カテゴリー「音盤視聴記録」の記事

2008年7月22日 (火)

フェヴリエのドビュッシー

本日「大暑」。暦のとおり今年一番の暑さとなる。sun職場の空調が外気の暑さに負け、室内温度が朝から急上昇。これはどうも変だ。たまたま今日は空調の定期点検日。

午後から入った業者さん曰く,「理由は判りませんが、なぜか暖房に切り替わっていました。」とのこと。(・ロ・;

230 今日はフランスの名匠ジャック・フェヴリエの弾くドビュッシーを聴く。

仏ヴェガ原盤のACCORDから出ているピアノ曲全集CD4枚組から「ベルガマスク組曲」「バラード」などの入った1枚目。

フェヴリエのドビュッシーは、ソフラソン名で日本キングから部分的に出ていたLPが長い間の愛聴盤だった。LPでは部分的に入っていたノイズが気になったがCDでは改善されている。

陽炎のように淡くも儚い「二つのアラベスク」や「夢」などの初期の作品。「ベルガマスク組曲のプレリュード」や「ゴリウォークのケークウォーク」では硬質で剛直な表現に一変。

幾分枯れたモノトーンな響きと微妙なテンポの揺れに聴かれる巨匠の芸を堪能。

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2008年7月21日 (月)

ダヴラツの「オーヴェルニュの歌」

今日は膝の手術で入院中の母の一時帰宅の日。ふだんは部活動で忙しい娘たちも珍しく休みとなり、弟の家族も呼び賑やかな昼食となった。午後には90を超える大叔母の家族たちも訪れた。

10auver 今日は夏にふさわしい名曲、ナタニア・ダヴラツの歌うカントルーヴの「オーヴェルニュの歌」を聴いた。

この曲初の全曲録音として有名なヴァンガードのLP。フランスのオーヴェルニュ地方の民謡を、印象派風の美しいオーケストラアレンジでまとめた小曲集。

ダヴラツの可憐にして鄙びた味わいのある声、2曲目の「バイレロ」のこの世のものとは思えぬ神秘的で美しい響きに部屋の空気が一変する思い。このアルバムでダヴラツの名は不朽のものとなった。

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2008年7月18日 (金)

カラヤン&クルゾー「指揮の芸術」

7月も半ばを過ぎ夏本番、仕事のヴォルテージも上がり午前は会議で午後は面接の後、急遽外部のお偉方のお宅へ相談事のため訪問となってしまった。夜は文化センター主催のディスクコンサートでの解説と密度の濃い一日。

ディスクコンサートでは今年生誕100年のカラヤンを取り上げた。60年代、70年代、80年代の映像を中心に、カラヤンとベルリンフィルの変貌ぶりを紹介。カラヤンの映像は妙に凝ったものが多いので、極力コンサートの雰囲気に近い、自然に撮れているものばかりを意識して厳選。今回は、曲目がポピュラーなものばかりだったので、大勢の人が集まった。

70年代のシルヴェスターコンサートからマスカーニの「友人フリッツ」とスッペの「軽騎兵」序曲。このような小品を降らせるとカラヤンは実にうまい。ゴージャスで贅沢な気分になったところで、カラヤン・クルーゾー指揮の芸術からベートーヴェンの「運命」。1966年の収録で、カラヤン自身が若手指揮者を指導するドキュメントが付いている。

41wd25z818l_sl500_aa240_ 20分ほどのドキュメンタリーは、専門的な内容のため、小学生もいる会場の人たちはもてあまし気味となってしまった。これはちょっと失敗。

続く「運命」は、フルトヴェングラー時代の猛者が数多く残るベルリンフィルに、シュヴァルベやライスターらカラヤン・ベルリンフィルの最盛期を支えた名手も加わる重厚怒涛の名演。管楽器は倍管、ホルンは実に8本!若き日のザイフェルトの姿も見える。

カラヤンの周囲をベルリンフィルのメンバーがぐるりと囲み、最上段にはティンパニのティーリヘンがオケ全体を睥睨し演奏をピシッと引き締めている。クルーゾーのカメラワークも秀逸だ。

80年代からは、カラヤンがベルリンフィルを振った最後の舞台となった1988年のニューイヤー・イヴコンサートから、キーシンのピアノでチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番。

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2008年7月15日 (火)

蘇るデニス・ブレイン

ここ数日、仕事上の大きな山を越え小康状態だったが、おいそれとは楽にさせてくれない。先週若手職員が胃に穴を開け倒れ緊急入院。これで職場の病休者は2名となってしまった。ほかに半病人若干一名。

