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2026年7月に作成された記事

2026年7月16日 (木)

ヨゼフ・ホフマンによるカーネギーホール・ゴールデン・ジュビリーコンサート

しばらくの長雨のあと、今週に入ってからは晴天続き。
未だ梅雨明け宣言にはならず。


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今年はキュウリがたくさん採れた。

 

日曜の新響の演奏会のついでに御茶ノ水ディスクユニオン。

新響のコンサートが終わったのが16時。
美術館や博物館へ行くにも中途半端な時間。

コンサート前に娘に届けたジャガイモを運んだリュックはかなり大型で、LPそのものが余裕で入る優れもの。


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これならば大量購入しても両手で紙袋をぶら下げる必要はないな・・・と

ここしばらく購入は戒めているものの悪魔の囁きが・・・・

結局地下鉄丸ノ内線で池袋から御茶ノ水まで行き、今年最初のディスクユニオン。

 

一時間に制限して店内を巡回。


いつものように500円以下コーナーから。
相変わらず多いロシアのマイナー作曲家、ところどころに東欧系の盤など、地味な顔ぶればかり。

こちらのコーナーからは、コジマ録音から出ていたシュッツの「マタイ受難曲」

我が国おけるシュッツの権威、淡野弓子による演奏。
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今は活動を停止してしまった沼津合唱団が、その活動の末期に指導者として淡野弓子さんを招いていた。

その最初のコンサートを聴いた。

1994年7月16日(土)午後6時 沼津市民文化センター大ホール

 

「沼津合唱団演奏会〜新しい響きを求めて」

共演: ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京
指揮: 淡野弓子

・ラッソ、パレストリーナのモテットほか 沼津合唱団
・シュッツのモテット    シュッツ合唱団
・ラッソ《シビュラの預言》全曲 沼津 & シュッツ合唱団
・柴田南雄《宇宙について》   沼津 & シュッツ合唱団 

田舎の沼津では考えられないほどの斬新なプログラムだった。

2つの合唱団の合同演奏は、総勢は90名を超えていたと記憶している。

 

凄かった。


この時、淡野弓子さんという人の凄さを初めて知った。

だが平均年齢がかなり上がっていた沼津合唱団が、淡野さんの厳しい音楽に付いていけるのだろうか、と心配になったのも事実。

その後、淡野弓子と沼津合唱団はメサイヤ抜粋などの演奏会を開いたけれど、
そのうち活動のニュースを聞くこともなくなってしまった。

解散してしまったらしい。

 

その淡野弓子のシュッツ「マタイ受難曲」が500円。

 

デヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮ロンドンフィルのロシア管弦楽曲集。


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オランダ・ユニベルソ盤。

ボロディンの未完にしてグラズノフ補作の交響曲第3番のほか、バラキレフの「リア王」序曲と「禿山の一夜」原典版、リムスキー・コルサコフの「サドコ」という凝った内容。

「禿山の一夜」はジャケットによると、この版による初録音ということらしい。

 

イギリスの指揮者デヴィッド・ロイド=ジョーンズ(1934-2022)は、NAXOSに多量のイギリス音楽の録音を残しているオペラ指揮者。

特にロシアオペラの校訂者として良い仕事を残している。

 

ドラティ指揮コンセルトヘボウ管によるウェーバー序曲集。


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蘭フィリップス盤で、マルケヴィッチの唯一のステレオ録音のウェーバー、歌劇「プレチオーザ」序曲がカップリングされているのがお目当て。

他にマッケラス指揮の「舞踏への勧誘」を併録。こちらはMercuryへの録音。

 

「蓄音機の歴史」国内盤LP2枚組


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英Argoから、「The Wonder Of The Age (Mr. Edison's New Talking Phonograph)」として出ていたものの国内盤。

1888年から1930年までの、クラシック音楽に限らず、ポピュラー音楽やコミックソング、ナイチンゲールなど有名な人のスピーチなどを含めた、録音草創期の今に残された歴史的な音源を集めたもの。

 

