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2025年2月に作成された記事

2025年2月28日 (金)

本日の練習、本番を指揮していただく松川 智哉先生の指揮でシベリウスとストラヴィンスキー

2月最後の一日は4月なみの暖かさ。


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庭にある数種類の色の花を咲かせる遅咲きの梅「おもいのまま」がようやく咲いた。

 

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紅、白、絞りの3色。

家の敷地にあったNTTの電柱の移設は2日で終わらず、古い電柱の支線の基礎が地中深くに入り込んでいて意外と苦戦。

 

木曜日はオーケストラ。


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今回の定期演奏会を指揮していただく松川智哉先生の指揮で、シベリウスの交響曲第5番と火の鳥。

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松川先生とは3年前のハロウィンコンサート以来。

シベリウスでは、この曲特有のテヌートの多さや譜面の不正確なことなどのお話など。

 

とにかく2曲とも難曲です。

 

Youtubeはピエール・ブーレーズ指揮パリ管の「火の鳥」

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2025年2月26日 (水)

ワルター・ホーリーのテレマン、トランペット協奏曲

寒さも和らぎあちらこちらで梅の開花。


朝、ポコの散歩をしていたら隣に住む90近いおじいさんが畑作業中。


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挨拶したらキャベツをくださった。

気候不順で今年は野菜が不作。

自分の畑もトマト、ブロッコリーなど例年に比べ低調。

いただいたキャベツは小さかったけれど、今は高値なのでありがたい。

 

ドイツのトランペット奏者ワルター・ホーリー(Walter Holy 1921-2006)のテレマンその他のコンチェルト。
米マーキューリーのLPで、先日新宿ディスクユニオンで見つけたもの。


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・6本のトランペットと2台のチェンバロのための協奏曲 ニ長調  :ステルツェル
・トランペット協奏曲 ニ長調  :レオポルド・モーツァルト
・トランペット協奏曲 ニ長調  :テレマン
・トランペットと3本のオーボエのための協奏曲 ニ長調  :テレマン

 ワルター・ホーリー(トランペット)ほか
 G.シュタイルネルト、H.G.ラスト、ウイリー・シェネル(オーボエ)
 マンフレッド・フーグ、マルティン・ガリング(チェンバロ)
 イエルグ・フェルバー(指揮)
 ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団

 

J.フェルバーとM.ガリングはVOX系のレーベルに60年代に多くの録音を残している。

ジャケットの体裁から購入したときにてっきりVOXあたりの廉価盤と思っていたら、マーキュリーのリビングプレゼンスシリーズの盤だったので驚き。

トランペットのワルター・ホーリーはケルン放送響のトランペット奏者。
バロックトランペットのパイオニアとして知られた名手だ。


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輝かしさよりもメロウな音色で聴かせるトランペット。

聴いた感じではバロックトランペットではなく、通常の楽器で演奏しているようだ。

とにかく安かったので購入したLPだけれど、バランスの良い鮮明な録音が嬉しい。

演奏も良く意外な掘り出し物。

 

Youtubeは名手ホーカン・ハーデルベルガーが吹く、テレマンのトランペット協奏曲

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2025年2月24日 (月)

井上道義のハイドン、オラトリオ「四季」

この連休に娘と孫達が帰省、今日は連休最終日。

孫たちと日本で二番目に古い水族館、伊豆・三津シーパラダイスに行っていた。

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デッキからの淡島遠景。
富士山は半分雲に隠れている。

 

井上道義のハイドン、オラトリオ「四季」から


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・オラトリオ「四季」より
 

 豊田喜代美(ソプラノ)
 佐々木正利(テノール)
 高橋啓三(バリトン)  
 井上道義(指揮)
 ジュネスミュジカル・オーケストラ、合唱団

   録音 1980年7月6日 NHKホール(ライヴ)

2001年7月8日の「第74回 青少年音楽祭」を最後に活動を停止した、ユネスコ傘下の青少年音楽日本連合(JMJ)は、東京近郊の大学生や30歳以下の社会人のアマチュア音楽家を集めて年2回演奏会を開いていた。


内容はオーケストラ、マンドリンオーケストラ、合唱団の3つの団体でその都度オーディションでメンバーが選ばれていた。

指揮者やソロ演奏家は国内の一流演奏家が参加している。

 