仕事は年々増えているが、人員は削減されている。自然とひとりひとりの負担が増えて、どうしても無理がくる。ズボラな自分は、適度にガス抜きをしているのでさほど苦にならぬが、真面目な人ほど脆いようだ。こんな状況でも補充人員はそう簡単に来ない。

デニス・ブレインのすばらしいサイト(おそらく世界一の)「憧れのデニス・ブレイン」http://www.geocities.co.jp/MusicHall/1921/index.htmlを開いている夢中人さんが、個人的に復刻したCDを聴いた。

Cd_brain1940 40年代のSP録音を復刻したもので、ブランデンブルク協奏曲第一番から始まり、ブラームスの合唱曲「四つの歌」、ヘンデルの序曲から「魔弾の射手」「オベロン」「ミニヨン」の各序曲というもの。

ボイド・ニールのブランデンブルクは他にCDが出ているが、他は聴いたことがない。ひとひねり効かせた多彩な選曲も面白い。

ブレインのあっけらかんとしたテクニックは、いつもながら唖然とするばかりだが、ブレインを支える他の奏者も粒ぞろいだ。

最後のフィストラーリの指揮するトーマの「ミニヨン」序曲は、曲の真価を見直すほどの名演。復刻状態も満足できるものだ。

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2008年7月14日 (月)

山田一雄の「復活」

今日も真夏日、裏山の蝉がジリジリと鳴きはじめた。いよいよ本格的な夏の到来か。夕方遠雷が轟くも雨に至らず。

P1010296 今日は山田一雄の指揮するマーラーの「復活」。朝比奈隆の「千人の交響曲」と同じくタワーレコードヴィンテージコレクション中の一枚。http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1629523&GOODS_SORT_CD=102

1981年、京都市交響楽団創立25周年記念のライヴ。(わが沼響も来年は25回定演だ)。

これはLP以来待望のCDでの復活。ツボにはまった時の山田一雄の凄さを実感する名演。

時としてオケが指揮に付いていけず、腰砕けになる部分がないわけではないが。この日会場を包んだ尋常でない熱気に圧倒されるばかり。演奏者が渾然一体となり凄愴なほどに盛り上がるフィナーレ終結部は感動的だ。録音にも不満はない。

「復活」の日本初演は山田一雄だが、日本人のマーラー演奏のモニュメント的大演奏。

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2008年7月13日 (日)

オイストラフのメンデルスゾーン

猛暑始まる。このまま梅雨も明けそうな気配。

P1010487 ダヴィッド・オイストラフの弾くヴァイオリン協奏曲を二曲聴いた。

一枚目は、オーマンディ指揮フィラデルフィア管の伴奏によるメンデルスゾーン、オイストラフ2度目の1955年録音。手持ちは日本コロンビア・モノラル10吋盤。

結局オイストラフは、この曲のステレオ正規録音を残さなかった。その後出たチャイコフスキーとカップリングされたLPは全て擬似ステレオ化されていた。豊麗でいて凛とした気品に満ちたオイストラフのヴァイオリン。この盤が世に出た頃のデンオンのモノラル専用カートリッジDL102で聴くと非常に音がよい。合わせものの名手だったオーマンディーの伴奏も見事なものだ。

P1010467 もう一枚はオイストラフが初演をおこなったハチャトウリアンのコンチェルト。

オイストラフ5度めの録音となったハチャトウリアン指揮モスクワ放送響のメロディア盤。これ以上の演奏は望めぬほどの名演だが、どうも聴いていて面白くない。曲の波長が自分に合わないのだろうか。

P1010478 沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」に、ワルター&ニューヨークフィルの演奏の感想をアップしました。

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2008年7月12日 (土)

バレンボイムのエルガー

本日快晴、ジリジリと気温が上がり真夏日となった。朝、部活動に行く娘を駅まで送った後、入院前に母が通っていた聖隷病院に薬を受け取りに行く。朝一番にだったのだが、大病院の常で2時間ほど待たされた。

41d9zxpnkvl_sl500_aa240_ 待つ間に、持参した司馬遼太郎の「世に棲む日々(三)」を再読。文春文庫の表紙裏には鉛筆で1985年6月1日読了の走り書きがある。

天才としか言いようのない20代の高杉晋作の奔放な姿も魅力的だが、松蔭門下でありながら非業に倒れたり、維新後まで生き残りながら無名に終わった人たちまで詳細に描かれていることに惹かれる。

幕府や長州の上級役人たちの保身第一、事なかれ主義は今の日本にそのまま受け継がれている。

他の病院に入院中の母に薬を手渡し、帰宅後はお墓の掃除と畑作業で午前中が終わる。
ナスがいよいよ本格的に採れはじめた。日差しの強さに僅かな間に日焼けしてしまった。このままシャワーを浴びビールでも飲みたいところだが。ビールは我慢。

