カテゴリー「音盤視聴記録」の記事

2024年5月28日 (火)

眠れぬ夜にはゴールドベルク変奏曲、コープマンの演奏

新たな週は月曜から雨模様。

今日は昨日から続く雨。

夜遅くから警報級の大雨に。

昨年もこの時期は台風が来て大雨だった。

昨日から続く異常な肩の痛みは低気圧の接近が原因なのだろうかうか。

 

今日は仕事で南部の戸田地区へ行く予定があり途中で「いけすや」で昼食。

「いけすや」は漁協直営の休日には行列のできる店。


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平日なので待つこともなく食事ができた。

定番のアジフライ定食。


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原材料高騰でしばらく来ないうちに値上がりしていた。

以前は鰺のたたきの小鉢が付いていた。

 

 

最近どうも寝つきが悪く、朝早く目が覚めてしまい慢性的な睡眠不足。

そこでしばらく前から枕元にCDラジカセを置いて、静かな曲を流すことにしている。

 

選んだのはバッハ。

ちょっとガチだけれど「ゴールドベルク変奏曲」。

バッハが不眠症に悩むカイザーリング伯爵のために書いた曲。

 

最初に選んだのはコープマンのCD。


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・ゴルトベルク変奏曲 BWV.988

 トン・コープマン(チェンバロ)
      録音:1987年5月

寝つきのために聴くにはチェンバロは明るい音色で、コープマンの演奏も華やかな装飾音をちりばめられた変化に富んだもの。

寝ることよりも意識は演奏に向かいがち。

 

それでも最後まで聞かずに寝落ちした。

 

Youtubeはコープマンのブランデンブルク協奏曲第5番

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2024年5月26日 (日)

高関健のシンフォニア・タプカーラ

久しぶりに天気の良い日曜だったので、今日は畑にサツマイモを植えた。


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トマトは早くも実をつけている。

裏山には蓬莱竹のタケノコの姿。


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中国南部原産で、戦国時代に火縄銃の火縄の材料として持ち込まれて全国に広がった外来種。

 

伊福部昭を聴く。

KINGから出ていたCDで「伊福部昭の芸術 11」

生誕100年記念札幌交響楽団ライヴというもの。


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・ヴァイオリン協奏曲第2番
・シンフォニア・タプカーラ

   加藤知子(ヴァイオリン)
   高関健(指揮)
   札幌交響楽団

     録音 2014年5月30,31日 札幌コンサートホールKitara ライヴ

 

札響は札幌に住んでいた時に何度か聴いた。

ちょうど岩城宏之が音楽監督の時代で、CDにもなっているベートーヴェンの交響曲やジャン・バティスト・マリが客演したラヴェルの「マ・メールロア」の名演は今でも印象に残っている。

岩城氏は音楽監督当時のインタヴューで、札響を日本のクリーヴランド管弦楽団にしたいと語っていた。

その頃の札響の客演予定に、オランダの名匠オッテルローの名前があり楽しみにしていたら、交通事故で急逝してしまってがっかりしたことを今でも覚えている。

 

高関健は富士山静岡交響楽団の首席指揮者でもあり何度か実演を聴いている。
氏が指揮者に就任してから静響のレベルアップは著しく2月のブルックナーは実に素晴らしかった。

 

そしてこの伊福部昭。

大好きな高関健と伊福部昭ゆかりの北海道のオケ、ということで期待して聴いた。

端正で良くまとまっている純音楽的な演奏で、細部の音が完璧なバランスで鳴り響き所々のツボを見事に音にしているプロのお仕事。

ただ、自分にはオケがこの作品にどこか距離を置いているのが感じられた。

正直なところ演奏はどこか醒めていて、熱き情熱的な演奏を期待していたのでこれはちょっと意外だった。

 

解説の片山杜秀氏のライナーノートによると、札響が伊福部昭の曲を演奏会で取り上げている頻度は意外に少ない。

 