JMJはユネスコ関係の国際的な団体で、各国で同じようなオケが組織されたり、諸外国からメンバーを選抜して演奏もしていた。

日本でもジュネスの国際オケが来演して、セルジュ・ボドが指揮してテレビ中継やFMでも放送もされている。
この時の「ローマの松」は非常な名演で、今でもエアチェックしたカセットテープを持っている。


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かつてコンサートホールレーベルから発売されていた、ワルター・ジュスキント指揮のドヴォルザークの交響曲第8番も、この関係団体ではなかろうか。

 

そして井上道義の「四季」

1980年の記録で、オケ単独としては、武満徹の「グリーン」とプロコフィエフ「ロメオとジュリエット」抜粋が演奏されている。

手持ちはこの際作成されたLPで関係者に配布されたものらしい。

 

中古で入手、本来は2枚組のはずが「四季」の1枚しか入っていなかった。

ソリストは当時の第一線で活躍していた歌手たち。

1980年の井上道義はニュージーランド国立響の音楽監督で、国内での活躍の場を広げつつある時期だった。

 

この演奏は、オケのウォームな響きとソリストの優秀さが印象に残る。

若々しくも情熱的な井上の指揮に応えるオケと合唱団の心意気が直に伝わってくる、聴いた後に爽やかな印象の残る演奏。

 

Youtubeは井上道義の伊福部昭、「日本組曲」から。オケは千葉県青少年オーケストラ

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2025年2月22日 (土)

オーマンディのレスピーギ、組曲「鳥」

2月最後の土曜日。


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本日快晴、夕刻狩野川河川敷からの富士山。

 

今日はレスピーキの組曲「鳥」をオーマンディの指揮で。


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・組曲「鳥」

 ユージン・オーマンディ(指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団
          録音 1966年1月16日

米コロンビア盤のLP2枚組。


カップリングはローマ三部作と「教会のステンドグラス」。

レスピーギの「鳥」はラモーやガロなどの17世紀の作曲家たちのクラヴサン曲を、小管弦楽のためにアレンジした曲。

学生時代に何曲かを遊びで演奏したことがあるけれど、シンプルで可愛らしくも軽妙なアレンジが演奏していて楽しかった。

 

さほど難しい曲でもないので、オーマンディの演奏も気楽に遊んでいるような雰囲気。

米Columbia盤なのでColumbiaカーヴで聴き始めたけれど、どうもしっくりせず、いろいろと試行錯誤の上ffrrで落ち着いた。

この曲で活躍するチェレスタの音が、左少し上から奥行きを保ってはっきり聞こえてくる。

 

このLPを購入したのは40年以上前の学生の時。

そのころは安いアンプと、自宅にあった4チャンネルステレオの小さなリアスピーカーを下宿の4畳半に持ち込んで聴いていた。
その時の貧弱な音に比べると今は隔世の感がある。

LPの音は半世紀以上前の盤でもほとんど劣化は感じられない。

 

Youtubeは組曲「鳥」

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2025年2月20日 (木)

タブレット破損、そして交換

朝、庭の花に水遣りをしようとしたら氷柱。

ここ数日朝の気温は氷点下。

 

愛用のタブレットを落としてしまって、液晶画面にヒビが入ってしまった。


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タブレットはAndroid d02K.

長い間ガラケーとタブレットを使っていて、3年前にガラケーが水没。


やむなくスマホに変えたときにもタブレットd02kは特に不具合もなく引き続き使っていた。


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Harman Kardonの技術も入っていて音も良くYoutubeを楽しんでいた。

 

先日、ドコモショップに行って確認すると機種変更か交換とのこと。

聞くとこのタブレットを購入したのが6年前。

交換に決めたけれど、d02kは製造中止のため、代わりに勧められたタブレットがd52Cで5G対応。


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結局保険に入っていたのと、ポイントも溜まっていたので直接の出費は数千円で済んだ。


新しいタブレットが先週の金曜に届いたので、月曜はデータの移行と、4Gから5Gへの契約切り替えのため再びドコモショップへ。

シュミレーションでは、ネットの上限が60Gから無制限に増えて、出費も月額千円ほど安くなるという。

いろいろな手続きとデータの移行で2時間ほど。

 

