カテゴリー「音盤購入記録」の記事

2024年7月14日 (日)

静岡のブックオフにて

3連休二日目の日曜日。

今日もはっきりしない薄曇り。

先週の日曜、三島でのコンサートの帰りのホール近く、多くの子どもたちが遊ぶ公園の様子。


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三島は水の町。

 

先日静岡市に孫の世話のために行った帰りに途中で見かけたハードオフ。

ネットで調べると、大都市なのでブックオフ、ハードオフが数店舗ずつ広い市内に点在している。

そのうちの2件に寄ってみた。

 

最初の店は同じ建物にブックオフも併設。

ブックオフとハードオフの両方にLPコーナー。

2階のハードオフは、ジャンクLPコーナーを含めてはさほど興味を引くものはなくて、見るだけ時間の無駄という感じ。

 

ブックオフでは5枚以上購入で3割引きだったので無理やり5点をセレクト。

プレヴィンの指揮者としての最初期の録音で、ハチャトウリアンのピアノ協奏曲にブロッホのスケルツォ・ファンタスクのカップリングの国内盤LP。
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ピアノソロはロリン・ホランダーでオケはロイヤルフィル。

バーンスタインのサン・サーンス、交響曲第3番。米CBS盤LP.
1976年12月の録音。


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バーンスタインがニューヨークフィルから離れて、ヨーロッパでの活動が本格化しEMIやグラモフォンへの録音が始まった時期の録音で、長い付き合いだったCBSへのほぼ最後の録音。

 

メンデルスゾーンのピアノ協奏曲を聴いてなんとなく気になっていたヘルムート・ロロフの弾くメンデルスゾーン、EMI国内盤LP。
厳格なる変奏曲と無言歌集抜粋。


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これは何度も再発されてCDでも出ている。

 

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スークの弾くレスピーギのヴァイオリンソナタとフォーレのヴァイオリンソナタ。

スプラフォン盤LP。

ほかにパリ・バロックアンサンブルによるヴィヴァルディからモーツァルトまで。
以上全て3割引き。

 

続いてもう一軒のハードオフ。

ここでは先日ベームで聴いた「魔笛」を見つけた。


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サヴァリッシュ指揮のバイエルン国立歌劇場によるもの。
EMIへの1972年録音LP3枚組。

 

サヴァリッシュの「魔笛」ではポップやグルヴェローヴァが出ている1983年収録の映像がレーザーディスク時代からのお気に入り。

10年前のこの録音も有名で、エッダ・モーザーやペーター・シュライヤー、テオ・アダムなど当時の強力なメンバーのアンサンブルが聴きもの。

ここでは83年の映像には収録されていない、初演時にはなかった作曲者不明のタミーノとパパゲーノの二重唱が聴けるのが珍しい。

ロシアのバリトン歌手ニコライ・リュベノフによるロシアの群小作曲家たちによる歌曲集。
メロディア盤。

 

そして17世紀チェコの作曲家ゼレンカのレクイエムZWV45。

デーラー指揮ベルン室内合唱団によるクラーヴェス原盤の国内盤LP


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今までほとんど無名だったゼレンカの存在を世に知らしめた名盤。

Youtubeはゼレンカのレクイエム

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2024年5月21日 (火)

レコードをいただきました。主にピアノ曲

朝から晴れて本日の最高気温は28度。

高温多湿の日が続き雑草の成長早し。

昨日一日庭と畑の草取りで終わる。

先週のレコードコンサートの帰りに文化センターを出たらホールの外側にフクロウの子ども。


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巣から落ちたのかこちらを見て固まっている。

きっと親がどこからか見ているのだと思う。

 

レコードをいただきました。

先日、昨年トスカニーニ100コレクションを譲っていただいた女性の方から電話があった。

レコードプレーヤーが壊れてしまってもうレコードは聴かないので譲りたいという。


盛大に手持ちとダブる気がしたけれど、前回受け入れてしまっているので断れずに再びの訪問。


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伺うとピアノ曲が多くて、オーディオ評論家の菅野沖彦氏がプロデュースしていたオーディオラボのLPレコードのまとまった数や三善晃や三枝成彰の曲など、予想外に凝った盤もある。

あらためていろいろと話を伺ったら、この方は音大を出ていて三枝氏からも作曲の教えを受けたという!

