カテゴリー「音盤視聴記録」の記事

2017年5月24日 (水)

バルセロナ歌劇場のデ・ロス・アンヘレス

曇り、夜から雨。
家にあったサボテンの花が咲いた。

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見るからにアンバランスな白い大輪の花。

写真に収めているうちにひとつポロリと落ちてしまった。

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今日はファリアのオペラ「はかなき人生」とスペイン歌曲集を聴いていた。

米RCAのモノラルLP2枚組。


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デ・ロス・アンヘレスの歌。

アルフテル指揮のバルセロナ歌劇場のメンバーによるもの。
1952年の録音。

デ・ロス・アンヘレスが国際的に知られるにようになった時期の故郷でのお国もののレコーディング。

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デ・ブルゴス指揮の再録音の完璧さには及ばぬが、幾分粗いところが鄙の雰囲気を漂わせているのが良い。


デ・ロス・アンヘレス以外は無名の人たちが、やる気十分な意気込みを感じさせている。


このLPの第4面には、トゥリーナやスペインのローカルオペラ、サルスエラの作曲家や民謡を集めたスペインの歌曲が収録されている。

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ここでもデ・ロス・アンヘレスの歌は瑞々しく美しい。

伴奏のチェンバロもアルカイックで古雅な趣だ。


このLPの英文解説書にはRIAAでの再生を推奨。
AESの場合のトーンコントロール指示まで書いてある誠実なもの。

Youtubeはバルセロナオリンピック閉会式で「鳥の歌」を歌うデ・ロス・アンヘレス

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2017年5月23日 (火)

デゾルミエール編のシュトラウス

本日快晴、連日の25度超えとはいえ夜間は意外と冷えたりしている。

ここ数日花粉症のようなクシャミが連発。
今年の花粉症は比較的軽く済んだと思っていたのだが、何故だろう?

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昼寝中のポコ。

そっと近づいたら目を覚ました。

こちらに気づいてニコリ。

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このところ手持ちのモノラルLPを集中して聴いている。

今日はバレエ音楽「美しき青きドナウ」。

これは、ヨハン・シュトラウス2世の音楽をフランスの名指揮者デゾルミエールが
バレエ音楽に仕立てたもの。

手持ちはマルティノン指揮ロンドンフィルによる英デッカ盤。


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・バレエ音楽「美しき青きドナウ」


・バレエ音楽「ウイリアム・テル」



オリジナルはffrrのLXT5149という番号だが、手持ちはLL1383という番号の再発売盤。


裏面にはRIAAと大きく印刷してあるが何故か編曲がドラティになっている。


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実はドラティには、ロンドンフィルを振った同曲の1936年録音がHMVにあったりしている。


演奏はすっきり明るい爽やかな出来。

良い演奏だと思うが、ロザンタール指揮パリオペラ座管のキャピトル盤の華やかな演奏には一歩譲るようだ。


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今回イコライザーをいろいろといじってみたところ、マルティノン盤のイコライザーカーヴはffrrではなくて、標記のとおりRIAAが自然だった。

一方のロザンタール盤は該当するイコライザーカーヴが見つからない。

AESだろうか。

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沼響HPの聴き比べコラム、「ブラームスの1番を聴く」にクレンペラー指揮ベルリン国立歌劇場管の1928年録音の感想をアップしました。


Youtubeはデゾルミエールのプーランク「牝鹿}

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2017年5月17日 (水)

チェッカートの四季

ツバメの雛が姿を現し始めた。
どうやら5羽。


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糞を排出するときは行儀良くお尻を巣の外に出している。


おかげで車庫の床は糞の山。

しばらく車は屋外駐車。

今日はアルド・チェッカート指揮の「四季」を聴いた。
手持ちは仏シャルランレーベルの仏盤LP.

