カテゴリー「コンサート感想」の記事

2009年11月15日 (日)

プラハ・スピリット・クインテット

本日、天気晴朗なれども風強し。
昨日は職場で大きな行事があり、一日出勤。疲労困憊の状態で帰宅し、パソコンもほとんど正常に起動せず更新休止状態。

今朝、頼んでおいた液晶テレビが到着。我が家もようやく地デジ対応となったが、一番テレビを見る時間の多いおばあちゃんの部屋に設置し、他の部屋は当分アナログのまま。

F0052986_1854229 エコポイントの書類を書いていると、魚市場に勤めている親戚が、20センチほどのテンジクイサキを6尾持ってきてくれ、外の流しで手慣れた包丁さばきで調理までしてくれた。
畑から未だ小ぶりの大根を収穫し、今宵の夕餉はイサキの塩焼きを大根おろしで。

一昨日は、チケットをいただいた三島信用金庫主催のプラハ・スピリット・クインテットの演奏会に行ってきた。昨年に続き2度目の公演。

Psqmain2 スメタナの「モルダウ」や「新世界より」のラルゴなどのアレンジものが中心なのは昨年同様だが、ドヴォルジャークのコンサートワルツやハンガリの作曲家ヴァイナルのデヴェルティメントのような珍しい曲もやってくれた。
ドヴォルジャークの「アメリカ」の弦楽五重奏版というのも珍しい。

先日聴いたチェコフィル八重奏団とダブル曲もあり、どうしても比べてしまうが、アンサンブルとしての合奏の練れ具合はこちらが上だった。

チェコフィルは確かに一人一人の技術は高かったが、旅の疲れが出たのか音楽に集中度を欠いていた。
「モルダウ」の編曲もエッセンスだけでなく、プラハスピリットクインテットはほぼ全曲を真面目に取り組んでいたのがよかった。

ピアソラやポーターらの作品が並んだ後半も聴きたかったのだが、遣り残した仕事もあり、こちらは失礼させていただいた。

Youtube はスメタナの「わが祖国から」「ターボル」。クーベリック指揮チェコフィルの演奏で。

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2009年10月 8日 (木)

チェコフィル八重奏団

台風18号は上陸後日本列島を縫うように北上、夜には三陸沖を抜けていった。

午後からは台風一過、爽やかに晴れ上がったが、今日は組織外部お偉方の厳しいチェックに晒される嫌な一日。

当初わが部署は午後開始予定だったのだが、前の前の部署が大ブレーキ。夕方の5時に経っても目処が立たず、このままでは深夜に及ぶこと必至だったのだが、結局明日の朝に再開ということになった。

2008 というわけで、今日のチェコフィル八重奏団演奏会は何とか行けることになった。怪我の功名

これは沼津法人会が無料で開催している税を知る週間の入場無料のチャリティコンサート。http://www3.ocn.ne.jp/~n.houjin/2008s.html
毎年ありがたいことです。

会場は満席、市長さんをはじめ沼津の経済界のお偉方集合の沼響の演奏会とはちょっと異なる雰囲気だ。

演奏会の前に挨拶やら目録贈呈やらのセレモニーがあり、続いて「楽章の合間に拍手をしないように」という会場アナウンス。

曲はアイネクライネに始まり、ユモレスク、モルダウ、新世界から、カルメン、花のワルツなどクラシックの超有名曲のアレンジ物が中心。

その中にR.シュトラウス(ハーゼネール編)「もう一人のティルオイレンシュピーゲル」、ロッシーニのチェロとコントラバスのための二重奏曲といった曲があるのがありがたい。

クラシック入門者向けの親しみやすい曲ばかりだが、このような曲をチェコフィルの首席奏者たちのような名手で聞けるのは、贅沢な楽しみなのかもしれない。

演奏はさすがにうまい。

最初の「アイネクライネ」が意外と不調でアレ?と思ったが旅の疲れが出たのだろうか。直前まで北海道の地方都市を巡回していたようだ。

次のR.シュトラウスからは立ち直り、ロッシーニでは見事な名人芸を披露。特にチェロのフランティシェク・ホストは傑出。

お国物のユモレスクではホロリと来ましたね。

「亡き王女のためのパヴァーヌ」ではチェコフィル独特の黒く濡れたような響きのホルンとクラリネットの音色を堪能。

アンコールは、「浜辺の歌」と「フニクラ・フニクラ」。

しばし仕事の疲れを忘れました。

また来年もお願いします。沼津法人会様。

Youtube は、パールマンとヨーヨーマによる「ユモレスク」

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2009年9月11日 (金)