Youtubeは高関健指揮札幌交響楽団の「シンフォニア・タプカーラ」第1楽章

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2024年5月19日 (日)

クラシックレコードコンサートはディーリアスそのほか

曇りのち雨、日曜日。

昨日は良い天気だったので家内と県内他市に住む孫のところへ行っていた。

途中「道の駅 富士」に立ち寄り最寄りの蕎麦屋で昼食。

ちょうど今が旬の桜えびをトッピングした冷やし蕎麦があった。


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自分が子供の頃海老は贅沢品でなかなか口にすることができなく、唯一桜えびは安くてしばしば食卓に上がった。

そのころは冷凍技術が今ほどは進んでなくて乾燥桜えびばかり。

子どもの自分には触感がなじめず苦手な食品だった。

今や桜えびは資源量が極端に減り、回転寿司の百円皿に並ぶ普通の海老よりもよほど貴重品になってしまった。

 

道の駅のお店は、自動券売機で食券を購入する小さくて狭いお店だったけれど、駅の立ち食い蕎麦を思い起こすようなダシの効いた濃い汁で桜えびと絶妙なコラボ。

うまかった。


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外に出ると目の前に大きな富士山。

家内の所用に付き合った後に孫に会いに行く。

GWに長期帰省していた二人の孫とは一週間ぶり。

この数日でまた大きくなった。

 

夕食は婿殿手製のハヤシライス。

帰りは夜の国道一号線を走らせること1時間余りで沼津到着は10時過ぎ。

 

そして金曜日は市民文化センター主催のクラシックレコードコンサートの解説だった。


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今回のテーマは、今年記念の年を迎えた作曲家たち。

今年は多くの作曲家のアニバーサリーの当たり年。

バッハやモーツァルトのようなウルトラメジャーな作曲家はいないけれど、スメタナ、ブルックナーは生誕200年。ホルストが生誕150年。

そして20世紀イギリス音楽界の重鎮、エルガー、ディーリアス、ホルストの3人が没後90年だった。

この3人が亡くなった1934年は、イギリス音楽界にとってさぞやショッキングな年だったろう。

 

今回はこの3人の作品を中心にイギリスの作曲家を取り上げた。

最初にディーリアス。


ジュピターや威風堂々などのヒット作のあるホルストやエルガーと違って、ディーリアスは多くの人にはあまりなじみのない作曲家。


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簡単に説明したけれど皆首をかしげている。

曲はディーリアスの作品では比較的知られた(と思う)交響詩「春、はじめてかっこうの声を聞いて」をビーチャム指揮の定評のある名盤で。

 

ディーリアス独特の霧に覆われた世界のような音楽に終わったあとも皆キョトンとした表情。


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そこで予定していなかったディーリスの合唱曲「夏の夜、河の上でうたう」をかけてみた。

この曲は爽やかな夏の河の流れる様子を見事に表現した名曲だと思っている。

でもあまり変化なし。

 

やむなく次のホルストへ。

この日のメインは「惑星」でプログラムの最後に持ってきていた。

「惑星」だけではないホルストの別の一面を紹介したくて、日本を題材とした「日本組曲」から、江戸の子守歌のメロディが流れる「桜の木の下で」と、ホルストの合唱曲を集めたパートソング集からイギリス民謡をあしらった2曲も選んでみた。

こちらの合唱曲は吹奏楽の名曲、「ミリタリー・バンドのための組曲第2番」の素材としても使われている。

吹奏楽経験者らしきお客さんが2人ほど聴いてあれ?という顔をしていた。

次にエルガー、有名な「愛のあいさつ」と「威風堂々第1番」

休憩をはさんでメインは「惑星」

 

今回は凝りすぎたためだろうか、とにかく質問が多く出た。

そして終わった後のアンケートでは、ディーリアスがよくわからなかったというご意見が複数。

 

もっとわかりやすい説明が必要だったのかもしれない、反省。

 

