カテゴリー「コンサート感想」の記事

2017年2月20日 (月)

海瀬京子 新春ピアノコンサート

曇り時々雨。気温は上昇強風吹き荒れる一日。

今週から今期最後の大きな山場が始まる。
先週末から組織内部に係る大きな課題も勃発し朝から対応に苦慮。

今日は海瀬京子さんのスプリングコンサートでした。
デザート、セットドリンク付き。場所は三島プラザホテル。


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申し込み受付と同時に早い時期に満席になったという人気のコンサート。

開場の2時過ぎに着き、受付で海瀬さんのご家族とお世話になっている調律師さんにご挨拶。

結婚式場にも使われる大広間の丸テーブルは人で一杯。


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武満徹の「雨の樹素描Ⅱ」に始まりショパンの「舟歌」、シューベルト(リスト編)の鱒その他を経てドビュッシーの「喜びの島」に終わるプログラム。

「水」にちなんだ曲が多かった。

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・雨の樹 素描Ⅱ ~ メシアンの追憶に    :武満徹

・舟歌

・アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ  :ショパン

 
休憩

・春の想い

・セレナーデ


・鱒             :以上シューベルト~リスト編

・即興曲第3番                :シューベルト

・喜びの島                  :ドビュッシー


  アンコール

・夜想曲第2番                 :ショパン


・楽興の時第3番                :シューベルト



最初の武満では、極度に音を切り詰めた中に遥かな天から落ちてくる雨滴を連想。

続いてサラリと流れる川面を渡るショパンの「舟歌」。


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華麗なるポロネーズではひとつひとつ流れる音を大事に奏でていく大きな流れが自然に息づいていく。


後半のシューベルトでは聴き慣れたメロディーが歌曲そのままに歌となって流れていく心地よさ。


即興曲は曲の良さが素直に音になっていて、間の取り方もよく自然に入っていく。

演奏全体に余裕が感じられ、確かな技巧の中に春の兆しを感じさせる詩情が漂う演奏で、日曜の午後を心地よい気分で過ごすことができました。



コンサートの帰りに近くの三島大社へ。

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桜にはまだ早く境内の梅は散り始め。


夕方だったので人は少なかったが、大安だったために昼間は結婚式が多かったらしい。

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今年本厄の自分と下の娘の御祈祷をお願いして帰宅。


Youtubeはシューベルトの即興曲第3番、ブレンデルのピアノ

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2017年1月31日 (火)

ベルリンフィル八重奏団 in 三島

曇り一時晴れ、再び気温が下がってきた。

仕事は来月から始まる大きな会議を控えて小康状態。

今年は不確定要素が多くいつ始まるかもわからない。



日曜の午後はベルリンフィル八重奏団の演奏会へ上の娘と娘の友人とで行っていた。

場所は三島市民文化センター。三島市制75周年行事。


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地方には稀な超一流の演奏家の来演にもかかわらず、チケット売上はかなり苦戦だっという。



ホールに向かったところ周辺駐車場はどこも満車。

娘とその友人をホール前で降ろし、比較的広い駅前駐車場に向かうも満車で楽寿園近くの駐車場を紹介されたがそこも満車。

その時点で開演15分前を切っていた。

結局ホールから500メートルほど離れた三島大社近くの立体駐車場に止めて、そこから猛然とダッシュ。

開演すでに8分前。

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近道の源兵衛川の石畳を2段跳びしているうち手術跡が痛くなってきた。


ホール到着は開演時間2時を過ぎた2時3分。


あぁ!間に合わなかった・・・・(T^T)


ホールドア前の職員に聞くと、まだ入れそうですとのこと。

そーっとドアを開けると千人キャパのホール内はほぼ満席。

チケット片手で自分の席を探すとホール客席のほぼ真ん中だった。(・・;


出演者登場寸前の静まり返ったホール内で、「すいませーん」とささやきながら手前の席の方に次々とどいてもらう瞬間の周囲の視線が痛い。


娘たちは後ろの席だった。


そして開演。


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出演メンバーは


樫本大進(第1ヴァイオリン)

