カテゴリー「文化・芸術」の記事

2019年10月15日 (火)

雨の横浜、横浜美術館

日曜の暑さから一転して小雨振る10月半ばの週。

 

気温は下がり10月中旬並みの肌寒さ。

 

台風の被害は東日本の広範囲に及び、犠牲者の数も増え続けている。

 

 

こんな時だけれども、昨日は以前から予定をしていたユーリ・テミルカーノフ指揮読売日本交響楽団を聴くために横浜に行っていた。

 

 

朝、通常の出勤の時間に家を出た。

 

暑かった日曜の感覚のままだったので薄着で家を出たのが失敗の元。

 

駅のホームに立つと肌寒い。
周りを見ると皆さん長袖に上着。

 

自分は肌着の上に長袖シャツ一枚の姿だ。

 

横浜駅には10時30分の到着。

 

横浜も雨。

 

このままでは風邪をひきそうなので、軽いジャンパーでも買おうかと財布に割引券が入っていた横浜駅前の「洋服の青山」に向かうと11時開店だった。

 

直ぐ近くに「ドトール」があったのでここで暖かなカフェモカを飲みながらの時間調整。

 

青山に入って店員に尋ねると、この店はフォーマルが中心らしく、高そうなスーツばかりが並んでいる。
「2階にコートがありますが」ということなので行ってみると、どうみても本格的なコートばかり。

 

かろうじて見つけた半額値札のレインコートはサイズが合わなかった。

 

やむなく薄めのハーフコートにした。
ここで想定外の痛い出費。

 

コートを着てしばらく歩いているうちに今度は暑くなってきた。

 

みなとみらい線に乗りみなとみらい駅へ。
Img_20191014_114349-2 コンサートは2時開演なので近くの横浜美術館に行ってみる。

 

ここでは「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展

 

横浜美術館は初めての訪問。

 

最初に無料の「絵でたどるペリー来航」展を観る。

 

3f2e620

 

ペリー来航時に同行した画家ヴィルヘルム・ハイネの描いた石版画などと写真家のエリファレット・ブラウン・ジュニアの撮影した写真が展示されている。

 

コンパクトながら非常によくまとまった展示。

 

当時400枚余り撮影されたというブラウン・ジュニアの写真は残念ながら現在6枚しか確認されていない。そのうち5枚は国内に有り、いずれも重要文化財に指定されている。

 

ここでは「遠藤又左衛門と従者」のレプリカが展示されていた。

 

同じブラウンが撮影した写真の現存する6枚のうちのもう一枚は函館にあって、かつて函館に旅行した時に見ている。

 

Exhibition1_01

 

ただこの時の函館の展示では日本最古の写真との解説があったが、ペリーの函館滞在は1854年5月17日から6月3日まで、横浜滞在は同じ年の2月13日から4月18日までなので、正確には横浜の写真の方が数か月だけ早いことになる。

 

 

そして「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展
Orangerie_ogp パリのオランジュリー美術館の常設展示作品から、画商ポール・ギュヨームコレクション。
の展示。

 

ルノワールをはじめとしてマチス、ピカソ、ドガ、モネ、マリー・ローランサン、モジリアニなど、19世紀から20世紀初めの著名な画家13人の作品を集めたもの。

 

 

画商ポール・ギュヨーム。

 

詩人アポリネールのアドバイスを受け若きモジリアニの才能を見出したことで有名だが幅広い交友は超人的。
個人でこれだけの芸術家たちと深い交友があったことに驚く。

 

ギヨームは42歳の若さで逝っている。

 

72469653_2502101656575873_30817389444092 ここではユトリロの描いたベルリオーズの家やバレエリュッスの「牝鹿」の下絵なども観ることが出来た。

 

会場にはルノワールの「ピアノを弾く少女」に描かれているプレイエル社製ピアノが展示されていてプーランクのノヴェレッテが流れていた。

 

72321466_2502103346575704_76354238218009 長くなったのでコンサートの感想は次回。

| | コメント (0)

