カテゴリー「音盤視聴記録」の記事

2018年6月20日 (水)

フィストラーリとカラヤンの「白鳥の湖」

梅雨の広がる水曜日。

夜から激しい雨。

今年前半の仕事上の大きな山場は越えたものの組織内で課題が勃発。

ほぼ目処が付いたところで帰宅。



今日はバレェ音楽で名演を聴かせたロシアの指揮者フィストラーリの演奏で「白鳥の湖」。


フィストラーリの同曲3種有る録音の内の2番目。


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コンセルトヘボウ管との1961年録音のハイライト盤。

手持ちは若い頃に購入したキングレコードの廉価盤LP。

購入以来カーヴはRIAAしか聴いていなかった録音のffrrカーヴでの聴きなおし。

やはりffrrがぴったりだった。

そもそもの録音が優れているからだろう。

今までとは異なる次元の音。

コンセルトヘボウ管独特の豊麗な響きがホール一杯に広がるのも心地良く、ヴァイオリンとチェロの対話では、左斜め上で鳴るヴァイオリンと右斜め下で鳴るチェロの位置が明瞭。


フィナーレ最後のティンパニも凄まじい。

これはRIAAカーヴでは聴き取れなかったもの。


もうひとつはカラヤン指揮フィルハーモニア管による「白鳥の湖」と「眠りの森の美女」組曲。


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カラヤンのチャイコフスキーの三大バレエ音楽はフィルハーモニア管、ウィーンフィル、ベルリンフィルの録音があり、フィルハーモニア管とはモノラル期に3大バレエ音楽を録音し「白鳥の湖」と「眠りの森の美女」はステレオで再録音している。

手持ちはステレオ再録音。

米エンジェルのLP。

こちらも絵に描いたようなcolumbiaカーヴ。

フィルハーモニア管のしなやかで機能的な性能を充分に生かしたシンフォニックな名演だ。

Youtubeはフィストラーリ3度目の「白鳥の湖」から

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2018年6月18日 (月)

ザ・ビートルズ 1967年~1970年

朝からの曇り空は昼からまとまった雨。風は冷たい。


群馬に続いてまたもや地震、今度は大阪で震度6。

通勤通学時間と重なり犠牲者も出てしまった。


昨日は父の日。

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娘からのプレゼントはグラニフのTシャツ。

グリーンアップル・ビートルズロゴ。



ビートルズを聴こう。

手持ちから「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」

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ODEONの東芝青盤LP2枚組。


イコライザーカーヴはよくわからない。


RIAAでも聴けるしcolumbiaは多少良いけれど、ぴったり嵌ったという感じでもない。



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独自のカーヴなんだろうか。


Youtubeは「The Beatles - The Long and Winding Road」

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2018年6月17日 (日)

デムスのシューマン、子どものためのアルバム

曇のち晴れ。
梅雨時のはっきりしない空。

風は不思議と冷気を伴ったもの。

今日も群馬県で震度5弱。


このところ地震が増えてきた。



今日は出勤して一日仕事、明日からの大きな会議の下調べ。


体調は万全とは言えず、なんとなく体に力が入らない。




帰宅後聴いたのはデムスの弾くシューマン、「こどものためのアルバム」全曲。


1曲あたり数分、全47曲ほどのこの曲集はシューマンが愛娘のクリスマスプレゼントとして作曲した数曲に、新たに数曲を加えたもの。

この中には「楽しき農夫」のように、今でも子どものピアノ発表会に取り上げられるポピュラーな曲も含まれている。



いわゆる練習曲集であるもののリストやショパン、ドビュッシーたちの、かなりの腕達者を想定している曲集ではなく、バッハの「アンナ・マグダレーナの音楽帳」やバルトークの「ミクロコスモス」のようなピアノ初心者のための教育的な内容の濃いもの。


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手持ちはハルモニア・ムンディ原盤のティチクの国内盤LP2枚組。