P1010470 午後は音楽部屋で、先日のトスカニーニのベト7にカップリングされていたBBCの放送音源からベートーヴェンの「ミサ・ソレニムス」とモーツァルトの「ハフナー」を聴く。

録音は良くないがトスカニーニとしては意外なほどロマンティックな演奏。

P1010486 そして、CBSのLPでバレンボイム30代の録音からエルガーの「威風堂々全曲」と「インドの王冠」組曲。

猛スピードで駆け抜けた「威風堂々」は全5曲がLP片面に収まっている。バルビローリやボールトのような風格は望むべくもないが、ロンドンフィルのソフトな音色にジェントルな趣が漂う。

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2008年7月 9日 (水)

ボールトのアイアランド

曇り時々雨。本日母が転院することになり、溜まった代休消化も兼ねて一日お休み。母は、今後リハビリ専門の病院にで治療に専念することになる。結局転院の諸手続きで半日費やされてしまった。

P1010480 今日はイギリスの作曲家、ジョン・アイアランドの作品を聴いた。

英LyritaのLPで、ボールト指揮のロンドンフィルによる「ダウンランド組曲からプレリュード」、「忘れられた儀式」「ピアノとオーケストラのためのLegend」などが入っている。

初期のストラヴィンスキーやドビュッシーの影響を受けたというアイアランドの作品。

メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」を彷彿させる美しい風景画のような弦楽合奏によるプレリュードは、金管バンドのための作品がオリジナル。「春の祭典」の初演と同時期にパリで作曲されたという「忘れられた儀式」には、「春の祭典」の影響を受けたバーバリスティックな中にケルトの神秘的なティストがほんのり漂う。

いずれも素晴らしい作品だ。ボールトの演奏、録音も不満はない。

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2008年7月 7日 (月)

ソンドラ・ビアンカのショパン

P1010474 曇り時々雨。今年も車庫の天井にツバメが巣作りをしている。蛍光灯の不安定な庇の上なので軽い振動でも落ちそうな危うい巣だが、雛も無事孵り、にぎやかになってきた。

庭先ではウグイスまで鳴いている。やがて雛たちは巣立ち、数年先に再び還って来るだろう。

P1010337 今日は女流ピアニスト、ソンドラ・ビアンカの弾くショパン、「ワルツ集」を聴いた。録音はおそらく50年代末の米コンサートホールから出ていたLP。

時代を感じさせる古色蒼然たるショパンだった。テクニックは普通の水準だが、ブーニンがショパンコンクールで猛烈な速さで弾き飛ばしていたヘ長調のワルツなど悲しいほど聴き劣りがする。硬くデッドな録音もあり、素朴で甘さからは程遠いショパンとなった。

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2008年7月 6日 (日)

ヴィラ=ロボスの「カーニバルの道化師」

7月に入っての初めての休日。朝は畑に行きピーマン、さやいんげんとナスを収穫。今年はいんげんがよく取れた。上の娘は高校野球の応援に楽器を担いで出て行った。

P1010476 今日はヴィラ=ロボスの作品から、「カーニバルの道化師」と「ブラジル風バッハ第3番」を聴いた。

リオのカーニバルの情景を描いたと言われる「カーニバルの道化師」は当初ピアノ曲だったのがブラジルのピアニスト、タリアフェロの助言でピアノとオーケストラの作品として生まれ変わったという。

リオのカーニバルといえばド派手なお祭りのイメージがあるが、この曲は比較的落ち着いた趣。

演奏はタリアフェロの弟子のブラジルのピアニスト、C.オールティズによるEMIのLP。伴奏はアシュケナージ指揮のニューフィルハーモニア管による演奏。アシュケナージの指揮者としての最初期の録音だったと思うが、オールティズのピアノに比べると影が薄い。

P1010477 もう一枚ヴィラ=ロボスで、カポロンゴ指揮のパリ管による「ブラジル風バッハ」曲集。

パリ管の名手たちとソプラノのメスプレによるEMIのLP。カラフルで濃厚な南米の音楽。パリ管のセンスも良い名盤。

アルジェリアの指揮者カポロンゴは、ほとんどこの一枚のみで知られる指揮者。今でも現役のようだが、このままではこのアルバムのみの一発屋として終わりそうだ。

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2008年7月 5日 (土)

