« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »

2025年12月に作成された記事

2025年12月30日 (火)

300B真空管アンプのクリーニング

天気も良く穏やかな一日、最高気温は18℃。

お墓の掃除も済ませ、神棚とお稲荷さんのしめ縄も替えました。


513826125_23976657955360266_166886991565

神棚の中にある、高祖父の祖父が「家内安全、子孫繁栄」の願いを込めて書いた書き物。

 

S10906280_698045873648136_395162194

この書が書かれたのは今からちょうど150年前の慶応2年。
最近書かれたかのように鮮明。

この年は薩長同盟密約が成った直後の激動の時代。

世の中の大きな変化の予兆を知る由もなく、ひたすら一家の平和と周囲の安寧を願っていたご先祖の姿が目に浮かびます。

 

左側のスピーカーからガリガリと音が出始めている。
しだいに大きくなってきて限界を超えてきたのでいろいろ調べてみた。

 

発信元はパワーアンプのようだ。


Img_20251212_105010_115

300Bの真空管の端子が汚れているのではないかと思い、カバーを外して端子を紙やすりで磨いてみた。


Img_20251212_104223_641

このアンプはアンプ作りの名人だったかつての上司が作ってくれたもの。

カバーを外したら真空管周辺とトランス周りにホコリが溜まっていた。

磨いた後に、アルコールを染み込ませた綿棒で端子を拭いてみる。


Img_20251212_104325_220

音は多少クリアになったような気がするけれど、かすかにガリっとしたノイズが入る。

真空管が寿命なのだろうか。


61klw077usl_ac_sx679_

予備としてオリジナルの300Bを忠実に復刻したとされる中国製のPsvaneの真空管もあるけれど、ウェスタン・エレクトリックの純正品と比べると音の品位に差がある。

 

しばらくノイズに目をつぶって使ってみよう。

 

| | コメント (2)

2025年12月28日 (日)

東京芸大のメサイア

日曜日の朝、狩野川河川敷からの富士山。


607644417_25545079965184716_421031155811

白き姿の冬の富士。
放射冷却で冷えて霜が降りていた。

令和7年も残り少なくなり今年も孫たちが帰省してきた。
目が離せぬ幼き子ばかりで一日がほとんど孫たちの世話で忙殺される。

 

今月のコンサート備忘録。

第九と並ぶ年末恒例の「メサイア」を聴きたくなって23日の火曜日に東京芸大の「メサイア」を聴いてきた。

会場は上野の東京文化会館大ホール。

 

この日は仕事を早めに切り上げて駅へ向かう。

電車を待つ間に駅ホームの桃中件の立ち食いソバで遅めの昼食。

Caption

桃中軒は創業明治24年の老舗駅弁屋。
駅そばは昭和20年代から始めている。

長い歴史に培われた甘めのつゆは絶品だ。

 

この日の東京は寒くて、コートを持参しなかったことを後悔。

上野へ行く前に御茶ノ水駅で降りて丸善で来年のダイアリーを購入。

その足でお茶の水ディスクユニオンに立ち寄り上野へ向かう。

 

Dsc_3466

「メサイア(救世主)」(G.F.ヘンデル作曲)

  藤原 優花(ソプラノ)
  佐藤 真子(アルト)
  松岡 なつ美(アルト)
  小野 颯介(テノール)
  須田 龍乃(バス)

  梅田 俊明(指揮)
  藝大フィルハーモニア管弦楽団
  東京藝術大学音楽学部声楽科(合唱)

コロナ禍での2年の中断をはさみ、今回で75回目の芸大メサイア。

始まりは1951年の戦災孤児への支援としてのチャリティコンサートだという。
チケットは完売。

年末の「第九」は今でも地方でも盛んだけれど、「メサイア」の全曲公演はコロナ禍以降めっきり少なくなった。

「第九」と異なり二時間を超える「メサイア」となると、曲数も多くて合唱への負担がかなり大きい。
地方のアマチュア合唱団で全曲を演奏するとなるとハードルは高い。

 

毎年12月に「メサイア」全曲を演奏するキリスト教系の私立大学がいくつかあるけれど、福岡女学院は今年の公演をもって最後とすることに決まったという。合唱人口の減少と高齢化が原因とのこと。

 

