カテゴリー「音盤視聴記録」の記事

2026年1月17日 (土)

パイヤールのバッハ、音楽の捧げもの

この二日ほどは暖かな春のような一日。


Sdsc02582_20260117200901

 

家にある古いものを整理している。


Sdsc02587_20260117200901

車長持の中身は昭和初期の古書など。


大叔父がシンガポール攻略時の山下奉文大将(当時は中将)の通訳だった関係で、戦争関係の本や新聞記事のスクラップが多い。


Dsc07651_20210912235901_20260117201001

古い楽譜と蓄音機や電蓄、横浜工場製の大正時代の山葉オルガンはひとつの部屋にまとめることにした


Img_20260117_090637_482

パイヤールのバッハ、音楽の捧げものを聴く。
手持ちはDENONから出ていたLP.


2025spring_0414

・音楽の捧げもの BWV.1079
 
 ジャン=フランソワ・パイヤール(指揮)
  
  ジェラール・ジャリ、ブリジット・アンジェラス(ヴァイオリン)
  アラン・メイエ、レイモン・グラタール(ヴィオラ)
  アラン・クールモン、パトリック・ガバール(チェロ)
  マクサンス・ラリュー(フルート)
  ロール・モラビト(クラヴサン)
  ジェラール・グラニエ(コントラバス)
 
 録音:1974年12月 グリジー=スウィヌ、ノートルダム・デ・ローズ教会(デジタル)

 

エラートとDENONとの共同制作による録音でデジタル録音の先駆けとなったDENON独自のPCM録音

古楽器全盛の世の今となって、今は古い世代の音楽家のイメージがあるパイヤールだけれど、このバッハは非常な名演だった。

あえて腕利きを集めた室内楽の演奏としたことが成功している。

ラリューのフルートソロで始まる冒頭の「三声のリチェルカーレ」の美しさが印象に残る。

 

明るく透明な響きのバッハで、すべての音が完璧なバランスで鳴っていて、ムード的な雰囲気に陥らず緊張感を保ちながら音楽が流れていくのが素晴らしい。

デジタル録音最初期の音も良い。

 

Youtubeはパイヤールの「音楽の捧げもの」から三声のリチェルカーレ

| | コメント (0)

2026年1月14日 (水)

バリー・ワーズワースのベートーヴェン

暖かな朝を迎えた穏やかな天気の一日。

ランチはオフィス近くの中華「祥和居」のテイクアウトで魯肉飯(ルーローハン)。

Img_20260105_122824_075

伝統的な台湾料理。

 

ロイヤルフィル・コレクションの「グレート・クラシカル・マスターワークス Vol.2(30CD)」からベートーヴェン、交響曲第4番ほか。


M66097989760_6

話題になったBOXで当初はCD30枚が4千円前後だったと思う。

演奏は若き日のパーヴォ・ヤルヴィや、シュテファン・ザンデルリンクのほか中堅どころを揃えていて、長老ベテランクラスではメニューインやアレクサンダー・ギブソン。

ほかにシモノフやレッパードなど多少癖のある指揮者もそろえていて、オタク心を誘う手段に抜かりはなかった。
1995年前後のデジタル録音で録音もよい。

 

単発では90年代には駅売りBOXの中で、サンプルのCDが付いて千円前後で売られていた。


Sl1200_20260114223201

自分は単発時代にめぼしいものは揃えてしまっていたけれど、最寄りのブックオフでCD30枚組の第1集が900円、同じく第2集が700円で売られていたのでダブリ覚悟のほとんど衝動買い。

第2集が安かったのは傷が有るとのこと。一枚当たり30円弱。
買取価格はおそらく1枚あたり10円を切っているだろう。

CDの時代ももはや先が見えて値崩れ状態。

 

聴いたのはイギリスの指揮者バリー・ワーズワース(1948~)のベートーヴェン。


61amwh9xn5l_uf350350_ql50_

・『献堂式』序曲 op.124
・交響曲第4番変ロ長調 op.60
・『ウェリントンの勝利』op.91

 バリー・ワーズワース(指揮)
 ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
 
 録音:1995年11月

癖のない生真面目さがワーズワースの身上。

この3曲では交響曲が良い。
パリッとスーツで決めた英国紳士風の演奏で、古典的な装いの第4番には合っていると思う。

 