中鉢聡 テノール・リサイタル

今日は、昨年明電舎創立110周年記念ファミリーコンサートで沼響に客演していただいた中鉢聡さんのリサイタル。沼津市民文化センター小ホール。ピアノは瀧田亮子さん。http://duebaci-official.hp.infoseek.co.jp/

幸い仕事は早く片付きコンサートの最初から聴くことができた。

曲目は前半は「オーソレミオ」その他のカンツォーネ3曲で始まり、ドニゼッティの「愛の妙薬~人知れぬ涙」、「トスカ~星は光ぬ」「トゥーランドット~誰も寝てはならぬ」というオペラの定番中の定番。

休憩をはさんで「小さな空」ほかの 武満徹作品3曲に続きタンゴやラテンアルバム4曲というもの。

そして前半のオペラアリアの入る前に、瀧田さんのピアノソロによる「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲、後半のラテンアルバムの前に同じくピアノソロによる「マラゲーニャ」が間奏曲風に演奏された。これは全く雰囲気が異なる曲に変わる前の導入と同時に声を休ませるという心憎い演出だ。このピアノが非常によかった。
たっぷりリリカルに歌うマスカーニ、絢爛豪華なマラゲーニャ。

間にユーモアたっぷりの中橋さんのトークも入る。リリックで美しい声、特に自らの好きな曲を集めた後半が良かった。透明な叙情漂う武満徹作品が特に印象に残る。

奇しくも今日は9・11.「アメリカ同時多発テロ」の犠牲者への追悼として谷川俊太郎の詩による武満 徹の「死んだ男の残したものは」が歌われた。

トークの合間にわが沼響の件にもちょっぴり言及してくれたが会場の観客は全然無反応。・・・・寂しい。
どうやら沼響の客層とは全く異なるようだ。

Front_mini  昨晩はいろいろと二人の娘が世話になったOさんと、いろいろな意味での反省会。場所はOさんの希望で割烹「はちまき」。

Rca332dyhcaa6vjesca0r2ju1cairw4qkca Tcacexshqcauekjx5caz7yxcpcajqh259_2 お互い地元での音楽歴が長いので、音楽関係の昔話やらFCLAの話まで共通な話題で盛り上がる。話は弾み、仕事の疲れを忘れる楽しかった一夜。
今日の料理は、牛刺し、レバ刺しエトセトラ。巨大な三島コロッケに猪汁。

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2009年8月30日 (日)

東急ホテル・ジャズナイト

本日お仕事。衆議院選挙は既に期日前投票を済ませてあるので、そのまま出勤。

仕事を終えた後は、家内と東急ホテルのジャズコンサートへ。

2009083018560001 2009083018560000 曲は枯葉、シャレードその他親しみやすい曲ばかりの、狩野川の美しい夜景を眺めながらフリードリンクでほろ酔い気分になりながら気軽に聴くコンサート。

ピアニストの東文明を中心としたユニットによるものだったが、東文明が急病とかで代理のピアニストの登場。最初から出鼻を挫かれ会場に白けた雰囲気が漂う。
正直なところ演奏にノリが欠けつまらない。聴いているうちに退屈してきた。

後半になってようやく本調子。こちらの耳も慣れたのかガーシュインの「サマータイム」、チック・コレアのアルバムは、虚心な気持ちで楽しめた。

帰宅後のテレビ各局の選挙速報は当初の予想通りの民主党圧勝の模様。自民党の古老がバタバタ落選。若手の民主党の議員とは対照的だ。ここ4年の自民党があまりにもオソマツだったということだろう。
ひとつの歴史的な出来事として記憶される選挙だが、今後の民主党のあり方によっては次回に大きな揺り返しが起こるに違いない。

一発逆転がある小選挙区制。雰囲気に流されやすい日本人の国民性からすると、次の選挙がどうなるかは判らない。

YouTube はキャノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィスの歴史的名盤「サムシン・エルス」から「枯葉」

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2009年8月15日 (土)

大阪俗謡による幻想曲

暑さもピークを過ぎ、夜は涼しい。時おり思い出したかのように余震は発生しているものの回数は少なくなってきた。

P1010748 お盆は恒例の高校時代の吹奏楽部OBバンドの演奏会。

知らず知らずのうちに今回で第10回。
今年は仕事やら家の雑事やらで直前まで参加できるか危うかったのだが、何とか本番には出ることができた。

今回は現役の演奏をはさんでの3部構成。

自分が高校時代の吹奏楽コンクール課題曲「高度な技術への指標」に始まり、NHK大河ドラマの「天地人」、「宇宙戦艦ヤマト」のテーマを経てリードの「春の猟犬」に終わる第一部。
第二部は現役高校生の演奏。
第三部は「カンタベリーコラール」に大栗裕の「大阪俗謡による幻想曲」で終わるというもの。