「メサイア」は自分のクラシック音楽好きの原点。
初めて生のオーケストラを聴いたのは中学生の時。沼津合唱団による「メサイア」全曲演奏だった。

オケは立教大学の学生オケ。

初めて聞くオケの響きに序曲から感動し、終幕の壮麗なアーメンコーラスでは涙が出た。

今は解散してしまったけれど沼津合唱団はかつては全国合唱コンクールで優勝するほどの名門合唱団で、コンクール出場を止めてからは毎年「メサイア」全曲を演奏していた。

創設者の中村義光氏の日本語訳による演奏が特徴。
オケはやがて立教大学から新星日響やプロによる臨時編成のオケに変わり、確か20年以上は続いたと思う。

 

中村氏が他界してからの一時期はハインリッヒ・シュッツの権威、淡野弓子さんを招いて「メサイア」公演を行ったりしていたけれど、やがて解散。

やはり団員の減少と高齢化が理由だった。


Dsc_3467

そして芸大のメサイア。

第一部最初の合唱曲「And the Glory of the Lord 」の正確な発音と威力のある合唱を聴いて、あぁ、これは良い演奏になりそうだという予感。

観客の人たちは常連の方が多いのだろう。
有名なアリアでの拍手のタイミングなど手慣れた反応。

「メサイア」は実演や録音で数えきれないほど聴いているけれど、東京文化会館での「メサイア」では、20年前にデプリースト指揮の都響定期が印象深い。

 

今回の合唱は東京芸大声楽科の学生さんたちと、若手卒業生と在校生のソリストたち。

プログラムに書かれた歴代のソリストの一覧を見ると錚々たる人たちの名前が並んでいる。

オケは芸大付属のプロオケ、芸大フィルハーモニア。

見事に訓練された合唱がさすがだった。
瑞々しくも若々しい歌声で声量も充分。

10月にオールラヴェルプロで名演を聴かせてくれた芸大フィルハーモニアも良かった。

 

これが今年のコンサート聴き納め。

 

Youtubeは「メサイア」第3部から終曲「Worthy is the lamb that was slain~Amen」

| | コメント (0)

2025年12月25日 (木)

パイヤールの「狩の交響曲集」

曇りのち雨。

冬至も過ぎて今年の暮れは雨模様。


605129312_25522468487445864_210615830422

今朝の出勤時の狩野川。

 

606486839_25522468220779224_537333932779

傘雲を被った富士山が見えていたのが、たちまち霧が湧いてきて見えなくなりました。

 

今日はクリスマス。
昨日のイヴは夕食をどこかで食べようと外出。

街中へ向かう途中で、最近廃業した焼き肉屋のあとが、イタリアンのお店になっているのを発見。

人が入っていくのを見かけたので行ってみることに。

 

交通整理のおじさんの誘導で空いていたスペースに車を入れ店に入ると、若者ばかりでかなりの待ち人。

店員さん「ご予約のお客様ですか?」

私「いえ、混んでますね。どのくらい待ちますか?」

店員さん「26組ほどお待ちでご予約のお客様もいますが、10時前には入れると思います。」

私「えぇ!!  すいません、また来ます。」

 

ネットで調べたらどうやらこの日がオープンだったらしい。
県内初の出店だそうだ。

 

やむなく「餃子の王将」にでも行こうかな、と車を走らせると全国に知られたハンバーグの名店「さわやか」の看板が目に入った。

ここも行列ができる店。


Img_20251224_211211_999

 

ダメ元で入ってみると意外と空いていて、30分待ちで入ることができました。


Img_20251224_205706_073

定番のげんこつハンバーグと今日はプリンも。

 

パイヤール室内管弦楽団の「狩の交響曲集」

手持ちはフランスERATOのLP


1158057

・狩りの交響曲,               :ムーレ:
・ヴァイオリン協奏曲「狩り」Op.8-10 RV 362, :ヴィヴァルディ:
・協奏曲第14番「よりぬきのごちそう」      :コレット
・歌劇「イポリートとアリシー」から5曲,     :ラモー
・ 狩りの交響曲               :レオポルド・モーツァルト

ジャン・フランソワ・パイヤール(指揮)
パイヤール室内管弦楽団

ソリストは
Bassoon – Jean-Pierre Laroque
French Horn – Daniel Dubar, Georges Barboteu, Gilbert Coursier, Michel Bergès
Harpsichord – Anne-Marie Beckensteiner
Hunting Horn – Didier Quillard, Jean Pietri, Jean-Paul Tessier, Thierry Bouts,
Thierry Dessallien
Oboe – Jean-Claude Malgoire, Pierre Venot
Soprano Vocals – Christiane Eda-Pierre
Violin – Huguette Fernandez

初出 1960年9月

 

