のクラシックレコードコンサートの解説が控えている中で、結局、体調管理を最優先として、ゆっくり体調を整える方を選んだ。

若い頃には苦も無く強行したであろうスケジュール。

やはり年だな。

昨日は家で、東響のコンサートの前プロだったモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番を聴いていた。

ウオルフガング・シュナイダーハンとメニューインのヴァイオリン。

 

2つとも国内盤LPで廉価版として出ていた古い演奏。

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・ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』

 ウオルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
 北ドイツ放送交響楽団

    録音 1960年


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 ユーディ・メニューイン(ヴァイオリンと指揮)
 バース音楽祭管弦楽団

   録音1961年

 

シュナイダーハンはこの曲を1967年の全集録音を含めて、4種のスタジオ録音を残している。ほかにライヴ録音もいくつかあるようだ。
1960年録音は2回目の録音で、ヨアヒムのカデンツァを採用。

メニューインの録音は、全7曲の番号付きのヴァイオリン協奏曲に加えて、協奏交響曲にK.190の2つのヴァイオリンのための協奏曲と偽作の「アデライーデ協奏曲」を含む珍しい全集。

こちらは4年前にも聴いていた

 

2つの演奏を聴き比べてると、同じ時期の録音ながらだいぶ印象が異なる。

シュナイダーハンには練れた落ち着きと風格が感じられ、すっきり格調高く流した趣。

これはイッセルシュテットの伴奏の影響が大きいと思う。

メニューインはヴィヴィッドな勢いの感じられる演奏。

4年前に聴いた印象とだいぶ違っていた。
トロンとした、いく分甘いメニューインのヴァイオリンにロマンティックなテイスト。

シュナーダーハンの演奏に比べると、テクニックに幾分安定を欠く。

なおカデンツァはメニューイン独自のもの。

 

Youtubeはシュナイダーハンの弾くモーツァルト、K.219のコンチェルト。シューリヒト指揮の1960年ライヴ。名演です。

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2025年1月17日 (金)

19年ぶりのインフルエンザ

暮れから咳が止まらず、いつになく長い風邪の症状に苦しんでいたらにいきなり39度の発熱。

近くのクリニックでの診察の結果インフルエンザA型とのこと。

自分としては2006年1月以来19年ぶりのインフルエンザ罹患

このときはワクチンを打っていなかったので非常に辛かった。

この翌年からインフルエンザワクチンは必ず接種することにしました。

 

今は抗ウイルス薬が何種類か出ているようで、クリニックでどのタイプにしますか?と聞かれたので吸入タイプのイナビルにしました。
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熱は一気に下がり咳も止まりましたが、お腹の具合がいまいち。

この薬の副作用のようです。

こんなわけでここ数日音楽は聴いていません。
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月曜日に行くつもりだった、青柳いずみこさんのコンサートも行けませんでした。

 

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2025年1月12日 (日)

アーヴィングのチャイコフスキー、ピアノ協奏曲第3番のことなど

薄曇りの日曜日。

本日地元のどんど焼きがあり、朝には正月飾りと古いしめ縄を公会堂に持って行った。

この時、空から雨がポツリポツリ。

昨日は家内の実家に寄り妻の両親にご挨拶。

夕食は皆で沼津丼丸のテイクアウト。

自分はオホーツク丼。
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大きな海老とイクラとウニも入って税込み550円。

 

イギリスの指揮者ロバート・アーヴィングの指揮でチャイコフスキー、グラズノフにグリンカの曲。米KAPPのLPで。


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・ピアノ協奏曲第3番からアレグロ・ブリランテ :チャイコフスキー*
・バレェ「ライモンダ」からパ・ド・ドウ    :グラズノフ
・歌劇「ルスランとリュドミュラ」からパ・ド・トロイス :グリンカ

   ロバート・アーヴィング(指揮)
   ニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団
   サイモン・サドフ(ピアノ)*

30年の長きに渡って、名振付師バランシン率いるニューヨーク・シティ・バレエ団の音楽監督だったアーヴィング。

アーヴィングの残された録音はほぼバレエ曲に限定されているけれど、どれもリズムの切れ味鋭くオケを効果的に鳴らした快演ばかり。

アーヴィングの演奏は見つけたらゲットすることにしている。

 

デジタル録音として残された、ストラヴィンスキーやチャイコフスキーの作品を集めた「バランシンアルバム」(米Nonsuch)が代表作だろう。
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この3曲もバランシンがバレエの演目として取り上げた曲だと思う。

ピアニストのサイモン・サドフ(Simon Sadoff)についてはよくわからない。

海外のサイトではバランシンの上演記録の中によく出てくるので、ニューヨーク・シティ・バレエの専属ピアニストだったのかもしれない。

 