ここでデムスはしっかり誠実に良く歌い、教則用の録音にありがちな無味乾燥に陥らない音楽性豊かな演奏を聴かせてくれる。


さらにこの録音では出版譜の曲集には含まれなかった数曲を最後に収録。



この中にはウェーバーやモーツァルト、ベートーヴェンらの有名作品のメロディーの編曲ものがあり、ベートーヴェンの第九「歓喜の歌」など、聴いていてほほえましくなってしまうほどの愛らしい作品に生まれ変わっている。




デムスはシューマンの自筆譜を使用し、実際にシューマンが使用していたハンマーフリューゲルで演奏している。



70年代にキングレコードから出て後に13枚組のCDで出たデムスのシューマンピアノ曲全集の演奏とは別録音。



Youtubeはシューマンの「詩人の恋」、フィッシャー=ディースカウの歌にデムスの伴奏

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2018年6月16日 (土)

ロジェストヴェンスキー逝く

曇りのち雨。

風は冷たく、4月並みの気温。母は部屋でストーヴを点けていた。

休日となるとなぜか朝早くに目が覚めるのが今日目覚めたのが9時近く。
それでもまた眠い。

肩も凝り胃のあたりもムカムカして調子が悪い。

天気も良くないので本日1日家の中で静かにしていた。


ロシアの指揮者ロジェストヴェンスキーの訃報が入ってきた。

1972年の5月、ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送交響楽団の来日公演の模様がNHK総合テレビで放送されました。


この来日公演は、未だ存命だったショスタコーヴィッチの新作、交響曲第15番の西側初演を含むものとして大きな話題となりました。


当時中学生でクラシック音楽を聴き始めたばかりの私は、この時放送されたチャイコフスキーの交響曲第5番の圧倒的な演奏に非常に感激しました。


踊るような超個性的な指揮ぶりと当時絶頂期だったモスクワ放送響の鉄壁のアンサンブルと重戦車のような怒涛の響き、そしてフィナーレ終盤のファンファーレの豪快なホルンのベルアップの風景は今でもはっきりと目に焼き付いています。

曲そのものも初体験がこのロジェストヴェンスキーだった。



録音としてとして思い浮かぶのは、バッハ~ウェーベルンの「6声のリチェルカーレ」。


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・「6声のリチェルカーレ」音楽の捧げものから  :バッハ~ウェーベルン
・十の楽器のための狂詩曲   :イベール
・組曲「三文オペラ」     :ワイル
・ルーマニア民俗舞曲     :バルトーク


この曲は70年代後半のNHKFMの番組、「現代の音楽」のテーマ音楽に使われていました。


曲、演奏とも「現代の音楽」にふさわしく非常に印象的で、この演奏でウェーベルンに興味を持つようになった人も多かったと思います。


この頃の国内盤で入手しやすかったのはこのロジェストヴェンスキーぐらいで、 コロンビアが出していたロバート・クラフトのウェーベルン全集はとても手が出なかった。


イベールのようなフランス音楽も含めて、どの曲の演奏を聴いてもロジェストヴェンスキーは、強烈な個性を感じさせながらも説得力のある演奏を聴かせてくれた名匠だったと思います。


今日はソビエトメロディアのLPで、ヒンデミットの「ヴィオラと弦楽のための葬送音楽」を聴いてその偉業を偲ぶことにします。


アレキセイ・ルドヴィグ(ヴィオラ)
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮
レニングラード室内管弦楽団

Youtubeはロジェストヴェンスキーのユニークなリハーサル

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2018年6月13日 (水)