帰宅して新しいタブレットを、古いタブレットを比べながらいろいろな設定していると、ほぼ6年ぶりの機種改変、しかもメーカーも変わっていろいろと戸惑うことあり。

 

ところが変なことに気が付いた。

画面表示がタブレットとスマホの両方とも4Gのままになっている。

 

ドコモショップの店員の話では、契約変更と同時に5Gに変わるはず。
契約書を読み返しても即時対応と書いてある。

ドコモショップに電話しても、「只今大変込み合っていますと」の自動音声ばかりで全然つながらない。

 

翌日出勤し、オフィスで再び見てみるとタブレット5Gになっていた。


スマホは4Gのまま。????

あれ、待てよ・ひょっとすると・・・・

スマホは2020年製のAQUOS Sense4。

スペックを調べたら4Gまでだった。

なるほど・・・・

ついでにdocomoのサイトで5Gサービスエリアを調べてみると、我が家は5Gのサービスエリアから微妙に外れている。

沼津市で5Gなのは沼津駅周辺と東海道沿線のごく一部のみ。

伊豆半島はほとんど空白地帯。

 

なるほど・・・・・

5Gは意外に普及していないことを実感。

 

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2025年2月18日 (火)

シャルラン録音で聴くフォーレのレクイエム

先週末から昨日までは春の訪れを実感するような暖かさ。

本日一転して寒波到来。東北や日本海側では再びの大雪。


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庭の梅が咲き始めた。

昨年よりかなり遅い開花。

 

シャルラン録音で名高い、マルタン指揮のフォーレのレクイエムを聴く。


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・レクィエム 作品48       :フォーレ
・金管合奏のための 「葬送前奏曲」  
・オーケストラのための 「悲歌の形態による《墓碑》」:以上マルタン

 アン・マリー・ブランザ(ソプラノ)
 ピエール・モレ(バリトン)
 ジャン・ギユー(オルガン)
 
 R.P.エミール・マルタン( 指揮)
 サントゥスタシュ教会聖歌隊
 サントゥスタシュ管弦楽団
 
     録音:1965年

不思議なことに再生環境が変わるたびに聴きたくなる演奏。

それだけ謎の多い録音。

前回はほぼ10年前の今頃。

このブログを始めた頃にも聴いている。

 

今日聴いたのはLP2種、米ノンサッチ盤とTRIOが出していた国内盤LP.


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なおマルタン自作の2曲はノンサッチ盤には収録されていない。

最近の復刻CDもフォーレのみ。

ノンサッチ盤はかの長岡鉄男氏が酷評していた問題の盤。

 

再び聴きたくなったのは、昨年Fidelix のフォノイコライザー、LEGGIEROを導入したからで、今まで聴き慣れた演奏から新たな発見があり、印象そのものが激変した演奏も少なくないのが理由。

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そしてこの演奏、今回はそれぞれRIAAから始めて既成のColumbiaやAES、ffrrにとらわれずにその他いろいろ試してみた。

 

最良の位置を見つけるのが難しかったけれど、ぴたりと嵌った時は良い音だった。

高い気品が感じられると同時に、練り絹のような艶っぽさも感じられ、他のレーベルの録音では聴かれないような個性的な音。

不思議なことに、同じ音源のはずなのに、ベストポジションだと思うフォノイコライザーの調整つまみの位置が2種とも異なっている。

聴いてみると酷評されたノンサッチ盤に、より音の奥行きと広がりが感じられた。

 

TRIO盤はカッティングレベルがかなり低いようだ。

 

Youtubeは小澤征爾指揮のフォーレのレクイエム、小澤征爾のフォーレのレクイエムは、神奈川フィルとの実演を聴くことができた。

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2025年2月15日 (土)

シャルランの録音でロシア5人組の音楽

2月半ばの暖かな土曜日。
風もない。

本日仕事。

娘が友人の結婚式出席のため一時帰省していて、仕事帰りにの夕食時に待ち合わせ、駅前の「沼津魚がし鮨」で家内も合流して夕食。

娘は子育ても仕事も順調の様子で安心する。

会食後、娘を駅の改札まで見送り帰宅。

 