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ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』

 フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
 
 ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
 アルド・チェッカート(指揮)



大指揮者デ・サーバタの娘婿チェッカートはN響に来演したこともあり、このときドヴォルジャークの交響曲第8番をメインとするプログラムの実演を聴いた。

もう30年ほど前にもなるが、中プロのクラウディオ・アラウが弾いたリストのピアノ協奏曲第2番の印象が強烈で、ドヴォルジャークはフィナーレ冒頭でティンパニの入りのタイミングがずれたという、変な記憶しか残っていない。

デトロイト響の音楽監督を歴任したりと、一時期注目された時期もあったチェッカートだが、国際的なサーキットからドロップアウトして久しい。


この「四季」はチェッカート若き日の録音で、演奏よりも名エンジニア、アンドレ・シャルランの手に成るワンポイントマイク使用の録音として有名なもの。

国内盤のCDがかつて千円で出たが音が硬くとてもよくない。

ただこのフランス盤LPは非常に音が良い。

いわゆる高解像度の録音ではなく、ステレオ感もあまりないが、ソロがオケの響きの中に埋没せず、さりとて表に出すぎるわけでもなくチェンバロの音も良く聞こえる。

実際のコンサートで聴くような雰囲気が味わえる不思議な録音。

演奏は、伴奏が元気の良いグッリのヴァイオリンに引き摺られた気配が感じられるもの。



Youtubeはラヴェルのト調のピアノ協奏曲、アルゲリッチのピアノとチェッカートの指揮

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2017年5月14日 (日)

今回のレコードコンサートはヴァイオリニスト特集

母の日の日曜日。
家内と娘と母を連れて沼津港にある鰻屋「京丸」に行っていた。

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鰻屋激戦区の沼津三島界隈では、このお店は比較的リーズナブルで大衆的。

今日も家族連れでにぎわっていた。

GW明けの最初の日曜日ということで、沼津港近辺は日曜日としては人出が少ないようだが、あいかわらず県外ナンバーの車ばかり。
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京丸を出た後は近くの老舗はんぺん屋の「やいづ屋」へ。

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ここのカレーボールは絶品なのです。

帰宅して新聞を斜め読みしているうちにウトウトとして、小1時間ほど夢の中。

なんとなくノンビリとくつろいだ日曜日。


金曜の夜は本業を終えてから市民文化センターで文化センターの自主事業クラシックレコードコンサートの解説だった。

今回はヴァイオリニスト特集。


サラサーテの自作自演からイザイ、エネスコ、クライスラー、ハイフェッツたちの19世紀から20世紀までの巨匠たちの演奏を紹介。

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凝った内容なのに大勢のお客さんが来て下さった。




最初にドヴォルジャークの「ユモレスク」を作曲者の曾孫のヨゼフ・スークの標準的な演奏と、この曲を世界に広めるきっかけを作ったクライスラー、そして19世紀の雰囲気を残すイザイの1912年録音とで聴き比べ。

次に「チゴイネルワイゼン」を作曲者のサラサーテの1904年録音とハイフェッツの1951年の録音で。
サラサーテの盤は作曲者の声(とされている)音声が収録されているので有名なもの。

1904年録音としては音は鮮明で声もはっきりと聞き取れる。


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チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲もツィンマーマンの演奏で取り上げて、ついでに沼響の定演のコマーシャルも。

拙い解説をとともに偉大な演奏を皆さん熱心に聞いて下さいました。

最後にアンコールとして大ヴァイオリニスト、エネスコによるヘンデルのヴァイオリンソナタ第4番で打ち止め。



Youtubeはクライスラーの弾く「ユモレスク」

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2017年5月10日 (水)

リッチのシベリウス

雨のちくもり。今も燃え続ける東北の山火事はこの雨で鎮火するのだろうか。

先日の「ラ・フォルジュルネ」で竹澤恭子の演奏を聴いたシベリウスのヴァイオリン協奏曲。

今日は手持ちの音源をいくつか聴いてみた。

演奏はリッチのヴァイオリン、ノルウェーのフィエルシュタート指揮ロンドン響による演奏。


手持ちはSTS規格の米ロンドントレジャリーシリーズのLP.