クラシック音楽系ではカルーソーやタマーニョ、メルバなどの名歌手やサラサーテの自作自演などの比較的知られた録音のほか、バルビローリがブリティッシュ交響楽団を指揮した1927年録音のワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」序曲。


これはバルビローリの指揮者としての初録音のはず。


デニス・ブレインの父、オーブリー・ブレインのモーツァルト、ホルン協奏曲第2番なども収録。

オリジナル解説書の邦訳に加えて、岡俊雄氏の詳細な解説がついていて500円。

 

500円コーナーの隣のピアノオムニバスコーナーで目に入ったのが、伝説的なピアニスト、ヨゼフ・ホフマンによるカーネギーホール・ゴールデン・ジュビリーコンサート。

彼はプロの演奏家として演奏録音を残した最初の人物。

 

長い間、ステージから遠ざかっていたホフマンのデビュー50周年を記念しておこなわれたもの。
1937年11月28日のメトロポリタン歌劇場での歴史的なコンサートライヴ。


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師であるアントン・ルービンシュタイン作曲のピアノ協奏曲第4番のほか、ショパンやラフマニノフ、そして自作を含むピアノ曲を集めたIPAのLP2枚組。

ホフマンがこのコンサートの録音収録を許可せず、家族が密かに録音しておいたもの。

伴奏はフリッツ・ライナー指揮のカーチス音楽院管弦楽団。

 

最初にオケ単独でブラームスの大学祝典序曲が演奏されている。
大学祝典序曲はライナー唯一の録音。

オケのメンバー表を見ると、オーボエのマルセル・タビュトーやホルンのメイソン・ジョーンズなど。往年のフィラデルフィア管の名手たちの名が並ぶ。

こちらも詳細な解説や写真が付きで1800円。

 

 ルーマニアのホルン吹きたちによる、シューマンの4つのホルンのためのコンチェルトシュトゥック。ハイドンの2つのホルンのための協奏曲とのカップリング
ルーマニア erectrecord盤LP.

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クリスティアン・マンデール (指揮)
クルージュ=ナポカ・フィルハーモニー管弦楽団
ホルンソロは– Dăian Lung Vasile Oprea  Traian Tulbure  Traian Tulbure

 

 

Youtubeはシューマンの4本のホルンとオーケストラのためのコンチェルトシュトゥック、ゲルギエフ指揮のミュンヘンフィルのメンバーたち

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2026年7月14日 (火)

新交響楽団第274回演奏会はシベリウスとヤナーチェク

今朝、蝉の盛大な鳴き声で目が覚めた。

日中は強烈な日差しの蒼い空。

本日の最高気温は36℃の真夏日。

 

日曜日は新交響楽団の第274回演奏会。


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場所は池袋の東京芸術劇場

上京ついでに孫に会いに行くことを決め、先日親戚からいただいた三島馬鈴薯と畑で採れたキュウリをリュックに詰め込む。

かなり重い。

こんな状態でコンサートもなぁ・・・

最初コンサートの帰りに寄るつもりだったけれど、結局開演前に行くことにした。

時刻表を調べたら新幹線を使えばなんとか間に合いそうだ。
開演は14時。

三島発9時24分東京行きの新幹線に乗り、途中で昼食用の総菜を買い、娘の住まいには正午前に到着。

幼い孫の顔を見ながら一緒に昼食。
正味30分ほどで池袋へ。

 

新交響楽団は、作曲家芥川也寸志氏が創設したオケで、今年創立70周年。

ショスタコーヴィチの交響曲第4番や、伊福部昭『シンフォニア・タプカーラ』1979年改訂版の日本初演を行うなど、全国数多くのアマオケの中でも歴史や実力で間違いなくトップクラスのオケ。サントリー音楽賞も受賞している。

まさにアマオケの雄。

 

