カテゴリー「コンサート感想」の記事

2022年11月21日 (月)

海瀬京子プロデュース 県内出身 若手ピアニストの饗宴

昨日来の雨は午前中まで。

 

もう出張とは縁の無い身分とはなっていたけれど本日仕事で静岡市へ。

お昼前から良い天気になった。

ここ静岡からの富士山は沼津とは違った景色。


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雨が降ったために五合目あたりまで雪化粧。

下は昨日雨が降る前の沼津の自宅近くからの富士。

 

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昨日は「海瀬京子プロデュース 県内出身 若手ピアニストの饗宴」。

 

沼響と何度も共演している日本音コン1位の実績のある海瀬京子さんプロデュースのコンサート。

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今年の沼響定期演奏会でモーツァルトを共演した岩間優希君に、清水町出身でロンドン留学中の三浦香鈴さん。

海瀬京子さんに関わりの深い2人のピアニストの共演。

場所は伊豆の国市の「アクシスかつらぎ」大ホール。

 

・「ホルベルク組曲」から前奏曲   :グリーグ
     海瀬京子(ピアノ)

・トッカータハ短調 BWV911    :バッハ
・ピアノソナタ第32番 ハ短調 作品111 :ベートーヴェン
     岩間優希(ピアノ)

・「砂時計」から夕暮れ時       :フランク・ブリッジ
・ピアノソナタ第2番嬰ト短調「幻想ソナタ」  :スクリャービン
・組曲「クープランの墓」       :ラヴェル
     三浦香鈴(ピアノ)

 ~アンコール

・シャンソン「四月のパリ」       :ワイセンベルク編
    岩間優希(ピアノ)
・パルティータ第1番からプレリュード  :バッハ
    三浦香鈴(ピアノ)

 


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岩間君は今年の沼響との共演でモーツァルトを弾いている。

若者らしい自由闊達さにあふれた個性的なモーツァルトだった。

この日はバッハとベートーヴェンもユニークな演奏。

ベートーヴェン晩年の傑作、ピアノソナタ第32番への挑戦。

 

この難曲を悪戦苦闘の気配を見せずにサラリと引き切るのは怖いも知らずの若者の特権だろう。

 

アンコールで弾いたシャンソン、これが良かった。

 

 

後半はガラリと変わって、三浦さんの演奏。イギリス、ロシア、フランス近代の作品。

 

イギリスの作曲家フランク・ブリッジのピアノ曲は初めて聴く曲。

 

ブリテンの傑作、歌劇「ピーターグライムズ」からの「月の光」に共通するような、澄み切った冬の夜の大気と海を感じさせるような静かで美しい小品。

スクリャービンの「幻想ソナタ」とラヴェルの「クープランの墓」。はいずれもファンタジー溢れる演奏で音も美しく楽しく聴いた。

 

海瀬京子さんの演奏とトークを交えながらの楽しい時間。

 

若い伸び盛りの才能を堪能しました。

三浦さんは小学生の時に海瀬さんの演奏を聴いて、ピアニストになることを決めたという。

 

開演前のロビーで海瀬さんのピアノの先生であるS先生に会うことができた。
先生は私の二人の娘のピアノの師。

Youtubeはバッハのパルティータ第1番、グレゴリー・ソコロフの演奏

 

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2022年11月 7日 (月)

学習院輔仁会音楽部、三石精一のデュリュフレ

今日は立冬。

午前中は曇りがちで多少冷えた。

11月最初の日曜の昨日、学習院輔仁会音楽部創部100周年記念 第66回定期演奏会。

場所は池袋の東京芸術劇場。


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お目当てはデュリュフレのレクイエム。

この曲は好きな曲だし実際に演奏することもできたけれど実演には一度も接したことがなかった。

 

これはネットで演奏会情報を探っていて見つけた演奏会。

開演は13時30分、10時5分沼津発の東海道本線から小田原で湘南新宿ラインに乗り換えて池袋着は12時20分。

 