一方の「献堂式」はベートーヴェンが作曲した最後の管弦楽曲。

ヘンデル風の古典的な格調の高さの感じられる曲。

ワーズワースの演奏は窮屈な堅苦しさが感じられて聴いていて退屈してしまった。

ライフル銃と大砲の音が左右に分かれて戦うドンパチ銃声がにぎやかな「ウエリントンの勝利」は、鉄砲の左右の掛け合いも面白く。
発射音も当時のマスケット銃のような、こもった音なのリアルさを感じさせて良い雰囲気だ。

Youtubeはバリー・ワーズワースのウォルトン、「クラウン・インペリアル」

| | コメント (0)

2026年1月12日 (月)

ライナーとマゼールのファリャ「三角帽子」

正月気分も解けて一月も半ば。寒さの中で良い天気が続く。


Img_20260110_081745_184

土曜日の朝、狩野川河川敷からの富士山。

年末年始にさんざん暴れまわった孫たちがこの三連休に再び帰省してきた。

婿殿がこの連休は出勤なんだそう。

 

昨日は強風のため予定されていた町内のどんど焼きは中止になった。

皆早く起きたので、ネット情報から網代港の「ひもの祭り」で、鯵の干物の試食会もあるというので皆で東伊豆方面に行くことにした。

網代は熱海と伊東の中間の位置。

 

昨年熱海での親戚のお通夜の時に迷ってしまった道を再びセレクト。
今度は日中だったので迷うことなく1時間ほどで到着。

Img_20260111_104020_706

着いたらものすごい強風。
出演していたバンドの譜面が飛びそうになって、ほとんど暗譜で歌っていた。

さほど混んではいなくて、鯵の干物の試食会に参加。
大盛豚汁400円、味噌こんにゃく5本で300円などの良心的なお値段。

 

干物と塩辛を買って、孫に福引を引かせたらガラガラポンで2等が出た。


Img_20260111_110441_089

1等の3万円温泉宿泊券に比べると差があるけれど、豪華干物の詰め合わせ。

なんとなく良い気分になって隣町伊東のシャボテン公園へ向かう。
ここもものすごい強風で大室山のリフトは使用中止。

それにもかかわらずシャボテン公園は大混雑。
伊東は昨年なにかと話題になって今や知名度バツグンの地方都市、

シャボテン公園は幼き頃から何度か来ているけれど、これほど混んでいたのは初めてだ。

 

吹き飛ばされそうな寒い風の中、広大な園内を回る。


孫の一人は風を真正面に受けてなかなか前に進めないでいる。


612875522_25656058610753517_853071473995

カピバラが仲良く温泉浴をしている姿を横目で見ながら、最近飼育が始ったキリンを見に行く。

チンパンジー島ではチンパンジーが膝と頭を抱えて丸くなって寒さに耐えていた。

冷え切った体を温めるために巨大なサボテン温室に避難。

ここでナマケモノやアリクイ、各種フクロウを見学。

 

その後「めんたいパーク」に立ち寄って夕食用のおにぎりを買いながら帰宅しました。

 

来年の定演の中プロのファリャの「三角帽子」から、フリッツ・ライナー指揮シカゴ響とマゼール指揮ベルリン放送響の演奏を聴く。


41zfswdmehl_ac_

・組曲「恋は魔術師」 * 
・「三角帽子」第2組曲
・歌劇「はかなき人生」から間奏曲 

 フリッツ・ライナー(指揮)
 シカゴ交響楽団
 レオンタイン・プライス(ソプラノ)*

 録音 1958年 

他にアルベニスの作品も収録。

R1586282015991709888649

・バレエ音楽「三角帽子」から

 ロリン・マゼール指揮
 ベルリン放送交響楽団

  録音 1965年5月

恋は魔術師」とのカップリング。

ほぼ同じころの録音で録音時ライナーは70歳、マゼールは35歳の時の録音。

最初にライナー盤を聴いた。

筋肉質のさぞ硬派の演奏かと思いきや、適度なルバートと官能性も感じられる演奏だった。
シカゴ響の緻密なアンサンブルを生かしながら華麗に、そしてカラフルに盛り上がる手腕はまさに巨匠の芸。