Youtubeはディーリアスの「夏の夜、水の上で歌う」

 

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2024年5月15日 (水)

坂入健司郎のドヴォルザーク

晴れのち曇り夜に雨。

このところ大気が不安定ではっきりしない天気。

月曜日に警報級の雨だったのが昨日火曜は快晴。

今朝は青空の見える良い天気で、畑に水を撒いたりしていたら夜になって強い雨。

今日のポコ。


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何やら悩み事があるような様子。

 

知り合いの方からこの演奏を聴いてくださいと渡されたCD。

坂入健司郎指揮日本フィルによるドヴォルザークの交響曲第8番。
日本フィルの自主制作CD.

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交響曲第8番 ト長調 作品88

坂入健司郎(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

録音 2023年2月6日東京芸術劇場
都民芸術フェスティバル2023オーケストラシリーズNo.54 ライヴ

 

坂入健司郎の指揮は2017年のラ・フォルジュルネでボレロを聴いている。


慶応大学関係者のオケを振ったダンス付きのボレロだった。

本人からデ・サバタ版で演奏しますというアナウンスがあって「へぇー、そんなのあるの?」
と思って聴いていたら最後のクライマックスで演奏者のかけ声が入るというもの。

同じようなことはもっと地味な形でアバドがやっている。

この時の演奏は音楽愛がストレートに出ていて、良い意味でのアマチュアの良さが出ていて楽しみながら聴いていた。

 

坂入さん、アマチュアかと思っていたらその後プロオケに次々に客演。

今年はN響にも客演していて今や立派なプロの指揮者。

 

そしてこのドヴォルザーク。

第1楽章冒頭から丁寧に丁寧にフレーズを流していく。

極力美しく演奏しようと心がけているようにも思える。

表面的な効果を狙わずよく歌う演奏だけれど、ライヴなんだからもう少し羽目を外しても良かったかな。

 

Youtubeは実際に聴いた2017年ラ・フォルジュルネ・ジャポンでの坂入健司郎指揮の「ボレロ」

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2024年5月12日 (日)

ケフェレックのラヴェル、ソナチネ

晴れのち曇り、大規模な太陽フレアの発生で北海道でもオーロラを観測。

昨日土曜は良い天気だった。

その日の朝、狩野川越しの5月の富士山。


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川面にツバメが舞っていた。

低気圧の接近で明日は大荒れの予報。

 

今日は午前中ある方とZoomで一時間半ほど会話。

午後はインゲンを定植して竿も立てた。

明日の大雨と強風の予報を見てちょっと後悔。

竿が倒れるかもしれない。

 

今日はラヴェル。

ワーナーから4年ほど前に出たラヴェル作品全集CD21枚組からピアノ曲。


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1) グロテスクなセレナード M.5
2) 古風なメヌエット M.7
3) パレード M.11
4) 亡き王女のためのパヴァーヌ M.19
5) 水の戯れ M.30
6-8) ソナチネ 嬰ヘ短調 M.40
9) メヌエット 嬰ハ短調 M.42
10-14) 組曲『鏡』M.43
  

  [演奏]ベルトラン・シャマユ(1-2, 4, 9:ピアノ)、
      アレクサンドル・タロー(3:ピアノ)、
      サンソン・フランソワ(5:ピアノ)、
      アンヌ・ケフェレック(6-8, 10-14:ピアノ)

新旧4人のピアニストの演奏を集めたもの。

軽い気持ちで聴き流していたけれど、フランスの女流ピアニスト、アンヌ・ケフェレックの弾くソナチネに最も心惹かれた。

その容姿そのままの知的で繊細なラヴェル。

ケフェレックはラ・フォルジュルネで2007年にドビュッシーやラヴェル、サティを聴いている

素晴らしかった。

この時はアラン・プラネスが来日できずに変更となった出演だった。

 

今月の都響定期では出演予定のピアニストのマリアム・バタシヴィリが体調不良で直前になって出演できなくなってしまい公演の前日になって発表されたのがラ・フォルジュルネで来日していたケフェレック。


