カテゴリー「コンサート感想」の記事

2026年8月 2日 (日)

インキネン指揮紀尾井ホール室内管弦楽団のシベリウスとマーラー

8月最初の週末、猛暑続く。

 

昨日土曜日は、紀尾井室内管弦楽団のコンサートで東京。
開演は2時。

6時前に目覚めたので、早めに出発して上野で開催中の東京都美術館「大英博物館 日本美術コレクション」に行くことにした。

7時35分沼津発、途中熱海で乗り換え上野には10時ころ着。

展覧会の詳細は後日。

 

そしてピエタリ・インキネン指揮の紀尾井ホール室内管弦楽団。

 


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コンサート会場は初台の東京オペラシティコンサートホール。

紀尾井ホールは大規模修繕工事のために休館中。

 

紀尾井ホール室内管弦楽団は、国内主要オケの首席クラスのメンバーや、ソリストたちの集団。

非常に水準が高い室内オーケストラ。

 

かなり以前、旧称の紀尾井シンフォニエッタ東京時代にバルトークの「弦楽器と打楽器、チェレスタのための音楽」とマルタンの「七つの管楽器、打楽器、弦楽器のための協奏曲」を中心としたプログラムを聴いたことがあり、高性能なオケの演奏を堪能したことを覚えている。

ただ、この時の指揮者が誰だったかどうしても思い出せない。

AIに尋ねると2013年の第91回定期演奏会が出てくる。

 

だが、2013年ならばこのブログに感想を書いているはずだし、ピアニストの江口玲が出演していたことをはっきり覚えているので、より以前のことだろうと思う。

 

 

ピエタリ・インキネンは2013年の日本フィルの定期演奏会でも聴いている。

日本フィルの首席指揮者に就任する前のことだった。

その後、インキネンは2023年にバイロイト音楽祭でのリング全曲演奏など、着実に活躍の場を広げている。

 


日本フィル演奏会の時は寂しい客の入りだったけれど、今回の演奏会ではほぼ満席だった。


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インキネンと紀尾井ホール室内管弦楽団とは今回初めての共演。

・「カレリア」序曲op.10   :シベリウス
・交響曲第7番 ハ長調 op.105 :シベリウス
・交響曲第4番 ト長調    :マーラー*

  マンディ・フレードリヒ(ソプラノ)*
  ピエタリ・インキネン(指揮)
  紀尾井ホール室内管弦楽団

 

早いテンポで颯爽と爽やかにすすめた「カレリア」序曲。

透明な響きでバランスよく鳴るオケ。

室内オケとはいえ腕利きの集団なので、大編成オケに匹敵するような壮大な鳴りっぷりだ。

 

 

続くシベリウスの交響曲第7番は、自分が大学に入ったばかりのころに入団した学生オケが春の定演で取り上げていた。

メインはブルックナーの「ロマンティック」。
入ったばかりの自分は裏方で、舞台袖から聴いていた。

この時先輩の吹くトロンボーンソロがカッコよくてこの場面に強烈な印象が残っていて、いまだにこの曲を聴くとフラッシュバックのようにその光景が出てくる。

 

 

インキネンには、NAXOSと日本フィルに2種のシベリウスの交響曲全集録音があり、シベリウスは手慣れたもの。

前半の頂点での素晴らしいトロンボーンソロが鳴り響く瞬間には鳥肌が立ってきた。

 

そして後半のマーラー。

 

第2楽章でコンマスが長2度高く調弦したヴァイオリンに持ち替えながらのソロ。

このソロがめちゃくちゃうまいので、思わずプログラムの名簿を見なおしたら、現在ミュンヘンフィルのコンサートミストレルの⻘木尚佳さんがゲストコンマスだった。

 

ヴァイオリンソロに絡むホルンソロも見事、こちらは読響首席の日橋辰朗さん
日本音楽コンクール第一位の実力者。

マンディ・フレードリヒの歌も美しい声と安定した歌いっぷりで会場を魅了。

 

 

