カテゴリー「音盤視聴記録」の記事

2017年3月27日 (月)

スコラ・フンガリカの聖歌集

雨のち晴れ。先週末から気温が下がり天気も不安定。昼頃には雷も鳴っていた。

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南アルプスの山々は真っ白だった。

土曜日の朝、千本海岸からは富士山も見えていた。

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その後天気は崩れ日曜日は一日雨。



土曜の午後は入院しているオケのホルン仲間の見舞いに行っていた。


彼は自分と同年配で沼響設立時からの盟友。

数年前にくも膜下出血で倒れパーキンソン症候群も発症してしまい、今は症状が進行して寝たきりになり、呼吸も会話も自力でできない状況となってしまった。


そのような状態でも頭脳は今でも明晰。

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枕元には、昨年の定演の写真をしらった今年の定演のチラシが張られていた。

彼は昨年まではなんとか定演には参加していた。


目でお互いに会話をしながら、彼は不自由な手を口元にもってきてホルンを吹く姿勢を見せてくれた。
今年もさぞやホルンを吹きたかろう。

歩いたり食べたりしている日頃の何気ない動作が普通にできることの幸せをあらためて思う。




今日はスコラ・フンガリカのグレゴリオ聖歌を聴いていた。


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HUNGAROTONの外盤LP。

ハンガリーの団体スコラ・フンガリカのシリーズもので出ているグレゴリオ聖歌集の1枚。



「Plainchant from Prague」

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残響豊かな録音と柔らかでロマンティックな聖歌の数々。

時として加わる少年合唱の響きも心地よい。


youtubeはスコラフンガリカの「グレゴリオ聖歌」

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2017年3月24日 (金)

ブイケンス、クラリネットアンサンブル

晴れ、朝夜は未だ冷えて昼は暖かな毎日。
オオシマザクラの開花の知らせもチラホラと耳に入ってきた。

異動は決まれど多忙な日常は変わらず。

月曜休みの週は時間の経過が速い。

今日は早くも金曜日。

仕事の合間を新たな仕事場周辺の駐車場探し。
幸い3年前に借りていた場所の空きがありすんなりと決定。

4月からは通勤距離は半分、所要時間は3分の一ほど。
若い頃同じ部署にいる時にはバイクで通っていた。

木曜のオケの練習は弦分奏が主体で管打楽器は自由参加ということで、欠席させていただいた。

そして夜は事業所内の同じ部門退職者の送別会。
会場はかつて結婚式場としてにぎわったセレモニー会場。

出席者は100名ほどで、退職者は定年、転職、寿退社その他の9名。

継続雇用で残る人もあり、新たな道を歩む人もあり。


自分は異動でこの部門を去ることになるものの、この会では送る側の立場で〆の挨拶。


ここ数日気持ちが落ち着かず、ゆっくりと音楽を聴けていない。

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そんな中で聴いた癒し系の音楽。


ベルギーのクラリネット奏者、ワルター・ブイケンス率いるクラリネットアンサンブルによる演奏。

フォンテックから発売されていた外盤LP


ブイケンスはベルギー放送フィルの首席クラリネット奏者。
自らクラリネットのみの合奏団を結成しレコーディングも残している。

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曲はビバルディ、サティ、ロッシーニのほかベネットその他の20世紀の作品。

アンサンブルは全てベルギーの奏者のようだ。

あたかもオルガンを聴くような、均一にしてまろやかで暖かな木質の響きに酔う一枚。

曲によっては出来不出来が多いように思う。

ジムノペディは調性が異なり別の曲のように響いていた。

Youtubeはブイケンス・クラリネットアンサンブル

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2017年3月22日 (水)

モッフォのモーツァルト

晴れ、彼岸も過ぎて暖かな毎日。
年度末の大きな山も終わり人事異動の季節。

金曜に予想外の異動を告げられた。

現在の部署は昨年変わったばかりだが、考えてみれば部門としては3年目にして最古参になっていた。

昨日社長に直接呼ばれて行先を示され、行先は若い頃から数度勤務していた部署。


今日は仕事を定時に終わらせ次の仕事場へ寄ってみた。

前任者はここで退職。

立場は変われど
自分の知識と経験が生かせる勝手知ったる場所。

おそらくここがサラリーマン生活最後の場所となるだろう。


音楽は美貌のソプラノ、アンナ・モッフォの歌うモーツァルトのアリア集。
手持ちは米セラフィムのLP.