直前のオファーにもかかわらず見事なモーツァルトを弾いたらしい。

 

Youtubeはケフェレックの弾くヘンデルのメヌエット、2007年のラ・フォルジュルネでアンコールで弾いた曲

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2024年5月 9日 (木)

伊福部先生の叙勲を祝う会祝賀コンサート

雨のち曇り、気温は下がり本日の最高気温は19度

本日仕事で朝にかなりの雨降りが恨めしく、空を見上げながら出勤。

幸い駐車場に着く頃にはやんでいた。

 

なぜか家にあったヤマハのトロンボーン。


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遊びで吹いたこともあったけれど、しまい込んでしまって20年近く。

もう家にあることも忘れていた。

帰省していた娘が見つけて、欲しいというので持たせてやった。

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家のどこかにあるケースのないトランペットやメロフォンも渡してしまおうかな。

 

いろいろと聴き始めている伊福部昭の音楽

 

タワーレコードが出した復刻CDから「伊福部先生の叙勲を祝う会祝賀コンサート」


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伊福部昭 讃
1.原田甫: 〈iFelicidades El Maestro!〉
2.石井眞木: 〈幻の曲〉
3.眞鍋理一郎: 〈Omaggio al Maestro IFUKUBE〉
4.今井重幸: 〈狂想的変容〉
5.松村禎三: 〈Homage to Akira IFUKUBE〉
6.三木稔: 〈Godzilla is dancing〉
7.芥川也寸志: 〈ゴジラの主題によせるバラード〉
8.池野成: 〈Omaggio a Maestro A. IFUKUBE〉
9.黛敏郎: 〈Hommage a A. IFUKUBE〉
10: 伊福部昭: ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
11.アイヌの叙事詩による対話体牧歌
12.室内オーケストラのための土俗的三連画

 石井眞木(指揮)(1-9,12)
 新星日本交響楽団 室内オーケストラ、
 志村 泉(ピアノ)(1-9)
 小林武史(ヴァイオリン)(10)、梅村祐子(ピアノ)(10)
 藍川由美(ソプラノ)(11)、山口恭範(ティンパニー)(11)

伊福部昭の愛弟子9人がこの日のために作曲した作品を披露。

土俗的三連画と同一の編成で、伊福部昭の作品のテーマを使うという条件付きの2分程度の曲。

最後の黛敏郎の作品に他の作曲家たちによる合唱も入る。

 

作品の多くがゴジラのテーマを使用しているのが面白い。

 

師への尊敬の中にちょっぴりとしたユーモアが忍ばせてあって、聴いていてほのぼのとした会場の様子が伝わってくる。

解説には当時の模様が詳説されていて、芥川也寸志が「先生に順番にテストされているような気持になってきました」のスピーチで会場が沸いた、というエピソードが紹介されている。

Youtubeは井上道義指揮N響の「シンフォニア・タプカーラ」

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2024年5月 8日 (水)

ヤブロンスキー指揮ロシアフィルのシンフォニア・タプカーラ

晴れ、最高気温は26度。

ここ数日の暖かさでポットに撒いた、いんげんが順調に発芽して予想外の早さで育っている。


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そろそろ畑に定植。

こちらは同じ日に撒いたオクラ。


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やっと芽が出た。

娘や孫達が去って静かになった。

いつもながら祭が終わった後のような寂しさ。

 

なんとなくここ数日タプカーラロス。


定演が終わっていろいろな評判を聞くと概ね好評。

特にタプカーラが凄かったとのこと。

 

第一楽章のアレグロのわらべ歌風のメロディが頭から離れない。

 

自然と聴く音楽は「シンフォニア・タプカーラ」

 

今日はNAXOSから出ているヤブロンスキーの演奏。

 

 

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伊福部昭(1914-2006):

