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2026年8月 2日 (日)

インキネン指揮紀尾井ホール室内管弦楽団のシベリウスとマーラー

8月最初の週末、猛暑続く。

 

昨日土曜日は、紀尾井室内管弦楽団のコンサートで東京。
開演は2時。

6時前に目覚めたので、早めに出発して上野で開催中の東京都美術館「大英博物館 日本美術コレクション」に行くことにした。

7時35分沼津発、途中熱海で乗り換え上野には10時ころ着。

展覧会の詳細は後日。

 

そしてピエタリ・インキネン指揮の紀尾井ホール室内管弦楽団。

 


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コンサート会場は初台の東京オペラシティコンサートホール。

紀尾井ホールは大規模修繕工事のために休館中。

 

紀尾井ホール室内管弦楽団は、国内主要オケの首席クラスのメンバーや、ソリストたちの集団。

非常に水準が高い室内オーケストラ。

 

かなり以前、旧称の紀尾井シンフォニエッタ東京時代にバルトークの「弦楽器と打楽器、チェレスタのための音楽」とマルタンの「七つの管楽器、打楽器、弦楽器のための協奏曲」を中心としたプログラムを聴いたことがあり、高性能なオケの演奏を堪能したことを覚えている。

ただ、この時の指揮者が誰だったかどうしても思い出せない。

AIに尋ねると2013年の第91回定期演奏会が出てくる。

 

だが、2013年ならばこのブログに感想を書いているはずだし、ピアニストの江口玲が出演していたことをはっきり覚えているので、より以前のことだろうと思う。

 

 

ピエタリ・インキネンは2013年の日本フィルの定期演奏会でも聴いている。

日本フィルの首席指揮者に就任する前のことだった。

その後、インキネンは2023年にバイロイト音楽祭でのリング全曲演奏など、着実に活躍の場を広げている。

 


日本フィル演奏会の時は寂しい客の入りだったけれど、今回の演奏会ではほぼ満席だった。


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インキネンと紀尾井ホール室内管弦楽団とは今回初めての共演。

・「カレリア」序曲op.10   :シベリウス
・交響曲第7番 ハ長調 op.105 :シベリウス
・交響曲第4番 ト長調    :マーラー*

  マンディ・フレードリヒ(ソプラノ)*
  ピエタリ・インキネン(指揮)
  紀尾井ホール室内管弦楽団

 

早いテンポで颯爽と爽やかにすすめた「カレリア」序曲。

透明な響きでバランスよく鳴るオケ。

室内オケとはいえ腕利きの集団なので、大編成オケに匹敵するような壮大な鳴りっぷりだ。

 

 

続くシベリウスの交響曲第7番は、自分が大学に入ったばかりのころに入団した学生オケが春の定演で取り上げていた。

メインはブルックナーの「ロマンティック」。
入ったばかりの自分は裏方で、舞台袖から聴いていた。

この時先輩の吹くトロンボーンソロがカッコよくてこの場面に強烈な印象が残っていて、いまだにこの曲を聴くとフラッシュバックのようにその光景が出てくる。

 

 

インキネンには、NAXOSと日本フィルに2種のシベリウスの交響曲全集録音があり、シベリウスは手慣れたもの。

前半の頂点での素晴らしいトロンボーンソロが鳴り響く瞬間には鳥肌が立ってきた。

 

そして後半のマーラー。

 

第2楽章でコンマスが長2度高く調弦したヴァイオリンに持ち替えながらのソロ。

このソロがめちゃくちゃうまいので、思わずプログラムの名簿を見なおしたら、現在ミュンヘンフィルのコンサートミストレルの⻘木尚佳さんがゲストコンマスだった。

 

ヴァイオリンソロに絡むホルンソロも見事、こちらは読響首席の日橋辰朗さん
日本音楽コンクール第一位の実力者。

マンディ・フレードリヒの歌も美しい声と安定した歌いっぷりで会場を魅了。

 

 

インキネンの指揮は、オケの自発性に任せながらも、自然な流れの中で自分のペースで音楽を進めていく。

十数年前に聴いた指揮者とはまるで別人のような自信と風格が感じられ、シベリウスのスペシャリストのみではないことを確認。

満席のお客さんの反応も良くて、マーラーの最後の音が静かにホールに消えていった後の長い長い沈黙、そして盛大な拍手とブラボーの声。

 

ここで素敵な出会いがありました。

 

自分の隣の席に自分よりも高齢の男性、そしてその横にもっと高齢のおそらく80代のおばぁちゃん。
二人ともマーラーが大好き。

自分も含めて偶然隣り合わせになった3人。

 

男性の方はバーンスタインとニューヨークフィルの「巨人」やブロムシュテットN響のマーラーの9番の実演を聴いているという。

 

おばぁちゃんもマーラーファンで自称マーラーの追っかけ。

最近の都内のマーラーの演奏会はほとんど足を運んでいるとのこと。

そしてエストニアの現代作曲家ペルトのファンでもあり、1991年のアルヴォ・ペルト来日時の自選プログラム・コンサートまで行ったというから筋金入り。

いやはや恐れ入りました。

東京には凄い人がいるものです。

 

おまけにそのおばぁちゃん「私、行けなくなったからさしあげます」と、東京シティフィルのコンサートのチケットをいただいちゃいました。

藤岡幸夫指揮東京シティフィルでマーラーの「巨人」、そして戦前ベルリンフィルを指揮した天才音楽家、貴志康一の歌曲のプログラム。

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ありがとうございます。

心して聞かせていただきます。

 

帰りは新宿から小田急ロマンスカーに乗り小田原でJRに乗り換えて19時帰宅。
かつて小田急は沼津まで乗り入れていて、新宿から直接沼津まで帰ることができていた。

 

Youtubeはハンヌ・リントウ指揮ベルリンフィルのシベリウスの交響曲第7番、序盤のクライマックスのトロンボーンソロが入る部分

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