カテゴリー「文化・芸術」の記事

2019年7月17日 (水)

恐竜博2019と三国志展

週の半ばの水曜日。


朝までの小雨はやがて上がり昼ごろには青空。
気温も上がりようやく夏らしくなってきた。

 

 

ここ数日の肌寒さに夏風邪をひいてしまった人多数。

 

 

4月以降立場が変わったものの、定例の会議でも以前と変わらず自由に発言できる環境なのがありがたい。
周りが気遣っている様子も見えるので、余計な口は出さずに流れに任せてはいるが。

 

 

先週金曜の芸大でのコンサート終了後、そのまま上野泊。

 

 

東京二日目の土曜日も上野から。
この日も小雨。

 

土曜の本来の目的は、紀尾井ホールでおこなわれるMMCJのオーケストラ・コンサート

 

 

 

実は浅草で「全日本レコード&CDサマーカーニバル」があり、実はそちらもお目当てのひとつ。

 

上野に宿を取ったのもそのためだった。

 

 

 

だが最近、身近の海外在住が長かったコレクターからのイタリアや東欧の稀少マイナーレーベル外盤数千枚の投げ売り大放出が有り、その煽りでいささか購入過剰気味。

 

おそらく浅草レコード市でも100~200円で稀少盤が出るわけもなく、この種の巨大レコード市は体力と時間も消耗するので、直前まで迷いながら自粛することにした。

 

 

この時期の上野の美術館、博物館は魅力的な展示が多い。

 

Img_20190713_102832

 

 

最近見たNHKのテレビ番組の影響で、国立科学博物館で開催中の「恐竜博2019」を選択。

 

 

 

思えば2004年にオープンした東京国立科学博物館新館は初めてだ。

 

行ってみるとちょうど初日ということで長い行列。
予想通り小さな子連れの若い夫婦が多い。

 

内心しまった!と思ったものの、巨大な手を持つ恐竜ディノケイルスの復元全身骨格の初展示にも興味があったので惰性で並ぶ。

 

Img_20190713_093603 幸い待ち時間20分程度で入場できた。

 

Img_20190713_093746

 

ディノケイルスの復元骨格はなるほど巨大だけれども、巨大な手のインパクトに比べて、なんだこんなものか、というのが正直なところです。

 

Img_20190713_094148

 

自分が子供の頃と比べ恐竜の概念は大きく変わった。

 

毛がふさふさとした恐竜が卵を暖めているCGを観ると、今更ながら恐竜が鳥類の先祖であることを実感する。

 

Img_20190713_093641

 

NHK製作の多彩な4KのCGも楽しめた。

 

 

あまりにリアルな映像に、幼い子には現実とも区別がつかなくまるのではないか
などと思ったりしていた。

 

 

 

ついでに日本館(旧東京科学博物館本館)にも行ってみる。

 

 

とても全部を観る時間はない。

 

セレクトして見たのは2階の「日本人と自然

 

 

 

古い階段を上っているうちに、幼い頃母に連れられてこの階段を上ったことを思い出した。
磨り減っていた石の階段は新しい樹脂で補強されていた。

 

 

 

日本人の起源の研究はDNA配列解析の研究で大きく進んでいる。

 

現代日本人と縄文人とのかかわりを、遺伝子レベルの最新の成果を知りたかった。

 

 

同じフロアに200年前の江戸時代の墓地から脂漏状態で発見された女性のミイラがあった。
とても200年前とは思えないほど生前の面影を残した小柄な女性の姿。

 

江戸時代に亡くなった人とはいえあまりにも生々しく、故人の尊厳を考えて公開にあたっては賛否両論があったとのこと。
この場所のみ撮影禁止だった。

 

見ているうちにいろいろなことが頭に浮かんできた。

 

この小柄な女性は200年前の江戸でどのような人生を歩んだのだろうか。

 

ビデオで公開されている発掘時の映像で見る丁寧な埋葬状態には共に生きた人々の故人に対する深い愛情と悲しみが伝わってくる。

 