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・ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47    

               :シベリウス
・ワルツ・スケルツォOp.34  

               :チャイコフスキー
・ゆううつなセレナードOp.26 

               :チャイコフスキー

 ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
 エイヴィン・フィエルスタート(指揮)
 ロンドン交響楽団

 1958年録音

この演奏を初めて聴いた時にはリッチにしては冴えない音で、あまり良い印象を受けなかった。

今回フォノアンプのイコライザーをRIAAからffrrに切り替えたところ音が一変。 


リッチの輝かしいまでの艶やかな音色にオケも各楽器が明瞭に鳴り、奥行きも出てきたのには驚いた。

プレスは1960年となっているがどうやらRIAAカーヴではなかったようだ。
 


演奏の熱気も尋常でない。うねるようなフィエルシュターットの伴奏も非常に良い。

カップリングされていたチャイコフスキーの2曲も非常に美しい。


これに味をしめ、手持ちの音源から同じ米ロンドンのトレジャリーシリーズの音盤を取り出してみた。

聴いたのはプレヴィターリ指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管との「ローマの松」  


カップリングはカゼルラの組曲「壷」

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これもRIAAで聴くと音が鈍かった。  


試しにffrrに切り替えてみたが高音がやたらと強調されて音は良くない。
 

RIAAカーヴの方は多少音が自然。

 


どうもこのシリーズは、採用したイコライザーカーヴがバラバラのようだ。


そしてシベリウスをもう一枚。

ロシアのヴァイオリニスト、ユリアン・シトコヴェツキーの演奏。
 

伴奏はロジェストヴェンスキーの父、アノーソフ指揮のチェコフィル。
チェコス・プラフォンへの録音で、手持ちは米パーラメント盤。
 

1953年のモノラルだが音は非常に良い。



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・ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47   :シベリウス
 ユリアン・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
 ニコライ・アノーソフ(指揮)
 チェコフィルハーモニー管弦楽団

・悲しきワルツ
・交響詩「トゥオネラの白鳥」

  ヴァツラフ・スメターチェク(指揮)
  プラハ交響楽団

ユリアン・シトコヴェツキーは30代で急逝しているが、そのまま長命すればコーガンと並ぶほどの存在になったであろうことが想像できる見事な出来。

音のひとつひとつが厳しい。  


触れれば血が吹き出そうなほどの鋭く殺気立った硬質な音。
 


アノーソフの伴奏もスケール大きな壮大な出来だ。

カップリングはスメターチェク指揮のプラハ響によるシベリウスの「悲しきワルツ」と 「トゥオネラの白鳥」。
 


こちらは音が枯れすぎで楽しめなかった。



Youtubeはヒラリー・ハーンのシベリウス

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2017年5月 9日 (火)

フォルスターのバッハ、モテット集

曇りのち夜から雨。

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昨日から黄砂がひどく、
ビルの谷間の富士山も霞んで良く見えない。 


通勤途中の路上でクシャミが止まらなくなった。
花粉症?それとも黄砂の影響だろうか?

唇もざらついているような気がする。

今日はカール・フォルスター指揮ベルリン聖ヘドウィッヒ聖歌隊のバッハを聴いていた。

東芝EMIが出していた国内盤LP.

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フォルスター率いるベルリン聖ヘドウィッヒ聖歌隊は、かつて宗教音楽を歌わせては世界最高の合唱団とされていた。

廉価盤で出ていたクリュイタンスやフリッチャイの第九でも起用されていたものの、
正直これらの録音を聴くかぎりでは普通の印象。
その印象が一変したのがハイドンの「天地創造」だった。



フォルスターの重厚な音楽造りと充実の合唱団の響きに圧倒されたものだ。

そしてバッハのモテット集。

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この演奏を聴いてこの合唱団の実力がよくわかった。

このフォルスターのモテット集は、全てア・アカペラで歌われている。
しかもかなりの大人数のようだ。

無伴奏でありながら整然と揃ったアンサンブルとピッチの正確さには驚いた。
非情なまでの厳しいトレーニングの成果なのだろう。

ストイックでいて孤高のバッハ。

CDでは「Jesu, meine Freude, BWV 227」のみTestamentCDで聴くことができる。

Youtubeはバッハのマイフィカトから

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2017年5月 4日 (木)

プロコフィエフのオペラ「賭博師」

本日気温は上昇、北海道では30℃を超えた。

ことしのGWはカレンダー通りの休みで5連休。

娘の一人は5連休で今日から友人と大阪へ旅行中。

もうひとりの娘は9連休で一時帰省して今日東京へ帰っていった。

家内は6連休で、皆それぞれ長い休みを満喫。

自分の完全オフは5,6日の二日のみ。


今日はプロコフィエフが聴きたくなった。
聴いたのは歌劇「賭博者」からの組曲「4つの描写と終結」

演奏はゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮のモスクワ放送響によるもの。

手持ちはメロディア原盤の国内盤LP.