インキネンの指揮は、オケの自発性に任せながらも、自然な流れの中で自分のペースで音楽を進めていく。

十数年前に聴いた指揮者とはまるで別人のような自信と風格が感じられ、シベリウスのスペシャリストのみではないことを確認。

満席のお客さんの反応も良くて、マーラーの最後の音が静かにホールに消えていった後の長い長い沈黙、そして盛大な拍手とブラボーの声。

 

ここで素敵な出会いがありました。

 

自分の隣の席に自分よりも高齢の男性、そしてその横にもっと高齢のおそらく80代のおばぁちゃん。
二人ともマーラーが大好き。

自分も含めて偶然隣り合わせになった3人。

 

男性の方はバーンスタインとニューヨークフィルの「巨人」やブロムシュテットN響のマーラーの9番の実演を聴いているという。

 

おばぁちゃんもマーラーファンで自称マーラーの追っかけ。

最近の都内のマーラーの演奏会はほとんど足を運んでいるとのこと。

そしてエストニアの現代作曲家ペルトのファンでもあり、1991年のアルヴォ・ペルト来日時の自選プログラム・コンサートまで行ったというから筋金入り。

いやはや恐れ入りました。

東京には凄い人がいるものです。

 

おまけにそのおばぁちゃん「私、行けなくなったからさしあげます」と、東京シティフィルのコンサートのチケットをいただいちゃいました。

藤岡幸夫指揮東京シティフィルでマーラーの「巨人」、そして戦前ベルリンフィルを指揮した天才音楽家、貴志康一の歌曲のプログラム。

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ありがとうございます。

心して聞かせていただきます。

 

帰りは新宿から小田急ロマンスカーに乗り小田原でJRに乗り換えて19時帰宅。
かつて小田急は沼津まで乗り入れていて、新宿から直接沼津まで帰ることができていた。

 

Youtubeはハンヌ・リントウ指揮ベルリンフィルのシベリウスの交響曲第7番、序盤のクライマックスのトロンボーンソロが入る部分

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2026年7月14日 (火)

新交響楽団第274回演奏会はシベリウスとヤナーチェク

今朝、蝉の盛大な鳴き声で目が覚めた。

日中は強烈な日差しの蒼い空。

本日の最高気温は36℃の真夏日。

 

日曜日は新交響楽団の第274回演奏会。


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場所は池袋の東京芸術劇場

上京ついでに孫に会いに行くことを決め、先日親戚からいただいた三島馬鈴薯と畑で採れたキュウリをリュックに詰め込む。

かなり重い。

こんな状態でコンサートもなぁ・・・

最初コンサートの帰りに寄るつもりだったけれど、結局開演前に行くことにした。

時刻表を調べたら新幹線を使えばなんとか間に合いそうだ。
開演は14時。

三島発9時24分東京行きの新幹線に乗り、途中で昼食用の総菜を買い、娘の住まいには正午前に到着。

幼い孫の顔を見ながら一緒に昼食。
正味30分ほどで池袋へ。

 

新交響楽団は、作曲家芥川也寸志氏が創設したオケで、今年創立70周年。

ショスタコーヴィチの交響曲第4番や、伊福部昭『シンフォニア・タプカーラ』1979年改訂版の日本初演を行うなど、全国数多くのアマオケの中でも歴史や実力で間違いなくトップクラスのオケ。サントリー音楽賞も受賞している。

まさにアマオケの雄。

 

今回の新響のプログラム

・交響的幻想曲「ポヒョラの娘」    :シベリウス
・組曲「タラス・ブーリバ」      :ヤナーチェク
・交響曲第5番 変ホ長調       :シベリウス

 湯浅卓雄(指揮)
 新交響楽団

なんとも魅力的なプログラム。

交響曲第5番は昨年沼響の定演で演奏したばかりだし、「ポヒョラの娘」はシベリウスの数多い管弦楽曲の中でも最も好きな曲。意外と演奏される機会が少ない。

「タラス・ブーリバ」は大編成オケにパイプオルガンも入る大作。

これも実演で聴いておきたかった曲。

 