2019年10月 7日 (月)

ららぽーと沼津と旧御用邸での茶会、そして舘野泉のピアノのことなど

曇り夕方から雨。
10月も一週間が過ぎ夏の暑さは昨日まで。

「ららぽーと沼津」オープン。

71915693_3541651902515225_42796684721677

2日のプレオープンには周辺国道が強烈な渋滞。

連日の混雑を聞いていたので、ある程度落ち着いてから行くつもりが、昨日家内が「ららぽーと」で重たいものを買うというので荷物運びに駆り出された。

 

オープン最初の日曜なので混雑は必至と渋滞を予想していたものの駐車場にはすんなり入ることができた。
72322583_2485406318245407_65989182862204

ショッピングしているうちに次第に混み始めた。

 

ショップの店員達は新人が多くて、人数が多い割には時間がかかってどこも行列。
71471359_2485405948245444_63587930470225

昼食時には混雑のピーク。

 

71815144_2485408618245177_57722250040159

 

一番人気の湯河原の「飯田商店」は90分待ちのプラカードが・・・・

 

 

最初から混むところで食事するつもりはないけれども、どこも大層な人の列。

 

結局、焼肉京昌園のランチセットにした。

 

Dsc_0029

この店はアプリで待ち時間を知らせてくれるのでその間にショッピングができるのが良い。

 

食事を済ませららぽーとを出て沼津御用邸記念公園へ向かう。

 

Img_20191006_144821

沼津市芸術祭の茶席に参加

茶道3流派の競演

 

ララポートの駐車場から出るのに手間取り、旧沼津御用邸到着時はほとんど終了時間の直前。

 

こんな時間なので自分たち夫婦のみ。

本日最後の参加者らしい。


Img_20191007_191203

もう片付けを始めていたけれども席を設けていただきました。

 

茶の席は全く素人なのでいくぶん緊張気味。

 

72524520_392811954946642_102561656941943

和服姿の品の良いご婦人が丁寧にお茶を点てていただき、作法も教えてくださった。

 

ららぽーとの喧噪から別世界の落ち着いた時間を過ごすことが出来ました。

ありがとうございました。

 

 

今日は舘野泉のピアノでフィンランドの作曲家たちの作品を聴いていた。

 

タイトルは「フィンランド ピアノ名曲ベストコレクション2」

キャニオンから出ていたLPで近代フィンランドの作曲家5人の作品を収めている。

 

Dsc01518

 

01夢想op.58-1 (シベリウス)
02静かな西風op.74-2 (シベリウス)
03村の教会op.103-1 (シベリウス)
04即興曲op.5-5 (シベリウス)
05ロマンス変ニ長調op.24-9 (シベリウス)
06ロマンティックな情景op.101-5 (シベリウス)
075月の夜op.27-4 (パルムグレン)
08夕べの歌op.47-1 (パルムグレン)
09月の光op.54-3 (パルムグレン)
10とんぼop.27-3 (パルムグレン)
11海op.17-2 (パルムグレン)
12夏の夜の牧歌op.16-2 (メリカント)
13牧歌op.73-1 (メリカント)
14ゆるやかなワルツ (メリカント)
15秋の朝op.21-2 (カスキ)
16古い時計台op.48-2 (カスキ)
17夜の海辺にてop.34-1 (カスキ)
18激流op.48-1 (カスキ)
19小さなガヴォットop.3-3 (クーラ)
20結婚行進曲op.3-2 (クーラ)

 

 舘野泉(P)

 

 録音 1988年1月

 

フィンランドの作曲家としてはシベリウスの存在があまりにも大きく、他の作曲家たちは巨大な太陽に隠された惑星のような存在になってしまっていて気の毒なほど。

 

トイヴォ・クーラは酔った兵隊との口論で射殺されるという悲劇的な最期
ヘイノ・カスキなどはシベリウスと同じ日に亡くなっている。

 

巨人シベリウスの影に隠れて目立たないけれども他の4人も才能豊かな作曲家たちだ。

 