ペーター・マークのシューベルト

曇り、出勤しようとすると母が蒼い顔で首と頭が痛いという。

顔色も悪いので急遽脳外科の病院に連れて行くことにした。



病院は混んでいて開院時間の9時と同時に受付を済ませたのが、初診でもあり事前の検査も多く実際に先生に診ていただいたのは12時を回っていた。


診ている途中で院長先生がおもむろに立ち上がり、母の両肩を凄い力でむんずと掴んだ。

痛がる母に唖然とする自分。

そばの看護師は平然と見ている

先生が離れると母はぽかんとして「あれ?痛みが消えた・・」


どうやら単なる肩こりだったようだ。

MRIの画像を見ると海馬は40代なみの若さだという。

母は急に元気になってよけいなことをしゃべり始めている。


ともあれ何事もなくて良かった。

母を家まで送り遅い昼食を済ませてそのまま出社。



今日はスイスの指揮者、ペーター・マークのシューベルト

米VOX TURNABAUTへのLP5枚組

8曲の交響曲のほか3曲の序曲を収録。

シューベルト:交響曲全集


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・交響曲第1番ニ長調 D.82

・交響曲第2番変ロ長調 D.125
・交響曲第3番ニ長調 D.200
・交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』
・交響曲第5番変ロ長調 D.485
・交響曲第6番ハ長調 D.589
・交響曲第7(8)番ロ短調 D.759『未完成』
・序曲 変ロ長調 D.470
・イタリア風序曲 ハ長調 D.591
・イタリア風序曲 ニ長調 D.591
・交響曲第8(9)番ハ長調 D.944『グレイト』

 フィルハーモニア・フンガリカ
 ペーター・マーク(指揮)
 録音:1969年(ステレオ)

後にCD化された全集にはニ長調のイタリア序曲は含まれていない。

オケは解散してしまったフィルハーモニカ・フンガリカ。

この中から1,5,6番、「未完成」と3曲の序曲を聴いた。



マークとはデッカへのメンデルスゾーンとモーツァルトの名演で最初の幸福な出会い。

その後出た録音も駄作が少ないので見つけ次第購入していた時期があった。


日本フィルや都響やN響にも来演していくつかの録音も残している。



N響とのただ一度の共演は確かヴァントの代役だったと思う。

実演では都響とのモーツァルトプロを聴くことができた。
この時も期待通りの名演。


このシューベルトは暖かで豊かなふくらみを持たせた独特のシューベルト。

適度のロマンティックさが「未完成」では成功している。


第5番では多少音楽が重く、モーツァルトで聴かれるような爽やかな演奏を期待していたのでこちらは期待外れ。


3つの序曲がかなりの名演で中でも序奏部が「ロザムンデ」序曲に酷似し

たイタリア序曲ハ長調がかなり良い。


N響との共演もシューベルトだった。

この時マークはパート譜は持参したものを使ったのではないかしらん。



イコライザーカーヴはコロンビアカーヴが大部分だったのが、第1番は明らかにAESカーヴ。



同一内ボックスでありながら面によって異なるのがかなりいい加減で不思議。



youtubeはマーク指揮のモーツァルト、交響曲第32番

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2018年6月12日 (火)

The Frescobaldi Legacy

梅雨の合間の良く晴れた一日。湿度は高く夏の蒸し暑さ。

朝早くに九州と千葉沖で比較的大きな地震。

最近世界各地で活発化する火山活動。


たまたま日曜に録画してあったNHKの「列島誕生ジオジャパン」を見ていただけに
1400万年前の紀伊半島での大噴火や、九州中国地方の旧石器人を死滅させた2万9000年前の姶良カルデラ、7300年前に九州の縄文人を絶滅させた鬼界カルデラなどの超巨大噴火が思い浮かぶ。


先週、近くの富士宮を震源地とする地震もあり、南海トラフ周辺の大地震の兆候ではあるまいか。



今日の音楽はフレスコバルディ


17世紀イタリアバロック期の作曲家フレスコバルディの鍵盤作品をレスピーギやバルトーク 、リゲティら20世紀の作曲家たちがピアノ用に編曲したもの。


brilliantから出ているCDでピアノはサンドロ・イーヴォ・バルトリ


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「フレスコバルディ・レガシー~様々な作曲家による編曲集」

・レスピーギ編:前奏曲とフーガ ト短調
・レスピーギ編:トッカータとフーガ イ短調
・レスピーギ編:パッサカリア

・ハロルド・バウアー編:カッコウの主題によるカプリッチョ

・レイハ:ピアノのための36のフーガ Op.36より第14曲
     『フーガ-ファンタジア』(フレスコバルディのテーマによる)