厳粛な気持ちになりしばしその場で佇んでいた。

 

 

続いて国立博物館へ行き「三国志展

 

Img_20190713_110425

 

曹操高陵からの出土品などの最新の発掘品の展示の数々。

 

Dsc01225

 

おそらく副葬品の多くは盗掘されていたとはいえ、白磁の壷「罐」は今までの白磁の起源を覆すものだという。
写真で見る稀代の英雄曹操の陵墓は意外なほど質素。

 

Dsc01224-1

 

正直なところ明や清時代の絵巻や、展示の各所で見られたゲームキャラの三国志の英雄達の像には興味なし。
Dsc01228 後漢や三国時代の「関内侯印」金印や各種の石牌などに面白いものが多かった。

Dsc01231

 

 

見終わり外に出ると未だコンサートの開演まで時間がある。

 

さてどうしよう・・・
紀尾井ホールのある四谷の手前にお茶の水・・・

 

ここで音盤購入の虫がフツフツと湧き上がってきた。

 

連想は御茶ノ水ディスクユニオンに及び時間調整で寄る事にしてしまった。

 

 

購入結果とMMCJのコンサートの感想は次回。

| | コメント (0)

2019年5月22日 (水)

ギュスタヴ・モロー展

昨日の大雨から一転、本日快晴気温も高い。

 

昨日所用があり東京へ行っていた。
朝出かけようとすると屋久島で大雨を降らせた雨雲が接近して大雨警報発令中。

 

駅に着くと東海道線が興津、田子の浦間で上下線とも不通。
ホームにあふれる人達。

 

 

Dsc_0021

 

用件は午後からだったので、当初各駅停車で行くつもりだったけれども急遽新幹線に変更。
東京では娘と待ち合わせて会社近くのホテルのレストランで昼食。
外は土砂降りで風も強い。

 

 

 

所用を済ませ多少時間があったので「ギュスタヴ・モロー展」に行ってみた。
場所は汐留のパナソニック汐留美術館。

 

 

Ded2620

 

強い雨の中でも駅から濡れずに建物まで行けるのがありがたい。

 

 

Dsc01012

 

 

展示はパリのギュスターヴ・モロー美術館から数々の素描から試作も含めた70点ほどの展示。

 

 

神話の世界からのさまざまな女性の姿。

 

写実的ではないが強烈な個性で迫る作品の数々。

 

お目当ての「出現」では、実物を見ていろいろなことが初めてわかった。

 

Moreau_sweet_02

 

空中に浮かぶヨナカーンの首を見つめるサロメ。

 

その奥にいる人々の表情ははっきり書かれていないが、その冷静な佇まいからは
彼らにはその首が見えていないようだ。

 

後で加筆されたように見える柱の模様も含めて新たな発見。

 

会場内ではパナソニック汐溜美術館の中核コレクションであるモローの愛弟子ジョルジュ・ルオーの作品も展示。

 

自分としてはこちらの方が好み。

 

 

そのまま帰宅せず御茶ノ水ディスクユニオンに寄ると盛大にCDの半額セール中。

 

メディアとしてのCDの先が見えてきてCDが売れなくなっているのだろう。

 

LPコーナーを見ると500円以下のLP10枚以上1枚100円の表示。

 

ジャケット難有りなどで比較的面白いものもあったので結局手を出してしまいました。

 

詳細は後日。

| | コメント (0)

2019年5月17日 (金)

沼津市立図書館 市河彦太郎展

晴れ、西風吹く金曜日。

 

連休前に転倒して両手を地面についてしまった時に手を傷めたらしい。
左手の痛みがひどくなったので家の近くの整形外科に行ってみた。

 

肩の痛みもあったので肩から手の先までレントゲン撮影。
ドクターの見立てでは骨に異常はないとのこと。
ただ左手の前腕骨と手骨の間の軟骨を傷めた可能性があるらしい。

 

軟骨はレントゲンに写らない。
肩はいわゆる五十肩。
筋肉をほぐす体操の説明書と湿布薬をいただいて終わり。

 