 

驚いて思わず居住まいを正してしまいました。


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沼響の演奏も三枝氏がプロデュースした「トスカ」を聴いたことがあるという。

いろいろと共通の知人もあり小一時間ほど話を伺い、もうレコードは聴かないからとレコードラックと併せ、シュアーのカートリッジtypeⅢとtypeⅣ(ほとんど新品)をいただいた。


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レコードはポピュラーやシャンソンなども含めて200枚余り。

 

帰宅していただいたレコードを見ていたらリーダーズダイジェストが出していた「ポピュラー・ミュージック」LP10枚組の中にお宝発見。


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最初の2枚が、奇才ルネ・レイボヴィッツが自ら編曲したセミクラシック系の曲がLP2枚にわたって収録されている。

他のポピュラー音楽もソリストの欄にオーボエの名手レオン・グーセンスらが名を連ねていて、これはなかなか侮れない内容であることを実感

ありがとうございます。
大切に聞かせていただきます。

Youtubeはレイボヴィッツ指揮の「はげ山の一夜」、いわゆるレイボヴィッツ版によるウィンドマシーンも入る怪演

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2024年4月28日 (日)

先月末、お茶の水ディスクユニオンにて

昨日の雨から一転して快晴の日曜日。

GW二日目。
非常勤の身にはさほどGWの実感はなし。

円安止まらず。

天気が良いので午前中トマトやナスの定植の準備。

 

その前にホームセンターに行きトマトの苗を追加。

ついでにカボチャとモロヘイヤのセールをやっていたので、こちらも購入。

 

先月のカンブルラン指揮「ダフニスとクロエ」全曲演奏での帰りに立ち寄ったお茶の水ディスクユニオンでの収穫。

3月初めに一度訪れていたのでさほど期待していなかったけれども意外と在庫の変化有り。

 

店に入りいつものように格安300円以下LPから順次回遊。

300円以下からはクルト・ウェスが日本フィルへ客演したときのウィンナワルツ集ライヴ。
日本フィル自主制作盤。


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日本フィルは1972年6月に解散し新日本フィルと日本フィルに分裂している。

このLPはその後の9月に自主運営となった日本フィルの第1回自主公演のライヴ。

 

クルト・レーデルがチェコフィルを振ったシューベルト。
交響曲第4番のスプラフォン盤。


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B面はベートーヴェンの序曲集で「コリオラン」「アテネの廃墟」「プロメテウスの創造物」

の3曲、こちらはレーデルはコリオランだけで、あとはスメターチェクとクリマの2人。

オケはプラハ響とプラハ放送響。

 

マーク・エルムレルのボロディン、歌劇「イーゴリ公」~2幕を中心とした抜粋。
これは全曲盤から採られたもの。


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ペトロフ、エイゼン、オブラツォヴァなど、超豪華キャストによる録音。

エルムレルの「イーゴリ公」は1981年の映像も残されている。

 

500円以下からは

ロシアの作曲家バラキレフのショパンの作品による管弦楽組曲ニ短調と、未完に終わって弟子のセルゲイ・リャプノフが完成させた組曲ロ短調のカップリング。


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スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立響(現スヴェトラーノフ・ロシア国立響)によるメロディア盤。

 

ベルギーの大ヴァイオリニストにして作曲家のイザイのヴァイオリン曲集。


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ヴァイオリンはG.ジャリ,豊田耕児にF.ロデオンのチェロ、ピアノはG.プリュデルマシェ。
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これ、500円だったけれどこちらのサイトでは非常に高価。

 

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エルガーの合唱曲「バイエルンの高地より」とヴォーン・ウイリアムスの合唱曲「ウィンザーの森にて」。ノーマン・デル・マー指揮ボーンマス・シンフォニエッタと合唱団。
英EMI盤・

 

フンガロトンから出ていたコダーイ合唱曲全集バラ売りのうち第2集と第7集


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特に第2集は鮮烈な印象があったイローナ・アンドール女史の指揮によるもの。

帰宅して調べたら第2集はダブり買いだった。(ジャケットの色が違っていたので気付かなかった)


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ランスロ、オンニュ、バルボトゥーによるウェーバーのそれぞれクラリネットとファゴットそしてホルンの協奏曲集、エラート盤

 

フランスのテノール、ピエール・ベルナックの歌うプーランク歌曲集。
CDでは持っていたけれどこれは仏Vegaの初出盤LP。


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これも500円。作曲者のプーランクがピアノを弾いている。

 