 

「三角帽子」終曲での目まぐるしく変化する曲想の転換の鮮やかさも見事なもの。

「はかなき人生」では、チェレスタの鮮やかなグリッサンドにシンクロしつつオケ全体がひとつの大きな塊になって盛り上がっていくのが凄い。

 

そしてマゼールの演奏。

通常の第2組曲の3曲の前に、第1幕の終曲「粉屋の女房たちの踊り(ファンダンゴ)」を加えている。

 

「粉屋の踊り」でのゆったり柔らかな演奏に驚く。
まるで別の曲のようだ。

この時のマゼールは30代半ば。

生き生きとした鮮やかなリズムの扱いには才能の豊かさを感じさせるけれど、練達のライナーの演奏を聴いた後だと分が悪い。

ライナー盤の華やかさの中に聴かれる豊かな詩情がマゼールの演奏からはさほど聞き取れない。

 

Youtubeはムーティ指揮ウィーンフィルの「三角帽子」第2組曲から

| | コメント (0)

2026年1月 5日 (月)

ドン・スミサーズのバロック・トランペット「The trumpet shall sound」

本日仕事始め。

狩野川河川敷からの富士山。


611287653_25604269485932430_563351547863

傘雲が見えた。

古くからの言い伝えは当たらず終日良い天気。

孫たちが帰り祭りの後の静けさに。

再び静穏な日々。

 

アメリカのバロックトランペットの名手、ドン・スミサーズの演奏を聴く。

フィリップス原盤の国内盤LP。

フィリップスのLPで主に16世紀から17世紀までのルネサンス、バロック期の作品を集めたもの。



Img_20251226_234540_110

「The trumpet shall sound」

 クラクフのトランペット  :不詳
 トランペット・チューンとエア :パーセル
 バースとフーガヘ長調    :ブロウ
 カンツォネット「狩り」   :モーリー
 協奏曲変ロ長調       :ヘンデル
 トランペットヴォランタリーニ長調 :スタンリイ
 グイッチアルディーニ家のための2本のトランペットのためのソナタ
               :ファンティーニ
 嵐はない~静かな船旅     :シャンピヨン
 オランダのコラール「心清らかに歌おう」による変奏曲
               :ブル
 二つのクラリーノのためのソナタ :ビーバー
 クラクフのトランペット  :不詳

  ドン・スミサーズ (バロックトランペット、クラリーノ)
  マイケル・レアード(クラリーノ)
  クラリオン・コンソート

 

タイトルの「The trumpet shall sound」は「メサイア」第3部の有名なアリアに由来する。
このアルバムの特徴は最初と最後に収録されているクラクフのトランペット

 

この曲は、13世紀にモンゴルがヨーロッパに攻め入った際、ポーランドの古都クラクフの見張りの塔で時を告げていたラッパ手が急を知らせるためにトランペットを吹き鳴らした故事に由来する。

 

この時モンゴル兵の放った矢がラッパ手の喉を貫き、演奏が途切れてしまう。

 

今でもクラコフでは、この勇気あるラッパ手を讃えて時を告げるラッパは途切れた形で終わることが伝承されている。
スミサーズの演奏もトランペットの信号が唐突に途切れる形で終わっている。

 

日本版のLPのライナーノートにはこの故事の説明はない。

このアルバムでは、フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルのメンバーでもあったマイケル・レアードの演奏が聴けるのが嬉しい。

 

 

Youtubeは「メサイア」から「The trumpet shall sound」(ラッパは鳴り響き)

| | コメント (0)

2026年1月 3日 (土)

明けましておめでとうございます。マイナルディのベートーヴェンのことなど

明けましておめでとうございます🎵


606316232_25583221034703942_316016083466

昨日は家の近くの鎮守、楊原神社と吉田神社にお参りしたあとに三嶋大社に初詣。

相変わらずの混雑でしたが、交通整理が工夫されていてストレスなくお参りすることができました。


608519999_25583221434703902_451798242775

楊原神社で引いたおみくじは大吉。

ところが書かれていた文面はあまり良い内容ではなかった。


Img_20260103_090857_326

今年は本厄、気を付けようと思う。

 