池袋駅周辺で昼食するつもりで良さそうなお店を事前に決めていたけれど、昼時でどこも混んでいた。
やむなく沼津にもある「かつや」でロースカツ定食。

 

最近喉の調子が悪くてコンサートの最中に咳き込むとまずいので、近くのマツモトキヨシで「龍角散ダイレクト」を購入、コンサートに臨む。


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ホールに入り席は一階席のほぼ中央の理想の場所。

プログラムは

・狂詩曲「スペイン」     :シャブリエ
・交響詩「ローマの松」    :レスピーギ
・「レクイエム」Op. 9     :デュリュフレ

~アンコール
・「威風堂々」第1番 (オルガン、合唱付) :エルガー

  石田滉(メゾソプラノ)
  黒田祐貴(バリトン)
  三石精一(指揮)
 

  学習院輔仁会音楽部管弦楽団、合唱団

 

指揮の三石氏はなんと90歳とのこと。

三石氏は2019年の東京大学のオケを振ったサン・サーンスの3番が白熱の演奏だった。

その時に比べると少しお年を召された印象だったけれど、全曲椅子に座ることもなく立ったまま振り通した。

若者達を引っ張っていく力はまだまだ健在だ

 

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1967年のデュリュフレのレクイエム日本初演は、学習院の卒業生が中心となって設立された東京合唱団と学習院の合唱団の合同演奏会だったのだそう。


本日のプログラムには、そのときにデュリュフレ自身が寄せたメッセージが紹介されている。

 

最初のシャブリエは軽快な8分の6拍子に指揮もオケも乗り切れぬ印象だったけれど、次のレスピーキの2曲目「カタコンブ」あたりから良くなってきた。


この曲から入る重低音を支えるパイプオルガンのペダルの音がホール内を揺るがしている。
「ジャニコロの松」でのクラリネットソロもお見事。

「アッピア街道」ではバンダを2群に分けてバルコニー席に両翼配置。
オケとの掛け合いもばっちり。

大地を揺るがすパイプオルガンの響き、圧巻の「アッピア街道」。

 

若者の熱い気持ちがひとつになって高揚していくのは気持ちが良いものだ。

デュリュフレも学生たちのひたむきさが心を打つ、熱くも美しい演奏でした。

アンコールは威風堂々第1番をオルガンと合唱付きで。

 

プロオケも良いけれど、ここ一発に賭けるアマオケの真剣勝負のコンサートを最近特に好むようになってきた。

今日のコンサートの入場券は1000円。

 

今回はコンサート終了後の音盤購入を控えて、家人と母へのお土産に崎陽軒のお弁当を買ってまっすぐ帰宅。

沼津到着は18時前。

 

Youtubeはデュリュフレのレクイエムから「キリエ」

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2022年10月10日 (月)

レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ 管楽器の祭典

曇りのち雨その後快晴。

三連休最終の月曜日。

午後から晴れて気温が上昇。おかしな天気だ。

 

昨日は東京で「王宮の花火の音楽」オリジナル版の日本初演に行ってきた。

場所は王子の「北とぴあ 桜ホール」。


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オケは国内著名演奏家たちの集団「レ・ヴァン・ロマンティーク・トウキョウ 」


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ホルンの福川伸陽、トランペットの斎藤秀範、オーボエの三宮正満、ファゴットの村上由紀子、パーカションの菅原淳をリーダーとするピリオド楽器の国内最高峰の人たち。

沼響がトレーナーとしてお世話になっている下田太郎先生も参加している。


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圧巻のコンサートで鳥肌が何度も立った。


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管楽合奏版の「王宮の花火の音楽」は若き日のマッケラス指揮のPye盤LPで親しんでいたけれど、まさか実際に聴ける日が来るとは思わなかった。

しかもピリオド楽器で。

 