伴奏は、名匠ガリエラの指揮フィルハーモニア管。
1958年録音

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・フィガロの結婚 より

〔自分で自分が解らない/恋とはどんな物かしら/恋人よ早くここへ〕

・コジ・ファン・トゥッテ より

〔男や兵士に/女も15になれば〕

・後宮からの逃走~ああ私の恋は 


・ドン・ジョヴァンニ より

 〔ぶってよマゼット/楽屋の歌〕

・魔笛~愛の喜びは露と消え 


・牧人の王~穏やかな空気と晴れた日々


・コンサート・アリア「ああ、語るは我ならず」 


・ミサ曲ハ短調~主を称えよ


・エクスルターテ・ユビラーテ~アレルヤ


モッフォの容姿と同じような艶っぽさの漂うのが魅力。

ガリエラの伴奏が非常に良く、弦のふわりとした絹のような響きに気持ち良さげに乗るモッフォの色気のある声がなんとも心地よい。


Youtubeは1980年にNHKFMで流れた「夜の停車駅」の

エンディング。
モッフォの歌うラフマニノフのヴォカリーズ


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2017年3月14日 (火)

Reader's Digest の「 Light Classical Gold」

曇り、朝のうち雨。

今日はあれやこれやで遅い帰宅。

Reader's Digest の「 Light Classical Gold」CD4枚組を通勤の車中で聴いている。

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かなり以前に中古本屋で420円で買ったもので、CD4枚に古今東西の有名無名のオーケストラ曲60数曲をびっしり収録。


1987年発売の記載があり、1987年と言えばCDが出始めの頃で国内盤は1枚3,000以上していた時期のもの。


パッケージには演奏者の記載はなかったものの、リーダーズダイジェスト音源ということで、この種のアルバムにありがちな正体不明の幽霊演奏家や全く無名の人たちではなかろうと想像して購入。


購入直後に中を開いてみるとCD以外はなにもなく、解説書も演奏者名もわからない。

カーステレオで鳴らしてみると、グリーグの「トロルドハウゲンの婚礼の日」の華やかな演奏で始まった。


この曲の原曲は「抒情小曲集第8巻」からのピアノ曲。

いくつかのオケ版の録音は出ているものの、ここで収録されているのはピアノとオケのための聴いたことのない版だった。

合唱入りの「ソルヴェイグの歌」も味のあるもの。


録音は鮮明オケも非常にうまい。

うーん、演奏者の詳細と版の情報が無性に知りたくなってきた。


ネットで探してみるとこのCDの元になったLPの存在が判明。
こちらは1983年の発売で詳細な演奏者の情報も見つかった。


一連のグリーグは、イギリスのPeter Knight (23 June 1917 – 30 July 1985)のという名の指揮者。

アレンジャーでもあり映画やテレビドラマの音楽などを書いていた人らしい。
オケはロイヤルフィルとその合唱団。

他の曲の演奏者はと見ると、出るわ出るわレイボビッツ、ボールトにホーレンシュタインなどの巨匠、アレクサンダー・ギブソン、オスカー・ダノン、バジーレ、フレッチャなどのいぶし銀の人たちに、マンデール、グリューバーら、60年代から70年代までのリーダーズ・ダイジェストの一連のクラシカルな録音に係った演奏家たち。

予想されたとはいえなかなか壮観なメンバー。


レイボヴィッツの「ミニヨン」序曲のように、Scribendumの13CDセットにも収録されていない演奏までも含まれている。


オスカー・ダノンのプロフィエフも珍しい。

RCAのプロデューサー、チャールズ・ゲルハルト、エンジニアのケネス・E・ウィルキンスンによる録音も非常に良い。


Youtubeはグリーグのトロルドハウゲンの婚礼の日

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2017年3月13日 (月)

河出書房新社の「世界大音楽全集」

曇り。一日が飛ぶように過ぎていく年度末。

仕事では今週来週が今年度最後の大きな山場。

昨日、日曜の朝、お寺の院主さんの訃報が突然飛び込んできた。

90を越えたご高齢ながら先月まで散歩しているのを見かけていたのに・・・・・・

お寺の目の前が我が家の畑だったりするので、自分の幼い頃からも知っている近所のおじさんといった存在で、畑作業をしているとよく話しかけてきた。

訃報を聞きお寺に線香を上げに行った。
仏様になった安らかな表情を見ているうちに涙がこぼれそうになってきた。


お寺そのものは息子の住職、孫の副住職が継いでいるのでご隠居状態だったとはいえ、
実質お寺を仕切っていたのはこのご院主さん。


自分は役員の末席を汚しているので午後に緊急役員会、そして同じ町内の組内なので夜は葬儀その他の役割決め、とあわただしい一日となった。


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「世界大音楽全集 全30巻 河出書房新社 発行」のうち第2巻バッハから

