森正の芥川也寸志、交響管弦楽のための音楽
寒波到来。
各地で大雪となり、ここ沼津でも今シーズンの最低気温。
通勤途中での沼津市民文化センター前の欅。
最近は秋が短くなり葉の色も均一ではなくなって、紅葉の時期も短くなりました。
来年の沼響の第42回定期演奏会はブラームスの交響曲第1番。
前半の曲はファリャの「三角帽子」第2組曲が決まり、それだけでは短いのであと一曲。
それがなかなか決まらない。
いつもながら弦楽器パートと管楽器パートの希望がかみ合わない。
ようやく候補として絞られたのが伊福部昭の「日本組曲」と芥川也寸志の「交響管弦楽のための音楽」の2曲。
沼響40年の歩みの中で邦人作品を取り上げたのは、第40回定演の伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」
この時の選曲について団員の中で戸惑いはあったものの、40回の記念の意味もあって演奏することになった。
演奏してみると実に面白い。
来場されたお客さんからも非常に好評で、県外からもタプカーラ目当てで来場してくださった方もいた。
自然と団員内の中に伊福部ファンが急増した結果、候補として出てきたのだと思う。
今年生誕100年の芥川也寸志の曲も魅力的。
自分としても両方とも演奏したい。
「交響管弦楽のための音楽」を聴いた。
・交響管弦楽のための音楽
・弦楽のためのトリプティーク :芥川也寸志
・饗宴
・フォノロジー・サンフォニーク :黛敏郎
森正(指揮)
東京交響楽団
録音1961年
手持ちは東芝から出ていたLP。この曲の初録音だったと記憶している。
曲の良さもあるけれど演奏が非常に良い。
独特の緊張感を保ちながら続く第1楽章、キレのある第2楽章の躍動感も素晴らしい。
1950年代に現代音楽を積極的に紹介していた東響。
経営破綻直前の古い録音だけれど、この時期の東響の代表的な録音ではあるまいか。
演奏を聴いているうちにNHKの音楽番組に出演していた芥川さんが、初演時のエピソードを語っていたのを思い出した。
初演は1950年、近衛秀麿指揮日本交響楽団。
第2楽章冒頭のシンバルソロで演奏者が間違えて2度叩いてしまったとのこと。
初演を聴いていた師の伊福部昭が「芥川君、あのシンバルは1発の方が良いじゃないかね」
初の外来オケ、シンフォニー・オブ・ジ・エアー(NBC交響楽団)を指揮したソーア・ジョンソンがこの曲を好み、アメリカ各地で演奏したという。映像も残っている。
今やほとんど忘れられているN響の正指揮者森正だけれど、自分は好きな指揮者で、山田耕筰のオペラ「黒船」や名曲アルバムのような著名曲を集めたLP、音楽大学を指揮者LPなど比較的手持ちがある。
だが交響曲のような大曲の録音をほとんど残していない。
ネットを探して「惑星」のライヴを見つけた。
しかも笠松長久氏の吹くモーツァルトのホルン協奏曲第3番とのカップリング。
最近は音盤の購入をできるだけ控えてはいるけれど、迷わずポチってしまいました。
Youtubeは森正指揮の交響管弦楽のための音楽
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