暮れから娘夫婦たちが孫たちを引き連れて帰省中。

 

大晦日から今日までの間は弟夫婦も交えての食事会や、家内の実家に皆と行ったり孫の世話、屈強の婿殿たちと痛飲したりとブログの更新も停滞気味。

とても落ち着いて音楽を楽しむ環境ではありませんです。

 

就寝する枕もとのCDラジカセで聴いたのは、ペレーニの師エンリコ・マイナルディの弾くベートーヴェンのチェロソナタ全集から。


グラモフォン原盤のタワーレコードヴィンテージコレクションのCD。


A_20260103093301

伴奏のカルロ・ゼッキのピアノに惹かれて購入したもの。

のびやかなマイナルディのチェロを支えるゼッキのピアノが非常に雄弁。

 

この曲でこれほどの伴奏は聴いたことがない。

 

Youtubeはマイナルディとゼッキのドビュッシー、チェロソナタ

| | コメント (0)

2025年12月25日 (木)

パイヤールの「狩の交響曲集」

曇りのち雨。

冬至も過ぎて今年の暮れは雨模様。


605129312_25522468487445864_210615830422

今朝の出勤時の狩野川。

 

606486839_25522468220779224_537333932779

傘雲を被った富士山が見えていたのが、たちまち霧が湧いてきて見えなくなりました。

 

今日はクリスマス。
昨日のイヴは夕食をどこかで食べようと外出。

街中へ向かう途中で、最近廃業した焼き肉屋のあとが、イタリアンのお店になっているのを発見。

人が入っていくのを見かけたので行ってみることに。

 

交通整理のおじさんの誘導で空いていたスペースに車を入れ店に入ると、若者ばかりでかなりの待ち人。

店員さん「ご予約のお客様ですか?」

私「いえ、混んでますね。どのくらい待ちますか?」

店員さん「26組ほどお待ちでご予約のお客様もいますが、10時前には入れると思います。」

私「えぇ!!  すいません、また来ます。」

 

ネットで調べたらどうやらこの日がオープンだったらしい。
県内初の出店だそうだ。

 

やむなく「餃子の王将」にでも行こうかな、と車を走らせると全国に知られたハンバーグの名店「さわやか」の看板が目に入った。

ここも行列ができる店。


Img_20251224_211211_999

 

ダメ元で入ってみると意外と空いていて、30分待ちで入ることができました。


Img_20251224_205706_073

定番のげんこつハンバーグと今日はプリンも。

 

パイヤール室内管弦楽団の「狩の交響曲集」

手持ちはフランスERATOのLP


1158057

・狩りの交響曲,               :ムーレ:
・ヴァイオリン協奏曲「狩り」Op.8-10 RV 362, :ヴィヴァルディ:
・協奏曲第14番「よりぬきのごちそう」      :コレット
・歌劇「イポリートとアリシー」から5曲,     :ラモー
・ 狩りの交響曲               :レオポルド・モーツァルト

ジャン・フランソワ・パイヤール(指揮)
パイヤール室内管弦楽団

ソリストは
Bassoon – Jean-Pierre Laroque
French Horn – Daniel Dubar, Georges Barboteu, Gilbert Coursier, Michel Bergès
Harpsichord – Anne-Marie Beckensteiner
Hunting Horn – Didier Quillard, Jean Pietri, Jean-Paul Tessier, Thierry Bouts,
Thierry Dessallien
Oboe – Jean-Claude Malgoire, Pierre Venot
Soprano Vocals – Christiane Eda-Pierre
Violin – Huguette Fernandez

初出 1960年9月

 

バルボトゥやデュバル、クールシェなどの往年のフランスのホルン奏者に加え、狩猟ホルンアンサンブルが加わっているのがお目当てで購入したもの。

 