・ハープシコード、フルート、ヴァイオリンのための協奏曲イ短調 
   ルドルフ・バルシャイ指揮 
   モスクワ室内管弦楽団

・ピアノ協奏曲第5番 ヘ短調    
   マリア・グリンベルグ(ピアノ)
   ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 
   モスクワ放送交響楽団

・チェロとハープシコードのためのソナタ第1番 ト長調 
    ダニール・シャフラン(チェロ)
    アンドレ・ポルコンスキー(ハープシコード)
    

などをしんみり聴いていた。


70年代初頭の高度経済成長期に小学館や講談社など大手出版社が競って出していた名曲全集の中のひとつ。


この河出書房新社のシリーズは1969年の発行。 
当時売れたらしく、いろいろなところで見かける音楽全集。


1巻の定価が2,800円で、この年の大卒初任給は34,100円。

全30巻揃えるには当時の大卒初任給の2か月半ほどの計算だ。



豪華な装丁と分厚い解説書、そしてLP2枚のセットで一巻一巻が重く嵩張っていて、今となっては持て余してしまっている人も多いと思う。

手持ちのものも、親戚から邪魔だから言われてやむなく引き取ったもの。

どうも我が家がレコードの最終処分場になりつつあるようだ。

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この河出書房のシリーズの音源は、主に日本ビクターが供給していたRCA原盤のもので
モントゥ、ミュンシュやライナーなど、おなじみの指揮者に加え、ロシアメロディア原盤の国内では主に新世界レコード名で出していたものが半数近く。

こちらはロジェストヴェンスキーやバルシャイらが主なもので、イワーノフやスヴェトラーノフらの顔ぶれ。

そんな中に若き日のネーメ・ヤルヴィのハイドンやグリンベルクやシャフランのバッハ、
潮田益子のパガニーニなど面白い音源が入っていたりする。


新世界レコードの音は固めの音だった印象があったのだけれど、今の自宅の装置で聴くと、
適度な艶と柔らかさも感じられ、それでいて鮮明な良い音で鳴っている。

グリンベルクのピアノもしっかりとした良い演奏だ。


Youtubeはグールドの弾くバッハ、ピアノ協奏曲第5番のラルゴ

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2017年3月11日 (土)

3.11のことなど

曇り一時雨。

朝、東京に行く娘を駅まで送り帰りに千本海岸に寄ってみた。

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昨年まではレアなポケモンが出る場所だということで、土日は相当な人出だったのが、 今日はだいぶ空いている。

熱しやすく冷めやすい日本人。


今日は土曜日。そして3.11.

あの日一日の記憶は今でも強烈だ。

午後3時前の、永久に続くかと思うほどの長い大きな横揺れ。

ちょうどその日の夜に「文化センター」でのレコードコンサートを予定していた。


夕方文化センターに行き、まず実施するか否を話し合い、その時点ではあれほどの甚大な被害が出ているとは思っていなかったので、予定通り実施することにした。

大ホールではタレントの「コロッケ」の公演が入っていていた。

コロッケのマネージャーさんも交えて、もし公演中に大きな余震があった場合の避難誘導の方法などを文化センターの職員と打ち合わせた。

マネージャーさんの話では、昼の部の公演の最中に地震となったがお客さんたちは落ち着いていたという。

レコードコンサートは普段通りにお客様が来てくれた。

いつものように9時頃に終わり仕事場に寄った後に帰宅。

テレビを見ると暗闇の中で大炎上する気仙沼市の空撮映像が出ていて、これは尋常ならざることになっていることがわかった。

それからは原発事故の影響で目の回るような日々。


今日の地震発生の時間は畑仕事をしていた。心の中で黙とう。


音楽は大好きなデュリュフレのレクイエム。

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アンドリュー・ディヴィス指揮ニューフィルハーモニア管のLPを聴いていた。



Youtubeはデュリュフレのレクイエムから「楽園にて」

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2017年3月 7日 (火)