「高度な技術への指標」を吹いているうちに過ぎし日の高校時代の空気と匂いまでが蘇ってくる。冷凍パックされていた頭の中の当時の記憶が、30年以上の年月を経て瞬間解凍されたのだろう。不思議なものだ。

今も楽器をやっている者もいれば、この二日間だけ楽器に触れるという人もいたりで、これだけの曲を前日と本番当日午前中の練習で仕上げるのだから無謀とも言えるが、年に一度集まり旧交を温める完全自己満足コンサート。

演奏終了後のレセプションは、家内の実家での約束がありパスさせていただいた。

P1010746 P1010747 今日は、今回のコンサートではもっとも難しかった大栗裕の「大阪俗謡による幻想曲」を聴く。
オリジナルオーケストラ版による初演者朝比奈隆&大阪フィルの演奏。
1975年、チューリヒのライヴ録音の大阪フィル50周年記念CD.

朝比奈隆は吹奏楽版の録音も残している。

YouTube はカンタベリー大聖堂合唱隊によるT.タリス

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2009年8月 2日 (日)

グランシップ「音楽の広場」

朝から雨。今日は静岡グランシップでおこなわれた県内のアマオケのメンバーを中心とした300人のオーケストラによる「音楽の広場」に行って来た。
http://www.granship.or.jp/event/2009/0802/index.html

午前中は職場に顔を出し仕事を済ませ、昼食も摂らぬまま激しい雨の中沼津駅に向かう。コンサートの開演は午後3時。

6 指揮は広上淳一に、ゲストとして佐藤しのぶに福田進一といった超メジャーな顔ぶれ。
昨年は「ボレロ」と「惑星」に加え「ノモスガンマ」のような革新的な現代曲が入った過激な演目だったが、今年は親しみやすくバラエティに富んだ名曲特集といった趣。巨大なグランシップ大ホールの客席3,000席も完売状態。

なんといってもアマチュアとはいえ300人のオケ。その威力はめったに聴かれないもの。我が沼響の団員や元団員、エキストラで来てくれる他のオケの面々など知った顔ぶれを見出すのも楽しいものだ。


曲は「ツァラトウストラはかく語りき」の冒頭に始まり、そのまま「美しき青きドナウ」につなげるのは、S.キューブリックの名作「2001年宇宙の旅」のアイディアそのまま。

そしてバッハの「アリア」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲のあと、佐藤しのぶの登場でシューベルトの「アヴェマリア」が歌われた。ここでは静岡児童合唱団と青葉会スペリオル合唱団が共演。

佐藤しのぶの退場後、この二つの合唱団によりグレゴリオ聖歌とおぼしきアカペラ宗教曲とモーツァルトの「アヴェ・ヴェルムコルプス」が歌われた。

これが非常に良かった。このモーツァルト最晩年の名作は、著名な演奏家の演奏でも、不思議と名演にお目にかかれないが、今日の演奏は技術的にも非常に水準が高く、真摯に音楽に対峙する姿勢と児童合唱の純な歌声が、自然に深い感動を誘っていた。

「威風堂々」で前半を締めくくった後に、後半は組曲「火の鳥」の後半3曲で始まりに、福田進一を迎えてのギター曲など実に盛りだくさん。

後半のメインは佐藤しのぶが再び登場して「カルメン」組曲抜粋に歌つき「ハバネラ」などなど。最後は「フィンランディア」で壮大なフィナーレ。

途中でインタビューが入ったとはいえ実に3時間になんなんとする演奏者も曲目もボリューム満点なコンサート。
豪華なゲストに加え、アマチュア音楽家たちの熱い演奏を充分に堪能した内容でした。来年もまたやってください。

YouTube はウィリアム・バードの「アヴェヴェルム・コルプス」。こちらも名作です。

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2009年8月 1日 (土)

吹奏楽コンクール東部大会高校の部

木曜から続く難題解決のため本日出勤。仕事上では昨年からロクなことがないが今日はひとつ良いことがあった。

我が職場のスタッフの仕事ぶりが高く評価されていたことが思いがけないルートから情報が入ってきた。地道に努力していれば見ている人はちゃんと見ているということだろう。
来週の朝礼時に皆に披露することにしよう。

P0601_01 本日は、上の娘が出場する吹奏楽コンクール東部予選の高校の部。昨日の段階ではとても行けないと思っていたが、何とか時間を作り職場をぬけ出しコンクール会場の裾野市民文化センターへ車を飛ばす。