日中は帰省している孫と遊んだ後に、東海道本線沼津15時13分発熱海行きに乗車。

熱海で上野東京ライン高崎行きに乗り換え上野経由で王子到着は18時。

夜の東京は雨。

駅近くの蕎麦屋でかつ丼を食べてホールに向かう。

 

東京でのコンサートは久しぶりで2年前のN響以来。

 

ホールに着くと開場の30分近く前なのにかなりの人。

今回は全部自由席。

入り口前のスペースが狭いので並んだ列も曖昧、入場整理をする係員もなく混沌としている。

開場時間が近づくにつれて人がどんどん増えてきてかなりの密。

後から来た人がそのまま前の方に行ったりしていて、人々のイライラがピークに達する寸前に開場となった。

 

それにしてもクラシックのお客さんは紳士淑女。

皆さん整然と入場されていた。

 

プログラムはスザートなどのルネサンス時代の音楽からルイ13世、14世時代の作者不詳の音楽に加え、ブルボン王朝の行事である騎馬試合や狩場で演奏されていた音楽など。


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作曲はリュリやフィリドールなどのかつてモダン楽器のパイヤールなどの音盤で親しんでいた曲が並ぶ。


休憩を挟んでヘンデルの「アリア」に「王宮の花火の音楽」ほか。


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・ダンスリー舞曲集より「パヴァーヌ」(スザート)

・ルイ13&14世の音楽/フィリドールコレクションより「オーボエバンドの音楽」
「2対の太鼓のためのマーチ」

・国王の騎乗パレードのためのトランペット・太鼓・オーボエのエール(リュリ)

・ホルン、2本のオーボエと通奏低音のためn協奏曲 変ホ長調 (作曲者不詳)
  ほか

・アリア HWV410&411 (ヘンデル)
・王宮の花火の音楽 HEV351

 アンコール
  王宮の花火の音楽から」「歓喜」

 

オーボエ
三宮正満、荒井豪、小花恭佳、森綾香、前橋ゆかり、大山有里子、尾崎温子、小野寺彩子、倉田悦子、杉本明美、篠原由桂、小野智子、曽田耕平、小倉悠樹、岡本千里、船津美雪、尾上愛実、北康乃、中村恵美佳、倉澤唯子、志村樺奈、笹平幸那、本岡華菜、冨永和音

ホルン
福川伸陽、日髙剛、大森啓史、下田太郎、根本めぐみ、向なつき、塚田聡、伴野涼介、熊井優

ファゴット
村上由紀子、向後崇雄、鈴木禎、河村有紀、長谷川太郎、永谷陽子、淡島宏枝、首藤元、中田小弥香、北山木乃香、黒田紀子、奈波和美、岡本あけみ

打楽器
菅原淳、幸多俊、佐野響平

トランペット
斎藤秀範、井上直樹、川田修一、内藤知裕、高見信行、犬飼伸紀、村上信吾、池田英三子、金子美保

MC  朝岡聡

 

MCはテレビでおなじみの朝岡聡氏。


プログラムには曲目解説がなくて朝岡氏が演奏者とのトークを交えながら解説していく。

 

編成は曲によって自由自在。

ルネサンス期の音楽ではオーボエ族の前身であるショーム、ファゴット族の原型であるカータルを使用、福川氏はツィンクを吹いていた、

 

ルイ王朝期の音楽になるとバロックオーボエ、バロックファゴットに楽器を変えて、ここではナチュラルホルンも登場。

狩の音楽ではホルン9人による狩猟ホルンのアンサンブル。

MCの朝岡氏もブロックフレーテで1部の曲で参加。

氏はブロックフレーテ歴50年だという。

 

スザートの「パヴァーヌ」では20人近くのダブルリード族と太鼓による壮大な響きに鳥肌が立ってきた。

 