イレーヌ・ベルティエの歌

寒い風が吹いていた一日。

譲っていただいた、まとまった数のタンゴのレコードを中にシャンソンのLPが数枚入っている。


その中のシャンソンベスト24というRCAから出ていた国内盤LP2枚組を聴いていた。


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枯葉(アラン・バリエール)
バラ色の人生(イベット・ジロー)
愛の讃歌(イベット・ジロー)
あわれなジャンの歌(イレーヌ・ベルティエ)
パダム・パダム(イレーヌ・ベルティエ)
私の回転木馬(イレーヌ・ベルティエ)
ラ・メール(イベット・ジロー)
パリのお嬢さん(アンヌ・サンドリーヌ)
ラ・セーヌ(アンヌ・サンドリーヌ)
パリの空の下(イベット・ジロー)
ミラボー橋(シモーヌ・ラングロア)
モンマルトルの丘(ヴィヴィアンヌ・シャンテル)
風船売り(ギレーヌ・ギイ)
ドミノ(アラン・バリエール)
セ・シ・ボン(ジョージ・メラクリーノ楽団)
パリの屋根の下(モーリス・シュバリエ)
パリ祭(モーリス・シュバリエ)
モン・パリ(シモーヌ・ラングロア)
サ・セ・パリ(モーリス・シュバリエ)
フルー・フルー(カトリーヌ・メイス)
聞かせてよ愛の言葉を(シュジー・ドレール)
私の心はヴァイオリン(ギレーヌ・ギイ)
待ちましょう(アニー・グールド)
パリの橋の下(モーリス・シュバリエ)


ジローとかシュバリエとか、どこかで聞いたような名前の歌手が並んでいる。

部屋の中にBGM的に流しながら藤沢周平の本なんぞを読んでいた。

すると突然、ミレイユ・マチューのような強烈な巻き舌とパンチのある歌声が飛び込んできた。


あれ?マチューの名前があったかな?

とジャケットを見たらイレーヌ・ベルティエという知らない名前。
マチューに似ているけれど幾分太く翳りのある声。

「なかなか良いな」と思い、ネットで検索してみたがこの歌手の情報がほとんどない。

CDも「シャンソンベストアルバム」のようなこのLPに似た、いろいろな歌手によるオムニバスしか国内盤はないようだ。

同じように疑問に感じている人のブログが少々。




外国のサイトでもほとんど情報が拾えない。

何枚かのアルバムを出していた痕跡はあるものの、かろうじてYoutubeで、若い頃の白黒映像と最近のものらしい不鮮明な映像が数件。

最近の歌手で、そこそこの実力がありながらこれほど経歴がわからない歌手も珍しいのではなかろうか。


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2017年3月 5日 (日)

アーノルド・エディション

良く晴れた暖かな3月最初の日曜日。

朝から家内と上の娘とで大瀬岬まで海岸線を20キロ弱のドライヴ。


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風もなく雲もなく、運転中は右手に富士が絶えず見えていた。


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大瀬岬ではダイビングをする人たち。

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樹齢数百年の天然記念物のビャクシンの合間からの富士。

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偶然、知り合いの地元の観光協会の役員さんに出会い、しばらくの立ち話。
ちょうど雑誌の取材が入っていてアイドル系の若い女の子が3人。

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大瀬明神にお参りして神池に回ると餌を求めて鯉が寄ってきた。
近くでは亀がひなたぼっこ。



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昼食は内浦漁協直営の「いけすや」この場所はちょうど人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台となったところで、ラッピングバスが走っていた。

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1時間待ちで食べた「まご茶定食」は内浦漁港産の鰺。鮮度抜群でさすがにうまかった。


ドライヴの車中で流していたのはイギリスの作曲家、マルコム・アーノルドの作品集。

2006年にアーノルド85才を記念して英DECCAが出していたアーノルドエディション全3巻中の第3巻CD4枚組から吹奏楽とブラスアンサンブルを集めたもの。

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・吹奏楽のための音楽

・金管五重奏曲 op.73* 

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル

・イギリス舞曲第1集 op.27
・イギリス舞曲第2集 op.33
・4つのスコットランド舞曲 op.59
・吹奏楽のためのファンタジー op.114
・吹奏楽のための小組曲第1番 op.80
・吹奏楽のための小組曲第2番 op.93
・4つのコーンウォル舞曲
・パドストウの救命ボート

グライムソープ・コリアリー・バンド
エルガー・ハワース(指揮)
録音:1993/4/15-16


フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルの定評のある名演は既に架蔵済みであるものの、ハワース指揮の金管バンドの演奏が唖然とするほどうまかった。

民謡風の親しみやすさの中に、モダーンなテイストとウィットに富んだ魅力的な作品ばかり。

ドライヴのBGMにはぴったりの曲だ。

Youtubeはアーノルドの「スコットランド舞曲」

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2017年3月 1日 (水)