演奏は期待通り素晴らしかった。

 

「ポヒョラの娘」冒頭のチェロのソロの見事さからして、オケの実力の高さを実感。
フォルティシモでもオケ全体の音が混濁せず、良いバランスで鳴っている。


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木管楽器の低音域を多用して、燻銀のようなほの暗さを演出するシベリウスに対して、フォルティシモでも柔らかで品格も感じさせるヤナーチェク。

シベリウスとヤナーチェクの二人の作曲の語法の違いが、実演で聴くとよくわかる。

ヤナーチェクの終曲、オルガンソロから流れてフルオケで壮大なクライマックスを築くところには感動しました。

 

交響曲第5番も、沼響で散々苦労した第1楽章や第3楽章での弦楽器の細かな動きも見事。

今回のプログラムのような凝った内容でも、東京芸術劇場に大勢の客を集める集客力。

未知の曲でも必ず聴き手を楽しませてくれる、という実績があるからだろう。


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アマチュアらしい熱さの中に、落ち着いた大人の雰囲気が高い次元で保たれているのが素晴らしい。

 

堪能しました、ありがとうございました。

 

Youtubeはサロネン指揮トーンハレ管のポヒョラの娘

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2026年6月14日 (日)

ダン・タイ・ソンピアノリサイタル in 静岡

6月も半ばに入り梅雨の一休み。

昨日はダン・タイ・ソン ピアノリサイタルに行っていた。
場所は静岡市の音楽館AOI.

開演が16時なので、午前中は畑の生垣の剪定の後始末など。

早めの昼食を済ませ駅へ向かう。


東海道線13時35分沼津発の浜松行き。

 

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AOIのホールはビルの8階。
エレベーターホールが狭いので、開場時間に行くと建物の外に入場待ちの長い行列ができていた。

ロビーで何人かの人に挨拶されたけれど、その中の一人はどうしても思い出せない。
人違いかな??


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・前奏曲 第1、7 番
・「風景」より 湖
・「歌と踊り」第8番       :以上 モンポウ
・ノクターン 変ロ短調 Op.9-1
・ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1
・3つのマズルカ Op.50
・バラード 第1番 ト短調 Op.23 :以上 ショパン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・ロンド イ長調 D951/Op.107(連弾): シューベルト
・マ・メール・ロワ(連弾)     :ラヴェル
・4手のためのピアノソナタ FP.8(2台ピアノによる演奏)
・2台のピアノのためのエレジー
・「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ曲 :以上プーランク

~アンコール
・「シテール島への船出」         :プーランク
            
  ダン・タイ・ソン(ピアノ)
  エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)

 

2階左側のバルコニー席だったのでダン・タイ・ソンの手の動きがよく見えた。
右手の人差し指に白いテープを巻いていた。

練習で痛めたのだろうか。


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ダン・タイ・ソンは1980年第10回ショパン国際ピアノコンクールの覇者。

この年は、ポゴレリッチの予選敗退に抗議して、審査員のアルゲリッチが辞任するなどの波乱のあった年。

この時の順位は

第1位: ダン・タイ・ソン(ベトナム)

第2位: タチアナ・シェバノワ(ソ連)

第3位: アルチアン・パパジャン(旧ソ連)

第4位: 該当者なし

第5位: 海老彰子(日本)、エヴァ・ポブウォツカ(ポーランド)

その後の入賞者の活躍ぶりからすると、かなりレベルの高かった年のように思える。

後半で共演したボブウォツカはダン・タイ・ソンと同世代。
同じ回の第5位で、マズルカ賞も受賞している。

 

キラキラと光り輝くようなモンポウが鳴った瞬間、これは楽しめるコンサートになりそうだとの予感。

 

『風景』より 湖では、クリスタルガラスのような深くも美しい音、鏡のような湖面に風が静かに流れ、さざ波を立てていくような風景が広がる。
素晴らしい曲そして演奏。

深い余韻をもってホール全体に響くショパン。
美しいアルペジョが静かに会場を満たしていく。

 