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・組曲「三つのオレンジへの恋」

・抒情カンタータ「彼らは七人」作品30

・交響組曲「四つの肖像と終幕」作品49


歌劇「賭博師」は、ショスタコーヴィチに同名の未完のオペラがあるがショスタコーヴィチの作品がゴーゴリの原作であったのに対して、プロコフィエフはドストエフスキーの小説「賭博者」が原作。


自ら短編小説も書いている文才のあるプロコフィエフ自身が台本を手がけている。



1917年に完成したものの、2月革命に遭遇して上演は中止。
その後プロコフィエフは1927年に改訂をおこなっている。

プロコフィエフ若き日の力作だがよほどこの作品に執着があったのだろう。

さらに1931年にはこのオペラから数曲を取り出して管弦楽組曲を編んでいる。


今日聴いたのはこのオケ組曲版。

ロジェストヴェンスキーもこの曲にこだわりがあり、1966年には改訂版によるこのオペラ全曲を録音していて、その後原典盤による全曲録音も残している。


プロコフィエフ独特の硬質でモダーンな響きを見事に音にした演奏。

刺激的でいて散漫な感もある扱いにくそうな素材を、聞き手にわかりやすく調理した趣だ。


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沼響のHPの聴き比べコラム「ブラームスの1番を聴く」にクレメンス・クラウスのライヴの感想をアップしました。



Youtubeはプロコフィエフの「スキタイ」組曲、ゲルギエフの指揮

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2017年4月25日 (火)

バーブラの「Just for the Record Highlights」

晴れ、ぽかぽかした春うららの一日。
何もぜずにいると自然と瞼が閉じてしまうような温かさだ。
天気は夜からゆっくりと下り坂。


バーブラ・ストライサンドの「Just for the Record Highlights」を聴いていた。



バーブラ・ストライサンドは、だいぶ以前に聴いたドビュッシーやヴォルフ、ヘンデルなどの歌曲を集めた「クラシカル・バーブラ」というアルバムに魅せられてからのファン。


実際、ドビュッシーの「美しき夕暮れ」の官能的な歌声を聞くと今でも、まるで別世界に連れ去られるような気分になってしまう。




そのバーブラの1991年に歌手生活30周年を記念して発売されたのが「Just for the Record」CD4枚組。


数多くの未発表曲を収録しバーブラの軌跡を年代順にまとめたアルバムだった。

「Just for the Record Highlights」はその中からさらに厳選してCD1枚に収録したもの。



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1. ユール・ネヴァー・ノウ

2. スリーピン・ビー
3. ミス・マーメルスティン
4. アイ・ヘイト・ミュージック
5. ノーバディーズ・ハート
6. クライ・ミー・ア・リヴァー
7. ジュディ・ガーランド・メドレー:ゲット・ハッピー
~ハッピー・デイズ・アー・ヒア・アゲイン
8. ピープル
9. ユー・ワナ・ベッド
10. カム・レイン・オア・カム・シャイン
11. ダン・リックルズ・モノローグ
12. スウィーテスト・サウンズ
13. ユー・アー・ザ・トップ(ライアン・オニールと)
14. これからの人生(デモ-ミシェル・ルグランと/アルバム・ヴァージョン)
15. クライン・タイム(レイ・チャールズと)
16. メドレー:クワイエット・シング~ゼア・ウォント・ビー・トランペッツ
17. スター誕生愛のテーマ(デモ/サウンドトラック・ヴァージョン)
18. ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ
19. 愛のたそがれ(ニール・ダイアモンドと)
20. パパ,見守って下さい(デモ)
21. アイ・ノウ・ヒム・ソー・ウェル
22. ウォーム・オール・オーヴァー
23. ユール・ネヴァー・ノウ(デュエット)



このCDは隣の富士市のハードオフのジャンクコーナーを覗いた時に偶然見つけたもの。
108円だった。・・・・・・



最初第1曲からパチパチザワザワと盛大な雑音が聞こえてきたのには驚きと同時に失望。


「ありゃ。不良品だったのかな?」



解説を読むとなんと1955年、バーブラ13歳の時のアセテート盤への私的なレコーディングだったのだ。



曲は「ユー・ネバー・ノウ」。



声は若いがとても13歳の少女とは思えない老成した歌。
プロのジャズシンガーのような歌いっぷりもお見事。



デビュー前のクラブ「ボン・ソワール」でのライヴでの客のリアルなざわめきや反応、バーブラの楽しげな歌やテレビ番組からの音源、そしてレィ・チャールズ、ニール・ダイヤモンド、ミッシェル・ルグランらの豪華な共演者などなど。