ロマーノ・トマシーニ(第2ヴァイオリン)


アミハイ・グロス(ヴィオラ)


クリストフ・イゲルブリンク(チェロ)


エスコ・ライネ(コントラバス)


ヴェンツェル・フックス(クラリネット)


シュテファン・ドール(ホルン)


モル・ビロン(ファゴット)



プログラムは


ニールセン:軽快なセレナード

ドヴォルザーク:5つのバガテル Op.47

(ウルフ・グィド・シェーファー編)

シューベルト:八重奏曲 D.803


というもの。


最初のニールセンは初めて聴く曲。
(と思っていたらバボラークのCDが家にあった)


急いでいたので有料プログラムを買う余裕はなかった。

(娘が買っていた)



渡されたチラシ類の中にもこの公演の情報がないので、音が鳴った時に誰の曲かわからない。


これでは500円の有料プログラムを買わなければ、演奏されている曲も演奏者のプロフィールもわからない。

公演主催者のアンケートにこの配慮のなさを書いておいた。


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とはいえ誰の曲か想像しながら聴くのも楽しいもの。


ニールセンの編成はクラリネット、ファゴット、ホルンにチェロとコントラバス。


後ろの席から「8人いないじゃないか」などの声が聞こえてきた。


この特異な編成、しかも現代風にして民族的なテイストが散りばめらた曲を聴いていて、バランスを取るのが難しそうな曲だなというのが第一印象。


だが演奏の見事さは想像以上。


たった5人なのにオケを聴いているかのような充実した響き、しかも各楽器の音が均質に溶け合っている。

名手シュテファン・ドールのホルンの自由に飛翔するホルンも惚れ惚れするほど。


作曲者が想像していた以上の音で鳴っているのではないかとも思える。

ある意味馴染みのない曲なのにホール内のお客さんたちも静まり返って聴いていた。


隣の席にいた、友人で音楽好きの市議会議員さんが持っていた本公演のチラシを見せていただいてニールセンと判明。



2曲目のドヴォルジャークはこの編成のためにアレンジした版。

明るく懐かしい響き、それでいて音楽は暖かだ。

休憩時間にロビーに出ようとしたら、ピアニストの海瀬京子さんに呼び止められた。

「お見かけしたので」とのこと。

やはり開演直前に飛び込んだ自分は目立っていたのか。


演奏を聴いていてベルリン留学時代を思い出したとのこと。


そして後半のシューベルト。


ヴァイオリンの樫本大進の大活躍を見ていて誇らしい気持ちにもなってきた。

ホルンのドールのタフさにも舌を巻く。



ベルリンフィル八重奏団の歴史は古く80年を越えるという。

当然メンバーは固定しているわけでないが、いくつかの録音を聴いてみると、その時点でのベルリンフィルの特質がそのまま出ているのが面白い。


自分の中でベルリンフィル八重奏団といえば、グラモフォンから出ていた60年代録音のLP。この団体の看板曲であるシューベルトの八重奏曲のディスクが思い出深い。

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こちらはカラヤン時代の猛者たちによるがっちりとした演奏。


今回のメンバーはラトル時代の結成メンバー。

透き通るように透明でいて柔らかな響き、それでいて適度な緊張感も清潔感のあるまさに今のベルリンフィルの音だった。


アンコールはシューベルトの八重奏曲から第3楽章。


Youtubeはニールセンの「カント・セリオーソ」、バボラークのホルン



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2016年12月 9日 (金)

プラハ・バロック合奏団2016

本日快晴。

午前中は外部委員を交えた大きな会議。



昨日は沼津法人会青年部主催の「税を知る週間チャリティコンサート」だった。

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これは
20年近く続いている入場無料のコンサートで、毎回ウィーンフィル、ベルリンフィル、チェコフィルのメンバーによる質の高いコンサートを開催している

毎年ありがたいことです。

ここ数年はチェコフィルのメンバーによるコンサートが続いている。


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曲目は初期の頃より入門的な内容が濃くなっている。

今年はプラハ・バロック合奏団。

ちょうど2年前にもほぼ同じメンバーで沼津に来てくれていた。
 


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弦楽器5部にチェンバロ、オーボエ2本、ファゴット1本の総勢10名の編成は2年前と同じ。


ジョン・レノン風の容貌のコントラバス奏者は多少白髪が増えたかな?


