Kさん宅でアキュフェーズの創立50周年記念モデル、ディジタル・プロセッサーDC1000を聴く
晴れ時々曇り。気温も6月なみの暖かさ。
昨日朝、出勤しようとしたら昨日の黄砂まみれの雨のために車がまだら模様。
せっかく洗車したのに台無し。
木曜オフで職場の先輩、Kさん宅へ遊びに行っていた。
オーディオだけの一軒家。音楽を聴くためだけの家。
行くたびに再生環境が微妙に変わっている。
今回訪問したら米ウエスタン・エレクトリック社の巨大なスピーカーを、ディジタル・プロセッサーの最高峰アキュフェーズのDC1000でドライヴ。
アキュフェーズ創立50周年記念モデル。
スピーカーの前にソナス・ファーベルのスピーカー「クレモナ」が置いてある。
これもペアで100万超えの高級スピーカー。
もう年なので、巨大なウエスタンからこちらに乗り換えようと思ったとのこと。
今日はネットワークオーディオのみの視聴となった。
ショスタコーヴィッチの交響曲第11番をカエターニとヤンソンスで聴き比べたり、ムターのヴァイオリンや私のリクエストでグルダのドビュッシーやマゼールのシベリウスを聴いたり・・・・と2時間余り。
カエターニを聴いた時は音の密度がアンバランスな形で固まっているのが気になったけれども、ヤンソンス盤は演奏も録音も良くて目の前を広大な音のパノラマが広がっていた。
ソナス・ファーベルも良いスピーカーだけれどウエスタンには負けていた。
さすがにこれくらいのハイエンドオーディオとなると再生するソースの録音上の欠点をモロに出してしまっている。
マゼールが読響に客演したときの「復活」ライヴなど、音がキンキンと暴れていてとても最後まで聞き通せない。
販売目的でない一発採りのライヴの限界か・・・・
その反面良い録音(新しい録音とは限らない)はツボにはまると素晴らしい音。
ここのウエスタンで聴く50年以上前のコルトレーンのサックスは、奏者の微妙な息づかいと心の揺れまでが再生されて絶品だった。
オーディオはお金をかければ良い音がするわけではなく、この家ができたときはあまり良いとは思わなかったけれど、訪れる度に最新で最高水準の情報を仕入れていて音が改善されているのが凄い。
演奏者も常に新しい人を見つけて教えていただいています。
場所は沼津の駅に近い中心市街地、大音量でも全然外に漏れていなかった。
この部屋は昨年音楽の友社の「stereo」誌で紹介されている。
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