ガンヌの「サルタンバンク」

今日も夏日となった。出勤していると突然クーラーが故障。どうやら漏電ブレーカーが落ちているようだ。常駐の電気技師も休日で不在なので窓を開け暑さに堪えて仕事。

P1010471 今日はフランスの作曲家ルイ・ガンヌのオペレッタ「サルタンバンク」を聴いた。パテマルコニのモノラルの擬似ステレオLPで、シャンゼリゼ劇場のオーケストラとそのメンバーによる演奏。

ガンヌと言えば、「勝利の父」や「ロレーヌ」といったフランスマーチの名作が頭に浮かぶ。

オペレッタ「サルタンバンク」も比較的知られた作品らしい。サーカスを題材とした無邪気で軽い音楽のオンパレード。歌詞は解らないが、この底抜けに明るい雰囲気が実に楽しい。

P1010469 P1010470 沼響のHP「ベートーヴェンの7番を聴く」に、トスカニーニ&BBC響の二つのライヴの感想をアップしました。

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2008年7月 4日 (金)

プレヴィンの「ヤングハリウッド・コンポーザーズ」

早朝5時前に激しい雷鳴で目が覚める。外はバケツを逆さにしたようなドシャブリ。昨晩の天気予報ではこんなはずではなかったが、と思いパソコンに電源を入れ衛星画像で雲の動きを見ると、濃密な雨雲が続々と静岡県東部上空に参集中。裏山に視線を移せば、山の斜面から泥水がバシャバシャと側溝に流れ込み道路がみるみるうちに冠水してきた。家の周りは、秀吉に水攻めされた備中高松城状態となってきた。

JRもストップし娘たちは臨時休校やら自宅待機。ようやく小止みになったところで職場の状態が心配になり急いで出勤。雨は午前中に上がったが、気温はぐんぐんと上昇し30度を超え湿度も高く、異常な蒸し暑さとなった。

P1010468 このような日は重い曲は聴けない。取り出したのは若き日のプレヴイン弾き振りの「ヤング・ハリウッド・コンポーザーズ」というアルバム。

ハリウッド華やかなりし頃の50年代から60年代初めにかけて活躍したマンシーニやE.バーンスタイン、ルグランらの作曲家に、プレヴィンの映画音楽作品を集めた米RCAのLPだ。

今や老大家となったプレヴィンのジャケット写真の若いこと。軽やかなプレヴィンのピアノと、腕利きのハリウッドのスタジオミュージシャンたちによる小粋で素敵なアルバム。

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2008年7月 1日 (火)

ザンデルリングのフランク

今日から7月。雨も降らないようなので久しぶりにバイクで出勤。途中のGSで燃料を補給し千円札で支払ったところおつりが少ない。伝票を見るとなんと1リットル183円!とうとうここまで来たか。年内に200円台突入は確実だろう。明日から自転車にすることにしよう。

ありとあらゆる物が値上がってきた。今はかろうじて踏みとどまっているが、物価上昇と、凶悪犯罪の多発による社会不安で、この国の形そのものが揺らいで来たのではなかろうか。職場では20代後半から30代の職員で心を病む者が増えてきた。

P1010463 今日はクルト・ザンデルリングの指揮するフランクの交響曲を聴く。

今年東京で購入した独ヘリオドールのLPだが、原盤は旧東ドイツのドイツ・シャルプラッテン。実はCDで既にこの演奏は持っていたダブリ買い。オケはドレスデン国立歌劇場管弦楽団。

この顔ぶれとレーベル名で聴く前からどんな演奏か凡そ想像できるが、はたしてそのとおりの燻し銀のオケの響きと堅実なザンデルリングの指揮。オルガン弾きの書いた息の長い旋律を、じっくり渋く響かせたフランクの曲想にぴったりの演奏だ。

P1010462 もうひとつオルガン絡みで、フランスの盲目のオルガニスト、ラングレーの自作自演アルバムからBACHの名によるコラール・プレリュード。

渋い音楽ばかり聴いた一日。

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2008年6月30日 (月)

朝比奈隆の「千人の交響曲」

タワーレコード・ヴィンテージコレクションから朝比奈隆のマーラーを聴く。

1972年、実際に1000人の演奏者を動員した大阪フィル第100回定演における記念碑的な演奏。この巨大な交響曲が演奏されること自体一つの事件であった時代の録音。

4988002520527 吹きこぼれるような熱気が、この演奏会に賭ける演奏者たちの尋常でない心意気が伝わってくる。

朝比奈隆の指揮も多少大雑把だが雄大な出来。1000人を超える演奏者すべてに完璧を求めるのは不可能に近く、終盤のクライマックスで男声合唱の一部が興奮のあまり地声になってしまったのは惜しいが、アマチュア的なひたむきさが魅力の演奏。