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第二部後半のクリスマスソングは2年前と同じ曲だった。

アンコールはヘンデルのアリア「私を泣かせてください」と、曲名不詳の民族的なバロック風舞曲の2曲も同じ。


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マルチェルロのオーボエ協奏曲で聴かせたチェコフィルのソロ・オーボエ奏者Jana Brozkovaの名技はあい変らずの見事さだったが、今回はこのプラハ・バロック合奏団のリーダーでもあり、もう一人のオーボエ奏者であるVojtěch Jouzaのオーボエに惹かれた。



Jana Brozkovaの一見華やかな音色と比べしっとりとした音色。



カッチーニのアヴェマリアで聴かせた深い音楽。



ファゴットの「オンブラマイフ」も人の声を聴いているかのようなのびやかな歌だった。


ステージ上のパフォーマンスも楽しく、質の高い中にも誰もが楽しめる時間を作り出すプロ中のプロの技。


アンコールはヘンデル、弦楽器の伴奏にオーボエ2本とファゴットでしみじみと聞かせてくれたのも嬉しかった。



Youtubeはバーブラ・ストライザンドの歌うヘンデルアリア「私を泣かせてください」

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2016年12月 6日 (火)

音楽サロン「一人静か」の海瀬京子

12月に入ってから暖かな日が続いている。

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雪を被った富士も良く見えた。


日曜の午後、名曲「今日の日はさようなら」の作詞作曲者として有名な金子詔一さんの主催する音楽サロン「一人静か」に家内と行っていた。


出演は海瀬京子さん。

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場所は裾野市千福ニュータウンの森の中の一角。

会場に着くと自然と調和した見事なロケーション。

中庭で手作りの温かなスープやハンバーガー、ピザをいただいた。

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どれも絶品だった。


その場で海瀬京子さんに金子詔一さんを紹介していただいた。

京子さんによると今日のプログラムは気の向くまま自由に弾きますとのこと。

15時開演。

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第一部の野外ステージ、第二部の屋内の音楽サロンにはそれぞれ個性の異なるスタインウェイが置いてある。


いずれも特注、第一部の艶消しブラック仕上げのピアノはユンディ・リが選定したもので、彼のサイン入り。

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屋内のものはやや小型ながらクラシック調の重厚な造り。



今回は2台の個性の異なるスタインウェイを聴き比べることにもなった。

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第一部 野外ステージ


・映像第2集から「葉ずえを渡る鐘」  :ドビュッシー

・セレナード              :シューベルト~リスト編曲


・樅の木                :シベリウス


・四季から12月           :チャイコフスキー



第二部  屋内音楽サロン

・音の絵 作品39から第6番      :ラフマニノフ 

・前奏曲 ト短調 作品23-5     :ラフマニノフ


・小犬のワルツ             :ショパン


・トルコ行進曲             :モーツァルト~ヴォロドフ編


アンコール

・ガーシュインのミュージカルナンバーから  :アール・ワイルド編曲

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とても当日考えついたと思えないほどセンスの良いプログラム。



第一部は野外のステージ。

曲は冬、そしてクリスマスなど12月を題材としたもの。


そして最初のドビュッシーの映像、「葉ずえを渡る鐘」が静かに始まる。

落ち葉の舞うステージに響くスタインウェイの響き。
野外でありながらしっとりといぶし銀のような音がしっかり聴こえてきた。


周辺の風景に音楽が見事に融合している。


演奏者も聴衆も一体となって、今、まさに特別な時間が流れていることを実感する幸福な瞬間だ。



第二部は屋内の音楽サロンに場所を移して、ラフマニノフ、ショパン、ガーシュインなど。

彼女のヴィルトオジティを存分に発揮した内容。


その前の休憩時間には、タンノイとアルテックのスピーカーによるレスピーキの「アッピア街道の松」の演奏をDVDで。

室内のどの場所にいてもバランスの良い見事な再生音だった。



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終演後、金子さんとしばらくお話をしたらオルゴールとサインをいただいた。