とにかくサブスクが主流になりLP,CDが値崩れしている。

知人友人からはレコードを買い取り業者に売りに出した話が伝わってくるけれども
クラシック国内盤LP2000枚を売りに出したら600円にもならなかったとか、

同じくクラシックの国内盤LP600枚を買い取り業者に引き取ってもらったら140円だった
など。

ほとんどゴミ扱い。

クラシックはとにかく売れないらしい。

そんなご時勢にせっせっと音盤を買いあさっている自分はバカなのだろうか。

 

Youtubeはコダーイの合唱曲「ジプシーがチーズを食べる」

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2024年3月23日 (土)

東京音盤購入、エルネスト・ブールのダンディそしてシューヨーク・シティバレエのシャブリエなど

朝から雨の土曜日。

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昨日は晴れた。大平地区からの富士山。

風は冷たい。

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近くにある横松石仏群は江戸時代のもの。

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白隠禅師の書が彫られている。

夕方に娘と孫達が帰省してきた。


先日、上京して東博の「本阿弥光悦」の作品を見た帰りでのお茶の水ディスクユニオンへ。


今回は明確な目的があって、今オケで練習している「シンフォニア・タプカーラ」の音源探しのため。

今までの聴き比べたベートーヴェンやブラームスのように数百の音源のある曲に比べて、邦人作品は1曲についての音源が少ない。

「シンフォニア・タプカーラ」はネットで探すとかろうじて10を超える音源があるようだ。

手元にあるのはヤブロンスキー指揮ロシアフィルのNAXOS盤と原田幸一郎揮日本フィルの伊福部昭卒寿記念のCD。
あとは学生時代のFMエアチエック音源で山岡重信指揮のカセットテープくらい。

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山岡重信は東京フィルのNHK収録の放送用ライヴ音源で今はタワーからCDでも出ている。

Youtubeでは吹奏楽版も含めて複数の演奏を視聴することができるが全て邦人演奏家。

LPも含めて安くて出てれば儲けものという気持ちで店に入ってみた。

結局邦人作曲家のCDコーナーでは、家にある原田幸一郎とヤブロンスキー。

そして本名徹次の3点のみ。本名盤は手元にない。

値札を見ると三千円を超えていて新品とさほど違わぬ値段だったけれど購入することにした。
邦人LPコーナーには該当無し。


ついでに300円以下と500円以下コーナーのLPを回遊する。

お茶の水ディスクユニオンは昨年11月以来。


300円以下コーナーからはホリガーとブールクが吹くヘンデルの2本のオーボエのためのソナタ集。

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ロジンスキーの「ピーターと狼」とシェルヘンの「動物の謝肉祭」という面白い組み合わせのWestminsuter盤。ステレオ。
実はふたつとも架蔵済だけれどシェルヘンは17センチのドーナツ版でロジンスキーはモノラルバージョンだった。
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ニューヨーク・シティ・バレーの創設当時の指揮者レオン・バージン指揮ニューヨークバレーシアター管によるシャブリエとビゼー。米VOX盤

これらはバランシンの振付によるニューヨーク・シティ・バレエの演目だったもので、シャブリエのバレエタイトルは「ブーレファンタスク」
~楽しい行進曲~グヴァンドリーヌ序曲~気まぐれなブーレー~ポーランドの祭りなどのシャブリエの代表的な管弦楽作品を接続曲風に繋げたもの。

ビゼーは「ローマ」というタイトルでビゼーの組曲「ローマ」の4曲をバレエに仕立てたもの。

このオケはアーヴィングやクルツの録音を聴く限りでは名人揃いでメチャクチャうまい。
バージンはニューヨーク・シティ・バレエ団の設立者ジョージ・バランシンと実際に組んでいた指揮者。バランシン自身のライナーノート付き。
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これで300円は掘り出し物。


500円では、プロコフィエフのバレエ「放蕩息子」のロジェストヴェンスキー指揮国立ソビエト響メロディア盤。
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この曲はニューヨーク・シティ・バレエ団設立者バランシンがパリ時代にディアギレフが主催するバレエ・リュッスで振付を担当した演目。
バレエ・リュッスとしては最後の演目となった作品。

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ロジェストヴェンスキーの父、ニコライ・アノーソフ指揮でプロコフィエフの交響曲第7番、スプラフォン盤。
ここでは珍しくチェコフィルを指揮している。

アノーソフは1945年1月の、プロコフィエフの交響曲第5番の初演コンサートの前半で「ピーターと狼」と「古典交響曲」を指揮している。
ちなみにこの日のメインの交響曲第5番はプロコフィエフ自身が指揮。