ピアノからふわりと真綿のような柔らかな音を聞いたのは、クラウディオ・アラウの実演以来のこと。

 

やはりショパンを得意としているのだろう。

真摯に作品に向き合う誠実な姿が伝わってくる。

演奏の見事さに曲が終わる瞬間、拍手がすぐに沸くことがなく、しばらくの時間満席の会場が水を打ったような沈黙に包まれていた。

円熟期を迎えたダン・タイ・ソンが、世界的な巨匠であることをいまさらながら実感する。

バラード第1番の壮大にして入魂の演奏で前半を終了。

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後半はエヴァ・ポブウォッカとの連弾と2台のピアノの曲で、シューベルト、ラヴェル、プーランクの作品

この二人は同世代で第10回ショパン国際ピアノコンクールの入賞者。
気心知れた二人のデユオ。

ゆったりと揺れながら歌い上げるシューベルト晩年の作品のロンド。

 

ラヴェルの「マ・メール・ロア」は、ダン・タイ・ソンは体を左右に動かしながら音楽の流れに乗っていく。
下で支えるポブウォッカのピアノ。

ラヴェルの第2曲「親指小僧」では、優しく柔らかく入り込むカッコウの声が印象的。

 

超快速の第3曲「パゴダの女王レドロネット」に続く4曲めの「美女と野獣の対話」で、一瞬わずかなズレを感じさせる瞬間はあったけれど、プーランクでは一転、火花を散らすような丁々発止のスリリングな対話。

プーランクらしい明るくお洒落な楽しさを感じさせるのもお見事。

 

巨匠二人がお互いに触発し合い楽しみながら、大きな世界を造り上げていくのが素晴らしかった。

 

アンコールはプーランクの「シテール島への船出」

 

Youtubeはダン・タイ・ソンのラヴェルからソナチネ

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2026年3月 9日 (月)

静岡七間町でRIE vocon

週末からの寒の戻りで新たな週も寒い朝。


このような現象を春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)と言うらしい。
(今朝のテレビの受け売りです)


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昨日は県内でボイストレーナーとして活躍されている和田梨江先生門下のライブ「RIE vocon」に身内が出ることになり、静岡市七間町に行っていた。

ソロやロックバンド、ゴスペルなど、参加者は実に38組。

5時間になんなんとするライヴ。


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14歳の中学生から自分と同年配の方々まで、ジャンルはさまざま(クラシックはなし)


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キャリアの違いで技術の差はあるけれどプロとして活躍されている方もいて、特に後半でのレベルの高さには驚いた。

 

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ゲストのプロのバンドの出演もあり、最後の先生自身のヴォーカルがさすが。

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終わったあとの打ち上げも参加させていただき、会場の片隅で雰囲気を楽しませていただきました。

 

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2026年3月 1日 (日)

きょうから3月、静岡市消防音楽隊定期演奏会

今日から3月。早朝水ぬるみ行く狩野の辺からの富士山。


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空には飛行機雲の名残り

昨日は孫を連れて静岡市清水区の清水マリナートに行っていた。

静岡市消防音楽隊の定期演奏会。

 

開演前の昼食は清水港魚市場食堂「河岸の市」

外国から来たアジア系の人が目立っていたけれども、以前来た時よりも観光客が減ったようだ。中国政府による日本への渡航自粛要請が響いているのだろうか。

物価高を反映してだいぶ高くなった。

入ったことのあるかつての人気店が意外と空いていたので、生サクラエビと生シラス、イクラとマグロの3種の小鉢丼をオーダー。

だが量も少なくなったしネタもいまいち。

学生バイトらしき接客にも問題あり。
ろくに絞らぬ布巾でテーブルを拭いてテーブル上がべちゃべちゃだ。

それにしても客の目は厳しい。

かつての人気店が他の店に比べて客が少なかったのもわかる。

こちら沼津の住人なので海鮮関係はどうしてもシビアな目で見てしまう。

 