確かオリジナルはCD-4の4チャンネルだったはず。このCDで聴く限りでは、録音が演奏の壮大さを十分に捉えきっていないようだ。

試しにカーステレオで聴いてみると、音が大きな広がりを持って四方から響いてきた。再生方法によっては面白い効果が出るかもしれない。

P1010441 P1010464_2  沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」にトスカニーニ&ニューヨークフィルの演奏の感想をアップしました。

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2008年6月29日 (日)

シカゴ響の首席奏者たち

梅雨前線が活発化し再び雨模様の一日。本日出勤し懸案事項の資料を3件完成させた後、職場近くの入院している母の病室をちょいと覗く。病室からは増水した狩野川が良く見える。

P1010466 今日はシカゴ響の管楽器奏者4人のコンチェルトを集めたアルバムを聴いた。

独グラモフォンのLPで、クレヴェンジャー、エリオット、スティル、ハーセスらのモーツァルトとハイドンのコンチェルト集。伴奏はアバド指揮のシカゴ響。

いずれも名だたる大名人ばかりで、世界最強とも言える面々。ソリスティックでありながらオケにうまく溶け合っているのが見事。

P1010465 もう一枚はハンス・ホッターの歌うドイツ歌曲集。東芝EMIのセラフィム盤で、シューベルト、シューマン、R.シュトラウスを歌っている。

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2008年6月28日 (土)

ヴェントとクルイセンのドビュッシー

梅雨の中休み。また明日から天気が崩れそうなので午前中は畑で汗を流す。パソコンが不調でウィンドウズ起動前に電源が落ちてしまう。ここ数日ブログの更新もままならない。修理に出すことにしたが、その前にパソコン本体を覗いて見ることにした。

ところが箱を外して吃驚。綿埃がハードディスク前のファンにビッシリこびりついている。とにかくエアダスターと掃除機で埃を取り除き、再び電源を入れると、なんと問題なく起動するではないか!どうやら単なる熱暴走だったようだ。かれこれ20年以上前のコモドールのパソコンがよく熱暴走を起こしたことを思い出した。

P1010459 P1010460 夜は静かにドビュッシーの歌曲数曲。聴いたのはスイスのソプラノ、ヴェントとバリトンのクリュセンの歌うドビュッシー歌曲集。

ヴァロア原盤の日本コロンビアLPでクルイセン盤は1962年のディスク大賞を受賞している。
ピアノはヴェント盤がノエル・リー、クルイセン盤はリシャールというもの。

ノエル・リーには同時期のヴァロアにピアノ曲全曲の録音がある。

歌詞のひとことひとことに神経を通わせたクリュイセンの柔らか名唱の数々。「もう家のないこどもたちのクリスマス」のひそやかで愛情に満ちた歌唱も印象深い。ヴェントの歌唱もストレートで清楚な良い演奏だ。

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2008年6月25日 (水)

千葉馨・ホルンの世界

連日雨模様、体のあちこちに黴が生えそうだ。

元N響首席ホルン奏者だった千葉馨さんが亡くなった。自分がホルンを始めて手にした頃から千葉馨さんは憧れの存在だった。テレビでN響の演奏を見るたびに、背筋をシャキッと伸ばしてベルを挙げて吹く、千葉さんの姿を画面から探したものだ。

016_2  今日は千葉さんの演奏を聴いてその偉業を偲ぶことにする。

最初に聴いたのは日本ビクターから出ていた「千葉馨 ホルンの世界」というLPからブラームスのホルン・トリオ、1984年録音。

ヴァイオリンが堀正文、ピアノは本荘玲子という顔ぶれで、N響にゆかりの深い岩城宏之、森正、外山雄三の三人の指揮者が発起人となって実現したレコーディングだ。録音時にこの三人も立ち会ったという。同じメンバーでの1997年の再録音もCDで出ている。

N響引退後の録音だが、室内楽の枠の中で天翔る軽やかでクリアな音色の千葉さんのホルン。カップリングはR.シュトラウスのホルン協奏曲第一番。こちらはフェネル指揮の東京佼成ウィンドオーケストラとのライヴ録音の吹奏楽版。

026_2  もう一枚は、トリオから出ていたLPで。ケンウッドシンフォニックブラスによる吹奏楽曲を集めたアルバムからR.R.ベネットの「アメリカ古典舞曲」。

この団体は、この録音のために編成された臨時編成の吹奏楽団で、ファゴットの戸沢宗雄、フルートの小出信也、峰岸壮一、トランペットの北村源三、戸部豊、ホルンは千葉馨、田中正大、パーカションの有賀誠門などなど70年代の在京オケの首席クラスの管楽器奏者がずらりと並ぶのが壮観だ。ここで岩城宏之が指揮でなくパーカションで加わっている。