思いがけなくも充実した贅沢な日曜の午後のひととき。



youtubeはチャイコフスキーの「四季」から秋

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2016年10月30日 (日)

LEFA(静岡地域芸術協会)音楽コンサート

寒い曇りの日曜日。週末から気温は急降下。本日最高気温16度。最低気温は10度。

ご近所さんとの挨拶は判を押したように「今日は寒いですね」

昨日の土曜は扇風機を片付け物置からストーヴを出したほど。

まさか10月にストーヴを使うとは思わなかった。

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今年の天気は秋を飛ばして夏からいきなり冬に突入のようだ。

まさに農家泣かせ。畑の蜜柑は色づきはじめた。



今日はLEFA(静岡地域芸術協会)音楽コンサートだった。

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「ライブファイブブラス(金管五重奏)」の演奏で、メンバー5人のうち3人は旧知の仲なのでホルンを吹いている娘と一緒に聴きに行った。

場所は隣町の三島市中郷文化プラザ。

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曲はエヴァルドからドラクエ、東京ブギウギなど。

難しいことは言わずに肩の凝らないホ-ムコンサートだった。

ホルンの女性はかなりの名手。



Youtubeはエワルドノ7金管五重奏曲第1番

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2016年8月29日 (月)

サンウェルぬまづ「夏のピアノコンサート」

今年の夏も終わりに近づいた。

逆走して力を蓄え再びUターンの迷走台風第10号。

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その影響で徐々に天気は崩れ気味の8月最終の土日。


土曜日は曇り午後から雨。

午前中は車のディーラーへ行き六か月無料点検。

点検を待つ間、待合室のマッサージ機で横になっているうちに、ウツラウツラと寝入ってしまった。


そして午後はサンウェルぬまづ主催の「夏のピアノコンサート」。


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出演は昨年に引き続き海瀬京子さん。


後半は京子さんの友人、佐藤圭奈さんも加わり連弾を披露。




曲はバッハから現代ルーマニアの作曲家クルタークまで。



・ピアノのための「遊び」から   :クルターク

・前奏曲 ト短調         :ラフマニノフ

・絵画的練習曲「音の絵」 イ短調

・トルコ行進曲          :モーツァルト~ヴォロドス編

・からたちの花          :山田耕作

・・・・・・・・・・・・・・以下連弾・・・・・・・

・「主よ、人の望みの喜びよ」     :バッハ~ヘス編

・ハンガリー舞曲1,6番      :ブラームス

・リベルタンゴ           :ピアソラ~山本京子編


・「遊び」より            :クルターク

・美しき青きドナウ          :J.シュトラウスJr ~アンダーソン編

・カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」BWV.106(アンコール)
                   :バッハ~クルターク編


      ピアノ:海瀬京子、佐藤圭奈


サンウェルぬまづは、アップライトピアノしか置いていない。

昨年のコンサートでは、海瀬さんの超絶技巧にピアノがどれだけ耐えられるかということがある意味聴きどころだった。

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今回も難曲ヴォロドス編の「トルコ行進曲」をはじめ、さらに連弾もあるということで昨年よりもさらにハードな試練をピアノに課す内容だ。


ところが最初のクルタークの曲を聴いたとたんに、あれ?

