カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2020年5月 5日 (火)

武田百合子、「犬が星見た-ロシア旅行」

晴れのち曇り。こどもの日の今日は出勤。

 

GWも後半だというのに通勤途中ですれ違うのはごみの収集車ばかり。

 

昨日はどこにも出かけず。
畑でトマトの苗のキャップを外して竿を立てたり、いただいたおが屑を畑に撒いたりしていた。

 

814ae3w0jal Facebookで回ってきた【7日間ブックカバーチャレンジ】の2日目。

 

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「犬が星見た-ロシア旅行」
武田 百合子 著
              中公文庫

 

前回の江戸時代の絵日記に続いて、こちらは現代の人が書いた日記。

 

手持ちの古い中公文庫の裏表紙には1985年9月20日PM8:00読了のメモ書き。

 

 

武田百合子は小説家武田泰淳夫人。

 

1969年、海外旅行が今ほど一般的でなかった時代のできごと。
客船からシベリア鉄道と飛行機を乗り継いだロシア北欧紀行。

 

夫と同行している友人その他ツァーに参加した人たちの、慣れぬ海外旅行に戸惑う中で明らかになっていく素のままの言動と行動の数々を、天真爛漫なタッチで描く人間観察日記です

 

純粋無垢な目を持つ幼な子のような感覚で描いた抱腹絶倒の紀行文。
さりげない出来事を純で流れるような文体で書いているのが新鮮、

 

今読み返しても古さも感じさせず時間の経つのを忘れるほど。

 

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音楽はムーラ・リンパニーの弾くラフマニノフなど
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2020年5月 3日 (日)

「幕末下級武士の絵日記」そしてナージャのヴァイオリン

いつもと違うGWの日曜日。
晴れのち曇り、夜遅くから雨。

午後に弟が来たので一緒に畑の重い流し台の移動などをしていた。
今日は全く外出なし。

今、Facebookで【7日間ブックカバーチャレンジ】というものが流行っている。

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読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊選び、本についての説明はナシで表紙画像をFacebookへ7日間アップを続ける。
その際毎日1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。
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というもの。

チェーンメール的なものは好まぬけれど、2人の友人から招待されたので参加することにした。
ただし友人を招待することはしない。

 

以下紹介文

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第1日めは最近読んだ本の中で印象に残っているものから。

 

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新訂「幕末下級武士の絵日記」
  
   大岡敏昭 著
          水曜社刊

 

忍藩の下級武士、尾崎石城の周りには様々な人たちが集い、時には一緒に飲み食い喜怒哀楽を共にしながら日々を過ごしていく。

友を思い家族を慈しむ表情豊かな絵を見ているうちに日本の良き時代の原風景が思い浮かぶようで、なんとも楽しい気分になります。

 

国内で生産されたものが国内で消費され、2百数十年の平和の世が続いた江戸時代。

 

貧しい中にも精神的に満たされた豊かな生活に羨ましさも感じられます。

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音楽は、ローマ生まれの女流ヴァイオリニスト、ナージャの小品集を聴いていた。


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極めて情熱的で個性的。

 

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中でもファリァのアストリアーナの神秘的なまでの演奏が印象に残る。

 

youtubeはファリャの「アストリアーナ」。トランペット版

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2020年3月28日 (土)

幕末狂乱~コレラがやって来た!

新型コロナウイルスの脅威が刻一刻と迫っています。

 

疫病退散についてこの沼津に伝わる歴史的事実を紹介します。

 

安政5年5月ジャワを経て長崎に上陸したコレラは各地で猛威をふるいながら東上、7月には江戸に到達しました。
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沼津市下香貫楊原にある吉田神社は、安政年間のコレラ流行時に疫病退散を祈念して京都の吉田神社を勧請した神社です。

 

当時の勧請の詳細を書き記した記録が残されていて、本にもなっています。

 

「幕末狂乱~コレラがやって来た!」(高橋敏著 朝日選書)

 

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この本は異国船の到来、安政の大地震、大津波。


社会不安が日本全体を覆う中、各地に残る古記録を元に庶民が立ち向かう姿を紹介したものです。

 

コレラが刻一刻と西から沼津に迫る中、必死に対抗策を模索する下香貫の人々。

 

やがて疫病退散に御利益があるという京都の吉田神社の勧請しようということになりました。


日々の暮らしで精一杯の中で、村内からかき集めた5両を懐中に村内から選ばれた2人が京都に向かいます。

ところが、苦労してたどり着いた京都の吉田神社側は、足元を見透かして法外な祈祷料を要求。
この人達が祈祷料7両二分をいかにして工面したかの記述はありません。

 

