バーンスタインのサン・サーンス
7月も終わりに近づき雨の降らぬ毎日。
最近、毎朝畑の水遣りが日課になっている。
今朝の狩野川河川敷からの夏の富士山。
川面を渡る風に多少の涼しさが。
先週の金曜は、文化センター主催のクラシックレコードコンサートの解説。
テーマは「今年記念の年を迎えた作曲家~フランス編」とした。
サティ(没後100年)、ビゼー(没後150年)、ラヴェル(生誕150年)、サン・サーンス(生誕190年)など、今年はフランスの著名作曲家たちのアニバーサリーが重なっている。
今年に入ってからラヴェルは何回か取り上げているので、ラヴェルは「左手のためのピアノ協奏曲」1曲のみとして、サン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」をメインにビゼーの歌劇「カルメン」からマリア・カラスの歌唱によるアリア数曲。
サティは定番の「ジムノペディ」に「官僚的なソナチネ」など。
その他数曲。
この暑さと沼津夏祭りと重なり渋い内容だったからか、いつもよりも参加人数は少なかったけれど、来場された方には楽しんでもらえたと思う。
その時使ったサン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」のディスクはチョン・ミョンフムのものだった。
今日は自宅でバーンスタインの演奏を聴いてみた。
手持ちはCBSソニーから出ていたLP.
・交響曲第3番 ハ長調「オルガン付き」 :サン・サーンス
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・レーヴァー(オルガン)
録音 1976年12月
このLPは昨年静岡市のブックオフで見つけてそのままになってしまったもの。
バーンスタインがニューヨークフィルの音楽監督から離れた時期のCBSへのほとんど最後の時期の録音。
オルガンはマサーチューセッツ州のメトウェン記念ホールのパイプ数6000本を超える大オルガンによる別採り。
このオルガンは1863年のドイツのファルカー社製で、当時アメリカ最大のオルガンと言われ、アメリカ最初のコンサートオルガンとして最初ボストンミュージックホールに設置された。
やがてボストン交響楽団が設立されて、ボストンミュージックホールを本拠として活動するようになるとあまりにも巨大なオルガンが演奏の邪魔になってきた。まもなくオルガンは撤去され5000ドルで売却された。
その後1500ドルで引き取ったEdward Francis Searlesが妻の膨大な財産を元にこのオルガンのためにメトウェン記念ホールを建設している。
現在このホールは結婚式場や企業のイベントなどで使われているという。
バーンスタインのサン・サーンスの交響曲演奏に関してはあまり評判になった記憶がなく、自分は存在すらも知らなかった。
実際聴いてみると演奏全体に漂う停滞の気配が一種異様。
バーンスタインの演奏では、ときおりテンポが極端に遅い場合はあるけれど、この録音に関しては度を越えている。
第一楽章主部のAllegro Moderatoもかなり遅い。
このテンポの遅さが音楽の大きさを獲得しているわけでもなく、音楽の勢いは減衰していくばかり。
大オルガンの咆哮はなかなかの迫力だけれど、あたかもマーラーのような異形のサン・サーンス。
Youtubeはチョン・ミョンフムのサン・サンーンス、交響曲第3番。オケは東京po




































最近のコメント