娘の出場校がプログラムの最後だったのが幸いして、何とか聴くことができた。演奏は柔らかい音できれいにまとまっていたと思う。

だが、結果は予想外の結果に・・・・・・まぁコンクールとはそんなものだろう。他校の演奏は聴いていないので比較はできないが。
自分の母校は県大会出場を決めていた。

これで娘二人の熱い夏は終わり。これから受験勉強に本腰を入れさせたいところだが今の様子は完全に虚脱状態。
P1010728 沼響HPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、プリッチャード&ロンドンフィルの感想をアップしました。

http://www.numakyo.org/cgi-bin/sibe2.cgi

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2009年7月29日 (水)

静岡県吹奏楽コンクール東部大会

あい変わらずの曇天模様。昨日は代休を取り、下の娘の出る中学校吹奏楽コンクール東部大会へ。

プログラムを見ると今年でちょうど第50回だという。自分が中学校時代の30年前の吹奏楽コンクールプログラムは、わら半紙にガリ版刷りだったのを覚えている。当時の出場校は10数校ほど。
今ではA編成だけで24校、B、Cの小編成校を加えると県東部だけで50校を超える盛況ぶりだ。

会場の裾野市民文化センターに着くと駐車場は満車で、やむなく近くの商工会議所へ駐車。ホールでは娘の出番の直前の学校の課題曲が始まるところだった。

この学校の自由曲は、ショスタコーヴィチの子供用オペレッタ「モスクワ・チェリョームシキ」からというもの。この曲は今年の流行らしく、プログラムには数校が取り上げている。これがなかなか水準が高い。

そしていよいよ娘の出る中学校の登場。自由曲はネリベルの「交響的断章」。吹奏楽の世界では古典的な名曲と言って良いだろう。

舞台に登場した若い女性顧問の先生の表情はさすがに緊張気味。だいじょうぶだろうか?と心配しているうちに課題曲が始まった。

中学生らしい音の不安定さはあるが、先週のホール練習にくらべるとずっと良い。ネリベルも大きな破綻もなく慎重に進んでいく。先生の指揮もきっちり正確に振っていた。よほど研究したのだろう。
キチンとまとまった良い演奏だった。

そして次の学校は、全国大会出場経験もある古豪富士宮第一中。自由曲はコープランドの「エル・サロンメヒコ」。
これはちょっと他校とは次元の違う演奏だった。特にクラリネットセクションはお見事。よほど著名な指導者の個別指導を受けたのだろう。

娘の学校帰着は夜の8時。そして結果を聞くと9位で銀賞だったという。上位7校までが金賞で県大会出場。だが昨年に比べると格段の進歩だ。同時に出ていた姪の学校は県大会出場を決めていた。

P1010726 今日はカラヤンのシャブリエを聴いた。曲は狂詩曲「スペイン」と「楽しい行進曲」。
フィルハーモニア管を振った「プロムナード・コンサート」というアルバム中の収録で、カラヤンは全く同じ曲目でモノラルとステレオの二つのアルバムを残しているが、今日聴いたのは1955年録音のモノラル盤。

冴えたリズム感と颯爽としたテンポ、フィルハーモニア管のアンサンブルも極上だ。「楽しい行進曲」で嚠喨と吹き鳴らされるホルンはデニス・ブレインではなかろうか。

YouTubeはプレートルの振るシャブリエの狂詩曲「スペイン」

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2009年4月28日 (火)

槇原敬之 Long Distance Delivery tour 2009 静岡公演

ここ数日天気は良いが気温が下がってきた。GWの合間の週の一日。
今日は、槇原敬之Long Distance Delivery tour 2009静岡公演。

家内は槇原敬之の熱烈なファンで、ファンクラブにも加入している。
昨年のパシフィコ横浜でのクリスマスコンサートも付き合った。
今回も自分が知らないうちに発売と同時にチケットを2枚ゲットしている。

多忙な年度始め故に、突発的な仕事でドタキャンの危惧もあったのだが、幸い仕事はここ数日小康状態。組織上層部の年度始めの飲み会とぶつかり究極の選択を迫られたものの、結局日頃の不行状の弱みもあり家内に付き合うことにした。

仕事を早めに切り上げ駅に向かう。静岡駅ビルパルシェの沼津魚がし寿司http://www.uogashizushi.co.jp/で軽く食事を済ませた後、会場の静岡市民文化会館大ホールへ。
隣の中ホールは、ベルリンフィルの元首席オーボエ奏者のシェレンベルガーのリサイタルらしい。思わずフラリとそちらに足が向きかける。