・サムイル・フェインベルク編:トッカータ集よりカンツォーナ
・サムイル・フェインベルク編:カプリッチョ・パストラーレ

・バルトーク編:トッカータ
・バルトーク編:フーガ

・リゲティ:『ムジカ・リチェルカータ』より第11曲
        『リチェルカーレ』~フレスコバルディへのオマージュ

 サンドロ・イーヴォ・バルトリ(ピアノ)

 録音2012年6月29-30日
 イタリア、サン・パンタレオン教会

ブックオフで見つけたものでピアニストは来日しているのだろう。
CDに本人らしきサインが入っている。


ライヒャとリゲティの作品はフレスコバルディの作品からテーマを借用した曲。

トッカータのように同じ曲をレスピーギとバルトークが編曲したものも含まれていて、作風の違いも俯瞰できるのが面白い。


このトッカータは吹奏楽にも編曲されていて、中学の時に演奏したこともある懐かしい曲だ。
これが自分にとってフレスコバルディとの出会いの曲。


さまざまな作曲家の手が入っているとはいえ、フレスコバルディの色で統一されているのが良い。

イタリアバロック期の典雅さと20世紀風のロマンティックなテイストがほどよくブレンドされている耳あたりの良いアルバムだ。


youtubeはそのバルトリが弾くフレスコバルディのパッサカリア、レスピーギの編曲

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2018年6月10日 (日)

ミリアン・ラプサンスキーのラヴェル

曇りのち雨、今年初めての台風が接近中。

昨日早朝左眼に違和感が有り、眼科に行こうかと診察券を探しているうちに治ってしまった。

ゴミでも入ったのかな。

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今日は雨が降る前に庭木の剪定。

いつもの日曜よりも早起きしてツツジを電動バリカンで刈り上げ。


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横でじっと見つめるポコ。


ブックオフあたりで中古CDが大量に出回っているデアゴスティーニのクラシックCDコレクションから。

先日近くのブックオフで、108円の格安CD何枚かを購入したもの。

このシリーズは演奏実体が不明なピルツ系の怪しげなものも多数あるけれど、
中には驚きの名演や個性的な演奏があったりする。


指揮者アントン・ナヌートやミラン・ホルヴァートの演奏には面白いものもあるし、トムシックの弾くブラームスのピアノ協奏曲第1番は鋭いタッチと美しい音で聴かせる名演。


メータやアバドの師であったスワロフスキー指揮のフランクの交響曲の演奏はその無類の憂鬱さで独自の存在感を誇っていた。

シリーズ最後のあたりでは、ナクソスやフォンテック、カメラータトウキョウなどの音源もあって、伊藤恵のシューマンや井上直幸のモーツァルトなど地味ながら水準の高いものも少なくない。



ビッグネームではムラヴィンスキーのブルックナーやマリス・ヤンソンスのラフマニノフの交響曲。



中でも正規音源で入手しそこねていた、ピリオド楽器によるグッドマンの「惑星」を見つけた時には驚喜したもの。



ただこのシリーズ、インナースリーヴの中を開かないと曲目詳細と演奏者がわからないのが難。



その点安田さんのサイトは詳細な情報が載っていて非常に助かっている。


最近入手したもので、ミリアン・ラプサンスキーというピアニストの弾くラヴェルの「鏡」。


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実在するピアニストかどうか全く不明。

ネットで検索しても見つかるのは安田さんのサイトくらいなもの。


ハードオフで買った帰りに車中のカーステレオで聴いてみると音の鮮明さにびっくり。


絶妙なペダリングからのグリッサンドの多彩な響きも見事なもの。

一緒に聴いていた家内は「へぇーすごいじゃん、誰これ?」


車の中で何回も聴いたりしていた。


家のシステムで聴いたらさぞや・・


と聴いてみたら・・・


冷静になって聴くと過度の残響はどうも人工的に付加したもののようだ。


「海原の小舟」など個性的だけれども、技巧はそれほど高いわけでもなさそうだし音の芯もずいぶんか細い。


「道化師の朝の歌」では音に制御が効かず暴れ気味。


ただ「鐘の谷」での孤独な中に漂う妖艶さは、ある種凄愴な雰囲気が感じられて捨てがたい。



このCDは比較的バジェットな装置で聴くと聞き映えがするような音作りのようだ。

実際弾いているのは誰だろう?