カップリングはリヒテルのピアノ、カレル・アンチェル指揮チェコフィルでプロコフィエフのピアノ協奏曲第1番。

エルネスト・ブール指揮シャンゼリゼ劇場管によるダンディ、ヂュクレテ・トムソン盤。曲は「フランス山人の歌による交響曲」と交響詩「山の夏の日」のカップリング。
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これも探していたもの。

ニキシュの弟子、ルーマニアのジョルジュ・ジョルスク指揮エネスコフィルによるブラームス、「ハイドンの主題による変奏曲」にR.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」。

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フルトヴェングラー時代のベルリンフィルのコンサートマスターだったトッシー・スピヴァコフフスキーのヴァイオリンでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
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ワルター・ゲール指揮ロンドン響との共演のWRC盤。オリジナルは米EVEREST

スピヴァコフスキーのチャイコフスキーではストックホルムでのライヴがCD化されている。

オーマンディ指揮のショスタコーヴィチ、交響曲第14番。RCA盤

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これはアメリカ初演の数日後の録音。

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ドホナーニ指揮ウィーンフィルによるストラヴィンスキー、「火の鳥」1910年版による全曲盤。

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バレンボイム指揮パリ管でフランクの交響詩を2曲、「呪われた狩人」と「プシシェ」それに歌曲の「夜想曲」という珍しい曲のカップリング。メゾソプラノはクリスタ・ルードウィヒ。

この「夜想曲」の伴奏のオリジナルはオルガン。
この盤ではフランクの弟子のロパルツ(1865-1955)によるオーケストラ編曲版で聴くことができる。


以上500円。

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2024年1月29日 (月)

逃がしたCDは大きい、ブックオフ半額セール

大きな地震があってなんとなく落ち着かぬ令和6年、1月も終わりの週。

先日、大平からの富士山。

ふっくらとした雪。


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宝永火口もよく見えた。

 

先週の金曜日、仕事帰りで寄ったブックオフ。

550円以下CDコーナーでソコロフのベートーヴェンを見つけた。


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「お!」

早速購入しようとしたら、すぐ横に「CDセール、550円以下半額」の表示。

やった!・・

 

と思ったらセールは26日、27日の文字。

「明日じゃん」と、取りかけたCDを棚に戻した。

 

翌日土曜日。

 

10時の開店と同時に行く予定が家の雑事で店に到着したのが11時。

 

早速、CD棚に向かうと、「あ!・・・ない!」

昨日まであったソコロフのCDが消えていた。

 

275円を惜しんで大きな魚を逃した気分。

 

一気にブルーになったけれど気を取り直して他のCDをブラウズ。

 

さほど心躍るCDはなくて、結局カティア・ブニアティシヴィリのシューベルト。


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ムターのヴァイオリンとレヴァイン指揮ウィーンフィルのヴァイオリン小品集グラモフォン盤。


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そしてヒーリング系だけれど国内の女流弦楽器奏者たちの小品を集めた「クラシカル・ミューズ~美しき女神たちの饗宴」という名のオムニバス盤、諏訪内晶子、庄司沙也香、吉野直子など。


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なぜか女流演奏家ばかりになってしまいました。

 

ほとんどジャケ買いだな・・・・・

 

なんとなく不完全燃焼なのでもう一軒回ってみた。

 

自宅から10キロ圏内にはブックオフが5軒、ハードオフ3軒。

 

隣町のブックオフにいくと、ここでも半額セール中。


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レーグナー指揮のブルックナーのテ・デウム。

 


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ウラディミール・トロップの弾くロシアピアノ小品集を2枚。


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シュトウットガルト放送響時代のネヴィル・マリナーの指揮でウェーバーのファゴット協奏曲にブラームスのヴァイオリンとチェロのための協奏曲のカップリング、CAPRICIO盤。


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チェクナボリアン指揮アルメニアフィルのリムスキー・コルサコフ、ASV盤など。

 

なんとなくもやもやした気分。

 

結局もう一軒まわるはめに・・・・

その店は在庫も少なく遠いので年に数回しか訪問しない。

 

行ってみるとセールの幟は出ているけれど、児童書半額のみ。


CDは通常価格だった。

一気に気持ちは萎えた。

 

そのまま帰ろうと思ったけれど、最近ブックオフも置くようになったLPコーナーをパラパラとめくってみた。

 

先ほど買ったチェクナボリアンの指揮する「悲愴」なんかもあったけれど、行きがけの駄賃で女流ハーピストのスザンナ・ミルドニアンによるヒナステラとヴィラ・ロボスのハープ協奏曲、IPG盤。