開場前から大ホールの外には長い行列、横浜の時も同じだったが、槇原敬之のコンサートは年齢層が幅広い。小学生からお年寄りまで、とはいえ大部分は女性ファンだ。ホールの男子トイレ内にも女性の行列ができている。

2,000人キャパの大ホールは人でぎっしり、席はなんと前から3列目の一番左端。目の前2メートルの至近距離には巨大なスピーカーが鎮座している。前の席の小学生は母親から耳栓を渡されている。常連さんらしい。

横浜と異なる雰囲気、静岡のお客は開演時間前にはみなきちんと席に着いている。
そして開演、槇原敬之の登場と同時に一曲目から皆総立ちだ。横浜では第一部は皆座って聞いていたのだが・・・前から3列目なので、座っていると目立つので立ち上がり一緒に手拍子。危惧していた大音響もさほど苦にならない。隣の家内は皆と一緒に口ずさんでる。槇原敬之の曲は全曲歌えるらしい。いつ覚えたのだろう。

今回はバックバンドの動きもばっちり見える。さすがに皆一騎当千の面々だ。中でもキーボード奏者とドラマーが初めから気になった。この二人が抜群に凄い。
キーボードは松本圭司http://keijimatsumoto.com/
ドラマーは屋敷豪太http://www.gota.com/index2.html

高い音楽性、抜群の歌唱力と強烈なビートそして心優しい歌詞。幅広い年齢層にファンがいるのが良くわかる。

終演は9時ちょっと過ぎ、休日前日で下りの電車は酔客で満員すし詰め状態。由比から座れて二人で爆睡。危うく乗り越すところだった。

P1010651 P1010652 沼響HPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、バルビローリ&ニューヨークフィル1940年録音の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/sibe2.cgi

YouTube は槇原敬之 - 世界に一つだけの花 (2004年 日本武道館)

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2009年4月26日 (日)

小出信也さんのフルート

昨日の雨は上がり朝から強風の吹いた一日。裏山に咲くフジの花の群落が大きく揺れている。 今日は一週間前から体調を崩している娘の通う高校の吹奏楽部定期演奏会。

会場は三島市民文化会館大ホール。
第一部クラシックステージ、第二部ステージドリル、第三部:ポップスステージというオーソドクスな吹奏楽の演奏会だが、今回はN響の元首席フルート奏者小出信也さんという大物を招いての演奏会。

小出さんは、自分がクラシック音楽を聴き始めた頃には既にN響の首席奏者だった。1998年の退団まで実に38年N響に在籍していたという。

小出さんは第一部に出演。
第一部最初のライニキー作曲の「セドナ」に続いて、小出さんの登場。
曲は、サン・サーンスの歌劇「アスカニオ」からバレエのためのアリア。
サンサンーンスが友人のパリ・オペラ座のフルーティストだったタフェネルのために書いたといわれる曲だ。

木製フルートの暖かな音色が、吹奏楽の大きめの音量の中でも埋没せずに明確に会場の隅々まで響いていく。続く「シリンクス」のソロは、柔らかで艶のある音色で飄々と聴かせるドビュッシー。

そして伴奏の高校生達の中に席を移し、真島俊夫作曲「黄昏色-2本のフルートとピアノのための組曲『紅』より」の吹奏楽版。
ここで小出さんに合わせるフルートの子が、なかなか達者なのには驚いた。

そして第一部最後は「アルルの女」第二組曲。小出さんが加わると木管楽器群が大きなふくらみを持って響くのがよくわかる。演奏はブラス控えめ木管重視のフレンチスタイル。有名な「メヌエット」の小出さんのソロはさすがに美しい。

心配だった娘は、ステージ上で元気にホルンを吹いている。数回出てくるソロも正確な音程で当てているので大丈夫のようだ。第三部の指揮も意外としっかり振っていた。どこで覚えたのだろう?

P1010653_2 そして帰宅後は小出信也さんの音盤を聴く。

「星のセレナーデ-小出信也によるかくれたフルート名曲集」というキングレコードが出していたLP。

曲はシャミナードの「星のセレナーデ」にはじまり、ドンジョン、ノブロ、ケーラー、ゴーベールといったフルート曲を中心に書いている作曲家たちの作品に、イベールの「間奏曲」、フォーレの「幻想曲」、ルーセルの「笛吹きたち」、最後にドップラーの「アンダンテとロンド」というもの。

70年代初めの録音で、解説の写真では金属製のフルートを吹いている。今日実演で聴いた音色そのままの、いくぶんしめりけを帯びた艶のある音がここでも聴ける。

YouTube は、Pablo Bauerの吹くドビュッシーの「シリンクス」

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