ここで聴かれる作品はいずれもロマンティックで美しい小品ばかり。

 

このように並べて聴いてみると、シベリウスの作品は身近な題材を取り上げた内容であっても密度が高く、簡単に聞き流すような作品でないことを実感する。

「村の教会」はシベリウス晩年の傑作「アンダンテ・フェスティーボ」と同じ素材からなるもの。

 

中では素朴でいて爽やかな美しいメロディ満載のメリカントの作品に一番惹かれる。

 

舘野泉のピアノは、作品への深い愛情と共感に満ちた美しい演奏を聴かせてくれる。

EQカーヴはColumbiaカーヴで聴いた。

 

Youtubeはメリカントの「牧歌」

 

| | コメント (0)

2019年10月 5日 (土)

山種美術館「大観.春草.玉堂.龍子 日本画のパイオニア」展と名曲喫茶「ライオン」のことなど

10月最初の土曜日、本日の最高気温31度。

 

朝、市街中心部を流れる狩野川堤防を歩いていた。

日差しは強いが頬に触れる川風に秋の色。

 

 

72189332_2482957135156992_65022554816737

 

川向こうの林立するマンションの間からの富士山。

 

ズームアップすると宝永火口もくっきり見えた。


Img_20191005_083434

 

木曜の東京行きでは山種美術館をはじめ、渋谷の老舗名曲喫茶「ライオン」に久しぶりに寄りその他音盤購入もいくつか。

 

 

71497079_2479149808871058_85397082866628

山種美術館は広尾開館10周年記念「大観.春草.玉堂.龍子 日本画のパイオニア」展。

 

内容は当美術館が所蔵する近代日本画の四巨頭、横山大観、菱田春草、川合玉堂、川端龍子の作品を集めた展示。


71343001_2479149325537773_40311356884590

 

横山大観は出雲旅行の際に足立美術館でかなりの作品を見た。

 

 

今回館内で撮影を許されている唯一の作品、大観の「心神」


71819806_2479149558871083_37074166289006

 

大観の絵は小さなサイズの絵でも、その奥に広大な世界が無限に広がっていくのを感じさせる。

 

だが自分には時としてその巨大さに押し潰されそうな重圧を感じることがある。

 

 

今回ここに展示されている4人の作品では、菱田春草と川合玉堂の作品に最も親近感を覚えた。

 

なかでも玉堂の「渓雨紅樹」が良かった。

 

D0174983_1692481

 

静かな秋、山村の紅葉の向こうに霧雨に煙る山々、遠くに傘をさして歩く二人の農夫の姿

 

ミュージーアムショップで絵はがきを買い求めたほど。

 

 

昭和の狩野永徳とも呼ばれた川端龍子の大作「鳴門」は、沼津江浦の静かな海を見て真逆の荒れた鳴門の海を想像して描いた、のだそうだ。

 

よく見ると確かに右側の海岸は江浦海岸のデフォルメだ。

 

Summer007_w-1

 

 

その後は渋谷に行きレコファン渋谷店を冷やかし、道玄坂の1926年創業の老舗名曲喫茶「ライオン」でコーヒーブレイク。

 

71248332_2479150252204347_21089716254445

ここに訪れたのは30年ぶりくらい。

場所がどうしても思い出せず、迷ってしまってようやくたどり着いた店の外観は以前と変わらず中もそのまま。

 

この場所だけ時間が止まっているかのようだ。

 

 

壁の中空にはめ込まれた手作り感のあるスピーカーは、記憶ではもう少し大きかった印象があったのだが空間の広さに比べて小さく感じた。

 

お客さんは10人ほど。

 

流れていた音楽はクロイツァーのピアノでリストのメフィストワルツ。
CDのようだ。

 

Dsc01552

 

やがて現代音楽に変わった。

 

チェンバロによる刺激的な曲が大音量で鳴っている。
自分は初めて聴く曲。

 