001 このメンバーによる録音では世界のマーチ集も出ていた。こちらも芸術性の高い名演ぞろい。

演奏者たちが嬉々として演奏しているのが自然と伝わって来るのが楽しい。

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2008年6月23日 (月)

1929年、ラムルー管のフランス音楽集

ポール・パレーの後を受けて1929年から1933年までラムルー管の音楽監督だった、アルベール・ヴォルフの録音を聴いた。「フランス音楽のパノラマ」というタイトルのTIMPANIから出ていたCD4枚組。

694 内容はラモー、メユールから始まりフランク、サン・サーンスを経てシャルパンティエ、ラップラ、ラボー、シャブリエ、ドビュッシー、ラヴェル、ダンディ、ルーセル、シュミットに至るフランス音楽の一大アンソロジー。

この録音当事、ラヴェルやデユカスなど多くの作曲家が存命だった。「ラ・ヴァルス」や「魔法使いの弟子」、ドビュッシーの「夜想曲」などラムルー管が初演した曲も数多い。
いわば偉大な作曲者たちと同時代の空気を共有した演奏家たちの貴重な記録。

ラムルー管は当事も今も一流とは言えないものの、良い意味でのローカルな味わいが実に良い。ラヴェルの「スペイン狂詩曲」冒頭のさりげない下降音型に聴かれるアンニュイな雰囲気は今ではもう聴くことはできない。
オケのメンバー表にトランペットとコルネット・ア・ピストンが並んでいるのもこの時代ならではだ。

このCDケースは写真が動く仕掛け付き。

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2008年6月22日 (日)

ツェルネッカのメンデルスゾーン

梅雨前線活発化し雨強し。夜は市内の割烹料亭でお寺の役員会。十数名の役員中自分は最年少。続く懇親会ではお年寄りたちは焼酎派が大多数を占める中、ビールを飲んでいるのは自分ひとりとなり、手もちぶささのコンパニオン達は自然と自分に集中。

P1000003 今日は先日、近所の中古本屋で280円で購入したデ・アゴスティーニのクラシックコレクションシリーズ第101巻の「メンデルスゾーン」を聴いた。

内容はアレキサンダー・フォン・ピタミック指揮ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団の交響曲第5番「宗教改革」。イヴァン・ショコルによるオルガンソナタ第3番、アイダ・ツェルネツカのピアノとオリヴァー・ドホナーニ指揮スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団によるピアノ協奏曲第2番というもの。

このシリーズの音源はPILZ系の怪しげなものが大多数で、ピタミックは実在しない幽霊指揮者だ。
安田さんのHPの情報によれば、
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/nanut/deagostini.htm
この「宗教改革」の実体はホルヴァート指揮によるオーストリア放送響らしい。

演奏は、輝かしいテクニックと凛とした気品の漂うツエルネッカのメンデルスゾーンが実に素晴らしい。ドホナーニの伴奏も練達の出来。「宗教改革」も多少の粗さはあるがオケの豪快な鳴りっぷりが聴き応え充分だ。オルガンソナタも曲の良さを知るには不足なし。

このシリーズは当たり外れが大きいが、これは大当り。

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2008年6月21日 (土)

ニコラス・ダニエルのオーボエ

今日は来週に迫った大きな会議の資料作成のために出勤。外はどんよりとした梅雨空。連日の雨に狩野川の水位も上がっている。

P1010457_2 今日はイギリスのオーボエ奏者N.ダニエルのオーボエを聴いた。Perlから出ていたLPで、Howells、Finzi、Pattersonらの世界初録音を集めたアルバム。ピアノはJ.Drakeが弾いている。ジャケットの写真は二人とも若いが、今はそれなりの年のはず。

お目当ては心優しきFinziの作品だったが、他の二人の作品も楽しめた。演奏は着実なテクニックと芯の太い音色の見事なもの。

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2008年6月20日 (金)

ビアンカのガーシュイン

曇り時々雨。昨日は一日年休を取り母の膝の手術の立会い。幸い手術は問題なく2時間ほどで終了。全身麻酔が覚めた状態で手術室を出たものの、3時間ほど本人は病室で夢うつつの状態。執刀医の説明を聞き状態も落ち着いたので9時過ぎに帰宅。

病院が職場近くなので、今日も仕事の合間に何度か病室を覗く。母は気持ちだけは手術前の状態に復調。軽い冗談も出るようになり、まずはよかった。

夜は本来沼津楽友協会の例会で、スロヴァキア・シンフォニエッタの演奏会だったのだが、見舞いを終え19時過ぎに沼津市民文化センターに滑り込んだところが誰もいない。思わずチケットを見ると会場は三島市民文化会館・・・・開演18時45分の文字。 

