シャルランの録音でロシア5人組の音楽
2月半ばの暖かな土曜日。
風もない。
本日仕事。
娘が友人の結婚式出席のため一時帰省していて、仕事帰りにの夕食時に待ち合わせ、駅前の「沼津魚がし鮨」で家内も合流して夕食。
娘は子育ても仕事も順調の様子で安心する。
会食後、娘を駅の改札まで見送り帰宅。
新宿ディスクユニオンでゲットした盤から「ロシア5人組」の音楽。
名録音エンジニア、アンドレ・シャルランのシャルランレーベルの録音。
・スペイン奇想曲 :リムスキー・コルサコフ
・三つのロシア民謡の主題による序曲 :バラキレフ
・歌劇「ホヴァンシチナ」より 序曲、ペルシア人の踊り
:ムソルグスキー
・民謡風な二つの小品 :キュイ
・中央アジアの草原にて :ボロディン
ラズロー・ゾモギー(指揮)
シャンゼリゼ劇場管弦楽団
ロシア五人組の作曲家全ての作品を1枚に収めたLPは珍しいと思う。
15曲のオペラを含む膨大な数を残しながら、今ではほとんど演奏されることがないキュイの珍しい作品が収録されている。
5人組で最も長命したツェザーリ・キュイ(1835-1918)の本業は軍事の専門家。
要塞建設の権威で工兵大将まで登りつめている。
ラズロー・ショモギー(1907-1988)はハンガリーの指揮者。
50年代後期から60年代初めの、モノラルからステレオ移行期の古い音楽雑誌などでその名が時々出ていた。
米ウエストミンスターに残されたバレンボイムのデビューレコーディング、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番にカップリングされていた合唱幻想曲の指揮がショモギーだったという変なことで覚えている。
このレコードでは、著名なリムスキー・コルサコフやボロディンの演奏などを聴くと、これといった指揮者の個性は感じられない中庸なものだけれど、アンサンブルはきちっとまとめている。
手慣れたベテランの味わい。
オケの実体はおそらくパリオペラ座管だろう。
管楽器の明るくカラフルな響きがなんとも魅力的で、「スペイン奇想曲」の最初の部分のホルン四重奏でのすごいヴィヴラートには仰天。
おそらくホルン首席は名人ルシアン・テーヴェ。
ファゴットも古式のバソン独特の音が嬉しい。
「中央アジアの草原にて」冒頭のホルンソロも見事なものだ。
シャルランの録音は再生装置によってかなり評価が分かれるけれど、自分の装置ではシャルラン録音独特の柔らかで品格のある音が鳴っている。
ワンポイント録音でありながら各楽器が明瞭に聞えてくるのは、何か不思議な技があるのだろう
シャルラン録音のマスターテープは税金滞納で差し押さえられ、大西洋の海中に投棄されてしまった。
Youtubeはルシアン・テヴェのホルンでデユカスの「ヴィラネル」
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