ピエール・ブゾンのピアノ

3月、曇り後雨。


年度替わりの慌ただしさの中でエアポケットのような一週間かと思っていたら、
昨日から多忙となり今日も先週並みの忙しさ。

準備すべきことはあれど集中力の欠如のために仕事は捗らず。

今週から娘がロサンゼルスに行っている。

到着の空港では警戒厳しく関税の所から全然前に進まなかったとのこと、トランプの影響は未だ甚大らしい。


今月初めにいただいたアルゼンチンタンゴの整理を少しずつ続けている。

タンゴというジャンルが意外と歴史が浅いことと、定評ある名演が1940年代以前に集中していることが少しずつわかってきた。

いただいたLPの総数はどうやら2千枚ほど、その中にタンゴ以外のジャンルもあり、
いただいた中に菅野沖彦氏のオーディオ・ラボが出していたLP2枚組。

「ラ・ヴィ」というタイトルのピエール・ブゾンの弾くピアノのバラード集。


マイウェイその他有名曲を集めたもの。

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1 Love Story
A2 Vivre Pour Vivre
A3 Un Homme Et Une Femme
A4 Les Parapluies De Cherbourg Valse DesLilas
A5 Concerto Pour La Fin D Un Amour
A6 Mourir D. Aimer
B1 Sl Tous Les Oiseaux Ca Narrive Qu'aux Autres
B2 Ne Me Quitte Pas
B3 Non Je Nal Rein Oublie
B4 Que Rest-T-Il De Nos Amours?
B5 Valse Du Mariage
B6 Sous Le Ciel De Paris
B7 Les Feuilles Mortes
C1 Non Coeur Est Un Violon
C2 Lara's Theme From Doctor Jivago
C3 C'est Si Bon
C4 Hymne A L'amour
C5 Parlez-Moi D'Amour
C6 La Mer
D1 Moulin Rouge
D2 Du Soleil Plein Les Yeux
D3 Comme Un Soleil
D4 Syracuse
D5 Et Maintenant
D6 Comme D'habitude (My Way)


ピエール・ブゾンの名は初めて聴いた。

フランス人ピアニストで、80年代に帝国ホテルのレストランや、今は閉店してしまったマキシム・ド・パリで弾いていたピアニストらしい。

映画評論家の荻昌弘氏がライナーノートを書いている。

荻氏はクラシック音楽に造詣が深く、氏が一時期使用していたスピーカーは我が家と同じスペンドールのBCⅡだったと思う。

 
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演奏は正直なところ菅野、荻両氏が絶賛しているほど良いとは思わなかった。

音はきれいだが演奏に起伏が乏しい。

たぶんマキシム・ド・パリや帝国ホテルのような高級な場所の中で、食事を楽しみながら聴く分には、気持ちよく聞ける演奏なのだろう。


ベーゼルファーの美しい音を捉えた録音は非常に良い。


Youtubeはブゾンの弾く「カヴァティーナ」

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2017年2月27日 (月)

スクロヴァチェフスキーのラヴェル

怒涛の週が明けて今日は新たな月曜日。

2月もあと二日を残すばかり。

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裏山の河津桜も散り始めた。密に誘われたメジロが数羽。



大きな山がふたつばかり残ってはいるものの今週は小康状態の一週間。

今日は組織内の会議二つのみ。


土曜日は図書館に寄りながら市立病院主催の市民公開講座を聴いたりしていた。

「肝臓」をテーマとしたその道の権威によるわかりやすいお話。

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内容は病理的な分野からの肝炎のしくみと、今や飲み薬のみで治癒率が90パーセントを超えるC型肝炎治療の最前線。


一粒5万円を超える非常に高価な治療薬に、ニセモノ事件が起きたことも記憶に新しい。


通常ならばひとりあたり百万円を超える薬代も、国の高額療養費制度で平均的な世帯でひと月当たり十数万円ほどの自己負担となっている日本の医療制度のありがたさを思う。


スクロヴァチェフスキー逝く。

クールにして明晰、作品の魅力を独特の視点で浮かび上がらせていた名匠だった。


米マーキュリーに残したスクロヴァチェフスキーの演奏を、60年代初頭に録音したいくつかの演奏で聴き始めた時はさほど良い指揮者だとは思わなかった。


その後80年前後になって録音したヘンデルやラヴェルが非常に良くて、 ショスタコーヴィチの交響曲第5番のハレ管との再録音での改変には驚愕。


その後目が離せない指揮者になった。


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今日はミネソタ響とのラヴェル管弦楽曲全集から数曲を聴いた。
米VOXのLP4枚組。SQ4チャンネル盤。

明快にして音の一粒一粒が意味を持ち、
完璧なバランスで響いている驚異的なラヴェル。 

ブーレーズと異なる独特のアクの強さが好悪を分けるかもしれないが、ヒヤリとした冷たさの中に優しさが絶妙のバランスで共存している「古風なメヌエット」はこれ以上の演奏を知らない。

録音は驚異的に良い。

Youtubeはスクロヴァチェフスキー指揮のラヴェルの歌曲集「シェエラザーデ」から

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