静かにコーヒーを飲みながらクラシック音楽を聴く場が名曲喫茶とするならば、かなり異質な音楽が流れている。

 

周りを見ると読書する人、論文らしき原稿を書いている男性、ノートパソコンを叩いている人、じっと聴いている紳士、若いアベックなど、みなさん静かに聞き入っている。

 

リクエストだったのだろうか。

 

自分には正直苦痛な音楽だった。

 

流れていた曲はリゲティの「コンティヌム」。

 

続いて定例のレコードコンサート。

Dsc01553

内容はスタインバーグ指揮のピッツバーグ交響楽団によるウィンナワルツ特集。

 

ずいぶんとマニアックな演奏を流しているものだ。
これは同じものを持っている。

 

使用していた米Captolのレコードは盤が汚れていてノイズが大きかった。

 

レコードをかける学生アルバイトらしき男性のレコードの扱いも気になる。

 

レコードをターンテーブルに載せるときにセンターを狙わず漫然とスピンドル周辺を探りながら置いている。

 

あれでは大切なレコードがヒゲだらけだ。

 

 

 

今や希少価値となった名曲喫茶。

 

末永く続けていただきたいだけに、多くの人が訪れるように些細なことにも気を使って欲しい。

 

 

しばしここで時間調整をして御茶ノ水ディスクユニオンへ。

 

 

| | コメント (0)

2019年7月17日 (水)

恐竜博2019と三国志展

週の半ばの水曜日。


朝までの小雨はやがて上がり昼ごろには青空。
気温も上がりようやく夏らしくなってきた。

 

 

ここ数日の肌寒さに夏風邪をひいてしまった人多数。

 

 

4月以降立場が変わったものの、定例の会議でも以前と変わらず自由に発言できる環境なのがありがたい。
周りが気遣っている様子も見えるので、余計な口は出さずに流れに任せてはいるが。

 

 

先週金曜の芸大でのコンサート終了後、そのまま上野泊。

 

 

東京二日目の土曜日も上野から。
この日も小雨。

 

土曜の本来の目的は、紀尾井ホールでおこなわれるMMCJのオーケストラ・コンサート

 

 

 

実は浅草で「全日本レコード&CDサマーカーニバル」があり、実はそちらもお目当てのひとつ。

 

上野に宿を取ったのもそのためだった。

 

 

 

だが最近、身近の海外在住が長かったコレクターからのイタリアや東欧の稀少マイナーレーベル外盤数千枚の投げ売り大放出が有り、その煽りでいささか購入過剰気味。

 

おそらく浅草レコード市でも100~200円で稀少盤が出るわけもなく、この種の巨大レコード市は体力と時間も消耗するので、直前まで迷いながら自粛することにした。

 

 

この時期の上野の美術館、博物館は魅力的な展示が多い。

 

Img_20190713_102832

 

 

最近見たNHKのテレビ番組の影響で、国立科学博物館で開催中の「恐竜博2019」を選択。

 

 

 

思えば2004年にオープンした東京国立科学博物館新館は初めてだ。

 

行ってみるとちょうど初日ということで長い行列。
予想通り小さな子連れの若い夫婦が多い。

 

内心しまった!と思ったものの、巨大な手を持つ恐竜ディノケイルスの復元全身骨格の初展示にも興味があったので惰性で並ぶ。

 

Img_20190713_093603 幸い待ち時間20分程度で入場できた。

 

Img_20190713_093746

 

ディノケイルスの復元骨格はなるほど巨大だけれども、巨大な手のインパクトに比べて、なんだこんなものか、というのが正直なところです。

 

Img_20190713_094148

 

自分が子供の頃と比べ恐竜の概念は大きく変わった。

 

毛がふさふさとした恐竜が卵を暖めているCGを観ると、今更ながら恐竜が鳥類の先祖であることを実感する。

 

Img_20190713_093641

 

NHK製作の多彩な4KのCGも楽しめた。

 

 

あまりにリアルな映像に、幼い子には現実とも区別がつかなくまるのではないか
などと思ったりしていた。

 