今回の新響のプログラム

・交響的幻想曲「ポヒョラの娘」    :シベリウス
・組曲「タラス・ブーリバ」      :ヤナーチェク
・交響曲第5番 変ホ長調       :シベリウス

 湯浅卓雄(指揮)
 新交響楽団

なんとも魅力的なプログラム。

交響曲第5番は昨年沼響の定演で演奏したばかりだし、「ポヒョラの娘」はシベリウスの数多い管弦楽曲の中でも最も好きな曲。意外と演奏される機会が少ない。

「タラス・ブーリバ」は大編成オケにパイプオルガンも入る大作。

これも実演で聴いておきたかった曲。

 

演奏は期待通り素晴らしかった。

 

「ポヒョラの娘」冒頭のチェロのソロの見事さからして、オケの実力の高さを実感。
フォルティシモでもオケ全体の音が混濁せず、良いバランスで鳴っている。


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木管楽器の低音域を多用して、燻銀のようなほの暗さを演出するシベリウスに対して、フォルティシモでも柔らかで品格も感じさせるヤナーチェク。

シベリウスとヤナーチェクの二人の作曲の語法の違いが、実演で聴くとよくわかる。

ヤナーチェクの終曲、オルガンソロから流れてフルオケで壮大なクライマックスを築くところには感動しました。

 

交響曲第5番も、沼響で散々苦労した第1楽章や第3楽章での弦楽器の細かな動きも見事。

今回のプログラムのような凝った内容でも、東京芸術劇場に大勢の客を集める集客力。

未知の曲でも必ず聴き手を楽しませてくれる、という実績があるからだろう。


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アマチュアらしい熱さの中に、落ち着いた大人の雰囲気が高い次元で保たれているのが素晴らしい。

 

堪能しました、ありがとうございました。

 

Youtubeはサロネン指揮トーンハレ管のポヒョラの娘

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2026年7月11日 (土)

本日の練習、久しぶりの白鳥の湖は管楽器のセクション練習

薄曇りの週末、最高気温31度湿度も高い。

庭に咲いた鬼百合。


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昨日は畑の草取りと庭の槇の大きな木の枝払い。

夜は市民文化センターでオケ。

秋の名曲コンサートへ向けての練習。

第1リハーサル室で管楽器のみのセクション練習だった。

泉先生のご指導で「白鳥の湖」沼響独自のハイライト版。


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弦楽セクションは別会場の小ホールで練習でした。

 

土曜の夜はホルンセクションのパート練習。

曲は来週に迫ったアンサンブル大会の曲決めとその練習。

 

場所は我が家の音楽部屋。


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曲も決まり練習は一時間ちょっとで終了。

その後は来年の定演の候補曲の話など、楽しい四方山話で終わる。

 

Youtubeはユーリ・シモノフ指揮モスクワフィルの「白鳥の湖」

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2026年7月 9日 (木)

マッケラスのディーリアスにヘレヴェッヘのバッハ

久しぶりの快晴、布団が干せるような晴れ間は何日ぶりだろう。

蝉の声も聞こえてきた。

今年もいよいよ長い夏が始まる。

 

先日、隣町の伊豆大仁に行っていた。


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大仁は伊豆の象徴のような巨大な岩壁がそそり立つ城山のあるところ。
我が家から車で30分ほどの距離。

城山は、室町時代から戦国時代にかけて使われた金山城があった場所で、太平記にも登場する。

 

所要を済ませ昼時だったので近くの「はま寿司」で昼食。

店を出ると至近距離にBOOK OFFの看板が・・・

自然に体が吸い寄せられていく。

 

もう断捨離すべき年齢で、このところ書籍も音盤も購入は控えている。

できるだけHard OffやBook Offには近寄らず、ネットオークションサイトは見ないことにしている。(できるだけです)

大仁に来ることはほとんどない。

 

この店も最後に来たのはいつだったかな・・・(購入記録を見たら5年前でした)
と思いながら店の中に入り、書架をさっと眺めてCDコーナーへ。

5年前に来た時は、CDコーナーにはウイリアム・シューマンの交響曲全集やタンスマンなど、アメリカやヨーロッパの現代作曲家や、NAXOSの別宮貞雄諸井三郎などの邦人作曲家特集などのほか、マイナーな日本人ピアニストのCDが多かったことを覚えている。

