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2025年4月19日 (土)

春の東京、音盤買い

本日快晴、最高気温27℃は6月なみ。

ここ数日の暖かさで、畑の雑草が爆発的に伸びてしまって昨日はほとんど草取り。

 

今月は3年ぶりの人間ドックと胃と腸の内視鏡検査。

初めての大腸内視鏡検査はおよそ20年前。

その時一緒に検査を受けたお年寄りたちは、もうあちら側に逝ってしまっているだろうな・・・

 

先週金曜の「東京春の音楽祭」の続きです。

 

未だコンサートまでは時間があるので、お茶の水のディスクユニオンに寄ってみた。

東京での音盤購入は、今年2月4日の札幌交響楽団の東京公演のついでに新宿のディスクユニオンに寄った時以来のこと。

お茶の水ユニオンは昨年6月以来10か月ぶり。

 

お茶の水駅を降りるとポツリポツリと雨が降ってきた。

店内に入る。

今回は多少時間的な余裕があるので、最初中古スコアや音楽書のコーナーを見ていた。

 

CDやLPコーナーのレイアウトは変わっていないようでいて、LPコーナーの中身は国内廉価盤や、レギュラー盤でもカラヤンやイ・ムジチどこでもあるような盤は見かけなくなっていた。その類の音盤はおそらく買い取りをしていないのだろう。

いつもながら主にLP500円以下のコーナーを順に回っていく。

興味を引くLPはほとんど架蔵済みのものばかり。
自分が貴重盤だと思っていたレコードが、500円以下コーナーに入っているのを見るとがっくり。

気を取り直して新着コーナーへ移動。

当たり前だけれど良いものは高い。

いわゆる掘り出し物は今回はなかった。

下がり続けるテンション。

500円以下コーナーと一般レギュラー盤コーナー、そして新入荷コーナーを行ったり来たりの一時間半。

 

結果はLP十数枚ほどに。

会員特典の10%もしくは20%引きのものがあったので、平均単価はほぼ500円。


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大好きなフルーティスト、ペーター・ルーカス=グラーフのLPを3枚。


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クヴァンツその他のトリオソナタ集


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イベールとドヴィエンヌのフルート協奏曲
そしてテレマンや福島和夫の「冥」を含む無伴奏フルート曲集。
全てスイス・クラーヴェス盤。


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セルジュ・ボドのサン・サーンス、交響曲第3番英エミネンス盤。

これはCDで聴いて感銘を受け、LPでも聴いてみたかった演奏。

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心優しきジョージ・ウエルドン指揮の「British Concert 'Pops'」英EMI盤。
ヴォーン・ウイリアムスのグリーンスリーヴス幻想曲のほか、グレインジャーやコーツ、
エルガーらの作品を集めた小品集。オケはフィルハーモニア管。

 

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コダーイの「ハンガリー詩編」              
他に珍しい合唱曲2曲のカップリング

A. ヨーの指揮ブタペストフィルによるもの。

 

ロジェストヴェンスキー指揮のプロコフィエフはカンタータ「名もなき少年へのバラード」
メロディア盤。


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フィッシャー=ディースカウが歌う、グリーグの歌曲集。

 

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「La Palette Orchestrale」
オーケストラで使われるさまざまな楽器の紹介のLP
仏Club National Du Disqueが出していたLPでフォーレの弟子で、ラヴェルその他多くのフランスの音楽家との交友があった作曲家にして評論家のエミール・ヴィルモーズのプロディースによるもの。


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ホルンのルシアン・テーヴェほかハープのリリー・ラスキーヌ、ファゴットのオンニュなどのフランスの名手たちが加わっている。
指揮者として名高いセルジュ・ボドが打楽器奏者として参加しているのが珍しい。
ボドの父でラムルー管の首席オーボエ奏者だったエティエンヌ・ボドの名も見える。


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デ・ブルゴス指揮ロイヤルフィルで、プロコフィエフの古典交響曲やラヴェルのボレロなど。英EMI盤。