新宿ディスクユニオンでゲットした盤から「ロシア5人組」の音楽。

名録音エンジニア、アンドレ・シャルランのシャルランレーベルの録音。


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・スペイン奇想曲  :リムスキー・コルサコフ
・三つのロシア民謡の主題による序曲 :バラキレフ
・歌劇「ホヴァンシチナ」より 序曲、ペルシア人の踊り
             :ムソルグスキー 
・民謡風な二つの小品   :キュイ
・中央アジアの草原にて  :ボロディン
 
   ラズロー・ゾモギー(指揮) 
   シャンゼリゼ劇場管弦楽団

ロシア五人組の作曲家全ての作品を1枚に収めたLPは珍しいと思う。

15曲のオペラを含む膨大な数を残しながら、今ではほとんど演奏されることがないキュイの珍しい作品が収録されている。

5人組で最も長命したツェザーリ・キュイ(1835-1918)の本業は軍事の専門家。

要塞建設の権威で工兵大将まで登りつめている。

 

ラズロー・ショモギー(1907-1988)はハンガリーの指揮者。


50年代後期から60年代初めの、モノラルからステレオ移行期の古い音楽雑誌などでその名が時々出ていた。

米ウエストミンスターに残されたバレンボイムのデビューレコーディング、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番にカップリングされていた合唱幻想曲の指揮がショモギーだったという変なことで覚えている。

 

このレコードでは、著名なリムスキー・コルサコフやボロディンの演奏などを聴くと、これといった指揮者の個性は感じられない中庸なものだけれど、アンサンブルはきちっとまとめている。

手慣れたベテランの味わい。

オケの実体はおそらくパリオペラ座管だろう。

管楽器の明るくカラフルな響きがなんとも魅力的で、「スペイン奇想曲」の最初の部分のホルン四重奏でのすごいヴィヴラートには仰天。
おそらくホルン首席は名人ルシアン・テーヴェ

ファゴットも古式のバソン独特の音が嬉しい。

 

「中央アジアの草原にて」冒頭のホルンソロも見事なものだ。

 

シャルランの録音は再生装置によってかなり評価が分かれるけれど、自分の装置ではシャルラン録音独特の柔らかで品格のある音が鳴っている。


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ワンポイント録音でありながら各楽器が明瞭に聞えてくるのは、何か不思議な技があるのだろう

 

シャルラン録音のマスターテープは税金滞納で差し押さえられ、大西洋の海中に投棄されてしまった。

 

Youtubeはルシアン・テヴェのホルンでデユカスの「ヴィラネル」

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2025年2月13日 (木)

本日の練習、野村洸太朗先生の指揮でシベリウスとストラヴィンスキー

今朝の富士山。

昨晩の雨ですっかり冬化粧。


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先週よりも暖か。

けれども強い西風。

狩野川の川面には時々白波が立っていた。

本日天気晴朗ナレドモ波高シ。

そして夜はオケ。


仕事帰りに直接練習会場の沼津市民文化センター小ホールへ。


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今回は野村洸太朗先生の指揮で、シベリウスの交響曲第5番とストラヴィンスキーの火の鳥。

シベリウスの曲は終楽章の最後で、16羽の白鳥が頭上を旋回し銀のリボンのように消えていった感動を表現したと言われている。

鳥からみの2曲。

 

Youtubeはグスターボ・ドウダメル指揮の「火の鳥」リハーサル。

暗譜で指揮していて練習番号まで頭に入っているのが驚き。

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2025年2月11日 (火)

マイケル・ティルソン・トーマスのマンフレッド交響曲

建国記念の日、早朝の狩野川河川敷からの富士山。

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釣り人一人。

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数日来の西風が収まり気温が上がり春の訪れの予感。

 

 

マイケル・ティルソン・トーマス(MTT)のチャイコフスキー、
マンフレッド交響曲。
手持ちは国内盤LP.