 

表示価格550円がクーポン使って100円弾き。


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家に帰って、こんなに買ってどうすんの・・・

 

脳にダメージを受けているためか、正常なコントロールが出来なくなっているような感じ。

 

 

 

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2024年1月24日 (水)

シューリヒトのベートーヴェン、交響曲全集をタワーのCDで

今日は冷えた。


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日曜からの雨で真っ白になった富士山。

 

シューリヒトのベートーヴェン、第九をタワーのSACDで。

 

タワーレコードから発売されたシューリヒトのベートーヴェン交響曲全集が非常に良い音だというので購入してみた。
このタワーの全集にはモノラルバージョンの「第九」も収められていて、中でも第一楽章はステレオとは別テイクだという。

 

これが今年の音盤初買い。

 

その中の唯一のステレオ録音、第九を聴く。


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・ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
 
 ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
 マルガ・ヘフゲン(アルト)
 マレイ・ディッキー(テノール)
 ゴットロープ・フリック(バス)
 エリザベート・ブラスール合唱団
 
  カール・シューリヒト(指揮)
  パリ音楽院管弦楽団

 録音:1958年3月4&5日、5月27~29&31日、サル・ワグラム

 

シューリヒトのベートーヴェンの交響曲録音は、パリ音楽院管との全集録音のほかいくつかのライヴを80年代以降に集中的に購入していた。


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仏EMIへの全集録音は東芝から出ていた廉価盤を1枚ずつ買いためていて、モノラルながら音も良かったので好んで聴いていた。

 

音盤購入記録を見ると最初が「田園」で1980年。

中古LPで600円。確か大学の学園祭での中古レコード市だったと思う。

「第九」は銀座ハンターで1984年の4月25日に中古LP2枚組1600円。

ちなみに同じ日にターリッヒ指揮するドヴォルザークの「スターバト・マーテル」も同じく2枚組を1600円で購入している。

今の感覚では高いけれどこの頃は普通だった。

 

早速ステレオの「第九」を聴いてみる。

音の改善が著しい。


音の分離も良く響きに広がりがあって、第4楽章の合唱が非常に良い状態で聞こえてくる。

 

この演奏の感想はかつて沼響のホームページの「第九」の聴き比べに書いているけれど、印象はほとんど変わらない。

 

「第九」は先月沼津市制100周年記念事業で演奏したばかり。

漠然と頭の中で自分たちの演奏を反芻しながら聴き始めたけれど、どうも聴き慣れない音が随所で鳴っている。

 

気になってスコアと、自分が演奏で使ったホルンのパート譜を取りだして第一楽章の最初から聴いてみた。

録音が鮮明になった分、楽器を重ねたり省いたり強弱の特殊の解釈やテンポの変化など、いろいろと手が加えられているのがはっきりしてきた。

オケはパリ音楽院管。

同時期にEMIはフランス音楽で名演を聴かせていたアンドレ・クリュイタンスとベルリンフィルでベートーヴェンの交響曲全集を完成させている。

オケが逆の方が良いのではないかと議論は以前からあった。

自分もシューリヒトがなぜパリ音楽院を指揮したのか長い間の疑問だった。

 

このあたりのことをこのCDの解説に期待していたのだけれど、自分も知っている資料からの孫引きばかりでがっかり。
楽譜の改変についても、第2楽章最後のティンパニ付加のように誰にも判る部分だけでなくもっと深堀りしていただきたかった。

 

この全集録音にあたってどのオケを使うかの自由な選択権はシューリヒトにあったという。

候補としてウィーンフィルもあったというが、シューリヒトがあえてパリ音楽院管を選んだ理由がこのSACDを聴いているうちにわかってきた気がする。

音を彫琢し緻密に積み上げ効果的に鳴らしているシューリヒトの意図が、明るく各声部が明解に浮き上がるパリ音楽院管の音によって、より明快になっている。

 

シューリヒトとウィーンフィルとのベートーヴェン録音はライヴを含めると沢山出ているけれども、セション録音という環境の中で、この明晰でクリアなシューリヒトのアプローチをより徹底させるには、ベートーヴェン演奏の長い伝統のあるウィーンフィル相手では難しかったのではないかとも思う。

 

長くなったので演奏の詳細は整理して沼響ホームページの聴き比べコラムに追加記事として載せます。

 

Youtubeはシューリヒトのモーツァルト、「ハフナー」から第4楽章

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2023年12月14日 (木)