バルボトゥやデュバル、クールシェなどの往年のフランスのホルン奏者に加え、狩猟ホルンアンサンブルが加わっているのがお目当てで購入したもの。

 

最初の狩猟ホルンアンサンブルによる強烈な響きを聴いて、かつて「空想の音楽会」シリーズとして国内盤LPで出ていたものと同じであることに気が付いた。


817oec4jqll_ac_sl1500_

「空想の音楽会」盤の購入記録を見たら1997年に購入済。

またまた痛恨のダブリ買い。


_57

この中のラモーは、日本ビクターが70年代に出した廉価盤「音楽の花束」シリーズ中の1枚「ヴェルサイユの狩りの音楽」に収録されていた録音と同じものだと思う。

 

カラフルで華やかな祝祭的な雰囲気があふれるアルバム。

今はこのようなスタイルでこの時代の音楽を演奏することは珍しくなったけれど、明るさの中に品格も感じられて理屈抜きに楽しめる1枚。

 

Youubeはラモーのオペラ「優雅なインドの国々」から

| | コメント (0)

2025年12月22日 (月)

海野義雄と安川加寿子のフランクとフォーレ

終日曇りの月曜日。


Yuzu0099-1


今日は冬至。


午前中にはかかりつけのクリニックで定期健診。


血液検査の結果は特に異常なし。
コンスタントにインフルエンザの患者は増えているとのこと。


 


ちょうど昼時だったので沼津市民のソウルフード、桃屋のパンを買って昼食とする。



Sdsc04546_20251222225701


カツサンドの甘いたれとメンチサンドの甘いたれの2本。


 


ついでにブックオフに寄ってみた。
500-1


シャブリエのピアノ曲集の楽譜を見つけてしばらく眺めて迷ったけれど、高かったので買うのはやめにした。


 


レコードコーナーに目をやると白いレコードジャケットが目に入った。
Maxresdefault_20251222225901


海野義雄さんのヴァイオリン、安川加寿子さんのピアノ伴奏でフランクのヴァイオリンソナタとフォーレのヴァイオリンソナタ第1番のカップリングでCBSソニーのLP.


 


安川加寿子のフランクとフォーレが聴ける!


21dk0l2amzl_sy425_


安川さんは音楽之友社から出ているフォーレピアノ曲集の編者で、フォーレの演奏についての著書もある。


ラヴェルの名曲「鏡」の日本初演は安川さんが沼津でおこなっている。



122587


海野義雄さんは沼津に縁があった関係で、沼響草創期にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を共演してくださいました。


ソロは素晴らしかったけれども、伴奏のオケは今思い返しても冷や汗の出るような出来だった。


 


このフランクとフォーレのアルバムはCDにもなっていないようだ。
しかも330円。


 


Youtubeはその海野義雄と安川加寿子のフランク


 

| | コメント (0)

2025年12月20日 (土)

今年最後のオケの練習はブラームス

雨の土曜日、

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の公演が終わり、昨日から来年の定期演奏会へ向けての練習が始まった。


598904023_25477815125244534_769440291510

 

来年の定演は「交響管弦楽のための音楽(芥川也寸志)」、「三角帽子(ファリャ)」第2組曲。そしてブラームスの交響曲第1番の3曲

 

ブラームスは沼響としては三回目、ファリャと芥川也寸志は初挑戦。


600356892_25461818566844190_513062179347

 

自宅にあるそれぞれの曲のスコアを取り出してみた。


599939403_25461814146844632_799237633712

ブラームスの4種類のスコアは、10年前にブラ1を演奏したときに揃えたもの。
同じようでいて細部が微妙に異なる。

 

この時に書き始めたコラムは、古い録音から年代順に網羅していくという自分で勝手にハードルを高くしてしまって、10年近く凍結状態となっている。

自分の好みも変化してしまった。続きをどうするか思案中。

 

手持ちのブラ1の音源を数えたら200種を超えていた。

どうしよう・・・


603845579_25477815618577818_851025428437

今年最後の練習は、お遊びの初見大会ではなく最初から細かな練習でした。

 

Youtubeはギュンター・ヴァントのブラームスの1番

| | コメント (0)

2025年12月18日 (木)

クリュイタンスの「ヘンゼルとグレーテル」

晴れのち曇り。最高気温13℃。

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」が終わってちょっぴりロス気味。

演奏するまではこのオペラを軽く見ていた。

実際に演奏してみると、難しいけれどいろいろと仕掛けもあって面白い。

 