Yotubeはラヴェルの「鐘の谷」

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2018年6月 8日 (金)

ガラケーからガラホへ、オーマンディーのワーグナーのことなど

金曜日、ツバメも巣立ち梅雨空の広がる日々。

若い頃と比べると感覚的に時の経つのが速い。


家族は皆スマホだけれど自分はガラケーとタブレットの組み合わせ。
タブレットは今の機種で4代目。ガラケーは2年前に更新した。


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そのガラケーが先週からおかしくて、通話での受信は問題なくできるものの、発信すると必ず話し中になってしまう。

最初は異常に気付かなくて、どうも話し中が多いと思っていると、先方では出ようとすると直ぐ切れてしまうワン切り状態だったらしい。


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ドコモショップでも原因がわからない。
機種を最新のものに交換しようとするとガラケーは既に製造中止。

今まで、自分が使っていた機種が実質最後のガラケーで、スペックもかなり高かったものだという。

1,300万画素のカメラにFMトランスミッター機能。


だがその機能は殆ど使わなかった。

いろいろ迷った末に選んだのはガラホ。

外観はガラケーで中身はスマホ。

Wi-FiやLineも使えるが画面が小さいのでインターネットは殆ど気休め程度。

画素数は800万画素に落ちたけれど通信料が月額1,000円安くなったし、機種変更に伴う手数料はポイント使用で実質負担なし。



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二つ並べるとほとんど同じように見える。


ガラケーは富士通製、ガラホはシャープ製。


しばらくガラホとタブレットで行くことにする。



音楽は引き続きワーグナー。


今日はオーマンディー指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏。

オーマンディーのワーグナーの手持ちにはLP4枚分。

一番古いのはモノラル期の録音で1953年録音の米コロンビア盤LP。


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・歌劇「タンホイザー」序曲とヴェヌスベルクの音楽

・楽劇「ワルキューレ」ワルキューレの騎行、魔の炎の音楽

・歌劇「ローエングリン」第三幕前奏曲


・楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

     第三幕前奏曲、徒弟たちの踊り、親方たちの入場



そしてかなりの数が出た共通ジャケットのCBSソニー発売の 
「オーマンディー音の饗宴1300」シリーズからの1枚。


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・歌劇「タンホイザー」序曲

・楽劇「ジークフリート」森のささやき

・楽劇「ワルキューレ」ワルキューレの騎行


・楽劇「トリスタンとイゾルデ」第一幕前奏曲と愛の死


・楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕前奏曲




もひとつCBSソニーがクラシック市場に進出した直後出していたもので、 
LP2枚組2,500円のダブルシリーズ。



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こちらはモーマン合唱団も加わっている。


・歌劇「タンホイザー」序曲とヴェヌスベルクの音楽、
   大行進曲と巡礼の合唱

・歌劇「ローエングリン」第三幕前奏曲、婚礼の合唱


・楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
     第三幕前奏曲、徒弟たちの踊り、親方たちの入場

・楽劇「トリスタンとイゾルデ」愛の死


・楽劇「ジークフリート」森のささやき


・楽劇「ワルキューレ」ワルキューレの騎行、魔の炎の音楽


この2枚組のシリーズはカッティングレベルが高いので、見つけたらダブりを承知で入手することにしている。

録音は1959年から1968年にかけて。



いずれもカーヴは明らかにコロンビアカーヴ。


以前聴いた時は、ギラギラするような重心の高い派手な響きだったのが、
柔らかさとしっとり感を伴った音で聴けるのが嬉しい。


楽譜に書かれた音を職人的に完璧に鳴らし切る模範解答のような演奏。



フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュのワーグナーのような、深いところで聴き手を圧倒するような演奏ではないけれど、これだけ完璧なバランスで演奏するのはやはり凄いことです。


