アントニン・キューネルと武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル
今日の沼津の最高気温は33℃、北海道でも35℃越えの猛暑日。
今日、懐かしい人に会った。
子供の小学校時代に一緒にPTAの役員をやっていた方.
我が家に近い場所にクリニックを営む歯科医師で、老母がだいぶお世話になっていた。
ところが5月の末に突然クリニックを閉じてしまい体調でも崩したのかなどと、なんとなく気になっていた。
聞くと辞めた理由は病気などではなく、以前から60を過ぎたあたりから辞めるつもりだったとのこと。
しばらくして同じ職場のOBに久しぶりに会った。
同じ部署になったことはないけれど、いくつかのプロジェクトでご一緒した先輩。
今や悠々自適の様子。 少しやせたかな?
どうやら今日は古い知り合いに会う日らしい。
今日は吹奏楽。
CBSソニーから出ていたLPで「武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル79」というアルバム。
・異教徒イベリア人の讃歌と舞曲 :C.サリナック
・アルメニアン・ダンス パート1
・アルメニアン・ダンス パート2 :以上A.リード
・吹奏楽のための序曲op.24 :メンデルスゾーン)
アントニン・キューネル(指揮)
武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル
指揮のキューネルは恐ろしく耳の良い人で、練習の時にタムタムの音程についてかなり厳しい要求を出したということを、直接教わった人に聞いたことがある。
タムタムの音程などコントロールができるのだろうか・・・
この録音は1979年当時の在学生によるアンサンブル。
入間キャンパスの1-2年生と江古田キャンパスの3-4年生による二つの団体の演奏が収録されている。
メンデルスゾーンの曲は15歳の時の作品。
オリジナルは11人編成の管楽合奏のために作曲された。
ここでは現代の編成による編曲版を使用。
サリナック(スリナッハ)はスペインの作曲家。
アルベニスのピアノ曲、「イベリア」の管弦楽編曲が一番有名かもしれない。
「異教徒イベリア人の讃歌と舞曲」はかなり特異な楽器編成。
リヒャルト・シュトラウスの管楽器のためのセレナードやストラヴィンスキーの詩編交響曲のオケ部分に共通するような音楽性の高いクラシカルな作品。
アルフレッド・リードの2曲は有名な曲。
中でもパート1はこの分野での古典作品としてよく演奏されている。
この中では強烈なリズムが支配するバーバリスティックなサリナックの作品に一番感銘を受けた。
演奏も見事。
他の3曲と異なる緊張感に満ちた演奏も良い。
「アルメニアン・ダンス パート1」は入間キャンパスの1-2年生徒による演奏。
演奏での出来は3-4年の演奏とは格段の差があった。
メンバー表を見ていたら全日本吹奏楽コンクール全国大会へ延べ32回出場、21回金賞の吹奏楽界のレジェンド、佐藤正人氏の名前を見つけた。
Youtubeはサリナックの「シンフォニア・フラメンカ」
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