そしてコンサート。


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孫たちと待ち合わせてホールに入る。

入場無料ということで会場はほぼ満席

合間に防火啓発のビデオ映像が流れたりと、消防ならではの内容。


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曲は静岡市歌や清水港まつりで歌われる「港かっぽれ」や人気グループ「嵐」のヒットメドレーにドラゴンクエストのメインタイトルなど。

吹奏楽の定番曲「アルヴァマー」序曲も演奏。

 

アンコールはマツケンサンバのメンバーが踊り入り。


正直なところ本格的な演奏に驚いた。


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総勢40名ほどでチューバ二本にコントラバスも入るバランスの良い編成。

メンバーは音大出というわけではなく、普通の消防士や救急隊の人たちが仕事の合間に練習をして日頃の防火啓発や様々な行事に参加しているのだという。

プログラムをみると主要なパートには個別にトレーナーが指導していた。

 

誰でも楽しむことができる気軽なコンサート。
カラーガードも入って華やかなステージ。

 

コンサートが終わったあとは静岡松坂屋へ。

ヴィトンやティファニー、ロレックスなどの高級店が並ぶ北館一階をスルーして地下のベーカリーDONQで夕食用のパンを買って帰りました。

 

Youtubeはバーンスの「アルヴァマー序曲、近畿大学吹奏楽部

 

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2026年2月11日 (水)

YAMATO String Quartet 三島公演

庭の白梅にメジロが来ている。


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日曜の大雪には驚いたけれども少しずつの春の気配。

 

火曜日の夜はYAMATO String Quartet三島公演。

結成30年を超える石田泰尚を中心としたカルテット。


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会場は隣町の三島ゆうゆうホール。

開場前に到着するとホールロビーには石田人気で女性客多数。

 

曲目は

・弦楽四重奏曲 ト短調   :グリーグ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・ニュー・シネマパラダイス  :モリコーネ
・ゴジラ           :伊福部昭
・アディオス・ノニーノ    :ピアソラ
・ベイベ
・カシミール」        :レッド・ツェッペリン

~アンコール
・ひまわり          :マンシーニ
・湖上の煙          :ディープ・パープル

YAMATO String Quartet
 石田泰尚(ヴァイオリン) 神奈川フィルソロコンサートマスター
 執行恒宏(ヴァイオリン) 元山形交響楽団コンサートマスター
 榎戸崇浩(ヴィオラ)   読売日本交響楽団
 阪田宏彰(チェロ)    神奈川フィル、山形響など首席客演多数

 

クラシックから映画音楽、ロックまで幅広いレパートリーを誇るカルテット。


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メンバーはいずれも名だたる人たち。

山田耕筰などの邦人作品のほか、ベートーヴェンの中後期の作品でも正統派の演奏を聴かせてくれる実力派。

プログラム前半のグリーグでは切れ味鋭い顕密なアンサンブルに厚みのある響き。

弦楽四重奏曲とはいえ、弦楽合奏を聴くような濃密なグリーグのこの曲はこのカルテットの特質に合っているようだ。

 

後半はガラリと雰囲気が変わってエンリコ・モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」そして「ゴジラ」へと続く。

甘さだけではなく、聞き手に媚びぬわが道を行く孤高の演奏。

石田泰尚のヴァイオリンは目立っているけれど、他のパートの内声部の充実ぶりが凄い。

ゴジラではさながらフルオケで聴いているかのような迫力だ。

チューニングをしながらそのままピアソラの音楽に入っていくところなど、実にオシャレ。

続くレッド・ツェッペリンもノリノリの演奏。

アンコールは映画「ひまわり」の音楽をしっとりと聴かせて、これも名作ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター(湖上の煙)」が続く。

弦楽四重奏のコンサートといえば、若いころ聴いたスメタナ弦楽四重奏団のような、いくぶん立派な音楽を緊張しながら聴くお硬いイメージがあるけれどもやはり時代の流れなんだな。

 

