カテゴリー「音盤視聴記録」の記事

2018年10月16日 (火)

マッケラス、3度目のメサイア

薄曇り、日中ほとんど気温上がらず。

通勤途中にビルの谷間から見える富士山は雪化粧。


画面中央には鳶、上空左側には軍用ヘリが飛んでいる。


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10
日ほど前に30度を超えたのが信じられないほど。

微かに感じられる冬の訪れ。

 

仕事は内憂外患。

外へ打って出る以前に建前重視旧態依然の組織風土が悩ましいところ。

 

 

通勤途中の車内でヘンデルのメサイアを聴いている。

 

演奏はサー・チャールズ・マッケラス。

 

マッケラスはウィーンで実演を聴くことができた。

チャイコフスキーの弦楽セレナードの美演は今でも忘れ難い演奏の一つ。

 

 

 

マッケラスの「メサイア」全曲録音は3種。

 

・イギリス室内管、アンブロジアンシンガース

                 1965年録音    ラム校訂版

 

・オーストリア放送響、合唱団   1977年録音 

        モーツァルト編曲版    ドイツ語歌唱

・ロイヤルフィル、ハダーズフィールド合唱団 

    1988年録音 モーツァルト編曲版 英語歌唱

 

 

 

この中の3度目のロイヤルフィルとの演奏を聴いていた。

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モーツァルト版との標記だが、モーツァルト版オリジナルのドイツ語ではなく

英語による歌唱。

しかも各所で伝統的なプラウト版を使用している折衷版。

 

オケ編成はモーツァルト版そのままのようでホルンの響きも聞こえてくる。

 

合唱はサージェントの「メサイア」でも充実の合唱を聴かせていたアマチュア合唱団のハダーズフィールド合唱団。

 

 

いわゆる古楽器的な小編成の「メサイア」ではなく、フル編成オケによる一時代前の演奏スタイル。

 

 

マッケラスの手慣れた音楽運びに熱く応える合唱団が聞きものだ。

 

ただし版の使用も含めて幾分中途半端な感は否めない。

 

 

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自分としては少人数のオケと合唱で端正で格調高い最初のラム般の演奏が好ましい。

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2018年10月10日 (水)

ガブリエル・フォーレ少年合唱団

暑からず寒からず、秋らしく空の高いよく晴れた水曜日。
夜遅くから雨。


伯父が急逝、昨日は朝から埼玉の叔父と母を連れて葬儀のために静岡市へ。

伯父は現役時代には柑橘類の研究者そして栽培の指導者。享年90歳。


リタイア後は畑作業や地域の緑化に協力したり相談に乗ったりと、充実した日々を過ごしていた。

80過ぎになっても毎年冬になると厳選した蜜柑を軽トラに積み、自ら運転して我が家に持ってきてくれていた。


2年ほど前に運転免許証を返上、もう直接来ることはなくなったけれども相変わらず美味しい蜜柑を送ってくれていた。


最後に会ったのは今年3月の親戚の葬儀の時。

多少耳が遠くなったものの矍鑠としてにこやかな笑顔は変わらず、まだまだ元気そうだった。


葬儀では故人の人となりを偲んで多くの人達が別れを惜しんでいた。

伯父の住む町に伯父が植え始め丹精した桜並木があるという。
「これからはこの桜並木の満開の桜を見るたびにあなたのことを思い出します」という 近所のご老人の弔辞が参列者の涙を誘っていた。