 

 

ついでに日本館(旧東京科学博物館本館)にも行ってみる。

 

 

とても全部を観る時間はない。

 

セレクトして見たのは2階の「日本人と自然

 

 

 

古い階段を上っているうちに、幼い頃母に連れられてこの階段を上ったことを思い出した。
磨り減っていた石の階段は新しい樹脂で補強されていた。

 

 

 

日本人の起源の研究はDNA配列解析の研究で大きく進んでいる。

 

現代日本人と縄文人とのかかわりを、遺伝子レベルの最新の成果を知りたかった。

 

 

同じフロアに200年前の江戸時代の墓地から脂漏状態で発見された女性のミイラがあった。
とても200年前とは思えないほど生前の面影を残した小柄な女性の姿。

 

江戸時代に亡くなった人とはいえあまりにも生々しく、故人の尊厳を考えて公開にあたっては賛否両論があったとのこと。
この場所のみ撮影禁止だった。

 

見ているうちにいろいろなことが頭に浮かんできた。

 

この小柄な女性は200年前の江戸でどのような人生を歩んだのだろうか。

 

ビデオで公開されている発掘時の映像で見る丁寧な埋葬状態には共に生きた人々の故人に対する深い愛情と悲しみが伝わってくる。

 

厳粛な気持ちになりしばしその場で佇んでいた。

 

 

続いて国立博物館へ行き「三国志展

 

Img_20190713_110425

 

曹操高陵からの出土品などの最新の発掘品の展示の数々。

 

Dsc01225

 

おそらく副葬品の多くは盗掘されていたとはいえ、白磁の壷「罐」は今までの白磁の起源を覆すものだという。
写真で見る稀代の英雄曹操の陵墓は意外なほど質素。

 

Dsc01224-1

 

正直なところ明や清時代の絵巻や、展示の各所で見られたゲームキャラの三国志の英雄達の像には興味なし。
Dsc01228 後漢や三国時代の「関内侯印」金印や各種の石牌などに面白いものが多かった。

Dsc01231

 

 

見終わり外に出ると未だコンサートの開演まで時間がある。

 

さてどうしよう・・・
紀尾井ホールのある四谷の手前にお茶の水・・・

 

ここで音盤購入の虫がフツフツと湧き上がってきた。

 

連想は御茶ノ水ディスクユニオンに及び時間調整で寄る事にしてしまった。

 

 

購入結果とMMCJのコンサートの感想は次回。

| | コメント (0)

2019年5月22日 (水)

ギュスタヴ・モロー展

昨日の大雨から一転、本日快晴気温も高い。

 

昨日所用があり東京へ行っていた。
朝出かけようとすると屋久島で大雨を降らせた雨雲が接近して大雨警報発令中。

 

駅に着くと東海道線が興津、田子の浦間で上下線とも不通。
ホームにあふれる人達。

 

 

Dsc_0021

 

用件は午後からだったので、当初各駅停車で行くつもりだったけれども急遽新幹線に変更。
東京では娘と待ち合わせて会社近くのホテルのレストランで昼食。
外は土砂降りで風も強い。

 

 

 

所用を済ませ多少時間があったので「ギュスタヴ・モロー展」に行ってみた。
場所は汐留のパナソニック汐留美術館。

 

 

Ded2620

 

強い雨の中でも駅から濡れずに建物まで行けるのがありがたい。

 

 

Dsc01012

 

 

展示はパリのギュスターヴ・モロー美術館から数々の素描から試作も含めた70点ほどの展示。

 

 

神話の世界からのさまざまな女性の姿。

 

写実的ではないが強烈な個性で迫る作品の数々。

 

お目当ての「出現」では、実物を見ていろいろなことが初めてわかった。

 

Moreau_sweet_02

 

空中に浮かぶヨナカーンの首を見つめるサロメ。

 

その奥にいる人々の表情ははっきり書かれていないが、その冷静な佇まいからは
彼らにはその首が見えていないようだ。

 