フンパーディンクはワーグナーの下で働いていたこともあったので最初はワーグナーの影響を想像していた。

けれども練習の初めの頃はさほど感じなかった。

実際トレーナーに来ていただいた先生の一人が、あまりワーグナーの影響は感じませんねぇ・・とおっしゃっていたほど。

 

ところがピットに入ってみるとオケ全体がダークな音色になり、ワーグナーのような深い響きが感じられる瞬間が出てきた。

なるほど・・・

 

沼津市民文化センターのオケピットは、ワーグナーのオペラも想定して深めに作ったという話を思い出した。

ちょうどホルンとトロンボーンのピット内の席の天井が舞台にかぶっていて、奇しくもその部分はバイロイト祝祭劇場のワーグナーピットのようだな、と勝手に思い込んだりもした。

 

 

クリュイタンスの「ヘンゼルとグレーテル」。
手持ちは東芝EMIから出ていたLP2枚組。


Iimg800x80017318309767902zglcfm90139

・歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
 
 ヘンゼル:イルムガルト・ゼーフリート
 グレーテル:アンネリーゼ・ローテンベルガー
 父親:ヴァルター・ベリー
 母親:グレース・ホフマン
 魔女:エリザベート・ヘンゲン
 眠りの精/暁の精:リゼロッテ・マイクル
 
 ウィーン少年合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 
   録音:1963年12月、1964年3月 
      ウィーン、ムジークフェラインザール

この演奏が、自分が初めて聴いた「ヘンゼルとグレーテル」全曲。

 

かつて国内盤LPで、「ウィンナホルンの饗宴」というタイトルで、ウィーンヴァルトホルン合奏団による「夕べの祈り」の録音が出ていた。

230074753

この演奏が素晴らしくて今でも時々聴いているほど。
LPは全曲楽譜付き。

 

「ヘンゼルとグレーテル」の全曲盤を選ぶにあたり、クリュイタンス盤を迷わず選んだのは、各所で出てくるホルンパートをウィンナホルンの音で聴きたかったことに尽きる。

 

クリュイタンスがウィーンフィルを指揮したセション録音は少なくて、「ヘンゼルとグレーテル」のほか「交響曲のお誘い」というモーツァルトやベートーヴェン、チャイコフスキーなどの交響曲の聴きどころのひとつの楽章を集めたアルバムと「モルダウ」や「ドン・ファン」くらい。


R618715114132248375287

「交響曲のお誘い」にはクリュイタンスが全曲録音を残さなかった「新世界より」や「悲愴」、モーツァルトの交響曲第40番などもあって、いずれも名演揃いだった。
「運命」第1楽章もベルリンフィルとの全曲録音よりも良い出来だった。

 

そしてクリュイタンスの「ヘンゼルとグレーテル」。

久しぶりに聴いた。

 

なにせ自分が実際に演奏した直後でもあり、スコアを見ながら自分の演奏を反省しながら聴いたので、以前に聴いた印象とだいぶ異なることになった。

Gakufunets_f0098325_20251218231301

クリュイタンスらしい、品のあるまろやかな演奏だったような記憶があったけれど、聴きなおしてみるとアンサンブルをさほど精密に合わせた感じでもなく、時として粗削りさを感じさせる演奏だったのが意外だった。

 

歌手のアンサンブルは申し分ない。

中でもワルター・ベリーのダメおやじぶりは聴いていて目に浮かぶほど。
80年代半ばにウィーンで聴いた「マイスタージンガー」に、ワルター・ベリーが歌っていたことを思い出した。

 

Youtubeはウィーンヴァルトホルン合奏団の「夕べの祈り」

| | コメント (0)

2025年12月15日 (月)

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」本番終わる

12月も半ばを過ぎて本日快晴。最高気温15℃最低気温は4℃

 

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」は無事に終了しました。


595036875_909522878073487_45352_20251215224601

先週金曜に出演者全員が終結。

 

歌手の方々や子供たちの合唱も入り、舞台装置の前で場当たり稽古。


オケはピットの中なので舞台は見えないけれど、本番に向けて徐々に気分が高揚。


Img_20251213_184611_606

総合芸術オペラ独特の定期演奏会とは異なる独特の活気が、次第に会場に満ちていくのを実感する。

 

翌日土曜日は朝には全員集合して、受付などの会場設営のほかプログラムに各種チラシの挟み込み作業など。


Img_20251213_184509_124

その間に舞台ではセットの設営が急ピッチで進む。


Img_20251212_185302_362-2

午後の場当たり稽古の続き、夕食休憩をはさんでゲネプロの開始。

 