予想外に違和感は全然ない。

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昨年と同じピアノとはとても思えないほど。


クルタークの「遊び」は、作曲者自身が大きな影響を受けたバルトークの「ミクロコスモス」のような教育的な配慮から生まれた曲。


譜面を見てもよくわからないが、散りばめられた音の断片が作曲者が付与したタイトル以上の想像力をかき立てられる曲の集まりだ。

このシンプルなクルタークの曲には、アップライトの家庭的な響きが似合って聞こえるほど。


ラフマニノフとヴォロドスも、タッチの強弱の差や反応はグランドピアノと比べてなんら遜色ない。

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響きそのものは、グランドピアノのような華やかな広がりではなく、凝縮された響きがピアノの周辺に留まっているような印象だが、それはそれでサロン風の雰囲気がよく出ている。



連弾による丁々発止の火花飛び交うピアソラの「リベルタンゴ」、アンダーソン編の「美しき青きドナウ」は圧巻だった。

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いわばアップライトピアノの限界を引き出したとも言える凄い演奏。


トークでも二人はボケとつっこみの名コンビ。

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海瀬さんの演奏に個性の異なる佐藤さんが加わったことで、コンサートの内容に大きな幅が生れ、二人の個性が見事にぶつかり合う聴きごたえのある演奏会となった。



アンコールは大好きなバッハのカンタータ第106番



しっとりとした余韻が感じられて、良い雰囲気の〆くくり。




Youtubeはアップライトピアノを弾くクルターク夫妻、曲はバッハのカンタータ第10
6番「神の時こそいと良き時」

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2016年7月23日 (土)

復興を支えるコンサート「筝とピアノの饗宴」

土曜休み。ここ数日過ごしやすい夜。

金曜に良いことが有ったので夜更かしをしてしまい、今日はちょいと寝坊気味。



午後、家内と長泉町のベルフォーレでおこなわれた復興を支えるコンサート「筝とピアノの饗宴」に行ってみた。

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内容はピアニスト、海瀬京子さんと三島北高筝曲部、山田流筝曲の草間路代さんによるコンサート。



県立三島北高筝曲部は、高校生の文化の祭典である全国高等学校総合文化祭で同じ静岡県東部の県立沼津西高筝曲部と並び全国大会出場の常連。

今年も広島でおこなわれる全国大会に出場予定だという。

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下の娘は高校時代に筝曲部に属し、三島北高ではないが全国大会で最優秀賞(1位)を受賞している。


筝曲合奏を聴くのは娘が現役の時以来の久しぶりのこと。


現代邦楽を演奏する人たちは非常に水準が高く、いわゆる西洋音楽に対する造詣も非常に深い。


草間さんは三島北高筝曲部のコーチ。

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海瀬京子さんは、日本音楽コンクール1位の後、海外で各種のコンクールに入賞しベルリン留学を終えて現在国内で活躍中。


沼響でも三回ほど共演していただいているお馴染みのピアニスト。

コンサートは二部構成で、前半は三島北高筝曲部と草間さんの筝と唄。



後半は海瀬京子さんによる「東洋との憧憬」と題するコンサート。


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現代邦楽曲と、ピアノはドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、山田耕筰らのかなりマニアックながら会場はほぼ満席。


第一部の筝曲部の演奏は、学年ごとに分かれての合奏。

最初の音が会場に響いた瞬間、数年前娘が現役で弾いていた時のことが次々と頭に浮かんできた。


3年生になるとさすがに完成度は高い。



曲は新実徳英の「ODYSSEY」。
ドビュッシーの「海」にも似たスケールの大きな曲だ。


草間さんは筝と唄。


伝統的な手法の「赤壁賦」(中能島欣一作曲)と、
現代的な感覚の「はる なつ あき ふゆ」(北爪やよい)から「なつ」。

矢川澄子の遊び心のあふれた詩とポップな感覚の現代風の曲が面白い。

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そして後半の海瀬さんは、「東洋への憧憬」をテーマにドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、山田耕筰、そして最後に沼響の定演でアンコールに弾いていただいたヴォロドス編によるモーツァルトのトルコ行進曲というもの。