未発表音源だったのが信じられないほどの完成度と素晴らしい歌の数々・・・・




これは素晴らしい・・・・堪能しました。


Youtubeはクラシカル・バーブラからドビュッシーの「美しき夕暮れ」

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2017年4月21日 (金)

佐藤陽子、斎藤秀雄のチャイコフスキー

晴れのち曇り。この土日はイベントで挨拶しなければならず休日出勤。
花金のウキウキ感はなし。帰宅は9時過ぎ。

通勤の車中で佐藤陽子のヴァイオリンを聴いていた。

斎藤秀雄の最後の公開演奏となった新日本フィルとのライヴ。
東京FMが収録していたものをCD化したもの。


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・ロッシーニ:「セビリヤの理髪師」序曲


・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲


佐藤陽子(Vn) 

斎藤秀雄 指揮


新日本フィルハーモニー交響楽団


1974年2月18日東京文化会館ライヴ

当日のコンサートの前半のプログラムで、メインは「展覧会の絵」でこちらもCDになっている。

ロッシーニはかつてFONTECから特典盤として17センチシングルで出ていたものと同じだと思う。

ヴァイオリンもオケも極めて情熱的で、この時期かなり弱っていたという斎藤秀雄の指揮は気迫の伴奏を聴かせてくれている。

分裂後さほど年月が経っていない新日本フィルは今の水準とは比べるべくもなく、ライヴ故の粗さも散見されるけれども、真剣勝負の緊迫感が感じられるのが良い。


佐藤陽子のヴァイオリンは弓をベッタリ強く弦に付けたような響きで、あまり美しい音ではない。

かといって師のシゲティのような深さは感じられない。

技巧もちょっと????

気迫のあまりフィナーレの最後の小節で弦が切れてしまって、音が抜けているのがスリリング。

なおロッシーニは改作前の歌劇「「イギリスの女王エリザベス」序曲の版、チャイコフスキーは一部に今では珍しくなったカットがある。


Youtubeはデヴィット・ギャレットが弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

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2017年4月20日 (木)

マンニーノのマーラー

上着も必要でないほどの気温となり、家のストーヴも片付ける時が来たようだ。

今度の職場は関係する外部諸団体が多く年度当初の顔合わせや挨拶の日々。

本日午後はその関係の会議。

外部委員への報告事項協議案件多数。



夜は組織全体の歓送迎会。

昨年10月に変わった社長をはじめ副社長以下そろい踏み。

退職した緒先輩方に挨拶した後に1次会で失礼させていただいた。


こんなことでまたもやオケの練習は出席できず。


今日はいただきものから映画に使われたクラシック音楽を集めたLPを聴いていた。

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「ベニスに死す~映画の中のクラシック音楽」


・マーラー~交響曲第5番  アダージェット
・モーツァルト~ピアノ協奏曲第21番第2楽章
・モーツァルト~クラリネット五重奏曲第2楽章
・ラフマニノフ~ピアノ協奏曲第1、3楽章
・アルビノーニ~アダージョ
・パッヘルベル~カノン
・ヴィヴァルディ~ピッコロ協奏曲
・マルチェルロ~オーボエ協奏曲
・ブラームス~弦楽五重奏曲第1番第2楽章


RCAビクターから出ていたLPで、マーラーは「ベニスに死す」のサウンドトラックから、他はアマデウス室内管弦楽団という団体が演奏している。


マーラーはフランコ・マンニーノ指揮の聖チェチーリア音楽院管弦楽団。

演奏はこのマーラーが非常によい。


病的なほど耽美で熱く濃いアダージェット。


他の曲を演奏しているアマデウス室内管は、おそらく臨時編成の小規模の国内団体と想像する。


残響を過多に付加して大編成のように響かせているのが聞き苦しい。

オリジナルをかなり改変したアレンジもひどい。

中ではピッコロソロが秀逸だったヴィヴァルディがよかった。


Youtubeは映画「ベニスに死す」予告編

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