正当なクラシック音楽をしっかり聴かせた後で、ジャンルを超えた音楽を音楽性豊かに聴かせて幅広い聴衆に訴えかけている。

こちらは弦楽四重奏のイメージを大きく変える新しい音楽の世界。

終演後の聴衆も大きく沸いていた。


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石田泰尚はこの24日に別メンバーで再び三島に来演する。

 

YoutubeはYAMATO String Quartetのディープ・パープル

 

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2025年12月28日 (日)

東京芸大のメサイア

日曜日の朝、狩野川河川敷からの富士山。


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白き姿の冬の富士。
放射冷却で冷えて霜が降りていた。

令和7年も残り少なくなり今年も孫たちが帰省してきた。
目が離せぬ幼き子ばかりで一日がほとんど孫たちの世話で忙殺される。

 

今月のコンサート備忘録。

第九と並ぶ年末恒例の「メサイア」を聴きたくなって23日の火曜日に東京芸大の「メサイア」を聴いてきた。

会場は上野の東京文化会館大ホール。

 

この日は仕事を早めに切り上げて駅へ向かう。

電車を待つ間に駅ホームの桃中件の立ち食いソバで遅めの昼食。

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桃中軒は創業明治24年の老舗駅弁屋。
駅そばは昭和20年代から始めている。

長い歴史に培われた甘めのつゆは絶品だ。

 

この日の東京は寒くて、コートを持参しなかったことを後悔。

上野へ行く前に御茶ノ水駅で降りて丸善で来年のダイアリーを購入。

その足でお茶の水ディスクユニオンに立ち寄り上野へ向かう。

 

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「メサイア(救世主)」(G.F.ヘンデル作曲)

  藤原 優花(ソプラノ)
  佐藤 真子(アルト)
  松岡 なつ美(アルト)
  小野 颯介(テノール)
  須田 龍乃(バス)

  梅田 俊明(指揮)
  藝大フィルハーモニア管弦楽団
  東京藝術大学音楽学部声楽科(合唱)

コロナ禍での2年の中断をはさみ、今回で75回目の芸大メサイア。

始まりは1951年の戦災孤児への支援としてのチャリティコンサートだという。
チケットは完売。

年末の「第九」は今でも地方でも盛んだけれど、「メサイア」の全曲公演はコロナ禍以降めっきり少なくなった。

「第九」と異なり二時間を超える「メサイア」となると、曲数も多くて合唱への負担がかなり大きい。
地方のアマチュア合唱団で全曲を演奏するとなるとハードルは高い。

 

毎年12月に「メサイア」全曲を演奏するキリスト教系の私立大学がいくつかあるけれど、福岡女学院は今年の公演をもって最後とすることに決まったという。合唱人口の減少と高齢化が原因とのこと。

 

「メサイア」は自分のクラシック音楽好きの原点。
初めて生のオーケストラを聴いたのは中学生の時。沼津合唱団による「メサイア」全曲演奏だった。

オケは立教大学の学生オケ。

初めて聞くオケの響きに序曲から感動し、終幕の壮麗なアーメンコーラスでは涙が出た。

今は解散してしまったけれど沼津合唱団はかつては全国合唱コンクールで優勝するほどの名門合唱団で、コンクール出場を止めてからは毎年「メサイア」全曲を演奏していた。

創設者の中村義光氏の日本語訳による演奏が特徴。
オケはやがて立教大学から新星日響やプロによる臨時編成のオケに変わり、確か20年以上は続いたと思う。

 

中村氏が他界してからの一時期はハインリッヒ・シュッツの権威、淡野弓子さんを招いて「メサイア」公演を行ったりしていたけれど、やがて解散。

やはり団員の減少と高齢化が理由だった。


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そして芸大のメサイア。

第一部最初の合唱曲「And the Glory of the Lord 」の正確な発音と威力のある合唱を聴いて、あぁ、これは良い演奏になりそうだという予感。

観客の人たちは常連の方が多いのだろう。
有名なアリアでの拍手のタイミングなど手慣れた反応。

「メサイア」は実演や録音で数えきれないほど聴いているけれど、東京文化会館での「メサイア」では、20年前にデプリースト指揮の都響定期が印象深い。

 