合間に京子さんのトーク。

地方ではなかなかこのような凝った内容のプログラムでは聴けないので感謝です。



最初にプログラムにない西村朗のピアノのための《三つの幻影》から「水」が演奏された。

長泉町のベルフォーレはベーゼンドルファーが置いてあるので、当然今日はベーゼンだろうな。と思っていたら。

響がなんとなく違う。

ベーゼンドルファーの華やかでありながらのしっとり感とは異なる、暖色系の甘い音が響いている。
残響豊かなホールが原因でもなさそうだ。


そしてドビュッシーは「映像第Ⅱ集」。

前半の筝曲の東洋的なティストが何の違和感もなく響いてくるドビュッシー。

全体の印象として、スクリャービンから山田耕筰の作品に至る部分がこのプログラムのクライマックス。

最初、低音部と高音部での音色のつながりに多少の違和感があったが、ラフマニノフの2曲目あたりから払拭されて、スクリャービンでは統一されたトーンで響いていて非常に良かった。

スクリャービンに大きな影響を受けた山田耕筰の作品も良かった。

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聴きながら、あの時代にあって西洋音楽を見事に消化してこれほどの音楽を書いていた山田耕筰という人物はやはり天才だったのだなとつくづく思う。



最後の難曲ヴォロドスも、完全に手の内に入った手練れの演奏。

アクロバット的な技巧も冴えて会場は大いに沸いていた。

アンコールは山田耕筰のピアノ曲「からたちの花」。

最後に出演者全員と会場のお客さんとの「花は咲く」の合唱でコンサートは閉じた。


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相当苦心して練り上げられたプログラムと演奏で非常に楽しめました。



いわゆるモーツァルトやショパンの名曲オンパレードでなく、このような内容でお客の心をつかむのは大変なこと。



京子さんの解説もわかりやすく、おそらくこの種の音楽になじみが薄かったであろうお客さんたちにも理解できたようだ。


地方では、このような格調高い凝った内容と、高水準の演奏ができる音楽家が少ないだけに非常にありがたい。


コンサート終了後京子さんに聞いたら、ベーゼンドルファーがオーバーホール中で使用できなくてヤマハを使ったとのこと。

これで納得。


ロビーで、かつての職場のパートさんと、娘たちのピアノの先生に久しぶりに会うことができた。


Youtubeは山田耕筰作曲「スクリャービンに捧ぐる曲」

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2016年5月28日 (土)

沼津港の街barのキャロル山崎

週末の土曜の夜は今日の沼津港の街bar。

家内と娘の3人で行ってみた。

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今回の港barのお目当ては二つ。


一つは原田俊太郎トリオとジャズヴォーカルのキャロル山崎さんのステージ。


つい最近まで下の娘がキャロル山崎さんの所でヴォーカルを学んでいた。
このステージの情報も娘から。

そしてもう一つは今や全国的になった沼津港の食。

この日だけのバルメニューがあり、5枚綴りのチケットが前売り3,500円。

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1枚700円とはいえ、ふだんではとても700円では食べられない内容。ある店では蟹がワンプレート盛り放題なんかもあった。


今にも振り出しそうな空模様。半袖では肌寒いほど。

途中で幼馴染の歯科医のタカちゃんに遭遇。
いろいろと見知った顔も多数。

ご当地アイドルグループ「オレンジポート」の出演の後はオープニングセレモニー。

芸人の「ペナルティ」などが来て盛り上げていた。

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その後第1部のステージは17時30分から18時15分まで。

曲はジャズのスタンダードナンバー中心。

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力のあるヴォーカル。

そしてドラムスの原田は何度も自分の世界に没入し延々と続くドラムスソロ。

1部が終わったところで食事休憩。

最初は「千漁屋」のチケット1枚のバルメニュー。

ズワイガニといくらの紅白丼。みそ汁付き。

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注文と同時にさっと出て来るのが良い。カニといくらも新鮮。


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席の後ろのバルコニーでは帆船、ami号を背にフルートとキーボード奏者がトロピカルな音楽を奏でている。