やっとの思いで祈祷されたお札の入った小箱を手に入れた2人は、故郷沼津に向かって東海道を飛ぶが如く下っていきます。
途中、心配して駿府(静岡市)まで迎えに来ていた村人の代表二人に会いました。

 

沼津に向かう東海道筋では、吉田神社の祈祷の小箱が通過することを聞き小箱に群がる人々の姿。

 

この本には緊迫した当時の様子がドラマティックに書かれています。

 

京までの路銀は全て自己負担だったといいます。

 

皆のためになるならば、自分を犠牲にしてまで全力を尽くそうとする、当時の人たちの純朴にして崇高な精神には心を打たれます。

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2019年11月16日 (土)

モントゥーの白鳥の湖

今朝の狩野川からの穏やかな晩秋の富士。

 

抜けるような蒼い空の土曜日。


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これといって何もない平板な一日だった。

 

けれどもこのような平穏な日々の連続が大事なのだろう。

 

「日本を造った男たち―財界創始者列伝」(竹内均著 同文書院)をぱらぱらと拾い読み。


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26人の旧財閥系企業の創業者や中興の祖たちを描いたもの。

発行は1993年10月のちょうどバブル崩壊期。

 

帯の文言の「経済大国ニッポン」には時代を感じさせるとはいえ、内容にはその片鱗すら感じられない。

地球物理科学者らしく客観的な事実のみを詳細なデータを基に描いているだけに、今読んでも内容の古さはない。


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発行時点のデータながら旧財閥系企業などの12グループの企業展開図から始まる内容も興味深い。

 

 

今日はフランスの大指揮者ピエール・モントゥーの「白鳥の湖」を聴いていた。

1962年のフィリップスへの一連の録音でモントゥー最晩年(87歳!)の記録。

 

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バレエ音楽『白鳥の湖』 op.20(抜粋)

 ピエール・モントゥー(指揮)
 ロンドン交響楽団
 
 録音:1962年6月28,29日
    ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール

 

この録音の手持ちはいろいろあって、古くは日本フォノグラムが70年代に出した黄色の統一ジャケットのグロリアシリーズの廉価盤でこれが最初に聴いた盤。

 

その後モントゥーフィリップス録音集成のセットもの外盤LP。

今確かめていないけれど、こちらの「白鳥の湖」には初出時に含まれてなかった曲も入っていたと思う。
そしてCD.

 

今回聞いたのはそれとは別に日本フォノグラムが、オランダの輸入メタル原盤を用いてオーディオファイルシリーズとして出した国内盤LP。

 

この演奏を今聴く気になったのは、ネット上でこの録音の3ヶ月後に同じロンドン響でDECCAが録音したジョージ・セル指揮のチャイコフスキーの交響曲第4番の録音でセルがオケの出来が気に入らず、セルの生前にはお蔵入りとなったということが話題になったことによる。

 

ニュースソースは「レコードはまっすぐに」(ジョン カルショー 著, 山崎 浩太郎 訳 学習研究社 )

 

この本は非常に面白くて、同じ著者と訳者による「ニーベルングの指環 リング・リザウンディング」と並んで愛読書。

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カルショーによれば「そのころ、ロンドン交響楽団は世代の交代期にあった。

そのため秋にセルが戻って来たときには、最高の状態ではなかった。」

 

 

その状態のロンドン響を、はたして名伯楽モントゥーは同じチャイコフスキーどう捌いているのか・・・・

 

聴いてみると演奏はゆったり余裕の巨匠の至芸。

 

セルのチャイコフスキーでは、研ぎ澄まされたピリピリとした緊張感が前面に出ていた。

 

モントゥーでは懐深い暖かさが感じられるのは、曲の性格もあるけれども人間性の違いなのだろうか。

 

このような演奏を聴いていると細かな箇所を気にするのは些細なことに思えてくる。

オーケストラがバランス良く鳴り切っていて、ヴォリュームを上げても少しも煩く感じられないのはさすがだ。

 

EQカーヴは、手持ちのイコライザーでぴったりするのが見つからずRIAAで聴いた。

Youtubeはモントゥー指揮ロンドン響の1964年大阪ライヴ

 

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2018年9月19日 (水)