実際演奏してみて実感。本当に大変です。



Youtubeはオーマンディのラフマニノフ、交響曲第2番

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2018年6月 6日 (水)

クナッパーツブッシュ、デッカとウエストミンスターのワーグナー

昨晩からの雨は一日降り止まず。

来週からの仕事上の大きな山場へ向けての準備。
定時帰宅。

今日もワーグナーを聴く。

定演で演奏した楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死。

この曲の演奏でまず第一に上がるものとしてクナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィル。

ビルギット・ニルソンのイゾルデの英デッカ録音。



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手持ちは高校の時に購ったキングレコードの1300円盤。


最初この演奏を聴いたときの印象は今でも忘れられない。



まさに神が降誕したかのような演奏。


同じ組み合わせのライヴ映像も出ている。

イコライザーカーヴはffrrかと思いきやこれはRIAAが自然だった。



そしてもうひとつクナッパーツブッシュのワーグナー。

1962年、ウエストミンスターへのスタジオ録音。

オケはミュンヘンフィル。

この中からマイスタージンガーやタンホイザーなど。


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手持ちは日本コロンビアが出していたLP。

この録音は残響少なめの素朴な音だったという印象。

飾り気のない音がクナの芸風に合っているともいえなくはないけれど、イコライザーカーヴを調整すれば、また印象が変わるかも・・・・


と半ば期待を込めて調整してみたらNABがぴったり嵌まった。

楽劇「ニュルンベルクのマイスタ-ジンガー」第一幕前奏曲でトライアングルが空間のある一点から正確に響いてきて吃驚。


弦楽器と管楽器の奥行き感も充分だ。

同じ日本コロンビア盤のブルックナーの交響曲第8番も聴いてみることにしよう。

Youtubeはバイロイトの「パルシファル」、クナッパーツブッシュの壮絶な指揮

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2018年6月 5日 (火)

マタチッチ、ザグレブフィルとのワーグナー

曇り、九州四国はすでに梅雨入り。
これから少しずつ雨模様。


仕事は6月に入りこれから外部委員の入る大きな山場。



定演が終わりなんとなくロス気味。

それだけソプラノの田崎尚美さんのワーグナーは強烈だった。




今日はマタチッチのワーグナーを聴いた。


マタチッチのワーグナー録音にはN響やチェコフィルを指揮したものもあるけれど、聴いたのはhypnosから出ていたザグレブフィルとブタペストフィルを振ったライヴCD.

録音データはわからない。

ステレオ録音。

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・歌劇「さまよえるオランダ人」序曲


・歌劇「タンホイザー」第3幕への前奏曲


・楽劇「トリスタンとイゾルデ」

             第一幕前奏曲とイゾルデの愛の死

・ジークフリート牧歌


・楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕前奏曲*

ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮、

ザグレブフィルハーモニー管弦楽団

ブダペストフィルハーモニー管弦楽団*



マタチッチの祖国ユーゴを代表するオケ、ザグレブフィルは古い歴史はあるものの、
1991年のユーゴ崩壊に伴う内戦で大きなダメージを受けた。


ちょうどその時期に音楽監督だった大野和士の奮闘振りがかつてNHKのニュース番組で紹介されていた。




マタチッチがザグレブフィル首席指揮者だったのは1970年から1982年まで。

ほぼその晩年の大部分はザグレブフィルの指揮者だった。


この録音もこの時期のものだと思う。



なんとも巨大にして包容力のあるワーグナー。



「ジークフリート牧歌」の暖かで慈愛に満ちた演奏には聴いていて涙が出そうになってきた。


ザレブフィルのアンサンブルは時々乱れることもあるけれど、老マタチッチのはっきりしない棒に懸命に付いていき全力投球の演奏を聞かせているのがなんとも感動的だ。


ブタペストフィルを振ったマイスタージンガーも、怒涛のフォルティシモのなんとも凄みのあることよ。



Youtubeはマタチッチ指揮N響のブルックナーの交響曲第8番フィナーレ。

未だに語り継がれている歴史的名演。

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