ガスパール・カサドのラロとサン・サーンス
夕方に伊豆の山々に続く裏山の奥から雄鹿の鳴く声が聞こえてきた。
鹿は秋の季語。
未だ夏が終わる気配がないけれど動物の営みは秋。
昨晩日本テレビで放送された全国高校クイズ選手権。
母校が出るというのでリアルタイムで見ていたら、なんと優勝!
出場校は名だたる名門校ばかり。
最初、あまり期待していなかったけれど、あれよあれよという間に強豪校を破り決勝へ。
決勝での怒濤の追い上げには興奮しました。
・チェロ協奏曲第1番 イ短調 :サン・サーンス
・エレジー :フォーレ
・チェロ協奏曲ニ長調 :ラロ
ガスパール・カサド(チェロ)
ヨゼフ・ペルレア(指揮)
バンベルク交響楽団
録音1960年5月
スペインのチェリスト、ガスパール・カサドを聴く。
サン・サーンスのチェロ協奏曲に触発されて作曲されたというラロの曲を中心に、関係深い作品を集めたアルバム。
手持ちは米VOXのLP。
ジャズの分野で名高い名エンジニアRudy Van Gelderによる録音。
カサドは幼き頃からパリでカザルスに師事、その頃にラヴェルやドビュッシー、アルベニスら世界的な作曲家たちと接している。
ただカサドの録音は米VOXを中心だったのでマイナーな扱いで国内では評価されなかったように思う。
録音は比較的多くほとんどはCD化されている。
日本にゆかりの深かったカサドの遺品は玉川大学に寄贈され、データーベースが公開されている。
この3曲の録音はゴリゴリとした音で豪快に聴かせる野性的な演奏。
それでいて細かな歌い回しの動きも絶妙。
ラロなどはドスの効いた黒っぽい深い音が独特の魅力を感じさせている。
カサドの音には一種独特の生々しさがあるのが印象的。
その点フォーレは異質だけれどサン・サーンスとラロは非常な名演だ。
かつて某評論家からこれほど無能な指揮者も珍しい、と酷評されたペルレアだが、ここではカサドの動きにぴたりと付けた老練で見事な伴奏を聴かせる。
録音にはさほどリアルさは感じられない。
Youtubeはカサドのバッハ、無伴奏チェロ組曲第1番から
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