静岡市での音盤購入、ブレンデルのベートーヴェンピアノ曲全集のことなど
暑くなりました。
本日の最高気温は30度越え。
湿度も高い。
愛犬ポコは家の近くのペットサロンで2ヶ月に一度のシャンプーと温泉でサッパリ。
ここは馬も飼っている。
先月、孫の運動会で静岡市に行った時に、自宅に帰る途中で静岡市にいくつかあるハードオフのひとつに寄ってみた。
店内をいろいろ回ってLPのジャンクコーナーを見始めると止まらない。
ほとんどの店はジャンクコーナーについては、ジャンル毎に分けていないので、演歌やポップスのLPをかき分けかき分け突き進む。
たまに出てくるクラシックLPの大部分はカラヤン、イムジチ、クライバーン、エトセトラ。そして70年代から出始めた廉価盤。
こんな中にごく稀に見たことのないようなものを見つけることもある。
その瞬間が忘れられなくての音盤漁り。
今回はそのようなものもなく時間の無駄だったな・・・・
と思いつつセットもののコーナーに目を移すと、真っ黒な分厚い辞典のようなセットものを発見。
ブレンデルによるベートーヴェンピアノ曲全集LP21枚組だった。
若き日のブレンデルがVOXに残したピアノ協奏曲全曲も含むベートーヴェンのピアノ曲全部網羅した記念碑的な全集。
CDでも出ているがこれが550円。
レーベルはMurray Hill。
Murray Hillは主にバジェットプライスのレコードや本などを出していたアメリカの出版社らしい。
手元にはサヴァリッシュがウイーン響を指揮したフィリップス原盤のブラームスの交響曲全集のBOXセットとボールトやミトロプーロスの演奏を含むマーラーの交響曲全集がある。
ブラームスは国内盤では日本フォノグラムから交響曲のみグロリアシリーズの廉価盤として出ていた。
Murray Hill盤には「ハイドンの主題による変奏曲」と二つの序曲などの管弦楽曲も入っていた。
このブレンデルのセットものの中で、ピアノソナタの何曲かとメータのデビュー盤となった「皇帝」などのコンチェルト数曲は日本コロンビア盤で所有済。
いずれも良い演奏だった。
うーむ、買ってもこんな大きなセットをいつ聞くのか、との迷いもあったけれど。
結局買ってしまった。
家に帰ってから調べたら、この時ブレンデルが録音した中の室内楽と、作品番号のないピアノ曲の小品数曲は収録されていなかった。
CD化の際にはいずれも収録されている。
このセットとは別にガラグリーとスイトナーによるウィンナワルツLP2枚組を購入。オケはシュターツカペレ・ドレスデン。
徳間からでていたLPで2枚組なのに110円だった。
2枚組であることを気が付かなかったに違いない。
Youtubeはスイトナー指揮N響の歌劇「魔弾の射手」序曲
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コメント
当方、関東で同様のハードオフ巡りを愉しんでいます。シェリングのODEON無伴奏/東京芝浦電気フラットがジャケピンピン+半紙内スリーヴピンピンで混ざっていたりするのでたまらんですよね。
マレー・ヒルもボックス・コーナーにあったりします。20代の頃、当時勤務の関東郊外工場で出たボーナスを握りしめて高田馬場ムトウに直行し、やっとの思いで22,000円で買ったF=ディースカウ/
シューベルト歌曲全集第1巻が新品同様帯付で1,000円で売ってたりするので、「俺の青春は何だったんだ!!」と思ったりしています。多分、未亡人から50円で買い取ったのでしょう。
いずれにせよ、5年前よりも確実に買えるものが激増しています。
投稿: 山森壽夫 | 2025年6月19日 (木) 17時55分
全く同感です。
いくら年月を経ているとはいえ数万円のものが数百円だったりしているのを見ると、なんとも言えない気持ちになりますよね。
数年前に最寄りのハードオフに60年代から70年代初頭に発売された、主に東欧圏とイタリアのクラシックLPが数百枚、百円均一で大量に出たことがありました。
内容を見ると、持ち主は海外在住が長かった声楽の専門家か研究家だったのかもしれません。
歓喜雀躍して買い漁りましたが、持ち主の方は故人となったのか何か事情があったのか・・・複雑な気持ちになりました。
投稿: 山本晴望 | 2025年6月21日 (土) 21時31分