GWは袋井で、法多山とらーめんユタカ
今年のGWは天気に恵まれて今日も良い天気のこどもの日。
最近は大きな鯉のぼりを見かけることがほとんどなくなった。
娘達はこの連休は大阪万博を楽しんだ様子。
昨日の午前中は畑にトマト、ナス、キュウリを定植。
苗の数が足らず、午後に「沼津農園」まで買いに行くと駐車場は満車で順番待ち。
今までこんなことはなかった。
野菜が高騰し、家庭菜園を始める人が増えたのかしらん。
3日の土曜は、家内の同級生の夫が昨年ラーメン屋を開業したので、県内西部の袋井市へラーメンを食べに行っていた。
袋井までは自宅から東名高速を使って2時間ほどの道のり。
ラーメンを食べるだけではもったいないので、店の途中に法多山に行くことに。
法多山尊永寺は、高野山真言宗の別格本山で厄除け観音として知られる。
遠く聖武天皇の時代に行基が開創した名刹。
10時過ぎに山の麓の駐車場に到着。
着くとかなりの賑わい。
連休だからかな、と思って駐車場で車を誘導しているお爺さんに聞いたら、今日は法多山の開創1300年祭の中日で、大法会があって本山の高野山からも偉い坊さんたちが来て餅撒きもするとのこと。
ヘェー、知らなかった。
ちょっと得した気分になって本堂に向かう。
重要文化財の山門を通ると新しいお堂が見えた。
1300年を記念して建てられた金堂だとのこと。
ちょうどクイズ・ラリーをやっていて、正解者は法多山名物の厄除け団子をいただける。
5問のクイズはなかなか難しくて、解いたと思って受付に行ったら一問不正解。
再度挑戦してやっと正解、なんとか団子をいただけることができた。
一服して本堂へ向かう。
特別な日らしく正面の階段は通行止め。
12時から餅撒きとのことで30分前にはかなりの人。
後ろのあたりに並ぶ。
12時に始めると思っていたら、偉いお坊さんの講話がありそれが30分越え。
天気が良くて日差しも強くしだいに熱くなっていく。
そのうち自分の周りのお年寄りたちが日陰を求めて移動し始めた。
自然と自分は前の方に。
やっと講話が終わったと思ったら記念撮影が始まっている。
ようやく餅撒き。
結局自分はベストポジションにいたらしい。
餅を投げるお坊さんの多くはご老人で遠くには投げられず。
自分のいる場所は近からず遠からず。
来ていたジャンパーを広げたら自然に紅白の餅が入ってくる。
たくさん入ったので、途中から横にいたおじいさんに渡したりしていた。
後で数えたら家内の分も入れて50個を超えていた。
(食べきれないので帰りに友人や親戚に配りました)
本堂でおみくじを引いたら大吉。
良い気分になってラーメン屋に向かう。
カーナビ頼りにお店に向かうと延々と続く田園地帯。
河の堤防近くの路がだんだんと狭くなって、不安に思い始めた頃にお店の幟が見えてきた。
時計は2時を回っている。
奥さんが出迎えてくれた。
住宅地の中のおよそラーメン屋らしくない店構え。
このようなロケーションで客が来るのかなぁ、と思っていたら先客がいた。
カウンターでご主人といろいろとラーメンの蘊蓄話。
ご主人は定年退職のあと、かねてからやりたかったラーメン屋の開業を目指し、
5年間、県西部の名店「ヤマシロ」で修業。
ラーメン「ヤマシロ」は静岡県ラーメングランプリで西部の一位に選ばれるほどの県内でも五指に入るラーメンの名店。
だが昨年惜しまれつつ昨年閉店。
師匠が暖簾分けを許したと自慢するだけあって、さすがに旨かった。
スープには5種類のダシを使い麺も自宅の手打ち麺。
話をしているうちに新しいお客が入ってくる。
とてもフラリと入るような場所になく、知らないと来ることができないような店。
どうやら閉店した「ヤマシロ」の味を求めてやってくるようだ。
1日4時間の営業だけれど、毎日仕込みに12時過ぎまでかかるとのこと。
ご主人によると、未だ師匠の域には達していない。
そのうち師匠を越える味を創りたいと、はにかみながら言っていた。
奥様の苦労も大変だろう。
高速を飛ばして2時間なのでとても煩雑には来れないけれども。
近くに来たら寄りたいと思います。
頑張ってください。
最近のコメント