ともあれこの程度でよかった。

 

 

大作曲家シベリウスに最も親しく接した日本人。


Dsc00753

 

沼津出身の外交官、市河彦太郎を紹介する展示を沼津市立図書館で開催中です。

 

Sh31_ichikawa

 

市河彦太郎は初代フィンランド公使にして作家の有島武郎や芹沢光治良をはじめ多くの文化人とも交流がありました。

 

Dsc00750

 

今回彼が赴任先の国々で入手した20世紀初頭の貴重な洋書1200冊余りの中からセレクトして初めて紹介。

 

他に樺太視察での絵日記やご親族から提供された写真など。
Dsc00755

 

この展示には自分も関係していて、市河彦太郎のご親族の方と親しくお話も伺うこともできました。
Dsc00759

 

洋書については非常に珍しいものばかりでシベリウスとの関係も紹介しています。

 

Dsc00757

 

5月26日まで。

 

Dsc00760

 

市河彦太郎 略歴

 

旧制沼津中学校卒業 在学中に一級後輩の芹沢光次良とともに同人誌「たんぽぽ」を主宰。
東京大学法学部卒業
外交官として天津、シカゴ、カルカッタ、ヘルシンキ、ロンドンへ赴任。
昭和12年、フィンランド政府より「コマンドール=ローズ=ブランシウ勲章」を授与される。
外務省文化事業部第三課長、同第二課長の後イラン特命全権大使。
昭和21年4月、森田豊寿の衆議院議員選挙の応援演説中に倒れ急逝。享年50歳。

 

日本の文学書を「たんぽぽ文庫」と称して赴任先の海外の図書館に寄贈している。
芹沢光治良の小説「人間の運命」に出てくる外交官石田のモデル。

 

Dsc00751

 

Youtubeはシベリウスの交響曲第5番から、P.ヤルヴィ指揮ベルリンフィル

 

 

 

 

| | コメント (0)

2016年3月20日 (日)

静岡県立美術館「ウィーン美術史美術館展」

曇り時々雨。連休二日目。

かなり前に招待券をいただいた静岡県立美術館特別展「ウィーン美術史美術館展」が21日までだったことに気が付いた。

159976_kenbi01

これは昨年までBUNKAMURAザ・ミュージーアムで催されたものと同じ内容。


県立美術館までは60キロ余り。

S980869_942537895865598_54012476097

買ったばかりのカローラ・アクシオでまだ高速を走っていなかったので、一般道を使わず東名高速道で行くことにした。


所用時間は一時間半ほど。

Pieter_bruegel_d__106b

ウィーン美術史美術館は、30年ほど前に家内とウィーンに行った際に行っている。

膨大な量のハプスブルク家の至宝の数々はとても1日で見切れるものではないが、有名なピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」や「雪中の狩人」など今でも印象に残る名品は少なくない。



今回の展示は15世紀から17世紀までの画家たちによる風景画の数々。

超有名な作品は来ていない。

As20151014002687_comm

ピーターの二男とその息子のヤン.ブリューゲル親子の宗教的な題材の作品よりも、ヒエロムニス・ボスの幻想的な作品やレアンドロ・パッサーノが描いた12か月の庶民の生活を活写した月暦画が興味深かった。

T02200278_0297037513431815482_2

アヒルなどの家畜類、農民たちの表情やしぐさの生々しさ、15世紀頃のヨーロッパの豚は痩せていてほとんどイノシシのようだったことなど、細かな部分が面白い。


ミュージアムショップにはその頃の音楽のCD。

S1074076_942538849198836_5283118336
家内はクリムトのブローチを買ったりしていた。


ランチは美術館館内のレストラン「ESTA」で。


S11261915_942539549198766_447052151

帰りは再び東名で19日に開通したばかりの愛鷹スマートインターチェンジ経由で自宅へ。
到着は16時過ぎ沼津は雨。


Xat1245277279

車中で聴いていた音楽は「坂本龍一 サウンドトラックス」


youtubeは「ラストエンペラー」のテーマ

| | コメント (0)