葬儀場からは日本平側からの富士山が遠くに見えていた。


今日はガブリエル・フォーレ少年合唱団のフォーレ合唱曲集がffrrカーヴだという 情報を得て手持ちのLPを聴き直してみた。


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・ラシーヌの雅歌

・マリア・マーテル・グラティエ
・タントゥム・エルゴ
・アヴェ・ヴェルム
・祈り
・小ミサ曲から
・レクイエムからピエ・イエズ、楽園にて

  ガブリエル・フォーレ少年合唱団


手持ちは日本コロンビアが70年代に出した廉価盤LP。


vox原盤で米盤ではturnabautから出ていた。

一時期CDでも出たらしい。



地味ながらも未だにファンの多い名盤。

自分ものは学生時代に購入したもの。


演奏の印象としては淡い響きの録音が何となくフォーレに似合っているような記憶。



これがffrrカーヴで聴くと一変。

高音が伸びて広がりも出てきた。


個別のパートの立ち位置もはっきりしてきて、かなり少人数であることもよくわかる。

ガブリエル・フォーレ少年合唱団と日本盤のレコードジャケットに書いてはあるが、外盤標記はガブリエル・フォーレ合唱団。


よく聴いてみるとソロパートは発声のニュアンスからして大人の女声のようだ。

トマジの「12のコルシカの歌」の名演で名高いガブリエル・フォーレ合唱団とは別団体。だと思う。



ついでに他のイコライザーカーヴでも聴いてみた。

いろいろやってみてNABではまた別の雰囲気があって、かつて聴き親しんだサウンドに近い。

クリアなffrrカーヴよりも、この淡い音を好む人もいるかもしれない。


それにしても美しいな。

少しだけ聴き直すつもりが結局最初から全部を聴いてしまった。

心が洗われる音楽というのはこのようなものなのだろう。


Youtubeはパリ、ノートルダムでのファーレ「ラシーヌの雅歌」

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2018年10月 8日 (月)

オーマンディーのショスタコーヴィチ

体育の日の月曜日。朝、ポコと散歩に歩く。
今日も暑い。

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ご近所の田の一角で栽培している古代米、黒米の穂が垂れている。

今年は雨が多く稲の粒が例年に比べて小さいような気がする。


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今日もColombiaカーヴでCBSソニーから出ていたオーマンディーの演奏を聴く。

曲はショスタコーヴィチの交響曲第5番。

CBSソニーから80年代に出ていた廉価盤LP。

Colombiaカーヴで聴くと目の覚めるような音の饗宴。




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リアカーヴでは派手さが強調されていたフィラデルフィア管の音もColombiaカーヴでは弦楽器がしっとり艶やかな響きとなって聞こえてくる。

おそらく実演ではこのような音だったのだろう。

細かな楽器の動きもよくわかるようになった。

この曲は沼響でかつて演奏したこともあり、聴き比べコラムの最初期に取り上げたので、
スコアを見なくてもオーマンディーが譜面に手を加えているのがわかる。



ヴィオラをチェロに重ねているような部分が散見され、フィナーレの終末部にはティンパニにかなり加筆。

さらにこの部分にグロッケンシュピールをピアノに重ねているようだ。
グロッケンシュピールはピアノの連打の上にさほど大きく叩かせず、いわば隠し味として使用。

オーマンディー指揮フィラデルフィア管の、あの独特の響きのマジックの秘密を垣間見た思い。

Youtubeはショルティ指揮ベルリンフィルのショスタコービチ交響曲第5番

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2018年10月 7日 (日)

バーンスタインのペトルーシュカ

本日秋晴れ。

台風25号は日本海を通過し温帯低気圧となって北海道東北を直撃。
その余波で昨晩遅くに強い雨と風。


10月最初の土日は暑くなった。

列島各地で気温が30度超え。


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裏山は紅葉にはまだ早くなんとツクツクボウシの鳴き声まで聞こえてきた。
生まれてこの方10月で蝉の声を聞くのは初めてだ。


あの台風に耐えた庭の柿はまだ青い。



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休日は先週の台風で壊れた箇所を治したり古い照明をLEDのものに替えたり、
処分するために古い棚を分解したりと家の雑事。


かつては三連休ともなると家族を連れてどこかへ遠出したものだが、
子供たちも社会人となった今ではそれも懐かしい思い出だ。


今日はバーンスタインのストラヴィンスキー、「ペトルーシュカ」を聞く。


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手持ちはCBSソニーからでていた国内盤LP。

国内初出盤、ボーナスとしてバーンスタイン自身の解説の入ったシングル盤が付いている。

レコードジャケットもペトルーシュカの人形をあしらった縦長の印象的なもの。

解説も詳細なもので見ているだけで当時レコード市場に乗り出したばかりのCBSソニーの意気込みが伝わってくるような内容だ。


溢れるような熱気に満ちたバーンスタインの奔放な指揮に余裕で応えるニューヨークフィル。

重量級のオケの力量発揮の名演。

イコライザーカーヴはコロンビアカーヴ。

濡れるようなブラスの響きと強烈なパーカッションの鮮烈さに酔う1枚。



YoutubeはP.ヤルヴィ指揮の「ペトルーシュカ」

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2018年9月26日 (水)