かなりコアな愛好家が近くにお住まいなのだろう。

 

今回も淡い期待を持って棚をブラウズ。

古楽器系が多かったけれどだいぶ高い。

500円以下のコーナーも大部分が500円。

LPコーナーは洋楽、邦楽のふたつのくくりでクラシックはなし。

 

半ば失望した中で選んだのは、サー・チャールズ・マッケラスのディーリアス管弦楽曲集と、ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレのバッハのカンタータとミサ曲集。

マッケラスはウェールズのオケ。

 

二人とも実演に接している指揮者。

マッケラスはもう40年ほど前のウィーンでの国立歌劇場バレエ公演。


曲はチャイコフスキーの弦楽セレナーデと、ヒンデミットの「四つの気質」をバレエにしたもの、そしてファリャのバレエ音楽「三角帽子」全曲だった。

チャイコフスキーが、この世のものとは思えないほど美しい音で弦楽器が鳴っていた。
ワルツの楽章など絶品だった。

まさにウィーンフィルの音。

その後ウィーンフィルの来日公演を何度か聴いたけれど、未だにあの時以上の音は聴くことができていない。

マッケラスの力か、あるいは本拠地の空気の中でしか聴くことができない音かもしれない。


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・ブリッグの定期市
・幻想曲「夏の庭で」
・楽園への道(歌劇「村のロメオとジュリエット」より)
・2つの水彩画
・春を告げるかっこうを聞いて(小管弦楽のための2つの小品より)(ビーチャム版)
・川の上の夏の夜(小管弦楽のための2つの小品より)(ビーチャム版)
・間奏曲(歌劇「フェニモアとゲルダ」より)
・イルメリンの前奏曲(ビーチャム版)

 サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
 ウエールズ・ナショナルオペラ管弦楽団

 英Argo録音のDECCA盤CD.
 今は「海峡」その他を含めたCD2枚組が出ている。
 税込み550円。

 

ヘレヴェレッヘは2001年のロイヤル・フランダースフィルとの三島公演を聴いた。
プログラムはマーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」にブルックナーの交響曲第7番。

マーラーの演奏の記憶はほとんど残っていないけれど、ブルックナーが透明な響きの見通しの良い演奏だった。

 

最初舞台下手にいたチューバが第2楽章のみ上手に移動して吹いていたことや、公演前に立ち寄ったコンビニで、ヘレヴェッヘ本人がパックに入ったサンドイッチを購入している場に遭遇したとか、演奏とは関係ない部分の記憶が鮮明。

ヘレヴェッヘのバッハはVirginから出ていたCDで、コレギウム・ヴォカーレ指揮したもの。1989~91年録音


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カンタータK.131, 73, 105, 39, 93, 107
他にミサ曲 K.233-236、SANCTUS K.238

CD4枚で990円。

 

Youtubeはヘレヴェッヘのモーツァルトのレクイエム。ワルシャワの聖十字教会でおこなわれた、ショパン没後161年追悼ミサでのライヴ。

客席にピアニストの小山実稚恵さんの姿が見えます。

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2026年7月 7日 (火)

パウル・バドゥラ=スコダのベートーヴェン、皇帝その他のことなど

本日曇天、最高気温は28度で蒸し暑い一日。
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古い洗面台の掃除をしていたらヤモリが落ちてきた。

 

パウル・バドゥラ=スコダのベートーヴェンを聴く。


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・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
・ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」 Op. 27, No. 2*
・ピアノソナタ第8番 ハ短調「悲愴」 Op. 13*
 
 パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
 ヘルマン・シェルヘン(指揮)
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団

 録音  1952年 1953年* 

米Westminsterの録音で、スコダの一連のベートーヴェンのうちピアノ協奏曲全集中の一枚。

手持ちは70年代初めにキングレコードが出した名曲コレクションシリーズの廉価盤。

「皇帝」を片面に詰め込み、B面は同じくスコダが弾く「月光」と「悲愴」ソナタのカップリング。

 

