レーグナーの白鳥の湖、その他白鳥の湖の聴き比べ
ようやく梅雨が明けて本格的な夏。
昨日朝起きたらサッカーワールドカップ決勝の後半戦をやっていた。
FIFAランクの1位と2位との決戦なだけにウルトラハイレベルの戦い。
昨日は猛暑のため外出は畑の水遣り程度。
家の中の古いものの片づけなどで、日中はほぼ家の中。
沼響の秋の演奏会で演奏する「白鳥の湖」の、手持ちのいくつかの演奏の終曲周辺を摘み聴き。
聴いたのはフィストラーリ指揮コンセルトヘボウ管の国内盤LP(1961)、
モントゥー指揮ロンドン響のフィリップス盤LP(1962),
アンセルメ指揮スイス・ロマンド管の国内盤CD(1959)
カラヤン指揮ウィーンフィルのロンドン盤国内CD(1965)、
オーマンディ指揮フィラデルフィア管のCBS盤CD(1961)
レーグナー指揮ベルリン放送響(旧東ドイツ)の徳間盤CD(1981)など。
レーグナー以外はほぼ同年代の録音で、若い頃から聞きなれた廉価盤ばかり。
往年の名盤とよばれている演奏プラス、オーマンディとレーグナーという図式。
聴き比べてみるといろいろと見えてきて面白い。
「白鳥の湖」の演奏は、ロシア系の演奏はあえて避け、長い間レファレンスとしてモントウ盤を聴いていた。
今聞いても90歳を超えた老人の指揮とは思えない、瑞々しくも風格漂う名演だと思う。
ただ他の名門オケの演奏に比べると、この頃のロンドン響はアンサンブルの精度に微妙に聴き劣りがする。
1954年のクリップスの退任以来、長い間首席指揮者不在の時期が続き、しばらく低迷していた時期なのではなかろうか。
かつて「白鳥の湖」の代表的な演奏とされたアンセルメ盤は、今となっては鮮度の古さと緩いオケが気になった。かなりダメ。
録音も良くない(LPは良いかもしれない)
カラヤンも録音の古さが気になったけれど、ピシリとウィーンフィルを引き締めて若々しくもスピーディな演奏でこれはこれでハイレベルな演奏。
オーマンディはオーケストレーションにかなり手を加えているようだ。
ここで聴かれる豪奢な響きは、それなりに説得力を持って迫り来るもの。
フィストラーリは他に2種の全曲録音もあるけれど、コンセルヘボウ盤はハイライト版。
終曲のノンブレスで吹き続けるオーボエソロも見事。
ドラマティックに盛り上げながらも品格もあって良い演奏だ。
終結部のティンパニの猛烈な連打はフィストラーリ独自のもの。
実は今回一番良いと思ったのはレーグナー。
美しさの中に深い思索を感じさせるような中身の濃い音楽が鳴っている。
「白鳥の湖」からこのような音楽を引き出したことに驚嘆。
Youtubeはレーグナーの「白鳥の湖」から第2幕の情景
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