マッケラスのディーリアスにヘレヴェッヘのバッハ
久しぶりの快晴、布団が干せるような晴れ間は何日ぶりだろう。
蝉の声も聞こえてきた。
今年もいよいよ長い夏が始まる。
先日、隣町の伊豆大仁に行っていた。
大仁は伊豆の象徴のような巨大な岩壁がそそり立つ城山のあるところ。
我が家から車で30分ほどの距離。
城山は、室町時代から戦国時代にかけて使われた金山城があった場所で、太平記にも登場する。
所要を済ませ昼時だったので近くの「はま寿司」で昼食。
店を出ると至近距離にBOOK OFFの看板が・・・
自然に体が吸い寄せられていく。
もう断捨離すべき年齢で、このところ書籍も音盤も購入は控えている。
できるだけHard OffやBook Offには近寄らず、ネットオークションサイトは見ないことにしている。(できるだけです)
大仁に来ることはほとんどない。
この店も最後に来たのはいつだったかな・・・(購入記録を見たら5年前でした)
と思いながら店の中に入り、書架をさっと眺めてCDコーナーへ。
5年前に来た時は、CDコーナーにはウイリアム・シューマンの交響曲全集やタンスマンなど、アメリカやヨーロッパの現代作曲家や、NAXOSの別宮貞雄、諸井三郎などの邦人作曲家特集などのほか、マイナーな日本人ピアニストのCDが多かったことを覚えている。
かなりコアな愛好家が近くにお住まいなのだろう。
今回も淡い期待を持って棚をブラウズ。
古楽器系が多かったけれどだいぶ高い。
500円以下のコーナーも大部分が500円。
LPコーナーは洋楽、邦楽のふたつのくくりでクラシックはなし。
半ば失望した中で選んだのは、サー・チャールズ・マッケラスのディーリアス管弦楽曲集と、ヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレのバッハのカンタータとミサ曲集。
マッケラスはウェールズのオケ。
二人とも実演に接している指揮者。
マッケラスはもう40年ほど前のウィーンでの国立歌劇場バレエ公演。
曲はチャイコフスキーの弦楽セレナーデと、ヒンデミットの「四つの気質」をバレエにしたもの、そしてファリャのバレエ音楽「三角帽子」全曲だった。
チャイコフスキーが、この世のものとは思えないほど美しい音で弦楽器が鳴っていた。
ワルツの楽章など絶品だった。
まさにウィーンフィルの音。
その後ウィーンフィルの来日公演を何度か聴いたけれど、未だにあの時以上の音は聴くことができていない。
マッケラスの力か、あるいは本拠地の空気の中でしか聴くことができない音かもしれない。
・ブリッグの定期市
・幻想曲「夏の庭で」
・楽園への道(歌劇「村のロメオとジュリエット」より)
・2つの水彩画
・春を告げるかっこうを聞いて(小管弦楽のための2つの小品より)(ビーチャム版)
・川の上の夏の夜(小管弦楽のための2つの小品より)(ビーチャム版)
・間奏曲(歌劇「フェニモアとゲルダ」より)
・イルメリンの前奏曲(ビーチャム版)
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
ウエールズ・ナショナルオペラ管弦楽団
英Argo録音のDECCA盤CD.
今は「海峡」その他を含めたCD2枚組が出ている。
税込み550円。
ヘレヴェレッヘは2001年のロイヤル・フランダースフィルとの三島公演を聴いた。
プログラムはマーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」にブルックナーの交響曲第7番。
マーラーの演奏の記憶はほとんど残っていないけれど、ブルックナーが透明な響きの見通しの良い演奏だった。
最初舞台下手にいたチューバが第2楽章のみ上手に移動して吹いていたことや、公演前に立ち寄ったコンビニで、ヘレヴェッヘ本人がパックに入ったサンドイッチを購入している場に遭遇したとか、演奏とは関係ない部分の記憶が鮮明。
ヘレヴェッヘのバッハはVirginから出ていたCDで、コレギウム・ヴォカーレ指揮したもの。1989~91年録音
カンタータK.131, 73, 105, 39, 93, 107
他にミサ曲 K.233-236、SANCTUS K.238
CD4枚で990円。
Youtubeはヘレヴェッヘのモーツァルトのレクイエム。ワルシャワの聖十字教会でおこなわれた、ショパン没後161年追悼ミサでのライヴ。
客席にピアニストの小山実稚恵さんの姿が見えます。
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