出演者は本番と全く同じ衣装とメイクで本番の内容そのまま進行。


598272537_33791615973770421_887182640400

中断することなく終わると、会場で聴いていた音楽好きの沼津市長さんが皆に挨拶。

本番には来れないのでゲネプロを聴きに来たとのこと。

 

自分は当日朝のTBS系ラジオFM の「ONE-J」でこの公演の聴きどころを話すことになってしまい、市長の挨拶も上の空で説明の案を練っていた。

 

そして本番当日。

FM生放送のために9時に会場に入り放送スタッフとの打ち合わせ。

頭の中は演奏どころではなくなっていた。

ラジオでは会場準備が進むホールロビーで、映画「スィングガールス」でトロンボーンを吹いていた本仮屋ユイカさんとの軽いやりとりのあとに「ヘンゼルとグレーテル」の聴きどころを簡潔にお話。

その間、会場準備をしていたスタッフたちが皆作業を中断して聞いていてなんともやりにくい。

 

放送も終わり、最後の練習のためにかけつけた場所は沼響発祥の地、文化センター地下のリハーサル室。
狭い練習場に仲間が混み合う景色に、なんとなく懐かしい気持ちになりました。

 

本番は会場で聴いた友人たちによると、随分と出来がよかったようだ。

東京からわざわざ来てくれた友人からも感動したとの感想をいただいた。

 

打ち上げの宴会場で指揮の初谷先生から、皆の前で冒頭のホルンへのお褒めの言葉をいただいたのが嬉しかった。

 

ホルンパートはこの冒頭部分のために会場を取って、パート練習をおこないました。

 

Youtubeは「ヘンゼルとグレーテル」からホルン合奏による夕べの祈り

| | コメント (0)

2025年12月11日 (木)

今年最後のレコードコンサートはブロムシュテットの第九

晴れのち曇り、木曜日の朝、狩野川河川敷からの富士山。

 

598878563_25411468405212540_528346779362

近くの小学校では新校舎の建設が進んでいる。

少子化の影響で小さな建物のようだ。


597922916_25411468735212507_818054113745

 

津波避難用の階段が印象的。

 

 

先月末の備忘録として。

 

市民文化センターで今年最後のクラシックレコードコンサートの解説。


Img_20201113_182438_20230128215_20251212093201

今回は今までにないアクシデント。

 

今まで使っていた部屋が天井に不具合が出て使えなくなってしまい、急遽隣の会議室に場所を移すことに。

 

文化センターも築40年を超えて痛みが目立ってきた。
来年末から数年かけて大規模改修する予定とのこと。

 

なにせ40年以上馴染んでいた部屋が変わるので、早めに会場に入り準備に入る。

JBLの大型スピーカー4343などのオーディオ一式を移動。

 

ホールを担当している外部の技術屋さんがセッティングしてくれるはずが、都合がつかなくなってできなかったとのこと。

会場に着くとセッティングがめちゃくちゃだ。

 

時間もないので結線その他をチェック。
いつもの部屋は音響的に配慮されていたけれど、今回は普通の会議室。

 

フラッターエコーを気にしながらスピーカーの位置を決めていく。

 

いつもは事前にソフトを再生して音量もチェックしていくのだけれど、その時間はなかった。

 

今回は会場が狭くなったので定員を30名にしぼった。


Img_20251128_192020_351

ところが事前予約の申し込みが定員を上まってしまい、何人かの方は断わらざるを得なかったとのこと。

 

 

内容はベートーヴェンの第9を中心としたプログラム。


Img_20251212_085242_5052

 

演奏は現役最長老ながら今年も来日してくれたブロムシュテットの演奏で。

ほかに今年アニバーサリーを迎えた作曲家から、フリッツ・クライスラーのヴァイオリン曲。


Img_20251212_084553_9252

 

芥川也寸志の大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ音楽、ショスタコーヴィッチの祝典序曲、ヨハン・シュトラウス二世のワルツなどを解説を交えながらの紹介。

芥川とショスタコーヴィチは他の回でもう少しじっくりと紹介したい。

 

実際にやってみてやはり音量の設定に苦慮。

アンケートではクライスラーのヴァイオリンの音量が小さいとあった半面、第9では大きかったとの指摘もあり、これは難しいところ。

 

部屋も狭くてせっかく満員となっていてもお客様は居心地がよくない感じ。

 

次からもう少し広い部屋を探してみよう。

 