アルフレッド・パールのベートーヴェンそのほか、今年の音盤購入納め

晴れのち曇り。

今は非常勤のセミリタイアの身、今週は実働一日

水木休みで昨日は昼前に床屋に行ったらかなり混んでいたので、今日出直すことに。

ほぼオープンと同時に入っても5番目だった。

 

Facebookをやっていると今日と同日の過去の記事が出てくる。

11年前の記事に、昼食に沼津港の魚市場食堂で本日限定日替わり定食の記事が出てきた。


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刺身、生シラスと生サクラエビに旬のカキフライで800円。

今はほぼ同じ内容で倍以上の値段。

 

ここ数年の異常な物価高を実感する。

 

ハードオフに寄ってみたら、ベートーヴェンとモーツァルトのセットものが格安で売られていた。


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ベートーヴェンの交響曲全集はペーター・マーク指揮のもの。


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ピアノソナタ全集は3種類、ジョン・リル、バーナード・ロバーツにアルフレッド・パールの3種類、いずれもBririantClassicsやNimbusから出ていたセットもの。

 


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弦楽四重奏曲全集も3種ほど。


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Nimbusのメディチ弦楽四重奏団、Foghornclassicsのアレクサンダー弦楽四重奏団にアルハン・ベルク弦楽四重奏団によるEMIへの旧全集。

いずれも1セット990円均一

 

モーツァルトもいくつか。

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ボザール・トリオのピアノ三重奏全集とヴィオラのブルーノ・ジェランナが加わったピアノ四重奏曲集。ディヴェルティメント集など

こちらはCD2枚組の複数セットでなんと110円均一。

 

他にクーベリックのマーラーの交響曲全集など。
これも990円。

 

久しぶりに行った店なので、最初はもっと沢山あったのかもしれない。

 

ペーター・マークやジョン・リルのセット、アルハン・ベルクのセットは発売当時に購入している。

 

結局手持ちがないその他演奏者のベートーヴェンとモーツァルトを大人買い。

 

これが今年の買い納め。

 

・・・・のつもりです。

 

Youtubeはアルフレッド・パールの弾くベートーヴェン、作品119のバガテル

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2023年11月18日 (土)

さそうあきら「マエストロ」とブレンデルのリスト

薄曇り、朝は晴れたけれどもどんよりと曇った土曜日。

金曜日は前日夜から降り始めた雨が降り続き一時は警報級の風と雨。
雨がやんだ後は強い風が吹き荒れた。


昨日はオフだったので激しい雨の中馴染みの内科クリニックで定期健診。
予想とおり空いていてほとんど待ち時間なし。

前回は良い結果。

今回も同じような結果で最近幾分寝不足気味だけれどまずまずの状態。

ついでに7回目のコロナワクチン接種を予約しておいた。

外は激しい雨。

帰りにフラフラと最寄りのブックオフへ。

100円均一コーナーで見つけたのはコミック「マエストロ」(さそうあきら著)。

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20年ほど前のコミックで、西田敏行主演の映画「マエストロ」の原作本であることを初めて知った。


内容は解散となったプロオケの再建物語。
映画「オーケストラの少女」を思い起こしたけれど、これがなかなか傑作。

作者のオケの知識が半端でなくて、思わず笑ってしまう場面が続出。

映画も見たくなった。

ついでにCDコーナーにまわってみた。

ジャンクコーナーはみんな550円以上で内容を見てもとても手を出す気にはなれない。
そのままスルーしようとしたけれど、目に入ったのがこの1セット。

BRILLIANTが出していたCD3枚組でリストピアノ名作集。
これも550円。

演奏はアルトゥーロ・ピサロ、アルフレッド・ブレンデル、アール・ワイルドの3人のピアニスト。
ブレンデルのはかつてVOXに録音していた音源だと思う。

盤面に傷有り100円引きで100円のクーポンもあったので結局350円

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「リスト:ピアノ名作品集」

 1-6. ソナタ ロ短調(リスト)
 7. 巡礼の年第2年 ペトラルカのソネット47番(リスト)
 8. 巡礼の年第2年 ペトラルカのソネット104番(リスト)
 9. 巡礼の年第2年 ペトラルカのソネット123番(リスト)
 10. 伝説1番 小鳥に語りかけるアッシジの聖フランチェスコ(リスト)
 11. 伝説2番 波を渡るパオラの聖フランチェスコ(リスト)

 アルトゥール・ピサロ(ピアノ)