失われた手稿譜~ヴィヴァルディをめぐる物語

晴れ、日がだいぶ短くなった。
日一日と秋は深まり夜になると虫の鳴く声が煩いほど。

適度な涼しさが読書の季節。


失われた手稿譜~ヴィヴァルディをめぐる物語
(フェデリーコ・サルデッリ 東京創元社)読了


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ヴィヴァルディの手稿譜が作曲者の死後に辿った運命をできるだけ史実に忠実に追跡したノンフィクションノベル。


ヴィヴァルディはその晩年多額の借財を残したままウィーンで客死。


ヴィヴァルディの弟フランチェスコが、兄の債権者たちから持ち去られようとする財産の中から手稿譜を救う場面からこの物語は始まる。



貴族を侮辱した罪でヴェネチアを追放された史料を最後に、フランチェスコの消息は歴史の彼方に消えてしまう。


その後愛書家の貴族によって集められたヴィヴァルディの作品を含む有名無名の作曲家たちの手稿譜が、貴族の死後子孫の遺産の騒動により分割されたり価値のわからぬ修道士の修道院で死蔵されたりと、何度か散逸の危機に遭いながらも再び収斂してトリノの図書館に収まるまでの顛末。


実在の登場人物の会話部分に作者のフィクションを織り交ぜながらのスリリングな事実の展開が面白い。


今聴くことのできる膨大なヴィヴァルディの作品の多くが、奇跡的な偶然と価値を知る人たちの非常な努力によって生き残った事実。


この本を読み、ヴィヴァルディの曲に対する自分の考え方が変わった。



これからは軽く聞き流さずにしっかりと聴いてみよう。



Youtubeは調和の幻想作品8-3

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2017年8月 5日 (土)

紀田順一郎「蔵書一代」

本日快晴、迷走台風は九州に接近中。

立秋を迎えて来週は雨模様。

 

昨晩は部門責任者を集めた暑気払い。

場所は駅前ホテル内の和ダイニング

 

肉料理はなかなか良かった。

 

二次会を誘われたものの、一次会が終わりホテルの出口で他部門の長と話し込んでいるうちに行きそびれてそのまま帰宅。

今日は仕事絡みのイベントで挨拶しなければならず普通に出勤。

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紀田順一郎氏の新刊「蔵書一代」を斜め読み。


この書は3万冊にも及ぶ蔵書を手放さなければならなくなった苦渋の選択の経緯と記録。

氏は4トントラック2台に積まれた蔵書に別れを告げたときに、思わず前のめりに倒れ込んでしまったという。

ちょうど今蔵書を含む家の家財その他の断捨離に入っているので氏の気持ちはよくわかる。

類書でこんな本も図書館で借りてきた。

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本で床は抜けるのか


いつもならばAmazonでポチッと買ってしまうところだが、
今まさに蔵書の整理中で多少理性が働いている模様。

そのまま「本」を「レコード」に置き換わりができそうで恐ろしい。

音楽は湯山昭の「日曜日のソナチネ」


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キングレコードが出していたLPで、小林仁のピアノ。

序曲の「音のデッサン」に始まり、月曜日から日曜日までの8曲を集めたモダーンでお洒落な小品の数々。
序曲以外の7曲は3楽章形式。

子供の学習者向けの軽い小曲集だが、清涼飲料がスルリと喉を通過するような爽やかさが夏向きで良い。

演奏が立派だからなのだろう。

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2015年11月30日 (月)

水木しげるさん逝く

11月も今日で終わりの月曜日。

よく晴れて自宅近くからは富士山が良く見える。

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昨日の日曜は休みだったものの土曜出勤の疲れが充分に取れず、
今日は起きた直後から体が重いことを自覚。



漫画家の水木しげるさんが亡くなった。

幼い時からのファンだっただけに大往生とはいえ非常に寂しい。


最近読んだ水木さんの自伝「ほんまにオレはアホやろか

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他に比べようがない型破りの生き方には、ただただ驚きと畏敬の気持ちのみであります。

この本は本当に面白かった。








昨日は「全国子守歌フェスタ」の開会式に紀州根来の鉄砲隊研究会の演武があるというので市民文化センター横の香陵グラウンドへ行ってみた。

宣伝が充分でなかったためかギャラリーは50人ほど。

僧兵の装いの鉄砲隊の方々は6名。

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戦国時代に雑賀衆とならび鉄砲傭兵集団として勇名を馳せた根来衆。