Youtubeはブロムシュテット指揮NHK交響楽団の第九

 

| | コメント (0)

2025年12月 9日 (火)

藤井一興の「はじめてのピアノコンサート」

晴れのち夕方から急な雷雨。

昨晩遅くに青森県東方沖で強い地震。

心配していた青森に住む友人からは、夜遅くに無事だという安否情報が入った。

よかった。

未だ余震は続いている。

 

藤井一興のピアノを聴いた。
YAMAHAが出していたCDでタイトルは「はじめてのピアノコンサート」Vol.1

120124488

・主よ、人の望みの喜びよ    :バッハ~ヘス編
・トルコ行進曲         :モーツァルト
・ピアノソナタ第8番「悲愴」から第2楽章
                :ベートーヴェン
・即興曲作品90-4        :シューベルト
・春の歌             :メンデルスゾーン
・別れの曲           :ショパン
・練習曲作品25-1「エオリアン・ハープ」 :ショパン
・楽しき農夫          :シューマン
・愛の夢第3番         :リスト
・ヘ長調のメロディ       :ルビンシュタイン
・間奏曲作品117-2       :ブラームス
・乙女の祈り          :バダジェフスカ
・ユモレスク          :ドヴォルザーク
・葦笛の踊り          :チャイコフスキー
・月の光            :ドビュッシー
・シチリアーノ         :バッハ~ケンプ編

 

 藤井一興(ピアノ)

 

ハードオフのジャンクコーナーで税込み110円で見つけたCD.

藤井一興は一度実演を聴いたような気がする。

記憶が曖昧だけれど、確か沼津で聴いた岡村喬生が歌った「冬の旅」の伴奏者が藤井一興だったような・・・

 

このCDは、誰でもどこかで聴いたことがあるような名曲ばかりを16曲集めたもの。

内容はピアノを弾き始めて中級あたりのレベルを想定した選曲だと思う。

曲よりも藤井一興の名に惹かれて手に取ったもの。

 

バッハから始まりモーツァルトから音楽史の順に並び、やがてドビュッシーに到達。
そして最後に再びバッハという考え抜かれた選曲。

この種の録音は数多くあるけれども、多くはなんとなく教育用の、音は鳴っているけれど模範演技のような無機的な演奏も少なくない。

 

けれどこのCDは違った。

 

明晰な音造りの中に格調高い気品が漂う。

「乙女の祈り」のような曲でも、変奏が変わる毎に左手の表情と音色が変化していて、ここで初めて聴くような新鮮な感動を誘う驚きの演奏。

 

奥深い瞑想に誘うブラームス、そして懐かしい暖かさの感じられるユモレスク。

Vol.1とあるがVol.2は発売されたのだろうか?

 

聴いてみたい。

 

Youtubeは藤井一興と黒田亜樹が弾くバッハ「神の時こそいと良き時」から、現代ルーマニアの作曲家クルタークのアレンジ。
「メシアン没後30年に寄せて」コンサートのアンコールより

| | コメント (0)

2025年12月 7日 (日)

本日の練習、ヘンゼルとグレーテル本番まであと一週間

本日二十四節気「大雪」快晴の日曜日、最高気温18℃

 

昨晩夜に熱海の親戚でお通夜。

場所は熱海市の中心部ではなくかなり郊外の式場。

通常我が家から熱海までは三島市から熱函道路で丹那盆地経由が通常ルート。
今回は熱海市内での渋滞を予想して、最短距離の伊豆長岡からの山越えルートを選んでみた。

 

ところがこれが大失敗。

 

このルートは昼間に何度か通った経験があったので甘く見ていた。

今は日の落ちるのが早くて、山伏峠を越えたあたりにから周りはすっかり暗くなっていた。

そのうちだんだんと道が細くなり、気が付くと行き交う車がなくなっていた。

どうやら分岐点で入る道を間違えたらしい。

 

これはヤバい! 