後で加筆されたように見える柱の模様も含めて新たな発見。

 

会場内ではパナソニック汐溜美術館の中核コレクションであるモローの愛弟子ジョルジュ・ルオーの作品も展示。

 

自分としてはこちらの方が好み。

 

 

そのまま帰宅せず御茶ノ水ディスクユニオンに寄ると盛大にCDの半額セール中。

 

メディアとしてのCDの先が見えてきてCDが売れなくなっているのだろう。

 

LPコーナーを見ると500円以下のLP10枚以上1枚100円の表示。

 

ジャケット難有りなどで比較的面白いものもあったので結局手を出してしまいました。

 

詳細は後日。

| | コメント (0)

2019年5月17日 (金)

沼津市立図書館 市河彦太郎展

晴れ、西風吹く金曜日。

 

連休前に転倒して両手を地面についてしまった時に手を傷めたらしい。
左手の痛みがひどくなったので家の近くの整形外科に行ってみた。

 

肩の痛みもあったので肩から手の先までレントゲン撮影。
ドクターの見立てでは骨に異常はないとのこと。
ただ左手の前腕骨と手骨の間の軟骨を傷めた可能性があるらしい。

 

軟骨はレントゲンに写らない。
肩はいわゆる五十肩。
筋肉をほぐす体操の説明書と湿布薬をいただいて終わり。

 

ともあれこの程度でよかった。

 

 

大作曲家シベリウスに最も親しく接した日本人。


Dsc00753

 

沼津出身の外交官、市河彦太郎を紹介する展示を沼津市立図書館で開催中です。

 

Sh31_ichikawa

 

市河彦太郎は初代フィンランド公使にして作家の有島武郎や芹沢光治良をはじめ多くの文化人とも交流がありました。

 

Dsc00750

 

今回彼が赴任先の国々で入手した20世紀初頭の貴重な洋書1200冊余りの中からセレクトして初めて紹介。

 

他に樺太視察での絵日記やご親族から提供された写真など。
Dsc00755

 

この展示には自分も関係していて、市河彦太郎のご親族の方と親しくお話も伺うこともできました。
Dsc00759

 

洋書については非常に珍しいものばかりでシベリウスとの関係も紹介しています。

 

Dsc00757

 

5月26日まで。

 

Dsc00760

 

市河彦太郎 略歴

 

旧制沼津中学校卒業 在学中に一級後輩の芹沢光次良とともに同人誌「たんぽぽ」を主宰。
東京大学法学部卒業
外交官として天津、シカゴ、カルカッタ、ヘルシンキ、ロンドンへ赴任。
昭和12年、フィンランド政府より「コマンドール=ローズ=ブランシウ勲章」を授与される。
外務省文化事業部第三課長、同第二課長の後イラン特命全権大使。
昭和21年4月、森田豊寿の衆議院議員選挙の応援演説中に倒れ急逝。享年50歳。

 

日本の文学書を「たんぽぽ文庫」と称して赴任先の海外の図書館に寄贈している。
芹沢光治良の小説「人間の運命」に出てくる外交官石田のモデル。

 

Dsc00751

 

Youtubeはシベリウスの交響曲第5番から、P.ヤルヴィ指揮ベルリンフィル

 

 

 

 

| | コメント (0)

2016年3月20日 (日)

静岡県立美術館「ウィーン美術史美術館展」

曇り時々雨。連休二日目。

かなり前に招待券をいただいた静岡県立美術館特別展「ウィーン美術史美術館展」が21日までだったことに気が付いた。

159976_kenbi01

これは昨年までBUNKAMURAザ・ミュージーアムで催されたものと同じ内容。


県立美術館までは60キロ余り。

S980869_942537895865598_54012476097

買ったばかりのカローラ・アクシオでまだ高速を走っていなかったので、一般道を使わず東名高速道で行くことにした。


所用時間は一時間半ほど。

Pieter_bruegel_d__106b

ウィーン美術史美術館は、30年ほど前に家内とウィーンに行った際に行っている。

膨大な量のハプスブルク家の至宝の数々はとても1日で見切れるものではないが、有名なピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」や「雪中の狩人」など今でも印象に残る名品は少なくない。