最初の狩猟ホルンアンサンブルによる強烈な響きを聴いて、かつて「空想の音楽会」シリーズとして国内盤LPで出ていたものと同じであることに気が付いた。


817oec4jqll_ac_sl1500_

「空想の音楽会」盤の購入記録を見たら1997年に購入済。

またまた痛恨のダブリ買い。


_57

この中のラモーは、日本ビクターが70年代に出した廉価盤「音楽の花束」シリーズ中の1枚「ヴェルサイユの狩りの音楽」に収録されていた録音と同じものだと思う。

 

カラフルで華やかな祝祭的な雰囲気があふれるアルバム。

今はこのようなスタイルでこの時代の音楽を演奏することは珍しくなったけれど、明るさの中に品格も感じられて理屈抜きに楽しめる1枚。

 

Youubeはラモーのオペラ「優雅なインドの国々」から

| | コメント (0)

2025年12月11日 (木)

今年最後のレコードコンサートはブロムシュテットの第九

晴れのち曇り、木曜日の朝、狩野川河川敷からの富士山。

 

598878563_25411468405212540_528346779362

近くの小学校では新校舎の建設が進んでいる。

少子化の影響で小さな建物のようだ。


597922916_25411468735212507_818054113745

 

津波避難用の階段が印象的。

 

 

先月末の備忘録として。

 

市民文化センターで今年最後のクラシックレコードコンサートの解説。


Img_20201113_182438_20230128215_20251212093201

今回は今までにないアクシデント。

 

今まで使っていた部屋が天井に不具合が出て使えなくなってしまい、急遽隣の会議室に場所を移すことに。

 

文化センターも築40年を超えて痛みが目立ってきた。
来年末から数年かけて大規模改修する予定とのこと。

 

なにせ40年以上馴染んでいた部屋が変わるので、早めに会場に入り準備に入る。

JBLの大型スピーカー4343などのオーディオ一式を移動。

 

ホールを担当している外部の技術屋さんがセッティングしてくれるはずが、都合がつかなくなってできなかったとのこと。

会場に着くとセッティングがめちゃくちゃだ。

 

時間もないので結線その他をチェック。
いつもの部屋は音響的に配慮されていたけれど、今回は普通の会議室。

 

フラッターエコーを気にしながらスピーカーの位置を決めていく。

 

いつもは事前にソフトを再生して音量もチェックしていくのだけれど、その時間はなかった。

 

今回は会場が狭くなったので定員を30名にしぼった。


Img_20251128_192020_351

ところが事前予約の申し込みが定員を上まってしまい、何人かの方は断わらざるを得なかったとのこと。

 

 

内容はベートーヴェンの第9を中心としたプログラム。


Img_20251212_085242_5052

 

演奏は現役最長老ながら今年も来日してくれたブロムシュテットの演奏で。

ほかに今年アニバーサリーを迎えた作曲家から、フリッツ・クライスラーのヴァイオリン曲。


Img_20251212_084553_9252

 

芥川也寸志の大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ音楽、ショスタコーヴィッチの祝典序曲、ヨハン・シュトラウス二世のワルツなどを解説を交えながらの紹介。

芥川とショスタコーヴィチは他の回でもう少しじっくりと紹介したい。

 

実際にやってみてやはり音量の設定に苦慮。

アンケートではクライスラーのヴァイオリンの音量が小さいとあった半面、第9では大きかったとの指摘もあり、これは難しいところ。

 

部屋も狭くてせっかく満員となっていてもお客様は居心地がよくない感じ。

 

次からもう少し広い部屋を探してみよう。

 

Youtubeはブロムシュテット指揮NHK交響楽団の第九

 

| | コメント (0)

2025年12月 9日 (火)

藤井一興の「はじめてのピアノコンサート」

晴れのち夕方から急な雷雨。

昨晩遅くに青森県東方沖で強い地震。

心配していた青森に住む友人からは、夜遅くに無事だという安否情報が入った。

よかった。

未だ余震は続いている。

 