Uターンできるほどの道幅もない。

 

 

とにかくカーナビ頼りにテレビ番組の「ぽつんと一軒家」を思い出したりしながら、伊豆の山奥をゆっくり直進。
クマが出るといやだな・・・・

 

 

やがて車がやっと一台通るくらいの細い横道をカーナビから案内された。
一瞬躊躇したけれど、選択の余地もなくすごい下り坂をとにかく進む。

5キロほど下ったあたりでようやく人家が見えてきた。
斎場にはぎりぎりの時間で間に合った。

 

帰りは、宿泊する遠方から来た親戚を宿まで送りながら普通の道で帰りました。

 

 

日曜夜はオーケストラ。


595036875_909522878073487_45352757168239

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の本番まであと一週間になり、ピットの中で本番に向けて最後の追い込み。


595765557_25378328545193193_208145600237

全曲を一通り流してその後の微調整。

あとは前日、前々日にソリストと合唱、三枝成彰先生も加わり演出の細かな打ち合わせが入るので、オケだけの練習は実質最後の練習。

595798951_25378329721859742_441585801898

ちょっぴりの不安と期待で複雑な気持ちだけれど、とにかく楽しもう。

 

Youtubeは「ヘンゼルとグレーテル」フルスコア、ショルティ指揮ウィーンフィル

| | コメント (0)

2025年12月 5日 (金)

本日の練習本番まであと10日、そしてプリッチャードの「ヘンゼルとグレーテル」のことなど

晴れ、日中の最高気温は14℃

冬も本格的になって古いアラジンのストーブの芯の交換。

20年前に購入したもの。

Img_20251204_113743_938

今まで芯は互換品を使っていた。

高いけれど純正品を使ってみた。丁寧な交換手順の説明書がついている。

手順とおりに進めていると、つまみの部分が歪んでいてうまく芯が入らない。

やむなく分解して歪んでいる部分を直しながらの作業。

交換して点火してみる。

見た感じは互換品と変わらないように見えるけれどもどこかが違うのだろう。

 

Img_20251204_203451_119

木曜夜はオーケストラ。

文化センター小ホールでの練習。

オペラ本番まであと10日。


Img_20251204_201702_763

ハープも入り細かな部分まで見えてきた。

 

手持ちの「ヘンゼルとグレーテル」のディスクから。


R675122514286858247696  

 フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾソプラノ)
 イレーナ・コトルバシュ(ソプラノ)
 キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
 クリスタ・ルードウィヒ(メゾソプラノ)
 エリザベート・ゼーダージュトレーム(メゾソプラノ)
 ジークムント・ニムスゲルン(バリトン)
 
 ジョン・プリッチャード(指揮)
 ケルン・ゲルツェニヒ管弦楽団
 ケルン児童合唱団 コトルバス
 

 録音:1978年 ドイツ、レーバークーゼン

手持ちはCBSソニーから出ていたLP2枚組

プリッチャードがケルン歌劇場首席指揮者時代の録音

プリッチャードはロンドンフィルやBBC交響楽団の首席指揮者や音楽監督を歴任したけれどボールトやバルビローリらの他のイギリス人指揮者と比べると影が薄い印象。

だがこの演奏を聴くと、プリッチャードはやはりオペラ畑の指揮者だったのだと思う。

 

最後の録音となったモーツァルトのオペラ「劇場支配人」の演奏も素晴らしかった。

スコアを見ながら聴いてみた。

個性的な名歌手たちを自分のペースで自然に導いていく手腕は実に見事。
このメルヘンオペラの暖かでほっこりとした雰囲気をこれほど上手く聞かせてくれる演奏も珍しい。

ケルンのオケの素朴な音も良い。

 

Youtubeは1989年のプロムスでの最晩年のプリッチャード、この年の12月に亡くなっている。

| | コメント (0)

2025年12月 3日 (水)

森正の芥川也寸志、交響管弦楽のための音楽

寒波到来。
各地で大雪となり、ここ沼津でも今シーズンの最低気温。

通勤途中での沼津市民文化センター前の欅。


593997209_25340404205652294_600449309677

最近は秋が短くなり葉の色も均一ではなくなって、紅葉の時期も短くなりました。

来年の沼響の第42回定期演奏会はブラームスの交響曲第1番。

前半の曲はファリャの「三角帽子」第2組曲が決まり、それだけでは短いのであと一曲。

 

それがなかなか決まらない。

いつもながら弦楽器パートと管楽器パートの希望がかみ合わない。

ようやく候補として絞られたのが伊福部昭の「日本組曲」と芥川也寸志の「交響管弦楽のための音楽」の2曲。

 

沼響40年の歩みの中で邦人作品を取り上げたのは、第40回定演の伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」

この時の選曲について団員の中で戸惑いはあったものの、40回の記念の意味もあって演奏することになった。

演奏してみると実に面白い。

来場されたお客さんからも非常に好評で、県外からもタプカーラ目当てで来場してくださった方もいた。

自然と団員内の中に伊福部ファンが急増した結果、候補として出てきたのだと思う。

 