火縄銃の一斉射撃の轟音はなかなかの迫力だった。

夜にEテレで、リントウ指揮フィンランド放送響の演奏を放送していた。

自分が聴いた翌日の11月4日、サントリーホールでのライヴ。

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プログラムはアンコール以外は同一。

実演ではよくわからなかったリントウの表情がよく見えて面白い。
オケのやる気がテレビ画面を通じてよく伝わってくる。

演奏全体の印象は実演とあまり変わらぬものの、諏訪内晶子のヴァイオリンは、3日の静岡よりもサントリーホールでの演奏の方が良かったようだ。





先日まとめて購入したフィリップスのオーディオクリニックシリーズから何枚か聴いてみた。

1枚目はコロンビア出身のラファエル・プヤーナのチェンバロでクープランの楽曲。

プヤーナの演奏は典雅というよりも豪快に弾く古いスタイル。
実演ではこれほど大きな音ではチェンバロは聞こえない。

生々しい響きを見事に捉えた録音が良い。

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オリジナルは、マーキュリーのリビング・プレゼンスシリーズ。



そして同じシリーズでもう一枚は、ハイティンクの指揮でマーラーの歌曲。

交響曲第4番の第4楽章(天上の音楽)と「さすらう若人の歌」のカップリング。 アメリンクとヘルマン・プライの歌。

交響曲第4番の演奏は国内盤で全曲を所有済。

通常盤の国内盤も良い音だが、オーディオクリニックシリーズの音はコンセルトヘボウのホールの空気感がそのまま部屋の中に充満するような錯覚に陥るほどの音。

演奏もハイティンクの旧全集中でも出色の1枚だ。

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2015年8月13日 (木)

音楽書、爆買い

曇り時々雨。久しぶりの雨。

今日と明日は夏休みをいただいた。
わが社の夏休みは仕事の具合を見ながら各自が取得することになっている。
お盆とはいえ部署によってはとても休めない場合もあり、この時期に2日連続して休んだことは入社以来初めてかもしれない。


娘たちも揃いお坊さんを迎え親戚の訪問もありそれなりに忙しい。

お盆中は町内の二つのお寺のお坊さんがお経を上げに来る。
そのひとつのお寺、いつもは午前中に来るはずが今日に限って3時過ぎ。

檀家400件を抱え汗をかきながら来る32歳の若いお坊さん。
お寺の経営の話など四方山話、お寺もいろいろと大変なようだ。


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上の娘と家内は仕事で、夜は娘二人とも高校時代の友人と食事会ということで送り迎えも忙しい。


娘を沼津駅に送りながら合間にブックオフに寄ってみた。


家の近くのブックオフが先月閉店して、最寄りのブックオフが遠くなってしまった。
自宅からおよそ4キロの距離。


この期間中本全品20パーセントオフということで駐車場は満車だった。

しばらく待って店内に入り、100~200円の音楽本コーナーに行ってみたら、コアな音楽書がずらり。


思わず見とれてその場に立ち尽くす。

ピアノ関係が多いのはピアノの先生だったのかな。
それにしてもオケ関係も多い。


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一般価格の音楽書コーナーもすごい充実ぶりだ。


ブラームスの関係書が何冊もあり、あたかも自分が最近始めた聴き比べコラム「ブラームスの一番を聴く」を待っていたかのよう。


楽譜コーナーに行ってみたら、ブラームス自身の編曲による「交響曲第1番」の連弾譜があってさらにビックリ。


すっかりハイテンションになって5千円ほどの爆買い。




この夏は、先月初めにハードオフでまとまった量のCDを入手したことも有り、イギリス音楽を集中して聴いている。



ヴォーン・ウイリアムスとホルストは王立音楽院の学生時代に、イギリスの地方を伴に旅してイギリス民謡の蒐集を積極的におこなったことで知られる。


この二人が蒐集したイギリス民謡とパートソングを集めたCDを聴いていた。


「Bushes and Briars (Folksongs & Partsongs by British Composers)」 と題されたCD2枚組



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ヴォーン・ウイリアムスとホルストの作品を中心に他にエルガーやウォーロック、 ブリテン、ディーリアス他の作品を少々。


演奏はクリストファー・ビショップ指揮のロンドンマドリガルシンガーズとBaccholian Singers of London



多くは無伴奏のアカペラで演奏されている合計48曲。


民衆の間に歌い継がれた素朴な旋律の数々が芸術的な姿に昇華されている。


ホルストのミリタリーバンドのための第2組曲に使われた素材も、オリジナルの形で聴くことができるのが嬉しい。


このCDには、この二人のほかにエルガーやウォーロック、バタワースらの民謡のアレンジとパートソングも収められている。


沼響のHPの聴き比べコラム、「ブラームスの1番を聴く」に録音史をアップしました。




Youtubeはホルストの「鍛冶屋の歌」、吹奏楽のための組曲第2番のオリジナル曲

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2015年7月25日 (土)