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・マンフレッド交響曲 :チャイコフスキー

  マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
  ロンドン交響楽団

      録音 1979年6月

トーマスはロンドン響との実演を聴いている。


バーンスタインの最後の来日時のロンドン響の来日公演で、歌劇「さまよえるオランダ人」序曲に五嶋みどりのソロでシベリウスのヴァイオリン協奏曲、メインは「春の祭典」だった。
アンコールはプロコフィエフのスキタイ組曲からだった。

まだ幼かった五嶋みどりの峻烈なソロと、ボストン響との録音でも名演を残している「春の祭典」シャープできっちり、整然とした演奏が印象に残っている。

 

正直「マンフレッド交響曲」はリストの一連の交響詩のようなコテコテした感じが苦手な曲で、聴いて良い作品と思ったことはほとんどない。

だが、このトーマス盤は、スリムで無駄のない音楽運びの中で楽想のひとつひとつをバランスよく解きほぐして、オーケストレーションの妙と見せ場をわかりやすく聴かせている。

オルガンが加わったフィナーレ終結部も節度を保った響きなのが良い。

若手指揮者の印象が強かったMTTもいまは80歳。
悪性の脳腫瘍と闘いながら演奏活動を続けているという。

 

Youtubeは70歳のバースディコンサートのティルソン・トーマス。曲はショスタコーヴィチの交響曲第5番

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2025年2月 9日 (日)

オーマンディのストラヴィンスキー

2月も半ばの日曜日となって晴れた乾燥の日々。

沼津名物の強い西風は今日は収まっている。

大岡昇平に「沼津」という短篇がありこの強い西風がテーマとなっていた。

この乾燥した西風を利用した天日干しのアジの干物が沼津の名産となっている。

 

今日は、今沼響で練習中の「火の鳥」


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オーマンディ指揮のフィラデルフィア管の演奏で、1980年代にCBSソニーから統一ジャケットで発売された国内廉価盤LP.

・バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)
・バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)*

 ユージン・オーマンディ(指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団

    録音 1964年3月23日、1967年10月18日*

「火の鳥」は3種ある録音のうちの2番目。
「ペトルーシュカ」は2種あるうちの2番目の録音。

オーマンディは「春の祭典」をモノラルの1種しか録音していない。

 

「ペトルーシュカ」は4管編成の1911年全曲版を基に、オーマンディが独自に手を加えた版。

一部カットがあり1947年版のアイディアを取り込んだ部分もある。

「火の鳥」も細部で手を加えていて「魔王カスチェイの凶悪な踊り」ではチューブラ・ベルの音が入る。

 

「ペトルーシュカ」の1911年版は、この演奏で初めて意識するようになった。

それまでモントゥールドルフ・アルベールの演奏で親しんでいただけに、オーマンディの輝かしくも豪快な演奏に、鮮烈な印象を受けたのを今でもよく覚えている。

もともと色彩豊かな曲にオーマンディがさらに手を加え、フィラデルフィア管のゴージャスな響きもあり、今聴いても第一級の名演だ。

 

オーマンディの「火の鳥」はRCAへの再録音もあるけれど、このCBS盤が良い。

とにかくオケが滅茶苦茶うまいので自分たちの演奏の参考にはあまりならないな。

 

Youtubeはオーマンディの「火の鳥」

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2025年2月 7日 (金)

本日の練習、岡崎先生の指揮で「火の鳥」、そして新宿音盤購入のことなど

寒波到来。最高気温10℃、最低気温-2℃。毎日の強い西風。
ここ沼津では遠く富士山の雪が見える程度だけれど、各地で災害級の大雪。

水曜日に庭の隅にあった電柱を移転、工事業者さん6人で冷たい強風下で大きな作業になった。

ご苦労様です。

翌6日の木曜は初午。風が強く、幟が飛ばされそうだったのでお稲荷さんには供え物のみにした。


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画像は8年前のもの。

 

木曜夜はオーケストラ。

先週に引き続き岡崎広樹先生の指揮で、ストラヴィンスキーの「火の鳥」1919年版組曲。


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「火の鳥」は1997年の定演で演奏している。

「亡き王女のためのパヴァーヌ」に「火の鳥」ブラームスの交響曲第1番というプログラム。

なぜかこのときの「火の鳥」を吹いた記憶が全然無い。

 

 