ヘスス・ロペス=コポスのレスピーギ

曇のち雨。これからしばらく秋の長雨。
来週あたりには台風の影響が有るかもしれない。


ここ数日夕方になると裏山から鹿の鳴き声が聞こえている。

「鹿だよ」と言っても家人は誰も信じない。

昨晩、狩野川の河川敷に鹿の群れが出たことがニュースになっていた。


文化センターのレコードコンサートと「暦師の館」での蓄音機コンサートが

無事に終わった。

引き続き本業が今年下半期最初の大きな山場。


昨晩は高校時代の後輩が来訪。

海外経験豊富な彼は、来るときにはいつも見たことのないようなレーベルの外盤LPを発掘してくる。

今回はシカゴ響とフィラデルフィア管の往年の名手達の室内楽のLPを数枚持参。

使わなくなった古いレコードプレーヤーとカートリッジを譲ったけれど無事動いただろうか。



今日は今年逝ってしまったスペインの名匠ロペス・コボスのレスピーギ。


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デッカへのデビューレコードで「リュートのための古風な舞曲とアリア」を聴く。

オケはロンドンフィル。1978年録音。

編成の異なる3つの組曲を美しく端正に聴かせている。

巨匠の風格さえ漂う老成した名演だ。

ロペス・コボスの演奏で期待を裏切られたことはない。

イコライザーカーヴはFFrr。

youtubeはロペス=コボスのブルックナー、第8番フィナーレ。名演です

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2018年9月24日 (月)

三島暦師の館での蓄音機レコードコンサート

晴れ、9月最後の週の月曜日。

今日は仲秋の名月。




昨日は隣町三島の大社近く「暦師の館」主催の「仲秋の名月コンサート」に招かれて解説。


内容は前半を蓄音機で聞くクラシック音楽、後半は沼響メンバーによる弦楽四重奏というもの。


当日は天気もよく気温も上昇。


建物は江戸時代末期の関所の建物を武家屋敷として改築したもので、

天井が高く冷暖房はなし。




午前中の早い時間に会場入りして用意していた蓄音機とCD再生のオーディオ類、
そして蓄音機のバックアップ用に78回転可能なポータブルプレーヤーなど、かなりハードな設営。

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セッティングしていたら年配のボランティアの方々がやって来て物珍しそうに見ている。

「懐かしい」

「子どもの頃家にあった」

意外と好評。


いただき物の1930年ころの日本コロンビア製グラフォノーラは幸いにして調子が良い。


音を出してみると40畳ほどの天井が高い武家屋敷の和室に良い音が鳴り響く

蓄音機が古い和室になんの違和感なく鎮座していて良い雰囲気だ。

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後ろの床の間にはススキ、そして名刹龍沢寺の高僧山本玄峰老師の月にちなんだ書。

「水を掬すれば 月は手に在り」

別室では沼響美女カルテットが最後の追い込み中。

彼女らの練習を聴きながら昼食を摂っていると

沼響コンミスのY嬢から


「山本さん、私たちの曲解説と司会もお願いね」

私「えー! 聞いてないよ。」

「ところで今日は何をやるの?」


断れない自分。


やがてお客さんが達が入ってきて蓄音機の周りに集まってきた。

小学生からお年寄りまでの幅広い年齢層。

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そして開演。


最初はクラシック音楽ではないけれど、全体のつかみとして

三島の代表的な民謡として著名な農兵節と同じメロディの野毛山節を紹介。

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このSPはたまたま家にあった日本の「流行歌謡集」というSP12枚組。