花火を観ながら又吉直樹の「火花」

7月最終の土日は沼津夏祭り。

心配された台風の影響もなく本日快晴。

午前中は娘と家内を駅に送ったついでに、ポイントの溜まっていた家電量販店にブラリと寄ったりしていた。
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我が家の家電はこれといった不満もなく使えているので、しばらくこの手の店には寄ってない。



4Kテレビ、掃除ロボットその他、各種最新家電の進化に感心していると、浴衣を着た店員が寄ってきた。



サイクロン型の掃除機の説明などを聞いたりしていたが、結局溜まったポイントでDVDが300枚ほど入るケースを買って店を出た。


夕方、娘と家内を迎えに駅に向かうと狩野川花火大会直前の歩行者天国が始まるところ。



今年はいつもより人出が少ないようだ。

帰宅すると地元のケーブルテレビで花火大会の生中継をやっている。


窓の外から入る遠くの花火の音が、テレビの音とかなりの時間差で聞こえてきた。

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写真は数年前に狩野川に打ち上がった花火を撮った写真。

手先がぶれて岡本太郎の作品のようになってしまった。


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芥川賞をとった又吉直樹のピースが沼津に来ることを通勤の車中のコミュニティFMで知った。








家内がどうしても行きたいというので、ネットで「よしもと」公演日程を見てみるとこの26日の日曜だという。 




受賞後の多忙な時期に、沼津の様な地方都市に来るはずがないので、夏祭りに合わせて芥川賞受賞の前から公演は決まっていたのだろう。



当然売り切れかと思ったら簡単にチケットが獲れて意外だった。

沼津の皆さん、公演の事を知らないのではなかろうか。


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受賞作「火花」は増刷中で、いつ入荷になるかわからないという近所の書店の店員の話だったが、どうしても読みたいという家内は、函南のTSUTAYAにあるという情報をキャッチして買ってきた。
 



音楽は夜になってワルター・ゲルヴィッヒの弾くリュートをしみじみと聴く。


学生時代に購入したLPで、バッハ、ブクステフーデ、パッヘルベルのリュートの作品。

ドイツのCANTATE原盤の日本コロンビアのLP。
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・組曲 ト短調 BWV.995       :バッハ


・組曲 ハ短調             :ブクステフーデ


・組曲 嬰ヘ短調             :パッヘルベル


  リュート)ワルター・ゲルヴィッヒ

バッハは無伴奏チェロ組曲第5番と同じ曲。

繰り返しの部分で微妙に音色の変化を付けている。

1964年録音、ゲルヴィッヒ晩年の名演だ。

youtubeはゲルヴィッヒのリュート

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2014年11月19日 (水)

市河彦太郎「文化と外交」

本日晴れて穏やかな一日。

先週から来月初めまで厳しい毎日が続く。

市河彦太郎の「文化と外交」(岡倉書房 昭和14年)をオークションで入手。 この本の実物は地元の図書館で中身を見ていたが、ようやく入手できた。
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市河彦太郎は昭和初期の外交官。フィンランド公使の時に、住居がシベリウスの次女の隣だったこともあり、おそらくシベリウス本人と最も深い関係のあった日本人。

市河彦太郎は旧制沼津中学校、東京大学法学部卒業。 外交官として上海、マカオ、ニューヨーク、カルカッタ、フィンランドへ赴任。 外務省文化事業部第三課長、同第二課長の後イラン特命全権大使。
昭和21年4月、森田豊寿の衆議院議員選挙の応援演説中に倒れ急逝。享年50歳。


日本の文学書を「たんぽぽ文庫」と称して赴任先の海外の図書館に寄贈。 妻は後藤新平の孫。 エスペラント語にも堪能、音楽にも詳しくエッチングやペン画もたしなむ大変な教養人だった。

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市河彦太郎のフィンランド公使はスゥエーデン大使館の出先のような存在で、フィンランド在住の日本人は、市河夫妻以外はほとんどいない状態だったらしい。
この「文化と外交」にはシベリウスと初めて会った時のエピソードが書かれている。


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今日聴いた音楽はバッハの「ゴールドベルク変奏曲」
ピヒト・アクセンフェルトのハープシコードによるエラート原盤の国内盤LP.

アニー・フィッシャーにも似た端正にして格調の高いバッハ。
多彩な音色で楽しませてくれる名演だ。

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