月曜の新宿ディスクユニオンクラシック館にて

今回はいつものお茶の水ディスクユニオンでなく、ネットでこの日限定の990円以下半額のセール中の記事を見つけてしまった新宿ディスクユニオンクラシック館。

札響の開演時間が迫っていたので探索時間は40分に限定。

 

購入記録を見たら、新宿ディスクユニオンの最後の音盤購入は2017年7月のこと。

だいぶ年月が経っていたので、店の中に入っても勝手がわからず、店内をしばらくぐるぐる回っていた。

お茶の水ユニオンのように安いLPのコーナーは特に無くて、貴重盤や新入荷盤以外は全部作曲家別の箱にならんでいる。

 

とにかくペースを掴むために、管弦楽のオムニバスコーナーからパラパラ目を通す。

グリーンとオレンジ、水色ラベルの990円以下が半額。

いろいろと拾っているうちにペースが掴めてきた。


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「ロシアのマルケヴィッチ」フィリップス盤。
ビゼーの「こどもの遊戯」、チェレプリンの「ティクティティク」を国立ソビエト響。

いわゆる「おもちゃの交響曲」をロシアのジュニアオケを指揮したもの。
CDでも出ているがLPで探していた。

 

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ラーズロ・ショモギー指揮シャンゼリゼ劇場管弦楽団の「ロシア5人組の音楽」シャルラン盤。
シャンゼリゼ劇場管弦楽団の実体はおそらくパリオペラ座管。

もしそうならば「中央アジアの草原にて」で名手ルシアン・テーヴェのホルンソロが聴ける。


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同じくシャルランでボノー指揮シャンゼリゼ劇場管のグリーグ。
これはダブリ買いだった。

 

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コリン・デーヴィスのベルリオーズで、幻想交響曲の続編として作曲された「レリオ」と合唱曲「トリスティア」。蘭フィリップス盤。


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ジェシー・ノーマンのショーソン歌曲集、エラート盤。


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同じくノーマンでドビュッシーの「放蕩息子」ほかベルティーニ指揮のオルフェオ盤


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ブリテンの「イルミナシオン」とデロ=ジョイオの「知恵の書による瞑想」、プリンストン室内オケによる米DECCA盤。


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F.バルドー指揮ノートルダム聖歌隊と児童合唱によるフォーレのレクイエム、仏SOLSTICE盤。

焼けてしまったパリ・ノートルダムでの収録で、オルガンはピエール・コシュロー。
全て児童合唱によるもの。


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マリナーの指揮でアイヴスの交響曲第3番、ほかにバーバー、クレストンなどの作品、Argo盤。


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ダン指揮ロイヤル・マリーンズ・バンドでアルフォード行進曲集EMI盤

 

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先月急逝した秋山和慶指揮バンクーバー響で「ローマの松」「ローマの祭り」
カナダ放送局制作盤。


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同じく秋山和慶指揮の東京佼成ウィンドオーケストラ、ペンデレツキの「ピッツバーグ・オーバチュア」、ホルストの「ハンマースミス」、コープランドの「エンブレム」など。

 

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2025年2月 4日 (火)

札幌交響楽団東京公演2025

2月第2週。今週から寒気到来の予報。

昨日は札幌交響楽団の東京公演を聴くためにサントリーホールへ。


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東京でコンサートがある時は、お茶の水ディスクユニオンへ寄ってからコンサート会場に行くのがルーティーンになっていた。

最近は音盤購入のペースを抑えていて、そのまま直に会場に行こうかなと迷っていると、ネットで新宿ディスクユニオンクラシック館がこの日限定の990円以下半額のセール中の記事を見つけてしまった。

サントリーホールならば新宿からでも良いな・・・・

勃然と湧き上がる音盤購入の衝動。

 

開演時間から逆算して家を出たのが1時過ぎ。


目的地が新宿なので小田原から小田急に乗り換えることにした。

小田原で下車してロマンスカーの特急切符を購入。

時間調整でスタバでコーヒーなんぞを飲んでいた。

 

時間になったので改札に行くと人身事故のため運休の表示で呆然。

がっくりとして長い行列を並び、切符を払い戻して急遽JRに予定変更。

だいぶ予定が狂って新宿着は17時。

 