その中の最初の曲として収録されていたもの。

農兵節とのかかわりや周辺の歴史的な話をするとなかなかの反応。



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続いてポーランドの初代首相にして伝説的なピアニスト、

パデレフスキの「ラ・カンパネルラ」とベートーヴェンの「月光ソナタ」第一楽章。


仲秋の名月コンサートなので、月と空にちなんだ音楽が続く。


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チェロのマレシャルの来日時の録音から「荒城の月」


黒人歌手のマリアン・アンダーソンの歌う「故郷の空」


最後にバックハウスの弾く「幻想即興曲」などを蓄音機のしくみを交えながら説明。



古い蓄音機が良い音で鳴っていて皆さんもじっくりと聴いてくださっている。

中でもアンダーソンの暖かな声に感銘を受けた方多数。



最後に現代の演奏として今年没後100年のドビュッシーの「月の光」を

ポール・クロスリー、そしてバーブラ・ストライザンドの「クラシカル・バーブラ」から
ヘンデルのオペラ「リナルド」からのアリア「私を泣かさないでください」をCDで。


ここでは中国製格安デジタルアンプが活躍。

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休憩

第二部の弦楽四重奏では「アイネクライネナハトムジーク」第一楽章、
ボロディンの弦楽四重奏曲第2番第一楽章を思いつくままに作曲者と曲について解説。


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途中で咳がこみあげてきた。

あとはミュージカルやポップス系だったので軽い話で済ませた。


結局2時間を超える長丁場。




今回は叔父たちや古い親戚が楽しんでいて、たまたま家にあったSPを総動員。

自分にとって初めての会場、しかも蓄音機を使った解説は全く初。


準備に気を使ったけれども来てくださったお客様も満足していただいたし、

非常に勉強になった。


良い音を聴かせてくれた80年以上前に作られたグラフォノーラにも感謝。


帰るときに主催者の会長さんから「来年もお願いします」

私「え? もうネタがないんですけど」



Youtubeはマリアン・アンダーソンが歌う「マタイ受難曲」から

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2018年9月22日 (土)

皆川達夫先生の「洋楽事始」

曇、湿度が高く蒸し暑い。

今日は彼岸の墓参り。

金曜の夜は沼津市民文化センターでクラシックレコードコンサートの解説。

仕事を定時で上がり会場の沼津市民文化センターへ。

気温は下がりあいにくの雨模様。


今回は「長崎・天草の潜伏キリシタン」の世界遺産登録にちなんでグレゴリオ聖歌を取り上げた。

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皆川達夫先生の「洋楽事始」のレコードから、長崎生月島に260年にわたって伝えられたオラショ「ぐるりよざ」現地録音とその原曲のグレゴリオ聖歌の比較。

そしてデュリュフレやヴェルディ、モーツァルトの「レクイエム」の聴き比べ。
幻想交響曲の「怒りの日」など・・・



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凝った内容にもかかわらず来場された方々から熱心な質問も出て盛り上がった。

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明日は三島で蓄音機を使ったレコードコンサート。

今日は使用する80年前の古い蓄音機の調整。

ちゃんと動くかな?

ふぅ・・・・

Youtubeはバーンスタイン指揮のヴェルディ「レクイエム」

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2018年9月18日 (火)

山本正人指揮東京芸大OB吹奏楽団

晴れのち曇り。
頬に当たる秋の微風が心地よい。

今月は今週来週がカレンダー上で月曜休み。
ここ数年祝祭日の月曜日が増えて、数えてみると来年の月曜休みは11日。

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今日の夜は斎藤孝氏の講演会だった。

氏の講演を聞いたのは確か2回目。

最初は20年ほど前で氏が大ブレイクする直前だったと記憶する。
良くも悪くもその頃に比べて随分と物腰が柔らかくなった。


この三連休、土曜日の雨が翌日朝まで残り日曜日は一日曇りがち。

敬老の日の月曜には久しぶりに晴れて気温も上昇。
裏山からは出遅れたツクツクホウシが鳴いていた。


この休日は遠出はせずに家の中の棚を打ちつけたりと家の内外のメンテナンス。

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ついでに6年ほど経ったポコの家も分解掃除。

かなりガタがきていて中に抜け毛がいっぱい固まって溜まっていた。



散歩をねだるポコを連れていくと路傍に彼岸花が咲き始め。

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音楽は山本正人指揮芸大卒業生大吹奏楽団による演奏。

1986年にキングレコードが出していた「吹奏楽入門(中級編)」というLP2枚組。



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1枚目は
・組曲第2番 ;ホルスト
・組曲第1番 ;ホルスト
・笛吹きのパン;クレイジンガー
・歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲
・「アルヴァーマー」序曲

いずれも吹奏楽の定番曲。

ホルストの一部の演奏はCDでも出ているが、これがオリジナルアルバム。

指揮は長らく芸大で教鞭をとり多くの奏者を送り出した山本正人氏


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バンドのメンバーの顔写真と名簿がこのLPを見ると80年代を代表する日本の代表的な管楽奏者たちがずらりとならび壮観。


N響をはじめとするプロオケの首席奏者やソリストたち。


音も凄い音が出ている。

EQカーヴはNAB。

かってフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルのメンバーを含むロンドンの代表的な管楽奏者を集めたデニス・ウイック指揮の同じようなアルバムを思い出した。

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2枚目は楽器別のアンサンブルを集めたもの。


フルート三重奏が小泉剛、金昌国、のクーラウ。

クラリネットアンサンブルが浜中浩一、山本正治その他、といった具合で実に豪華。


内容も教則的な模範演奏ではなく音楽的にも楽しめるもの。

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入手した中古LPには山本正人50周年記念コンサートのプログラムが挟まっていた。