・シンフォニア・タプカーラ(1979年改訂)
・ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ
・SF交響ファンタジー第1番

 ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
 ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
 エカテリーナ・サランツェヴァ(ピアノ)*

  録音:2004年5月
     モスクワ、ロシア国営TV&ラジオ・カンパニー「Kultura」第5スタジオ

今この曲のCDでは一番入手しやすいかもしれない。

この演奏は昨年7月、タプカーラの練習を始めた時に感想を書いている

 

その後練習を重ね、実際に演奏してさらにいろいろな演奏を聴いてだいぶこの演奏に対する印象が変わってきた。

 

とにかく第2楽章が極端に速い。

他の演奏、たとえば伊福部昭の弟子の芥川也寸志指揮の演奏の倍近く速い。

作曲者自身がこの楽章について述べた言葉、
「北海道で暮らした少年時代に体験した、夜遅くに外から聞こえてきた風の音や鳥の声などの自然の音、そして村のざわめきのスケッチ」からはほど遠いことになっている。

 

「シンフォニア・タプカーラ」で現在入手できる唯一外国勢の録音ということで貴重で、純粋に先入観なく楽譜に取り組んだ結果だと思うのだけれど、アダージョってこんなに速かったかな・・・

他の2曲も国内の他の演奏に比べるとエネルギー不足。

 

Youtubeは芥川也寸志指揮新交響楽団の「シンフォニア・タプカーラ」

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2024年4月30日 (火)

オーマンディのシューベルト、グレート

昨晩からの雨が朝まで残る4月最終日。

昨日夕刻の狩野川からの富士山。


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これからまもなく山頂が雲に隠れた。
夜遅くから雨。

本日出勤日。

雨や雑務が入ってトマトやナスなどの定植がなかなかできない。

 

いよいよ沼響の第40回定演も週末に迫る。

今回のメイン曲のシューベルトの「グレート」の手持ちをいろいろ聴いている。

その時の気分によるけれどスコアを見ながらだったり見なかったり。

 

「グレート」は第10回定演でも演奏していて、その時は同じことの繰り返しばかり気になって曲の面白さがよくわからなかった。

30年ぶりに練習してみてなぜか面白い。

スコアを見るとホルンとトロンボーンが効果的に使われていて、色彩感と響きの多様性が後のロマン派の音楽を予見させるもの。

 

手持ちはLP、CDだけで60種を超えている。

 

全部一度は聴いている演奏なので、印象に残っていたり面白そうな演奏をランダムにセレクト。

先日聴いたメンゲルベルクの演奏のように意外な発見もあって面白い。

 

今日はオーマンディの「グレート」

70年代後半に出た共通ジャケットの廉価盤LP.

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・交響曲第8番 ハ長調 「グレート」 :シューベルト

 ユージン・オーマンディ
 フィラデルフィア管弦楽団

   録音:1966年12月28日
      フィラデルフィア、タウン・ホール

メンゲルベルクのような濃さはないけれど、すっきり譜面に忠実。

かつて聴いた時はさほど良いとは思わなかった。

 

実際演奏する身になってあらためて聴きなおすと、各楽器のバランスと鳴らせ方とバランスが完璧。

豊かな色彩の中で激しさと優雅さとの見事な共存。

高度な次元での職人技が光る秀演だ。

Youtubeはオーマンディのラフマニノフ、交響曲第2番から

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2024年4月24日 (水)

ミャスコフスキーの交響曲第23番

雨のち曇り、気温は下がり本日の最高気温は18度。

明日は一転、夏日の予報。


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ここ数日の暖かさで庭のツツジが一斉に咲いて散り始め。


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そしてハナミズキの白い花


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ロシアの作曲家、ニコライ・ミャスコフスキーの交響曲第23番を聴く。

手持ちはアレクセイ・コヴァレフ指揮のメロディア原盤の英EMI盤
カップリングは弟子のシチェドリンによる交響曲第1番


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・交響曲第23番 イ短調 作品56  :ミャスコフスキー
・交響曲第1番 変ホ短調       :シチェドリン*