コンサート開場は18時半、夕食を先にするかディスクユニオンでレコードを見るか迷った末に
制限時間を17時45分までと決めてユニオンへ。

ここでの購入については次回です。

 

ディスクユニオンを後にして地下鉄六本木一丁目駅着は18時過ぎ。

インフルエンザは癒えたとはいえ、年末から引き摺っている風邪の影響からしばし咳込んでしまうのと花粉症が始まったのかクシャミも出るので、クリニックで処方された咳止めを持参していた。

服用するには食事を摂らねばならず、とりあえず目に入ったタリーズでホットドックとコーヒーの軽い夕食。

 

急いでホールに向かうと広上淳一さんのプレトークが始まっていた。

今日のプログラムは

・組曲「乱」      :武満徹
・ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ*  :伊福部昭
・10のバガテルから第4曲*  :チェレプニン(ピアノのアンコール)
・交響曲第2番ニ長調      :シベリウス
・悲しきワルツ         :シベリウス(アンコール)

 外山啓介(ピアノ)*
 広上淳一(指揮)
 札幌交響楽団

広上淳一の指揮とピアノソロは沼津に毎年のように来演していた外山啓介。

曲は武満徹に伊福部昭、そしてシベリウスの交響曲第2番のまさに北海道ならではのプログラム。

プレトークに続いて、札幌交響楽団の首席指揮者だった秋山和慶さんを追悼してモーツァルトのディヴェルティメントK136第2楽章の演奏。

 

組曲「乱」は黒澤明監督の映画「乱」のために書かれた映画音楽から4曲の抜粋。

映画「乱」の音楽を演奏していたのが札幌交響楽団だった。

武満徹は自分の作品にティンパニの使用は積極的でなかったけれども、この曲は黒澤監督の要求で作曲者の意に反して、最初の曲からティンパニがドロドロ鳴っている。

全般的に陰鬱で暗い曲。

続いて伊福部昭のピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ。

これが怒濤の凄演で、聴いていて鳥肌が立ってきた。

途中でゴジラのテーマも出てきた。

終わったあとにブラボーの嵐に盛大な拍手。

満席のホール全体が興奮状態。

 

後半のシベリウスも気合いの入った指揮者とオケ。


第2楽章最後のピチカート大きな見得を切る広上の指揮。

最後までオケが鳴りきった壮大な演奏だった。


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ピアノソロのアンコールは、伊福部昭を世に出した作曲家チェレプニンの10のバガテル。

 

オケのアンコールはシベリウスの悲しきワルツ。


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札響の実演は学生時代にずいぶん聴いたので懐かしかった。


40数年ぶりの実演を聴いて、着実にレベルが上がっているのが嬉しい。

会場を後に急ぎ電車に飛び乗り、品川発22時19分こだま静岡行きで帰宅は日付が変わる10分前。

明けて今日は仕事。

よく眠れたので疲労感は残っていない。。

 

Youtubeは伊福部昭の「ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ」

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2025年2月 2日 (日)

Kさん宅でのオーディオ談義

雨のち曇り。昨晩からの雨は午後には上がる。

庭の梅がようやく咲き始めた。


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今年は例年よりも2週間ほど遅い開花。

午後はピアノの調律。

長い間お願いしている静岡市在住の調律師さん。

3時間ほどの時間をかけて調律していただいた。

今回はアクションで気になる部分がありピンを変えたとのこと。

 

終わったあとにしばしピアノ、そして地震のことなどを歓談。

大きな地震ではピアノが大きく動くので、すぐに逃げてくださいとのこと。

 

金曜にオーディオと音楽上の師匠のKさん宅へ遊びにいっていた。

オーディオ情報誌「stereo」にも紹介されたオーディオに特化した家。

高い天井の20畳余りの部屋の中で、ウエスタンの巨大なスピーカーをマランツ7を中心としたアンプで鳴らしている。


今はネットワークオーディオが中心。


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月に3回ほど東京までコンサートを聴きに行くKさんからは、いつも最新のホットな演奏家情報をいただいている。

自分とは音の好みの傾向は違うけれど、行くたびに大きな刺激を受けている。


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今回はヤン・リシエツキのショパンが良い音で鳴っていた。

 

Youtubeはヤン・リシエツキの弾くショパン、バラード第4番

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