「 ガァーン!」会場を間違えてしまった。アバド&ベルリンフィルの「トリスタンとイゾルデ」全曲公演の時に、チケットを家に置き忘れたまま新幹線に乗り込んでしまった時以来のチョンボだ。

三島まで車を飛ばせば後半のプログラムに間に合う時間だったが。外は霧雨道路は渋滞。夕食抜きのお腹も「グー・・・」と鳴る。寝不足気味でもあったのでチケット代はもったいないがそのまま家路につくことにした。

P1010456 こんな日は、明るいガーシュインでも聴いて気を紛らすことにしよう。取り出したのは、ソンドラ・ビアンカの弾くガーシュインの「へ調のピアノ協奏曲」コンサート・ホール盤LP.

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2008年6月18日 (水)

ラングレーのオルガン即興

今週は母の入院やら部下の被災など、いろいろな出来事が集中する一週間となってきた。自分の怠惰から延び延びになっていた、今年最大の山場となる会議資料もいよいよタイムリミットだ。

P1010451 今日はフランスの盲目のオルガニストにして作曲家、ジャン・ラングレーの演奏を聴いた。

ヴィエルヌの作品とラングレー自身の即興を収録したアルバム。同世代のメシアンの大宇宙を彷彿させる壮大な演奏とは異なる甘美にして宗教的な世界。

P1010450 もうひとつ、ラヴェルの手がけた編曲集でレイノルズ指揮のヨーロッパ室内管によるLP。

「マ・メールロア」やドビュッシーの「サラバンド」のほか、シューマンの「謝肉祭」シャブリエの「華やかなメヌエット」といった比較的録音の少ない曲が収録されている。堅実な演奏だが、もう少しお色気とお遊びが欲しいところ。

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2008年6月15日 (日)

クライバーの「舞踏への勧誘」

ここ数日よい天気が続く。朝、英検を受験する娘たちを送り出した後、職場に行き急ぎの仕事を片付ける。今週は母の入院もあり休暇も取らねばならぬ。仕事は出来る時に済まさねば、と思う。どうもパソコンが不調で日々の更新もままならなくなってきた。

P1010452 お昼は先日の飲み会の時にいただいた「はくばく」の冷やし中華。コシのある半生麺でなかなかの美味。

今日は今回の定演で演奏したウェーバー絡みでカラヤン&ベルリンフィルのウェーバー「序曲集」を聴いた。聴いたのはグラモフォンのガレリアシリーズのLP。独プレス輸入盤を日本語解説を付けて売り出したもの。

P1010454 この種の曲を振らせるとカラヤンは非常にうまい。ベルリンフィルも極上の響き。

ところがベルリオーズ編の「舞踏への勧誘」の最後になって愕然!なんと曲の最後に出てくるチェロとフルートの素敵な会話がカットされているのだ。これは明らかな編集ミス。LP末期の再発盤とはいえ、完成品をチェックしていないのがバレバレ。

P1010453 お口直しに同じベルリンフィルを振ったエーリヒ・クライバーのテレフンケン盤を聴いた。1930年代のモノラルだが金属原盤からの復刻なので音は非常に良い。

ウィンナワルツ風の優雅な響きを当時のベルリンフィルから見事に引き出している。気品と風格に満ちた大指揮者貫禄の名演。

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2008年6月14日 (土)

カレーラス、メトの「ボエーム」

パソコンが末期症状でほとんど立ち上がらなくなってしまった。何故だろう?
本日朝から出勤し机上のパソコンを叩いていると。仙台在住の友人からの突然のメール。
「大きな地震。自分は無事」とのこと。明治9年の神風連の乱の時に芸者が打った「ダンナハイケナイ、ワタシハテキズ」の名電報を思い出した。慌てて職場のテレビを点けると岩手県の地震の模様が出ていた。被害の詳細が判明するのはこれからだろう。東北在住の親戚や友人の顔がよぎった。

木曜日のオケの練習は、自分が行っている市主催のディスクコンサート会場に場所を移し来年の公演予定の「ラ・ボエーム」の鑑賞会。自然と自分が解説をおこなうはめになってしまった。使用した演奏はカレーラス、ストラータスらのメトのLD。1982年の未だ元気だった頃のカレーラスの存在感が群を抜いている。ストラータスは半病人そのものの容姿でミミにぴったりだが、影の薄い歌唱を演技でカバーという趣。メトならではの豪華な舞台とゼフィレッリの名演出。集まった団員も楽しんだ様子でまずはよかった。

