昨日の雨は夜には上がり、午後からは暖かくなった日曜日。
夕方に一時にわか雨。

今朝の狩野川河川敷からの富士山。
昨日は帰省していた娘と孫、そして婿殿と中伊豆の東京ラスク・伊豆ファクトリーに行っていた。
目的はジェラートとラスク食べ放題に幼児向けのキッズルーム。
ここは昨年の8月以来の訪問。
この時マスクを忘れて行ったら一週間後にコロナ発症
自宅から東京ラスクまでは車で30分余り。
到着するとみぞれ混じりの雨が降ってきた。
東京、神奈川あたりの車で駐車場はほぼ満車。
前回の訪問は夏だったけれど、今回はジェラートバイキングのコーナーには誰もいない。
カウンターに職員の姿も見えない。
3月なのにこの寒さ。
さすがに冷たいジェラート食べ放題をする人はいないと見えた。
売店の方はかなりの混雑。
せっかく来たので、呼び鈴で店の人を呼び受付を済ませ、4種のジェラート(バニラ、チョコ、ヨーグルト、いちご)に8種類ほどの東京ラスク
トッピング食べ放題。

自分たちファミリーが食べ始めたら、人がだんだん増え始めてたちまち満席に・・・・
はからずも我々が人寄せになったような・・・

屋内は暖房がしっかり効いているし、ジェラートの横にはコーヒーその他のホットドリンク飲み放題。
身体をあまり冷やすことなく楽しめました。
その後キッズルームで孫たちを遊ばせ、帰りに回る寿司屋で早い夕食。
その夜は婿殿と久しぶりの酒を酌み交わしたけれど、彼は前日の仕事の疲れが抜けず早々と寝落ち。
土曜日は孫たちの世話で音楽は聴けず。
孫たちが帰った今日の夜にドビュッシー。
ドビュッシー初期のカンタータ2曲を聴く。

・カンタータ「放蕩息子」
・カンタータ「選ばれた乙女」* :以上ドビュッシー
ジェシー・ノーマン (ソプラノ) ホセ・カレーラス (テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (バリトン)
イレアナ・コトルバシュ (ソプラノ)*
グレンダ・モーリス (アルト)*
ガリー・ベルティーニ (指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団
シュトゥットガルト放送合唱団*
録音: 30-31 August and 8 September 1981, Villa Berg, Stuttgart, Germany
Orfeoの外盤LPで、先日新宿ディスクユニオンで購ったもの。
マーラー演奏で名高いベルティーニだけれど、自分にとってのベルティーニはフランス音楽の名指揮者。
自分が初めて購入したベルティーニの演奏は、スウェーデン放送響を指揮したドビュッシー。曲は「牧神の午後への前奏曲」「春」「小組曲」のBASF盤だった。

購入は1983年8月8日。
地元のレコードショップに、なぜかごく短期間輸入LPが並んでいた時期があり、その時リッチの弾くシベリウスのヴァイオリン協奏曲英盤と一緒に購入したもの。
ベルティーニはパリ音楽院でナディア・ブーランジェ、オネゲル、メシアンに作曲を学んでいる。いずれも20世紀を代表する巨人たちだ。
この2曲のカンタータにはドビュッシーと親交のあったアンゲルブレシュトのモノラル録音があった。

「放蕩息子」はこのベルティーニ盤がステレオ初録音だったのが意外。
「選ばれし乙女」はこの前にウィン・モリスやバレンボイムのステレオ盤があった。
「放蕩息子」はドビュッシー22歳の時の作品で、この曲でローマ大賞を受賞している。
3度目の挑戦だった。
「選ばれた乙女」その3年後の作品。
甘く官能的な「放蕩息子」は、ドビュッシーらしくない保守的な作品。
その保守的なところがローマ大賞の審査員に受けたのだろう。
楽し気な輪舞を描いた第4曲めの「行列」に、かろうじて後年のドビュッシーの片鱗が感じられる。
「選ばれた乙女」は一転して個性的な色彩感に、ぐっとドビュッシーの個性が湧き出た作品。
ベルティーニの演奏は、歌手に当時最強クラスの歌手たちを揃えていて、「放蕩息子」がずいぶんと立派な作品に聞こえてくる。
Youtubeはベルティーニの「選ばれし乙女」
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