チャイコフスキーの曲は未完のピアノ協奏曲の完成された第1楽章で、作曲者の死後、遺作として出版された作品。

この曲はもともと交響曲として着想されながら、途中でピアノ協奏曲に予定変更。

結局、作曲は遅々として進まず第1楽章のみが完成された形で残された。


チャイコフスキーの死後、弟子のタネーエフが、残されたスケッチから「アンダンテとフィナーレ」という形で再構成し全3楽章のピアノ協奏曲として完成させている。


録音もギレリスその他何枚か出ている。

後に旧ソ連の作曲家ボガチレフが、そのタネーエフの手が入ったピアノ協奏曲第3番を交響曲に編曲し、第3楽章にチャイコフスキーのピアノ曲「18の小品」のオケ編曲を第3楽章のスケルツォ楽章として加え、全4楽章の交響曲として交響曲第7番として発表した。

いわばチャイコフスキーの未完の作品の編曲を、そのまた別人が編曲したというもの。

 

さらにロシアの作曲家ピョートル・クリモフが、タネーエフ版のピアノ協奏曲第3番を再編して、3つの楽章の交響曲としてあらたに発表したので、話が複雑になってしまった。

一時期このクリモフによる曲が「未完成交響曲『ジーズニ』」として、あたかもチャイコフキーの新しい幻の交響曲であるかのように発表された。


テレビでドキュメンタリー番組も放送され、かなり派手にPRされて日本国内で演奏された。

自分の聴いた印象では、1950年代に発表されたボガチレフ編の3つの楽章との違いはほとんどなかったように記憶している。

 

話は戻してこのアーヴィングの演奏。

この3曲ではピアノが達者なので、チャイコフスキーが一番楽しめた。

アーヴィングの指揮もソロにピタリと付けた練達の伴奏ぶり。

グラズノフとグリンカは演奏は良いけれど、バレエ無しの音だけでは曲のつまらなさは如何ともしがたい。

EQカーヴはAESで聴いた。

優秀なステレオ録音。

 

Youtubeはアーヴィング指揮コープランドのロデオ

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2025年1月10日 (金)

ドラティ、ハイドン初期の交響曲

寒さ厳しく、風が強く体感温度はさらに低く、外出時のスマートウォッチには体感気温5℃の表示。


今朝、水道の水が凍っていた。今日の最高気温は9℃。


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本日大平地区からの富士山。

 

ハイドン初期の交響曲を聴く。

ハンガリーの名指揮者アンタル・ドラティによる、史上初のハイドン交響曲全集中から。
手持ちは全集のCDとLPではいくつかのセットものを所有。

今回はDECCAの全集セットから初期の19曲を集めたセット。

 

この中から第1番と第2番を聴いた。
EQカーヴはffrrr。


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・交響曲第1番 ニ長調 Hob.I-1
・交響曲第2番 ハ長調 Hob.I-2

  アンタル・ドラティ(指揮)
  フィルハーモニア・フンガリカ

  録音 1972年 ドイツ、マール、聖ボニファティウス教会

ブライトコップ社によるハイドンの交響曲が104番まで、というハイドンの交響曲の番号付けが一般に知られているけれど、実際にはもっと多かったというのは常識。

第1番と第2番のいずれも弦楽に2本ずつのオーボエとホルンという編成。

譜面では低音部にファゴットを重ねチェンバロも加えている。

なおドラティの演奏では1番のチェンバロは聞こえない。

これらは当時ハイドンが仕えていたエステルハージ侯のオーケストラの編成なのだろう。

特に初期の交響曲でホルンがことさら活躍するのは、ホルンに名人がいたのだろうか。

第5番のホルンパートなど相当な難曲で、ほとんどコンチェルト級の名人芸が要求されるもの。

譜面はシンプルだけれど、多彩で充実した響きで聞こえるのがハイドンの名人芸。

洗練された音楽運びの中で、狩猟ホルン風のホルンが活躍する第1番が楽しい。

 

5年前にも同じ盤を聴いていた。

 

Youtubeはマックス・ゴーバーマン指揮のハイドン、交響曲第5番。ゴーバーマンは史上初のハイドンの交響曲全集録音に挑んだが志半ばの51才で急逝。

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2025年1月 7日 (火)

今年の音盤初買いはASディスクのリヒテル

昨日は久しぶりにまとまった雨。

明けて本日再び良い天気。

今日の朝は数日前に比べ暖かだった。

午後から冷たく強い風が吹き寒波到来の気配。


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通勤の駐車場からオフィスへ向かう途中に新しい市民体育館がある。

1階の多くは武道場になっていて、ほとんどガラス張り。

通勤の行き返りに、トレーニングしている人たちの姿が良く見える。

合気道、空手、柔道に弓道など。

 

中でも夜に外が暗くなってから、表通りに面した弓道場で弓を射る人たちの姿が美しい。


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しばし歩みを止めて見入ってしまうほど。

今朝は杖術を独習しているご老人の姿を見かけた。

 

昨日外出したついでにブックオフに寄ってみた。

ブックオフのCDの値付けは高いので、時々の550円以下5枚以上買うと50%オフ半額セールか、よほどレアだと思うCDしか買うことはない。

 

単行本や文庫本を見た後CDコーナーに場所を移すと、管楽器のアンサンブルやソロのCDが多かった。

吹奏楽関係者の放出だろうか。

結局、550円以下のコーナーからASディスクでリヒテルのCDを3枚。

 

ASディスクはイタリアのレーベルで、90年代に名演奏たちの出所不明のライヴCDを出していた。

このシリーズでカンテルリのライヴを集中的に集めていたけれど、30年近くが経過してもう再生できないCDが出始めている。


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1枚はリヒテル得意のシューマン、交響的練習曲とトッカータに幻想小曲集抜粋。


そしてプロコフィエフのピアノソナタ第2番とスクリャービンのピアノソナタ第9番に、ドビュッシーの前奏曲集第2巻。


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もう一枚はプーランクの「オーバード」をパイヤールの指揮で、こちらはドビュッシーの前奏曲集第1巻抜粋とのカプリング。


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いずれも1960年代半ばのブタペストやロンドンでのライヴ。

おそらく今はBOXセットなどでもっと良い状態のCDが出ているとは思う。

 

Youtubeはリヒテルの弾くラフマニノフ、ライヴで2曲

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2025年1月 5日 (日)

祭のあと.・・・・・アンセルメのプロコフィエフ「アラとロリー」

令和7年が明けて、早くも最初の土曜は初仕事。

 

3日の夜は、娘たちの家族や弟夫婦を交えて十数人での宴会。

いつもと違う雰囲気に幼い孫たちは大はしゃぎ。

 

土曜の夜は、市内の鰻屋で夕食のあと自宅で婿殿二人が持ってきた酒で飲み明かした。

熊本県内限定の球磨焼酎「火の香」に、アイラモルトのボウモアとスモークヘッド。

そして私は養命酒酒造のクラフトジン「雫の香」

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明けて今日は、つきたて餅でからみ餅。

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暮れから来ていた、娘たち家族と孫たちはそれぞれの場所に帰っていった。

 

祭のあとの寂しさ・・・・・

 

年末年始は孫達の世話などで音楽はほとんど聴いていない。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは録画だけしておいた。

 

初聴きはアンセルメのプロコフィエフを国内盤LPで。

 

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・スキタイ組曲「アラとロリー」 Op.20
・交響組曲「道楽むすこ」       :以上プロコフィエフ

 エルネスト・アンセルメ(指揮)
 スイスロマンド管弦楽団

  録音 1961年11月1日、5日&7日 
     ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール

明るくも軽いプロコフィエフ。

その分パンチに欠けるしオケの性能も不確かだ。

「アラとロリー」が標準よりも遅めのテンポなのは、オケのレベルに合わせたのだろうか。

演奏の出来としては、軽さが飄々とした雰囲気が漂う「道楽むすこ」の方が良いと思う。

 

Youtubeはゲルギエフ指揮のスキタイ組曲

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2025年1月 1日 (水)

明けましておめでとうございます。ケンプのシューマン、クライスレリアーナ

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

晴れて穏やかな元日です。


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近くの楊原神社と吉田神社に初詣。

引いた御神籤は大吉だった。


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その後孫たちを連れて牛臥山公園へ。


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風もなく静かな海、そして象山もよく見えた。


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昨日の大晦日、紅白は最初のあたりを見ただけ。

外に出てみたら、満点の星。

裏山にイノシシが出ていて、自分の気配に驚いてグァハー!と吠えて裏山の斜面を凄い勢いで登っていった。

 

 

2024年の最後に何を聴こうかと迷って、たまたまレコード棚で目に付いたケンプのシューマンを聴く。

 

独逸グラモフォンのLPで「クライスレリアーナ」と「交響的練習曲」のカップリング


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・交響的練習曲 Op.13
・クライスレリアーナ Op.16

 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

  録音 1972年

ケンプ70代後半の再録音。


木訥ながら淡々と諭すように進めるシューマン。

聴いていてじわりと心に響く老匠の味わい。

 

Youtubeはケンプの「テンペスト」

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