今回の展示は15世紀から17世紀までの画家たちによる風景画の数々。

超有名な作品は来ていない。

As20151014002687_comm

ピーターの二男とその息子のヤン.ブリューゲル親子の宗教的な題材の作品よりも、ヒエロムニス・ボスの幻想的な作品やレアンドロ・パッサーノが描いた12か月の庶民の生活を活写した月暦画が興味深かった。

T02200278_0297037513431815482_2

アヒルなどの家畜類、農民たちの表情やしぐさの生々しさ、15世紀頃のヨーロッパの豚は痩せていてほとんどイノシシのようだったことなど、細かな部分が面白い。


ミュージアムショップにはその頃の音楽のCD。

S1074076_942538849198836_5283118336
家内はクリムトのブローチを買ったりしていた。


ランチは美術館館内のレストラン「ESTA」で。


S11261915_942539549198766_447052151

帰りは再び東名で19日に開通したばかりの愛鷹スマートインターチェンジ経由で自宅へ。
到着は16時過ぎ沼津は雨。


Xat1245277279

車中で聴いていた音楽は「坂本龍一 サウンドトラックス」


youtubeは「ラストエンペラー」のテーマ

| | コメント (0)

2011年7月26日 (火)

浜松市立楽器博物館 「19世紀のサロン」

昨晩雨が降り過ごしやすい朝。日中しばしの雨で湿度が高い一日。

毎年4月半ばにやって来て車庫の天井に巣を造り、車を糞でベタベタにしてしまうツバメは今年も5月には雛が3羽ほど孵り3週間ほどで巣立っていった。
その巣立ちの際、古くなった巣が落下して壊れてしまった。

S_img_0002 例年7月初旬には再び帰ってきて2回目の産卵を行うのだが、10日ほど前に戻ってきたのは1羽のみ。夜になると落下した巣の跡に一羽のツバメがポツンと佇んでいる。

 

巣立った子ツバメも一緒になり賑やかになる年もあるのだが、今年は一緒だったペアの姿も見えない。どうしたの?。

今日は、浜松市立楽器博物館が出したCDを聴く。
http://www.gakkihaku.jp/new_cd/index.html
聴いたのは今や33巻を数える一大シリーズ、コレクションシリーズから第1巻「19世紀のサロン」。
既に廃盤になってしまったレアものだが、娘のレッスン先近くのブックオフ250円均一棚で見つけたもの。

Cd11 沼響がお世話になっている神代先生の吹くシリーズ11巻「19世紀のトランペット」とは一部重複している楽器もあるが、こちらはコルネットのほかにナチュラルホルンやテナーホルン、サキソフォーンまでをも含むいわゆる19世紀に製作された金管楽器全般。

それぞれ音階と当時の代表的な曲を短く演奏している。

いずれもユニークな外観と素朴な音色が味わい深い。楽器の保存状態によってはピッチが怪しげだが、それもまた良い景色となっている。

中でも楽しめたのは、アドルフサックス製作のソプラノからバリトンまでのサキソフォーン一連の音。

現代の楽器の洗練された色気とは異なるクラシカルな中に年を経た独特の妖艶な響きも漂う。これがなんとも面白い。
なぜか演奏者のクレジットがないのが残念。

| | コメント (0)

2011年6月 3日 (金)

上野、国立博物館写楽展

娘がホルンを購入することになった。

娘が師事しているホルンの先生にも楽器探しをお願いしてあったのだが、たまたま娘がネロ楽器で吹いたアレキサンダーの103が非常に気に入ったとのこと。http://neromusic.jp/
先生に相談した上でその楽器が欲しいという。