スコダは、大ピアニストエドウィン・フィッシャーの弟子。


かつて同世代のグルダとデムスと並び称されたスコダだけれど、なんとなく前者二人と比べると地味な存在だった。

ベートーヴェンの権威とされ、ベートーヴェンやモーツァルトの楽譜の校訂や研究書もあるスコダ。

ウィーンの古典派、ロマン派の作曲家たちのピアノ曲全般で着実で良い仕事を残している

ベートーヴェンではコンチェルトのほか、ピアノソナタ全集の録音を1969年と1989年の2種残していて、2度目の録音はベートーヴェンの時代のピアノを使用したとのことで、話題になった盤。

 

このキングの廉価盤シリーズはとにかく詰め込みが半端でなく、「英雄」と「悲愴」との組み合わせもあったはず。

 

このアルバムのピアノソナタ2曲は全集以前の録音。

標記はステレオとなっているので疑似ステレオのようだが、このステレオ化はうまくいっていて、調べてモノラルと知って驚いたほど。

詰め込みでレンジは低いけれど、「皇帝」は左右の広がりは自然だった。

 

「皇帝」は自然体の落ち着いたテンポ感の楷書風の美しい演奏。

聞いているうちに自然に引き込まれるようなベートーヴェン。

シェルヘンは手際の良い堅実な伴奏で完全に黒子に徹している。

 

ソナタの録音は「皇帝」に比べると音が揺れていて、音はかなり落ちる。

青白き光が静かに差し込むような「月光」、雨垂れが落ちるような淡々とした「悲愴」の第2楽章。

ベーゼンドルファーのピアノの音も美しい。

力強くも強靭な迫力で迫る怒涛の終楽章も素晴らしかった。

 

Youtubeはスコダとデムスの弾くシューベルト、幻想曲ヘ短調

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2026年7月 5日 (日)

サージェントのチャイコフスキーは、オルガン付き「1812年」

7月最初の日曜日。

昨晩遅くからの雨は、朝も降り続いて午後から曇天。

昨日は今にも降りそうな空を気にしながら、終日畑と庭の草取り。

区切りがついて、ひと風呂浴びてしばらく昼寝をしていた。

 

目覚めて外に出ると、玄関先にジャガイモがたくさん入った箱。

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箱根名産の三島馬鈴薯だ。

この馬鈴薯を使用した三島のご当地グルメ「三島コロッケ」は、今年ジャパン・フード・セレクション【グランプリ】を受賞している。

どうやら箱根の親戚が来たらしい。

 

親戚は父方の祖母の実家で、毎年この時期に野菜を軽トラに積んで届けてくれる。

祖母が嫁いできたのは昭和の初め。
その頃の先代の大叔父の時からもう百年近く続いている。

祖母は自分が生まれる前に、若くして亡くなっているので顔は写真でしか知らない。

夜に父の従弟にあたる箱根のおじさんにお礼の電話をかけた。
もう80も半ばを超えているはず。

 

高齢なので、昨年持ってきた時にもう大変だから来年は止めてください。と言ったけれど。

いとこおじさんは「Hさん(祖父のこと)とTさん(父)にはお世話になったからね。お母さんは元気かね」

ありがとうございます。大切にいただきます。

 

いただいたジャガイモのいくつかは種芋として畑に植えてみようと思う。

 

イギリスの指揮者、サー・マルコム・サージェントのチャイコフスキー。

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・序曲「1812年」
・スラヴ行進曲
・幻想序曲「ロミオとジュリエット」
・バレエ「眠りの森の美女」からワルツ

 サー・マルコム・サージェント
 ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
 
  録音:1960年1月5,25,27日
     
手持ちは英EMIのLP

 サージェントは、チャイコフスキーの交響曲第5番を2度録音していて、最初の盤はサージェントの60歳誕生記念として発売されていた。
第4楽章に驚きの大幅カットがあったのが印象に残っている。

 