今回の合唱は東京芸大声楽科の学生さんたちと、若手卒業生と在校生のソリストたち。

プログラムに書かれた歴代のソリストの一覧を見ると錚々たる人たちの名前が並んでいる。

オケは芸大付属のプロオケ、芸大フィルハーモニア。

見事に訓練された合唱がさすがだった。
瑞々しくも若々しい歌声で声量も充分。

10月にオールラヴェルプロで名演を聴かせてくれた芸大フィルハーモニアも良かった。

 

これが今年のコンサート聴き納め。

 

Youtubeは「メサイア」第3部から終曲「Worthy is the lamb that was slain~Amen」

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2025年11月 9日 (日)

周防亮介のヴィヴァルディ、沼津法人会青年部の税を考える週間チャリティコンサート

朝から雨の日曜日。
気温も低い。

金曜日は東京ヴィヴァルディ合奏団のコンサートだった。


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毎年この時期恒例、国内外の一流の演奏家を招いての沼津法人会青年部主催の「税を考える週間」記念チャリティコンサート。

・カノン    :パッヘルベル
・スタジオ・ジブリの音楽館~魔女の宅急便、となりのトトロほか :久石譲
・組曲「ホルベアの時代より」      :グリーグ
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・協奏曲集「四季」       :ヴィヴァルディ*

 ~アンコール
 ・プリンクプランクプリンク  :アンダーソン
 ・G線上のアリア       :バッハ*
 ・「四季」から夏の第3楽章   

 周防亮介(ヴァイオリン)
 東京ヴィヴァルディ合奏団

法人会主催ということで入場無料。


この一連のコンサートの客層は、ふだんあまりクラシックのコンサートに足を運ばない人たちが多く、開演前には楽章間の拍手を注意するアナウンス入り。満席の盛況。


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東京ヴィヴァルディ合奏団は来年結成65年を迎える老舗。
コンマスの藤原浜雄氏以外はほとんど若いメンバーだ。

前半はなんとなく音楽に集中できず、最初の「カノン」を聴いていて、ひたすら続く同じような繰り返しにこの曲こんな長かったかなぁ・・と感じるほど。

おなじみのメロディーが延々と続くジブリでも、ただただ長く感じていた。

席の後ろから「眠くなってきた・・」という声が・・・

グリーグの快演でようやくほっとする心地。

 

後半は周防亮介のソロで「四季」

ソリストがステージに姿を現れると、ロングヘアーの姿に一瞬会場がざわついた。

演奏が始まると、髪を振り乱しながらロックのコンサートさながらアグレッシブにヴァイオリンを弾きまくる姿に次第に引き込まれていく。
会場は完全に圧倒されていた。

 

フォルティシモでの強烈な音の放射もさることながら、ピアニシモでも会場の隅々まで音は明瞭に響いていくのが素晴らしい。
名器アマティがバリバリと鳴り響いていた。

バックもソリストの入魂の演奏に触発され、前半と同じ団体とは思えぬほど音が鳴っていた。

 

アンコールは3曲の大サービス。

 

Youtubeは周防亮介の弾くヴィエニャフスキの華麗なるポロネーズ

 

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2025年11月 3日 (月)

トロンボーンY君の還暦リサイタル

文化の日の月曜日。


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今朝の狩野川河川敷からの富士山。

 

昨日は同じ沼響でトロンボーンを吹いているY君の個人的なリサイタルを聴きに行っていた。

場所は隣町の長泉町文化センターベルフォーレ大ホール

 

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Y君は二代目の楽団運営委員長を務めていた沼響の重鎮。

 

大企業役員の多忙な中、楽団内外でトロンボーンの研鑽を積み今回還暦を機に個人リサイタルを開くことになった。

本人によると、隣のキャパ120人ほどのイベントホールを借りるはずが、抽選に漏れてやむなく大ホールになったとのこと。

大ホールのキャパは800人、近隣のホールでは屈指の音響を誇るホールだ。


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プログラムは古楽器から現代曲、歌謡曲までも含む多彩なもの。

