マティウイルダ・ドップスのモーツァルト
4月に入り雨の日が続き火曜の夜は激しい風雨。
翌朝畑に行くと、カミキリムシにやられて枯れていた夏ミカンの木が倒れていた。
周りにはもう一本の夏ミカンから落ちた実が散乱。
昨日は雨の合間に倒木を片付けて、ついでに伸び始めた雑草などを取っていた。
今日になって腰が痛い。
モーツァルトの宗教曲を3曲。
・戴冠ミサハ長調 K. 317
・「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」, K. 165*
・アヴェ・ヴェルム・コルプス」K. 618
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
ウルスラ・ゾレンコップ(コントラルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
ハインツ・レーフス(バス)
ワルター・ゲール(指揮)
ハンブルク北ドイツ交響楽団
北ドイツ放送合唱団
マティウイルダ・ドップス(ソプラノ)*
アレクサンダー・クランハルス(指揮)
バーデン国立歌劇場管弦楽団
コンサートホールソサエティから出ていた国内盤LP。
宗教曲に定評のある地味ながら実力派の歌手を揃えている「戴冠ミサ」目当てで購入したもの。
ゲールの録音はおそらく録音時の問題だろうか、ピッチが低い。
その結果澱んだ響きのはっきりしない音になってしまっている。
いろいろなイコライザーカーヴを試しても大きな変化はなかった。
ドップスのK.165は音が鮮明なのでカッティング以前の問題だろう。
マティウイルダ・ドップス(1925-2015)はメトロポリタン歌劇場で活躍した黒人歌手。
スカラ座には1953年にカラヤンの招きで出演している。
この時が黒人歌手で初めてのスカラ座登場だった。
コヴェントガーデンやパリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場などでも活躍。
ソロのコンサートはあまり行っていないらしい。
録音も少ない。
入手しやすい録音ではTESTAMENNTから出ているモノラルのアリア集くらい。
自分の手持ちでドップスの出ている演奏は、クリュイタンス指揮のドビュッシー「聖セバスチアンの殉教」全曲のモノラル盤のみ。
知らず知らずに忘れ去られた存在になってしまっている。
その点ステレオ録音のこの演奏は貴重なもの。
K.165はモーツァルト16歳の時の作品。
ソプラノ歌手の技量を誇示できる有名曲なので、名だたる歌手の名唱目白押し。
カストラート歌手のために書かれた曲だけに華やかなコロラトゥーラがはまり役だけれど、ドップスの歌唱は表面的な華やかさよりも落ち着いた暖かさの感じられるもの。
それでいて技巧的な部分を軽くさらりと自然体で乗り越えていて、物足りなさは感じられない。
スイスの指揮者でバーデン歌劇場の音楽監督だったアレクサンダー・クランハルスの指揮もドップスを引き立ててよい出来だ。
Youtubeはマティウィルダ・ドブスが歌うマスネのオペラ「マノン」からガヴォット
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ロヴィツキのチャイコフスキー、白鳥の湖と眠りの森の美女(2026.08.11)
- ぬまクラ講座第2回はグリーグとシベリウスほか(2026.08.08)
- BitLockerで悩む、ベッチャーのGalante Symphonies(2026.07.30)
- エマ・ジョンソンのクラリネット(2026.07.28)
- ケネス・シャーマホーンのシベリウス(2026.07.25)






コメント