 1. ハンガリー狂詩曲15番「ラコッツィ行進曲」(リスト)
 2. ハンガリー狂詩曲3番(リスト)
 3. ハンガリー狂詩曲2番(リスト)
 4. ハンガリー狂詩曲13番(リスト)
 5. ハンガリー狂詩曲8番(リスト)
 6. ハンガリー狂詩曲17番(リスト)
 7. 執拗なチャルダッシュ(リスト)
 
  アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)


 1. 「悪魔のロベール」の回想~地獄のワルツ S413(マイヤベーア=リスト)
 2. 2つの演奏会用練習曲2番 小人の踊り(リスト)
 3. メフィスト・ポルカ(リスト)
 4. メフィスト・ワルツ1番(リスト)
 5. 「ドン・ジョヴァンニ」の回想 S418(モーツァルト=リスト)
 6. 「ファウスト」のワルツ S407(グノー=リスト)

   アール・ワイルド(ピアノ)

ピサロは聴いたことがないけれど、ブレンデルのリストは定評のあるところ。
アール・ワイルドも着実なテクニックと華やかな音色がリスト向き。

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2023年11月 6日 (月)

秋の音盤購入、フルネ指揮パリ音楽院管のドビュッシーとラヴェル

晴れのち曇り夜から雨。


冬の星座オリオンが夜空に出てきたというのに日曜の熊本で最高気温30度。


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畑のオクラは未だに花を咲かせている。

例年ならばとっくに萎れて引き抜いているのに。

 

先日の東京行きでの音盤購入記録。

今はかつてのような都内の音盤屋数件を1日ではしごした元気もなく、最近の東京音盤屋回遊はお茶の水界隈に限定されている。

 

9月半ば以後ほぼ2か月ぶりのお茶の水ディスクユニオン。

 

いつもは安いコーナー順に回っていたけれど、今回は目に付いた盤があるレギュラー盤コーナーから巡回。LPのみ。

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最初に目に入ったのはイギリスの指揮者サー・チャールズ・グローヴスの肖像をあしらったジャケットの「ラスト・ナイト・プロムス」LP2枚組。

英CIRRUS盤。


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続いてジャン・フルネが珍しくもパリ音楽院管を指揮したドビュッシーとラヴェル。
PHILIPS盤。

ドビュッシーの「夜想曲」にラヴェルの「古風なメヌエット」と「スペイン狂詩曲」。

フルネのモノラル期のフランスものはラムルー管を振ったものが大部分。
伴奏以外で戦後にパリ音楽院管を振った録音は初めて見た。


「古風なメヌエット」はこれが唯一の録音ではなかろうか。

 

ここでテンションが上がり、ドビュッシーの「夜想曲」でもう一枚。


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ガリエラ指揮フィルハーモニア管によるCLUB NATIONAL DU DISQ盤。

バルビローリのフォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」とのカップリング。

 

買った時は両曲ともバルビローリだと思っていたら「夜想曲」はガリエラだった。

これは嬉しい誤算。


バルビローリの「夜想曲」はパリ管との再録音があり既に架蔵済み。

以上がレギュラーコーナー。

 

そのままの気分で300円~500円コーナーへ突入。

 

あいかわらず誰もが手に取るような盤は少なくマニアックなものが多いけれど、9月に来たときよりもだいぶ変化があった。


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リヒテル夫人、ソプラノのニーナ・ドルレアク、その他のロシアの歌手が歌うカバレフスキー、ショスタコーヴィチ、ムソルグスキーの歌曲集、米MONITOR盤。


ピアノ伴奏はそれぞれショスタコーヴィッチ、カバレフスキー、リヒテルという豪華な顔ぶれ。


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トランペットの名手スーストロのソロで、アレッサンドロ・スカルラッティ、タルティーニ、テレマンなどのコンチェルト集、仏SFP盤。

伴奏はパリの音楽家たちのアンサンブル。

ヴァイオリンのメンバーリストにYUKO MORIの名があった。

これは名録音エンジニア、アンドレ・シャルランの手による録音。


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ウェーバーのジングシュピール「アブ・ハッサン」全曲。

レオポルド・ルードウィッヒ指揮ベルリン放送響による英SAGA盤。

シュワルツコップが歌っている。
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イタリアの作曲家ルイージ・ダッラピッコラの「Sex Carmina Alcaei」とドイツの作曲家にしてピアニストのブゾーニの「エレジー風子守歌」などを集めた英ARGO盤。


ブゾーニの作品はイタリアの指揮者カンテルリも録音していた。


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ウオルトンやヴィエルヌ、エルガーなど様々な作曲家のオルガン作品、ARGO盤。