前の持ち主は芸大の卒業生だったのかもしれない。

芸大吹奏楽団や東京吹奏楽団での全プログラムが記載されていた。


Youtubeはデニス・ウィック指揮のグレインジャー

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2018年9月15日 (土)

ショルティ、シカゴ響とのベートーヴェン

木曜夜からの雨が降り続く土曜日。
職場は未だクールビズ、とはいえもうすっかり秋の気配。

昨日は長袖ワイシャツ上着着用。

外部からのいくつかの来客対応に加え社長との打ち合わせ、来週からの大きな会議の準備など。



今週のオケの練習は休み。


自分の夏風邪は癒えたものの家内にうつしてしまった。
風邪は人にうつすと治るらしい。

巷は3連休とはいえ仕事関連で雨の中出勤。




ショルティ指揮のベートーヴェン。

シカゴ響との第一回目の交響曲全集録音から「運命」と「田園」。

手持ちはキングレコードが80年代に出していたLP2枚組。
地元ハードオフのジャンクコーナーから税込108円で入手したもの。


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ショルティのベートーヴェンは、音盤ではウィーンフィルとのステレオ初期の「英雄」と「運命」ぐらいしか手元になく、他にBBC響との「運命」やロンドンフィルとの第7番のライヴ映像くらい。

シカゴ響との一連のベートーヴェン録音は、聴く前からどのような演奏か想像できるような気がしてなんとなく敬遠していた。





手を出したのはジャンク物で安かったのとffrrカーヴでどのような音で鳴るのかが興味の中心。




あまり期待せずに「田園」から聴いてみた。

先入観は完全に裏切られた。


自由な音楽の流れの中に暖かみさえ感じられ、あたかも絶好調時のジョージ・セル指揮クリーヴランド管との演奏をさらにグレードアップしたかのような名演。



繊細にして緻密、しなやかにして快適な音楽運びの中に各楽器が完璧なバランスで鳴っているのが圧巻だ。


イコライザーカーヴはffrrだと高音が意外とキツイ。

むしろコロンビアカーヴの方が自然な良い音で鳴っていた。



録音自体もアナログの良さが感じられる見事なもの。

録音場所はウィーンのソフェンザール。

録音エンジニアは誰だろうと調べてみたら名人ケネス・ウイルキンソンだった。




一方の「運命」はシカゴでの録音。

こちらはffrrカーヴが自然。


録音会場の違いだろうか。



演奏は「運命」の緻密で隙のないスコアを見事に音化、鳥肌の立つようなオケのうまさに聴き慣れた曲が新鮮な感動を呼ぶ。


「運命」1曲を1枚にカッティングしていて音に力が有るのも良い。


Youtubeはショルティ&シカゴ響のマーラーの交響曲第5番

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2018年9月13日 (木)

モリコーネ・プレイズ・モリコーネ

晴れのち曇り。いつまでも続くかと思うほどの長かった夏は突然秋に切り替わり、
災害的な猛暑は遙か過去の出来事のよう。


今日は映画音楽の巨匠エンリコ・モリコーネの音楽。

1998年のローマでの自作自演ライヴ。



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・ニュー・シネマ・パラダイス メイン・テーマ

・ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ
・殺人捜査
・リコルダーレ
・バグジー
・H2S
・続・夕陽のガンマン
・ウエスタン
・夕陽のギャングたち
・ゴールドのエクスタシー
・ある夕食のテーブル
・心のそよ風
・労働者階級は天国に入る
・カジュアリティーズ
・アボリソン
・ガブリエルのオーボエ
・この地上が天国であるように


オケは、聖チェチーリア音楽院管弦楽団。

100人を超えるオケと合唱、その他多彩な顔触れ。



「ニューシネマパラダイス」のような抒情的な音楽から「HS2」のようにミニマルミュージックのようなものまで。

ボコボンボン・ボコボンボンとひたすら野性的に迫るアマゾンの世界を描いた「ケマダの戦い」はほとんどヴィラ・ロボスのショーロス第10番のようだ。



さまざまなスタイルを見事に消化した職人的にして多彩な音楽の世界。


映画の中身がまるで音楽に合わせたようにも聞こえる見事な名曲の数々。



Youtubeは「ニュー・シネマパラダイス」ヴェネチアでのライヴ

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