藤井一興のピアノを聴いた。
YAMAHAが出していたCDでタイトルは「はじめてのピアノコンサート」Vol.1

120124488

・主よ、人の望みの喜びよ    :バッハ~ヘス編
・トルコ行進曲         :モーツァルト
・ピアノソナタ第8番「悲愴」から第2楽章
                :ベートーヴェン
・即興曲作品90-4        :シューベルト
・春の歌             :メンデルスゾーン
・別れの曲           :ショパン
・練習曲作品25-1「エオリアン・ハープ」 :ショパン
・楽しき農夫          :シューマン
・愛の夢第3番         :リスト
・ヘ長調のメロディ       :ルビンシュタイン
・間奏曲作品117-2       :ブラームス
・乙女の祈り          :バダジェフスカ
・ユモレスク          :ドヴォルザーク
・葦笛の踊り          :チャイコフスキー
・月の光            :ドビュッシー
・シチリアーノ         :バッハ~ケンプ編

 

 藤井一興(ピアノ)

 

ハードオフのジャンクコーナーで税込み110円で見つけたCD.

藤井一興は一度実演を聴いたような気がする。

記憶が曖昧だけれど、確か沼津で聴いた岡村喬生が歌った「冬の旅」の伴奏者が藤井一興だったような・・・

 

このCDは、誰でもどこかで聴いたことがあるような名曲ばかりを16曲集めたもの。

内容はピアノを弾き始めて中級あたりのレベルを想定した選曲だと思う。

曲よりも藤井一興の名に惹かれて手に取ったもの。

 

バッハから始まりモーツァルトから音楽史の順に並び、やがてドビュッシーに到達。
そして最後に再びバッハという考え抜かれた選曲。

この種の録音は数多くあるけれども、多くはなんとなく教育用の、音は鳴っているけれど模範演技のような無機的な演奏も少なくない。

 

けれどこのCDは違った。

 

明晰な音造りの中に格調高い気品が漂う。

「乙女の祈り」のような曲でも、変奏が変わる毎に左手の表情と音色が変化していて、ここで初めて聴くような新鮮な感動を誘う驚きの演奏。

 

奥深い瞑想に誘うブラームス、そして懐かしい暖かさの感じられるユモレスク。

Vol.1とあるがVol.2は発売されたのだろうか?

 

聴いてみたい。

 

Youtubeは藤井一興と黒田亜樹が弾くバッハ「神の時こそいと良き時」から、現代ルーマニアの作曲家クルタークのアレンジ。
「メシアン没後30年に寄せて」コンサートのアンコールより

| | コメント (0)

2025年12月 3日 (水)

森正の芥川也寸志、交響管弦楽のための音楽

寒波到来。
各地で大雪となり、ここ沼津でも今シーズンの最低気温。

通勤途中での沼津市民文化センター前の欅。


593997209_25340404205652294_600449309677

最近は秋が短くなり葉の色も均一ではなくなって、紅葉の時期も短くなりました。

来年の沼響の第42回定期演奏会はブラームスの交響曲第1番。

前半の曲はファリャの「三角帽子」第2組曲が決まり、それだけでは短いのであと一曲。

 

それがなかなか決まらない。

いつもながら弦楽器パートと管楽器パートの希望がかみ合わない。

ようやく候補として絞られたのが伊福部昭の「日本組曲」と芥川也寸志の「交響管弦楽のための音楽」の2曲。

 

沼響40年の歩みの中で邦人作品を取り上げたのは、第40回定演の伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」

この時の選曲について団員の中で戸惑いはあったものの、40回の記念の意味もあって演奏することになった。

演奏してみると実に面白い。

来場されたお客さんからも非常に好評で、県外からもタプカーラ目当てで来場してくださった方もいた。

自然と団員内の中に伊福部ファンが急増した結果、候補として出てきたのだと思う。

 

今年生誕100年の芥川也寸志の曲も魅力的。
自分としても両方とも演奏したい。

「交響管弦楽のための音楽」を聴いた。


Sl1200_20251204095801

・交響管弦楽のための音楽     
・弦楽のためのトリプティーク   :芥川也寸志
・饗宴              
・フォノロジー・サンフォニーク  :黛敏郎