昨晩は、いつもの中年四人組の定例の飲み会。場所はいつもの三島の割烹「はちまき」。
本日はピアニスト海瀬京子さんも同席ということで、自然とオヤジの頬を緩み華やかな雰囲気となった。海瀬さんは先日のコンサート直後の逞しさとは一転して今日は賢く上品なお嬢さんの姿。おいしい料理と音楽談義に花が咲く。二次会はオヤジ4人でいつものプライベートバーで楽しい時間が過ぎていく。

P1010440 P1010455 沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」にトスカニーニの演奏の感想をアップしました。

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2008年6月11日 (水)

サヴァリッシュの「カルミナ・ブラーナ」

前任者から今年から引き継いだプロジェクトは、煮詰まってくるにつれ問題点が具体的な形で浮き彫りになってきた。解決方法の選択肢が次第に限定されていくのがキツイ。当初の杜撰な計画の影響が最後まで残りそうだ。

P1010443 今日はサヴァリッシュのオルフを聞いた。聴いたのはケルン放送響を振った「カルミナ・ブラーナ」1956年モノラル録音。手持ちは英EMIの棒付きLP盤。

サヴァリッシュのカルミナはプライ、ポップという二大名歌手揃えた80年代初頭のN響を振ったライヴが印象深い。確かFMとテレビとの同時放送だったはずだ。

このLPは作曲者自身の立会いのもとで録音された録音。知的にして熱き情熱に満ちたサヴァリッシュ若き日の名演。

LPのブックレットには録音模様の写真とオルフの賛辞が紹介されている。CDでは同じ内容のオルフ自身の感謝の言葉が収録されていた。ザルツブルクでもオーストリア放送響を振って演奏していたが、なぜか正規録音はこのモノラルしかない。

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2008年6月10日 (火)

ホルスト・シュタインの「くるみ割り人形」

本日は梅雨の合間の晴れ模様。明日はまた雨のようだ。出勤すると、職場の女の子たちがなにやら騒いでいる。どうやらトイレの水が出なくなっているらしい。冗談交じりに今日一日トイレを我慢してね。などと言ったら。女の子たちの顔色が変わった。本気にしてしまったらしい。業者さんを呼んだところ水槽の水が抜けていたとのこと。幸いなことにポンプの故障でなく一時間ほどで復旧。よかった。

P1010449 今日はホルシュト・シュタインの指揮したバレエ音楽曲集を聴いた。

ワーグナーで重厚な名演を聴かせたシュタインにしては珍しいレパートリーだが、シュタインは若い頃にマイナーレーベルにこの種の軽い曲の録音を少なからず残している。

聴いたのはConstanzeというレーベルの謎のLPドイツ盤。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲を中心に、「白鳥の湖」から数曲と「シルヴァイア」「コッペリア」「時の踊り」などのバレエ音楽のみを集めたアルバム。オケはバンベルク響。

これが渋い音色のバンベルクのオケから軽妙な響きを引き出していて、聴き応え充分のなかなか楽しめる演奏なのでした。

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2008年6月 9日 (月)

ルーセルの「アエーネス」

朝から激しい雨。秋葉原の事件の犯人が犯行に使用したトラックは、職場近くのトヨタ・レンタカーで借りられたものだった。

本日夕方、昨年の交通事故の示談のため事故当事者の父親と保険屋2名が来訪。事故に会ってから半年が経過しているが、娘は後遺症が残り未だに通院している。

一月ほど前に示談書類のみが送りつけられ、印を押して返送してくれとの保険屋からのあまりにも非常識な申し出にこちらは激怒。本日の会見と相成ったもの。早く解決したいのは山々だが、条件が合わずお引取りを願った。我が家の車は4台玉突きの2台目だが、直撃を受けた方は裁判になってしまったようだ。

P1010446 今日はルーセル晩年の合唱付きバレエ音楽「アエーネス」。

ルーセル独特の緻密なオーケストレーションと豪快さの感じられる親しみやすい作品だが、いささかルーティンな部分もあり、「バッカスとアリアーヌ」や交響曲ほどの感銘は受けない。

ルーセルの弟子のマルティノンの指揮はさすがに手際の良いもの。

P1010436 沼響のHPの聴き比べコラム、「ベートーヴェンの7番を聴く」にメンゲルベルクがベルリン帝国放送管を振ったライヴの感想をアップしました。

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2008年6月 8日 (日)

R・P・マルタン神父のフォーレ

今日は父の7回忌の法事、昨晩からの雨は墓参の時には上がっていた。秋葉原でまた起きた通り魔事件。お先真っ暗の未来を象徴するかのような嫌な出来事だ。