今年生誕100年の芥川也寸志の曲も魅力的。
自分としても両方とも演奏したい。

「交響管弦楽のための音楽」を聴いた。


Sl1200_20251204095801

・交響管弦楽のための音楽     
・弦楽のためのトリプティーク   :芥川也寸志
・饗宴              
・フォノロジー・サンフォニーク  :黛敏郎

  森正(指揮)
  東京交響楽団

  録音1961年

手持ちは東芝から出ていたLP。この曲の初録音だったと記憶している。
曲の良さもあるけれど演奏が非常に良い。

独特の緊張感を保ちながら続く第1楽章、キレのある第2楽章の躍動感も素晴らしい。

 

1950年代に現代音楽を積極的に紹介していた東響。
経営破綻直前の古い録音だけれど、この時期の東響の代表的な録音ではあるまいか。

 

演奏を聴いているうちにNHKの音楽番組に出演していた芥川さんが、初演時のエピソードを語っていたのを思い出した。

初演は1950年、近衛秀麿指揮日本交響楽団。
第2楽章冒頭のシンバルソロで演奏者が間違えて2度叩いてしまったとのこと。

 

初演を聴いていた師の伊福部昭が「芥川君、あのシンバルは1発の方が良いじゃないかね」


初の外来オケ、シンフォニー・オブ・ジ・エアー(NBC交響楽団)を指揮したソーア・ジョンソンがこの曲を好み、アメリカ各地で演奏したという。映像も残っている。

 

今やほとんど忘れられているN響の正指揮者森正だけれど、自分は好きな指揮者で、山田耕筰のオペラ「黒船」や名曲アルバムのような著名曲を集めたLP、音楽大学を指揮者LPなど比較的手持ちがある。
だが交響曲のような大曲の録音をほとんど残していない。

ネットを探して「惑星」のライヴを見つけた。


22_1111_01

しかも笠松長久氏の吹くモーツァルトのホルン協奏曲第3番とのカップリング。

 

最近は音盤の購入をできるだけ控えてはいるけれど、迷わずポチってしまいました。

 

Youtubeは森正指揮の交響管弦楽のための音楽

| | コメント (0)

2025年12月 1日 (月)

フォルカー・レニッケのフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」

今日から師走。

快晴、最高気温が20℃を超えて過ごしやすい1日。

本日仕事で静岡市へ出張。

昨日日曜の夜は、ホルンパートで「ヘンゼルとグレーテル」のパート練習。
202507010138_ex_20251201212101

2時間ほどの練習で細かな箇所の確認など。

本番まであと2週間。

 

先週土曜は帰省した娘夫婦と孫たちと一緒に桃沢へディキャンプ。

Dsc_3426

 

桃沢は愛鷹山中腹にある桃沢川が流れる静かで自然豊かな場所。

整った設備で自宅からも40分ほどの距離。


Dsc_3436

 

新東名沼津長泉インターチェンジにも近い、コテージも並ぶ穴場のようなキャンプ場。


Dsc03409

 

美しく整備されていて盛りを過ぎた紅葉の葉が川に散っていた。


Dsc03401

都心からも東名高速を使えば一時間あまりの距離だけれど、週末にもかかわらず空いていた。

 

手持ちの「ヘンゼルとグレーテル」を聴いた。

2jgmauprvxghyze7vyxpb6

・歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(全曲) :フンパーディンク

 名古屋木実,中川真主美,
 長島伸子 青木道子(ソプラノ)
 木村宏子  辻宥子  (メゾソプラノ)
 勝部太  (バリトン)

  フォルカー・レニッケ指揮
  読売日本交響楽団
  二期会合唱団 東京放送児童合唱団

  録音 1983年12月 1984年2月

田中信昭、中山悌一による日本語版による全曲録音。

手持ちは学研の録音で発売元は日本コロンビアの2枚組LP。
かつて学研からハイライトのCDも出ていた。

この録音の前後で、二期会は同じ日本語版による「ヘンゼルとグレーテル」の公演を佐藤功太郎指揮の東京フィルでおこなっている。

何人かは同じキャスト。

 

九州交響楽団の常任指揮者や、国内の音楽大学で教鞭を取っていた日本にゆかりの深いレニッケはドイツのオペラハウス叩き上げの指揮者

高い水準で均一なレベルの歌手たち。

日本語訳も無理はなく、メルヘンオペラの雰囲気がよく出ていて気軽に聴ける好演だと思う。

 

Youtubeはフォルカー・レニッケ指揮のモーツァルト、歌劇「イドメネオ」序曲

| | コメント (0)

« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »