ドラティ、ハイドン初期の交響曲
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今朝、水道の水が凍っていた。今日の最高気温は9℃。
本日大平地区からの富士山。
ハイドン初期の交響曲を聴く。
ハンガリーの名指揮者アンタル・ドラティによる、史上初のハイドン交響曲全集中から。
手持ちは全集のCDとLPではいくつかのセットものを所有。
今回はDECCAの全集セットから初期の19曲を集めたセット。
この中から第1番と第2番を聴いた。
EQカーヴはffrrr。
・交響曲第1番 ニ長調 Hob.I-1
・交響曲第2番 ハ長調 Hob.I-2
アンタル・ドラティ(指揮)
フィルハーモニア・フンガリカ
録音 1972年 ドイツ、マール、聖ボニファティウス教会
ブライトコップ社によるハイドンの交響曲が104番まで、というハイドンの交響曲の番号付けが一般に知られているけれど、実際にはもっと多かったというのは常識。
第1番と第2番のいずれも弦楽に2本ずつのオーボエとホルンという編成。
譜面では低音部にファゴットを重ねチェンバロも加えている。
なおドラティの演奏では1番のチェンバロは聞こえない。
これらは当時ハイドンが仕えていたエステルハージ侯のオーケストラの編成なのだろう。
特に初期の交響曲でホルンがことさら活躍するのは、ホルンに名人がいたのだろうか。
第5番のホルンパートなど相当な難曲で、ほとんどコンチェルト級の名人芸が要求されるもの。
譜面はシンプルだけれど、多彩で充実した響きで聞こえるのがハイドンの名人芸。
洗練された音楽運びの中で、狩猟ホルン風のホルンが活躍する第1番が楽しい。
5年前にも同じ盤を聴いていた。
Youtubeはマックス・ゴーバーマン指揮のハイドン、交響曲第5番。ゴーバーマンは史上初のハイドンの交響曲全集録音に挑んだが志半ばの51才で急逝。
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