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ヘンデルの「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」
指揮は水上の音楽がヴァン・ベイヌム、王宮の花火はハイティンクでオケはコンセルトヘボウ管。クリサンダー版によるベイヌムの方は、既に全曲盤を架蔵済み。

「王宮の花火」をコンセルトヘボウ管で聴きたかった。

ベイヌムの「王宮の花火の音楽」の録音はロンドンフィルだった。


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盲目のオルガニストにして作曲家のジャン・ラングレーの作品集。
「Missa salve regina」とトランペッとオルガンのためのコラール、と詩編第3番。
ピエール・コシュローのオルガンにデルモットのトランペット仏Soliste盤

 

など。

 

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コメント

ちなみに、貴殿が貴重盤と位置づけ、ユニオンが駄盤と切り捨てたものの内容はどんなものですか?(私が判定してみたいと思います)

投稿: 山森壽夫 | 2025年4月20日 (日) 11時00分

山森さま。
私はいわゆる定評のある演奏家のオリジナル盤や初期盤にはあまり興味がないので、自分にとっての貴重盤は、好きな演奏家で未知の演奏、あるいはCD化もされてない埋もれたマイナーな演奏家や演奏が主なものです。
一般的に認識されている高価な貴重盤あるいはレア盤とは感覚が異なるかもしれません。ただ某オークションや他のショップで大枚をはたいて購入した盤が、ユニオンで廉く出ていたりすると複雑な気持ちにはなります。
Robert Irvingのストラヴィンスキーやウォルトンなどの一連の録音。ディーン・ディクソンのシューベルトやガーシュイン。比較的新しい演奏ではクレオ・レーンが歌うシェーンベルクなど。
今回格安箱で見かけたのは山本正人指揮東京芸大OB吹奏楽団のLP2枚組。
これ、本当に凄いメンバーによる演奏です。
http://harumochi.cocolog-nifty.com/horn/2018/09/ob-6ba3.html

投稿: 山本晴望 | 2025年4月22日 (火) 22時56分

なるほど。了解しました。

ユニオンの高付加価値の3要素は

1.イーベイやヤフオクで高く取引されていること。
2.高音質なこと。
3.綺麗なこと。

の3点と拝察致します。

1~3の要素でイーベイやヤフオクでは高価格で取引され、
それをユニオンはフォローしています。

いまから2~30年前に神保町の専門店で売っていたのは、
当時未だ直輸入盤の販売自体が珍しかったころで、その10年位前は
石丸などで、盤面状態から輸入盤が格下の時代でした。
その後、ユニオンでも大量に直輸入するルートを開拓し、ユニオン
の場合は回転上、格安大量販売する必要があり、専門店の半額以下で
恒常販売するようになり、現在に至ります。
おかげで、2000年代以降のユニオン顧客は廉価で様々な輸入盤を
楽しめる反面、それ以前に高値で買ってしまった方はガックリ
ということになろうかと思います。
さて、今回の本題の盤はおそらくキングの吹奏楽入門のシリーズ
かと拝察致しますが、入門とあるので多分教則レコードと
思って駄盤扱いしたのでしょう。
ユニオンのスタッフにはチューバやホルン、オーボエ等吹奏楽の専門家が
多く在籍しますから、聴いたらビックリするでしょうね。


投稿: 山森壽夫 | 2025年4月23日 (水) 17時21分

石丸電気懐かしいですね。私は最初輸入盤はもっぱら石丸電気でしたが、その後中古店にシフトして主に銀座のハンターで主に買うようになりました。その他新宿のトガワや神保町、高田馬場あたりの数件が主でしたが、ユニオンで新品の輸入盤を買った記憶はないです。その後中古店が次々と閉店してしまい、ユニオン以外の選択肢はほとんどなくなってしまいました。

投稿: 山本晴望 | 2025年4月23日 (水) 22時01分

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