田中希代子のピアノ
猛暑。
裏山からの出遅れを取り戻すような蝉の盛大な鳴き声に目が覚めた。
一昨日はウグイスのホーホケキョの鳴き声で目が覚めた。
夏のホーホケキョは珍しい。このウグイスも出遅れたのかな・・・・
海の日の昨日は孫の誕生日。
「ペルル」でアンパンマンのバースデーケーキを買って静岡市へ。
朝ドラ「あんぱん」はNHK+で毎回見ている。
静岡市までは一般道で一時間余り。
孫たちと軽い昼食の後ケーキを食べてプレゼントを渡し、この夏に行く予定の大阪万博について娘のレクチャーを受ける。
娘は秋に2回目の万博を予定しているとのこと。
自分は暑いのと長い時間並ぶのが苦手。
万博は最初なんとなく行くのを躊躇していた。
1970年(昭和45年)の大阪万博は小学校の修学旅行で行っている。
空いていたクボタ農業館?のシアターで、暗い中で班の仲間と弁当を食べたとか、疲れて中庭の芝生に座り込んでいたら、当時皇太子だった上皇さまご夫妻が目の前を通り過ぎたとか、どうでも良いことが記憶に残っている。
でもなんとなく会場全体の雰囲気の記憶は今でも鮮明。
今回はその時のようなインパクトは期待していないけれど、神戸の叔母の家を拠点に行くことができそうなので行くことにした。
娘がたくさん買い込んだガイドブックを借りて、15時過ぎには娘の家を出た。
帰宅途中で市民文化センターに寄り今週予定しているクラシックレコードコンサートの打ち合わせ。
今回は今年記念の年を迎えたサティ、ビゼー、サン・サーンス、ラヴェルなどのフランスの作曲家を中心のプログラムとした。
だが連日の暑さと沼津夏祭りと重なる日程の悪さが災いして、申込がいつになく少ないようだ。
内容も渋いからなぁ・・・
静岡への往復の車中では、マゼールがウィーンフィルを指揮したウィンナワルツ集とジュネーヴ、ロン・ティボー、ショパンの3つの国際コンクールの日本人初の入賞者として知られる田中希代子のピアノを聴いていた。
聞いたのは山野楽器から出ていたCDで、元は東芝EMIから出ていたレコードでおそらくピアノ初心者向けの教育用の録音
・エリーゼのために :ベートーヴェン
・トルコ行進曲 :モーツァルト
・春の歌 :メンデルスゾーン
・紡ぎ歌 : 同
・即興曲変ホ長調 :シューベルト
・夜想曲変ホ長調 :ショパン
・ワルツ変ニ長調「小犬のワルツ」 : 同
・ワルツ嬰ハ短調 :同
・月の光 :ドビュッシー
・メヌエット :パデレフスキ
田中希代子(ピアノ)
録音1960年
田中はジュネーヴでは1位なしの2位(同位はイングリット・ヘブラー)、ロン・ティボーは1位なしの4位、ショパン国際コンクールは10位(この時1位のハラシェビッチ、2位のアシュケナージの結果に審査員のミケランジェリが意義を唱え、2位のアシュケナージと10位の田中希代子の認定書のサインを拒否したことが明らかになっている。)
30代で難病により演奏活動から身を引いたために録音は少ない。
内容はお馴染みの曲を集めたピアノ名曲集。
どの曲も端正にきっちりと淡々と弾いているのは教育目的の録音からだろうか。
ライヴや他の演奏に聴かれるような奔放さはない。
カーステレオの貧弱な装置の印象だけれど、病勝ちだったという先入観からか、なんとなく若さの中にうっすらと影のようなものが感じられる繊細な演奏。
中では「月の光」の清楚な美しさと、がっしり煌びやかに弾いているパデレフスキのメヌエットが良いと思った。
パデレフスキーの曲がこんな立派な曲だったのかと、意外に思ったほど。
Youtubeは田中希代子のドビュッシー、「子供の領分」
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