 アレクセイ・コヴァレフ(指揮)
 モスクワフィルハーモニー管弦楽団
 ニコライ・アノーソフ(指揮)*
 モスクワ放送交響楽団

 

ミャスコフスキーは実に27曲の交響曲を残していて録音はスヴェトラ-ノフの全集もある。

かなり前に交響曲第11番の感想を書いていた。

手持ちの音盤を調べてみたらこの11番のほか、オーマンディの2番やコンドラシンの6番、15番、スヴェトラーノフの全集録音からも3,22,27番。
吹奏楽のために書かれた19番など、意外とあったけれどもほとんど印象に残っていない。

 

この交響曲第23番は1941年の作曲。

深刻な暗い響きの中に密かに顔を出す懐かしくも甘いメロディ。

悪くはないけれど時代遅れのロシアのローカルな交響曲。

同年にショスタコーヴィチは交響曲第7番「レニングラード」を作曲している。

 

プロコフィエフと音楽院で同級生だったとは思えないほど超保守的な作風だ。

 

同時代のラフマニノフに似ているようだけれど、ラフマニノフの作品のような洗練された高揚感は感じられない。

この保守的な作風が受けてスターリン賞を最多6回受賞している。

だが今や忘れられつつある作曲家。

 

Youtubeはミャスコフスキーの交響曲第24番

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2024年4月21日 (日)

メンゲルベルクのシューベルト

晴れのち曇り夕方から雨。

入社時の同期で今は結婚してオーストラリアのタスマニアに住む女性が訪ねてきた。

彼女とは交流は全く途絶えていたけれどfacebookがきっかけでの再会。

コロナも明けたし高齢になった両親に会うためのしばしの帰郷らしい。

 

実にほぼ40年ぶりの再会だったのに、彼女はほとんど変わっていなかった。

傍らにジョン・レノン似の御主人。
ご主人はかつてトランペットを吹いていたとのこと。

彼女は現在小学校の教師。

オーストラリアでは定年がないのだという。

 

彼女とお互いの近況や同期の現在、昨今のオーストラリア事情など。

社会的な問題では日本と同じような問題があることに驚く。

団塊の世代、そして中心市街地での個人商店の廃業そのほか。

 

渡航前に私からもらったサティのピアノ曲集を今でも持っているとのこと。

そんなことがあったんだ・・・

全く忘れていました。

 

今回の沼響の第40回定演の演奏曲、シューベルトの交響曲第8番ハ長調「グレート」を聴く。

この曲は第10回定演でも取り上げていて、その時は第9番だった。

今回の沼響はブライトコップ新版を使用して演奏する。

 

聴いたのはオランダの巨匠、ウイレム・メンゲルベルクの演奏。

日本フォノグラムから出ていた廉価盤LP.

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・交響曲第9(8)番 ハ長調 「グレート」 :シューベルト

 ウイレム・メンゲルベルク (指揮)
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
    

   録音 1940年12月19日  アムステルダム、コンセルトヘボウ 
                        (ライヴ録音)

 

メンゲルベルクの指揮棒で譜面台を叩くカチカチ!という音で演奏が始まる

録音は思いのほか良い。

 

さぞや甘い演奏かと想像したらキリッと引き締まった速いテンポの演奏。

沼響で練習していて一番演奏が難しいと感じている第2楽章中間部の寂寥感がなんともいえない。

そして怒濤の最終楽章。

 

1940年の5月にオランダはドイツに降伏、これはドイツ占領下での演奏。

アンサンブルの精密さが半端でなく、厳しさの中にもほのかなロマンティックなテイストが感じられる名演だ。

終わった後の盛大な拍手も収録されている。

 

戦争の焔が世界中で広がり始めている現在を思うと、聴いていていろいろと複雑な気持ちになってきた。

 

Youtubeはメンゲルベルクの「グレート」

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