外に出て大道芸を横に見ながらしばらく歩いて「うなぎ処 京丸」でミニ鰻丼。


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本格的な鰻1枚にビール1グラスでチケット1枚は安い。

肝吸いとお新香もちゃんとついていた。

ちょいと並んだが内容で満足。


外はすっかり暗くなりキャロル山崎さんの第2ステージへ。

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腹が満ち足りたためか寒さは感じなくなった。


キャロル山崎さんは幼い頃富士市に住んでいたことがあり、沼津は良く来ていたとのこと。


古き賑やかな時代の沼津のことも良く知っていた。



第2部は1部よりも興に乗り、リズムのキレもノリもよくなってきた。

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港にはJAZZが良く似合う。


そして港内のいろいろな場所でライヴ。
薄暮の刻には年配の方が多かったがしだいに若者が増えてきた。

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道を挟んだ反対側の港八十三番地は凄い人だかり。


あとで聞いたらタレントの出川哲朗さんが来ていたようだ。

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最後にコーヒーが飲みたくなって三人で「いなろ食堂」でバルメニューの3種のケーキセット。



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ここで少し外で待ったので隣のステージを覗くと、サクソフォンばかり10人ほどのグループのライヴ。


若者も多くファンキーな雰囲気で盛り上がっていた。

最後に残ったチケット1枚で「すしの磯丸」のレインボーロールのテイクアウト。

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もうおしまいの時間だったので、チケット1枚で1本のところをもう1本サービスしてくれた。

食と音楽で満ち足りた夜。

youtubeはキャロル山崎 のスイングしなけりゃ意味がない

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2016年5月 7日 (土)

ラフォルジュルネ、海瀬京子と金子一朗ピアノデユオ

土曜休み、朝のうち小雨。

巷ではGWの続きの会社も多いのだろうけれど、昨日出勤しているので気分は通常の土日の感覚。

昨晩は文化センター主催の「レコードコンサート」の解説だった。
定時退社して会場へ。

今回から文化センター職員の担当が変わり、娘とほぼ同じ世代の若い女性。 ショパンとモーツァルトが好きだという。

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今回は沼響の定演のコマーシャルも兼ねて「田園」を中心としたプログラムとした。

少々地味だったかな。

雨の中、たくさんのお客様に来ていただきました。


ラフォルジュルネの続きです。

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「動物の謝肉祭」を聴いた後、展示ホールに降りて帝国ホテルの出張カフェ「カフェ・ド・LFJ」でランチの後、展示ホール内の楽器ブースやフォルジュルネグッズの売店をブラブラしていた。


すぐそばのNHKFMのブースで生中継中。

クラシック番組でお馴染みの渡邊佐和子アナと音楽学者の平野昭氏が、ゲストとなにやら話をしている。


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そのうちステージ上でコンサートが始まった。

ウェストミンスター寺院聖歌隊の出身者により結成された、ア・カペラ・グループVOCES8。

ポップス系を中心に軽いノリの美しい響きの楽しい曲ばかり。

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その後国際フォーラムを出て東京ビルTOKIA 1階 ガレリアへ向かう。

ラフォルジュルネ後半は、昨年沼響と共演した海瀬京子さんと金子一朗さんのピアノデユオ。

金子さんは、本業は有名私立高校の先生でありながら、40過ぎてPTNAピアノコンペティション特級部門で優勝という凄い人。


・牧神の午後への前奏曲  :ドビュッシー
・白と黒で            :ドビュッシー
・白鳥                  :サン・サーンス

というもの。

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会場に着くと大勢の人。
京子さんのご両親を見つけてご挨拶。

こちらは出遅れて後ろの立ち見。

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この中ではドビュッシー最後のピアノ作品「白と黒で」が圧巻だった。


遠くにからでも彼女が楽しんで弾いているのがよくわかる。

実演では初めて聴いたが、ある意味難解な曲を非常にわかりやすく弾いていた。


終演後、彼女に挨拶の後夕食の場所を探していた。

いろいろと彷徨っているうちに「KITTE」に迷い込むと、そこでもピアノ五重奏「鱒」が演奏されていた。


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有楽町界隈は至るところで、ラフォルジュルネ。


この近くのビュッフェスタイルの「葡萄の杜 互談や」で夕食し、この日は1泊。

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2016年5月 6日 (金)