 

彼の幅広い交友からの友人たちの応援を交えながら、正味二時間のプログラムを彼は吹き切った。


最後は彼と交友のあるトロンボーン奏者十数人がステージに上り「76本のトロンボーン」の大合奏。


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お客さんもたくさん入り結果として大ホールで正解だった。

 

アンコールは奥様のフルート(彼女も元沼響の団員)との二重奏。

 

聴いた後に爽やかな後味の残るコンサートでした。

 

 

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2025年10月14日 (火)

ジャーマンブラス結成50周年記念ツアー 三島公演

週が明けて10月も半ばの火曜日。

くもり時々雨夜から本格的な雨。

九州方面は今日の最高気温が30℃を超えた。

東日本は冷えて北海道旭川の最低気温は0℃。

日ごとの寒暖差が大きく、昨日の沼津の最高気温は29℃。


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昨日はジャーマンブラスの演奏会で三島。

 

新しいトンネルができて三島が近くなった。

自宅からホールまで車で30分弱の距離。

 

近くの駐車場からホールへ向かうと途中の公園には豊かな湧水とカルガモの姿。


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三島は水の街。

 

ホールロビーには予想通り知った顔多数。

沼響ほか近隣オケの関係者、吹奏楽の指導者、東京在住の音楽家の姿。

 

そして開演。


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Matthias Höfs(ハンブルクフィル首席、トランペット)
Uwe Köller(ベルリン・ドイツ・オペラ首席、トランペット)
Christian Höchel(ドレスデン・フィル副首席、トランペット)
Andre Schoch (ベルリンフィル、トランペット)
Klaus Wallendorf(元ベルリンフィル、ホルン)
Lionel Speciale(バンベルク響、ホルン)
Emil Haderer(NDR放送響首席、トロンボーン)
Fritz Winter(ミュンヘン国立歌劇場首席、トロンボーン)
Harald Matjaschitz(SWR響、バストロンボーン)
Stefan Ambrosius(バイエルン国立歌劇場、テューバ)
Herbert Wachter(ジャーマンブラス専属 打楽器奏者)

 

曲はバッハのカンタータ第29番のプレリュードから。

ロ短調ミサのコラールを含むこの曲は大好きな曲。

 

バッハ、テレマン、メンデルスゾーンのドイツ正統派の作曲家で前半を固めた、まさにドイツの響き。

後半の世界紀行では、世界の様々な音楽を華やかで目の眩むようなスーパーテクニックで聴かせてくれた。

 

カラヤン、アバド時代のベルリンフィルのホルン奏者でお馴染みの、ヴァレンドルフのユーモアたっぷりの日本語のMC も楽しい。

 

そしてアンコールでは、東京の地下鉄の駅を早口で並べたヴァレンドルフの地下鉄ポルカがケッサク。

これ、ヴァレンドルフ十八番の宴会芸だったのではなかろうか。

 

最後のしっとりコラール風にアレンジした日本の歌「もみじ」もよかった。

 

今回はかなりのハードスケジュールで、コンサートとレクチャーをほとんど休み無しで消化して三島は最終公演。

前日は鹿児島。

公演後にヴァレンドルフと親しく話をした友人の話によると、三島公演の後、メンバーはそのまま夜のフライトで帰国の途についたとのこと。

 

そのような中で、技術はもちろん最高レベルだけれどエンターテイナーとしても超一流。

 

こんな素晴らしいコンサートに空席がちらほら。
もったいないなぁ。

 

各地の公演は完売だったけれど、ツァー最終日の三島にはまだ空席があるというのでこの日は他県から来た方も多かったようだ。

 

世界最高峰のブラスアンサンブルが隣町三島で聴ける幸せ。

お疲れさまでした。

 

思い出に残る素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

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こちらは90年代に国内で出たジャーマンブラスのレーザーディスク。

バッハを中心にした選曲。

ヘフスもヴァレンドルフもまだ若い。

 

Youtubeはジャーマンブラスのライヴ

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