安い買い物ではないので、とにかく自分が直接店に行ってその楽器を確認することにした。

娘の日程と合わず、やむなく本日一日休みを取り上京。

2011060312520000  早めに家を出て、上野東京国立博物館で開催中の「写楽展」に行く。
http://sharaku2011.jp/index.html

平日の午前中とはいえ上野公園は、修学旅行中の中学生も多く大層な賑わい。「写楽展」も非常に混んでいる。外国人の見学者も多い。

写楽の創作期はわずか10ケ月にすぎず、しかも残された作品は確認されたものが146点。
この中の実に142点がこの展覧会のために世界中から集められた。

残りの4点のうち2点は現在所在不明、1点は一般公開を禁じられ、もう一点はボストン美術館浮世絵展で展示中なので、写楽の作品がほぼ全点一同に会したと言っていいだろう。
http://ukiyoe.exhn.jp/highlight/part3.html

展示作品は写楽のほか歌麿、北斎、春草、師宣など287点。
役者の個性を見事に活写した浮世絵の数々。

7e6486279c0ca8e5f062ll 同一の作品で刷りの違う絵を比較したり、同じ役者をほかの浮世絵師の作品と比べたりと実に面白い。

作品発表順に4期に分けて展示された「写楽」の作品を見ていると、後期になるにつれて作品の求心力が衰え、雑になっていくのが素人目に見てもよくわかる。
写楽が10ヶ月で筆を絶ち、忽然と世間から姿を消したのもわかるような気がする。

そして上野を後に渋谷へ向かう。渋谷の喧騒をかき分け、娘とようやく待ち合わせてネロ楽器へ。

221 店内でお目当ての楽器を娘に吹かせ自分も吹いてみる。
非常に吹きやすい楽器だ。吹いているうちに自分も欲しくなった。
吉田社長さんも「これは良い楽器ですよ」と薦めてくれ、結局購入。

帰りに娘とオムライス屋に入り遅い昼食の後渋谷駅で別れる。

これからしばらく耐乏生活。

| | コメント (4)

2011年1月 8日 (土)

おめでとう!西郷名人、競技かるた名人戦13連覇達成!!

Jingu_zenkei 正月恒例の競技かるた名人位決定戦が、本日近江神宮でおこなわれた。
http://www.nhk.or.jp/otsu/karuta/index.html#sokuhou

 


Img_news 今回13連覇に挑む西郷直樹名人の義父は、ボエームの会のメンバーのお一人にして自分も西郷名人ともお会いしたこともあり、今日は朝からドキドキ。

されど悲しいかな今日は出勤しなければならず、BSで放送される実況生中継は見ることができない。

急いで帰宅してテレビをつけると、ちょうど第4戦の半ば過ぎ、今年のゲストは今渦中の人、大桃美代子。
場面は、挑戦者の川崎六段が猛然とダッシュして連取している最中だった。

うーむ、これはまずい・・・名人苦戦だ。
既に2勝1敗の有利な状況とはいえ、このまま第4戦を落として第5戦に突入すると挑戦者が若いだけに名人不利なのでは・・・

と心配しているうちにテレビ中継はあえなく時間切れで別の番組に切り替わってしまった。

NHK大津放送局HPの実況で第4戦を1枚差で落としたことを知り、がっくりとしたもののあの中盤戦の状況から1対1まで持って行った名人の底力に驚嘆。

そして夜の大会ダイジェストの放送時間はそのまま第5戦後半の実況となる。朝の10時から、実に9時間になんなんとする激闘。

さすがに両者とも疲れが見える。

だが、大企業の中枢で働いている多忙な日常生活の中、時間をやりくりして練習を積んでいる西郷名人がじわりじわりと若い挑戦者を追い詰めていく。

私はその様子を見ていて感動しました。

おめでとう!西郷直樹名人。

Iさん、18日のボエームの会はおいしいお酒が飲めそうですね。

S_img 沼響のHPの聴き比べコラム「チャイコフスキーの5番を聴く」に、ストコフスキーの演奏の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/tchai5.cgi

| | コメント (2)