ラフォルジュルネ2016、今年は小曾根真ほかの「動物の謝肉祭」

曇り昼から雨。GW後半の合間の出勤日。

出勤してすぐに重要案件の打ち合わせがあり、仕事は連休とは関係なく進行形。



この後半3連休は、昨年に引き続き「ラフォルジュルネ」に行っていた。

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4日は未明から強風と激しい雨で大雨洪水警報発令中。

汽車に乗るときはそんな状態だったものの、箱根を超えたあたりから晴れ始め 横浜で家内と娘と合流した時には快晴となった。


ラフォルジュルネのメイン会場の国際フォーラム付近は、青空の下に屋台が並びいつもの賑やかな祭りのにぎわい。

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今回の有料コンサートは、ピアニストの小曾根真、江口玲のほか、ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランの創立時のヴィオラソロ奏者だったジュエラール・コセも加わるというまさに超豪華メンバーによる「動物の謝肉祭」。

場所は5000人の巨大キャパのホールA(ロワール)。

出演メンバーは人気、実力ともに兼ね備えたアーティストばかりで ホールはびっしり満席だった。


これまでホールAの公演を聴く時は、安い1500円の席にするのが常だったが、今回は室内楽なのと豪華なメンバーを間近に見たかったので前の方の高い席を奮発。

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それでも通常サイズのホールならばA席クラスの遠めの席だった。

ステージ横に巨大モニターがあるので出演者の表情はよく見える。


最初にピアニストの江口玲、ヴァイオリンの矢部達哉、クラリネットの吉田誠が登場。

最初にピアノ伴奏によるクラリネットの曲。
初めて聴く曲ながらどう聞いても邦楽系の曲だ。

クラリネットは尺八の響きを模して、ピアノも箏のような音色と軽いタッチで弾いている。

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続いて矢部達哉が弾き始めたのは宮城道夫の「春の海」だった。

会場はたちどころに正月気分に・・・


今年のラフォルジュルネジャポンのテーマは「ナチューレ・自然と音楽」


矢部のヴァイオリンは暖かで柔らかい音色でしっとり系。
江口のピアノが完全に箏の音色になっているのには驚いた。


演奏終了後、江口玲が種明かし。

使用ピアノは1912年製の古いスタインウェイで、弦の上にガムテープのような太めのテープを貼って弾いていたという。


小曾根真も登場して楽しいトークの後、自作の「アグア・デ・ラ・ムジカ」を披露。
ラテン的なテイストの中に透明な響きが広い会場に拡散していく。


そして総勢が登場して「動物の謝肉祭」

メンバーは、


  小曽根真(ピアノ)

  江口玲 (ピアノ)

  ドミトリ・マフチン(ヴァイオリン)

  矢部達哉     (ヴァイオリン)

  ジェラール・コセ (ヴィオラ)

  宮田大      (チェロ)

  山本修(コントラバス)

  工藤重典 (フルート)

  吉田誠  (クラリネット)

  安江佐和子 (打楽器)

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個人の技術が最上なのは無論のことアンサンブルもバランスも完璧。
それでいてアドリヴを各所で入れていくという遊び心満載。


超一流の人たちが楽しみながらも最上の音楽を提供しようする姿勢がすごく出ていて、5000人の観客はシンとして1曲1曲を固唾を呑んで聴いている。


「水族館」で工藤重典のフルートが、全体の中に完全に溶け込みつつ低い音でのピアニシモがしっかり響いているのも凄かったし、
「ピアニスト」では小曾根真、江口玲がジャズ風の即興を披露。

宮田大の入魂の「白鳥」も感動的だった。


名人芸の乱舞の中で「終曲」が終わり、鳴り止まぬ拍手の中、小曾根と江口が即興でなにやらピアノを弾き始めた。


やがて「動物の謝肉祭」の「終曲」のテーマが断片として現れると自然発生的に全員が参加、再び「終曲」が始まった。

各自が即興を交えたあたかもジャムセッションのよう。

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会場を盛り上げる道化も乱入し、会場は大いに盛り上がった。

堪能しました。

いつもは反応が鈍い家内もよかったよかったを連発。

その後会場を出て昼食。


長くなりましたので続きは次回。

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