  森正(指揮)
  東京交響楽団

  録音1961年

手持ちは東芝から出ていたLP。この曲の初録音だったと記憶している。
曲の良さもあるけれど演奏が非常に良い。

独特の緊張感を保ちながら続く第1楽章、キレのある第2楽章の躍動感も素晴らしい。

 

1950年代に現代音楽を積極的に紹介していた東響。
経営破綻直前の古い録音だけれど、この時期の東響の代表的な録音ではあるまいか。

 

演奏を聴いているうちにNHKの音楽番組に出演していた芥川さんが、初演時のエピソードを語っていたのを思い出した。

初演は1950年、近衛秀麿指揮日本交響楽団。
第2楽章冒頭のシンバルソロで演奏者が間違えて2度叩いてしまったとのこと。

 

初演を聴いていた師の伊福部昭が「芥川君、あのシンバルは1発の方が良いじゃないかね」


初の外来オケ、シンフォニー・オブ・ジ・エアー(NBC交響楽団)を指揮したソーア・ジョンソンがこの曲を好み、アメリカ各地で演奏したという。映像も残っている。

 

今やほとんど忘れられているN響の正指揮者森正だけれど、自分は好きな指揮者で、山田耕筰のオペラ「黒船」や名曲アルバムのような著名曲を集めたLP、音楽大学を指揮者LPなど比較的手持ちがある。
だが交響曲のような大曲の録音をほとんど残していない。

ネットを探して「惑星」のライヴを見つけた。


22_1111_01

しかも笠松長久氏の吹くモーツァルトのホルン協奏曲第3番とのカップリング。

 

最近は音盤の購入をできるだけ控えてはいるけれど、迷わずポチってしまいました。

 

Youtubeは森正指揮の交響管弦楽のための音楽

| | コメント (0)

2025年12月 1日 (月)

フォルカー・レニッケのフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」

今日から師走。

快晴、最高気温が20℃を超えて過ごしやすい1日。

本日仕事で静岡市へ出張。

昨日日曜の夜は、ホルンパートで「ヘンゼルとグレーテル」のパート練習。
202507010138_ex_20251201212101

2時間ほどの練習で細かな箇所の確認など。

本番まであと2週間。

 

先週土曜は帰省した娘夫婦と孫たちと一緒に桃沢へディキャンプ。

Dsc_3426

 

桃沢は愛鷹山中腹にある桃沢川が流れる静かで自然豊かな場所。

整った設備で自宅からも40分ほどの距離。


Dsc_3436

 

新東名沼津長泉インターチェンジにも近い、コテージも並ぶ穴場のようなキャンプ場。


Dsc03409

 

美しく整備されていて盛りを過ぎた紅葉の葉が川に散っていた。


Dsc03401

都心からも東名高速を使えば一時間あまりの距離だけれど、週末にもかかわらず空いていた。

 

手持ちの「ヘンゼルとグレーテル」を聴いた。

2jgmauprvxghyze7vyxpb6

・歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(全曲) :フンパーディンク

 名古屋木実,中川真主美,
 長島伸子 青木道子(ソプラノ)
 木村宏子  辻宥子  (メゾソプラノ)
 勝部太  (バリトン)

  フォルカー・レニッケ指揮
  読売日本交響楽団
  二期会合唱団 東京放送児童合唱団

  録音 1983年12月 1984年2月

田中信昭、中山悌一による日本語版による全曲録音。

手持ちは学研の録音で発売元は日本コロンビアの2枚組LP。
かつて学研からハイライトのCDも出ていた。

この録音の前後で、二期会は同じ日本語版による「ヘンゼルとグレーテル」の公演を佐藤功太郎指揮の東京フィルでおこなっている。

何人かは同じキャスト。

 

九州交響楽団の常任指揮者や、国内の音楽大学で教鞭を取っていた日本にゆかりの深いレニッケはドイツのオペラハウス叩き上げの指揮者

高い水準で均一なレベルの歌手たち。

日本語訳も無理はなく、メルヘンオペラの雰囲気がよく出ていて気軽に聴ける好演だと思う。

 

Youtubeはフォルカー・レニッケ指揮のモーツァルト、歌劇「イドメネオ」序曲

| | コメント (0)

より以前の記事一覧