サージェントは、多数の録音を残しながら同世代のボールトやバルビローリに比べると、イギリス国外では下に見られることが多かったと思う。
そのスクエアな音楽造りが、時として冷たさを感じさせ、共感を得にくかったのかもしれない。

だがウィーンフィルとの一連のシベリウスや、ロンドン響との「ローマの松」など、イギリス音楽以外でも名盤は多い。

 

そしてこのロイヤルフィルとのチャイコスキー。

オケをバランスよくきっちり鳴らし込み、チャイコフスキーの外面的な一面を見事に音にしている。

ビーチャム時代のロイヤルフィルもエレガントにして華麗。

 

「1812年」は大砲の実音入り。

驚いたのは終結部のロシア国歌の部分にパイプオルガンのペダル音を入れていた。
派手にオルガンを鳴らすのではなくて、重低音の隠し味として鳴らしているのが良い効果を上げている。


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サージェントとロイヤルフィルは「わが祖国」全曲でも名演を残している。

 

Youtubeはサージェント指揮ウィーンフィルのシベリウス、カレリアから行進曲風に

 

 

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2026年7月 3日 (金)

ジャン・フランセのファゴット協奏曲とクラリネット協奏曲 自作自演

7月に入って毎日雨ばかり。


しばらく怠けていたら、畑が雑草だらけになってしまった。


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草取りを始めたら、巨大に成長したキュウリが雑草の茂みの下から出現。

草に隠れて気が付きませんでした。

 

木曜に目のレーザー治療を受けてきた。

最近飛蚊症がひどくなってきて左目にも違和感があり、最寄りの眼科で診てもらったら右目の網膜に穴が空いていた。

放っておくと網膜剥離になってしまうらしい。

 

15分くらいの簡単な治療と聞いたので気軽な気持ちで受診。

施術の2時間前から15分おきに目薬をさして病院へ。
点眼麻酔をして専用のコンタクトレンズを装着して治療開始。

 

バスン・バスンとレーザー光線の照射が始まった。

看護師に頭を押さえられながら治療が進む。

予想のほか照射の回数が多い。
途中から指を折って数えていたけれど50回近くにはなっていたと思う。

 

直接の痛みはないけれど、しだいに後頭部の脳の奥に鈍痛が・・・

目がそのまま近くの脳に直結していることを実感する。

だんだんと脂汗が出てきた。

 

いつまで続くのかなぁ・・・・と思っているうちに、

先生「はい、終わりましたよ」の声。

機械から目を離すと、右目がぼんやりしていて10分ほどはほとんど見えなかった。

 

結局、穴の周囲で網膜が浮いている部分が見つかって、広範囲の照射になったらしい。

 

その日は右目奥の鈍痛が残り、夜の車の運転も不安だったので、予定していた沼響の定期総会は委任状を出して欠席することにした。

 

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ジャン・フランセの自作自演でファゴット協奏曲とクラリネット協奏曲。
仏Cybeliaレーベルの「Musique Française Du 20e Siècle」のシリーズから。

 

・ファゴット協奏曲(1979)
・クラリネット協奏曲(1968)

 ジルベール・オダン(ファゴット)
 モーリス・ガベ(クラリネット)

 ジャン・フランセ(指揮)
 カヴァルディ・オーケストラ


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ファゴットソロはフランス国立管の奏者だったGilbert Audin(1956-)。
8年前に実演を聴いたレ・ヴァン・フランセのメンバーとして今年も来日予定。

 

クラリネットはMaurice Gabai(1935-)


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プーランクやサン・サーンスの室内楽集など、一流の共演者との共演録音がかなりある。

オケはOrchestre Kovaldy。
このオケはよくわからない。

 

様々な楽器の多彩な曲を作曲したジャン・フランセ(1912-1997)

長生きしたので作品数も多く自作自演録音も多数残っている。

ファゴット協奏曲はファゴットと11本の弦楽器のために書かれた曲。

この2曲ともユーモアとウィットに富んだフランセ独特の楽しい世界が広がる。

 

Youtubeはフランセのバレエ音楽「ソフィーの不幸」から7つの踊り

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