オルガンはサイモン・プレストン。

 

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20世紀フランスの盲目の作曲家ジャン・ラングレーのミサ曲。

デュリュフレの作品とのカップリング。

ヒコックス指揮の合唱団にフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルが加わる。
英EMI盤。


この曲は以前ラングレー自演のERATOモノラル盤を聴いて圧倒された作品。

ステレオ録音を探していた。

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名チェリスト、フォイアマンのドヴォルザークのチェロ協奏曲。
キャニオンが出していたアルティスコ盤。


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ホセ・イトウルビの弾くアルベニスとグラナドスのピアノ曲集。英EMI盤。


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デゾルミエール指揮のフランクの交響曲ニ短調。

これはレーベル違いのダブり買い。

 

ちょうどセールをやっていて、シールの色別に10%、20%引き。

今回は比較的コストパフォーマンスの高い買い物ができたかな。

 

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2023年9月18日 (月)

お茶の水ディスクユニオンにて、ルチア・ポップにトスカニーニ、アルヘンタ

彼岸の入りも近いのに連日の真夏日。


いつもならば今頃は彼岸花が咲き始めている時期、今年はその気配もない。

この連休は孫と娘が一時帰省。


2才になる孫はトンネルと服に付いているタグが好き。


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日曜は家の近くの沼津アルプストンネルまで孫を歩いて連れて行った。

帰りにだっこをせがまれ孫を抱きながら炎天下を1キロ近く歩くことに。

幼な子は体温が高くあたかもホッカイロを抱いているかのよう。

 

先日の東京行ではテート美術館展と日本フィルのコンサートの合間に、お茶の水ディスクユニオンに行き持参したCD10数点を引き取ってもらった。

主にダブリ買いやカップリング違いながら同じ音源がすでにあるものなど。
一部は未開封CD。

結局査定額は50円~300円。

衰退期に入っているCDなのでこんなものだろう。

それでも交通費の半分ほどは浮いた。

 

行きがけの駄賃で店内のいくつかのレコード棚を覗いてみる。

300円や500円以下のLPコーナーの中身はありきたりの国内盤はほとんど姿を消し、聴いたことのないような東欧ロシア、アメリカなどの超マイナーな作曲家や、ステレオ盤とモノラル盤が同時に販売されていた時期のモノラル盤など。

 

特殊なマニア以外は手を出さないようなとても売れそうもないようなものばかり。

こんな中でも目をこらして餌箱をパタパタと漁る自分。

 

今回は自制?して9点ほど。


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名チェリスト、フルニエが加わった管弦楽小品集、独コンサートホール盤。

サン・サーンスの白鳥その他。
これはステレオ録音もあるけれどモノラルバージョンの盤。

フルニエが弾いているのは5曲ほどで他はオケのみ。


伴奏はオーベルソン指揮のコンセール・ド・パリ。

 


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ハンス・マリア・クナイスのブロックフレーテでヘンデルの作品1のソナタ集。
独Impression盤

以上300円。

 

 

ノイマンがブルノ国立フィルを振ったルーセル。


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交響曲第3番と「バッカスとアリアーヌ」第2組曲のSUPRAPHON原盤のETERNA盤。

 

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若き日のルチア・ポップが歌うドヴォルザーク、コダーイ、ヤナーチェクなどの歌曲集

独ACANTA盤。

 

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アルヘンタ指揮スペイン国立菅のアルフテルのシンフォニエッタ。
スペインZacosa盤

これは何度も見かけながらスルーしていたもの。

 

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トスカニーニ指揮NBC響によるカリンニコフの交響曲第1番。

英dellArte盤

 

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シュターミッツの管楽器と弦楽のための四重奏曲集。

スランス弦楽三重奏団とフルートのランパル、オーボエのピエルロ、ホルンのクールシェなどフランス系の管楽器の名手を集めた独Christophorus盤。

これはかつて日本コロンビアから廉価盤で出ていた。

 

 

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ミュンヘン狩猟ホルンアンサンブルによる狩猟ホルン曲集。ORFEO盤。

 

 

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キャサリーン・フェリアーの歌うブラームス。
サージェントによる伴奏オケ版による「四つの厳粛な歌」にバッハのアリア集、英DECCA盤。

 

断捨離の道はいまだ遠し。

 

Youtubeはルチア・ポップの歌うドヴォルザーク、オペラ「ルサルカ」から”月に寄せる歌”

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