圧巻は第1部最後の作曲者不詳の「ホルンと2本のオーボエ、通奏低音のための協奏曲」

ここでの福川氏のナチュラルホルンの超絶技巧には驚いた。
通常のホルンで吹いても相当難しそうな曲をなんなく吹いていく。

福川氏がホルンのミュートを付けたままステージに出てしまって、最初からやり直すというアクシデントが会場の笑いを誘っていた。

 

そして後半はいよいよ「王宮の花火の音楽」。

物干し竿を立てたような天を衝く巨大なバロックコントラファゴットが一際目を引く

編成はオーボエ24本、ファゴット13本、ホルン9本、トランペット9本、ティンパニ3対。

これは初演に最も近い編成だという。

 

ティンパニのロールに始まる序曲。
ダブルリード族の太く奥行きのある深い響き、嚠喨(りゅうりょう)と吹き鳴らされるナチュラルホルンの音を割った音

「あぁ、これだよなぁ・・・」

 

まさにピリオドの管楽器特有の、それぞれの楽器が異なった個性で響く雑然とした音。

各楽器がお互いに共鳴しあい熱いものを中に秘めて野性味を感じさせている

アンコールは3曲目「歓喜」を演奏。

 

演奏している人たちのもう楽しくてしょうがない、という気持ちが自然に伝わってくる。

会場のお客さんたちの驚きと真剣にステージを見つめる表情が印象的だった。

日本初演という歴史的なコンサート。
正確な歴史的な考証の中に遊び心もあって非常に楽しめた。

第一線で活躍する多忙な人たちばかりなので大変だと思いますが、第二弾もお願いします。

 

Youtubeはピリオド楽器による「王宮の花火の音楽」

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2022年9月 5日 (月)

第50回全国アマチュアオーケストラフェスティバル静岡大会

9月に入り本日快晴、気温は30度を超えて真夏日。

町内のごみ出し当番で朝早くからご近所の方4人で立ち会い。

今日は皆男性で朝早くから30分ほどの持ち時間で四方山話。

一人の若い住職を除いて皆同年代、自然と健康の話題が中心に。

 

本日オフで畑の草刈り。


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夏野菜はほぼ終わりで今はモロヘイヤとオクラが中心。

雑草の合間に収穫し忘れの大きなカボチャを見つけて得した気分。


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昨日は静岡市のコンベンションセンター・グランシップで、第50回全国アマチュアオーケストラフェスティバル静岡大会


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曲は

・シンフォニエッタ「ミレニアムプレリュード」(初演) :塩見康史
・アルプス交響曲                  :R.シュトラウス
・威風堂々第1番 (アンコール)

 広上淳一(指揮)
 西本 幸弘(仙台フィル、九州交響楽団コンサートマスター)

 

驚いたことに自分としては今年初めてのオケのコンサート。

コロナ禍のためもあるとはいえ、リタイアしたらコンサート三昧のつもりが今は逆に逼塞状態。

 

アマオケフェスティバルは今年で50回を迎えた。

コロナ禍のため昨年、一昨年は中止となり3年ぶりの開催。

開催にこぎつけた関係者の方々のご苦労は大変なものだったと思う。

 

今回は日本アマチュアオーケストラ連盟総裁の高円宮妃殿下御臨席のもと、北海道から沖縄まで、全国から集まったアマオケのメンバー300人。


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巨大なキャパ4600人収容のグランシップ大ホールのステージに、円形配置で並んだオケのメンバー、沼響のメンバーもちらほら見える。

この配置を見ていて、14年前の「音楽の広場」で井上道義の指揮で聴いたクセナキスの「ノモスガンマ」を思い出した。

 

塩見康史作曲シンフォニエッタ「ミレニアムプレリュード」は当初、東京オリンピックの開催の年のアマオケフェス東京大会で初演の予定だった曲。

塩見氏は早稲田大学卒の作曲家にして経営コンサルタント。
作曲は独学とのこと、コントラバスも弾く。


ワセオケのメンバーだったのかしらん。

曲はオルガンも加わるファンファーレに始まりファンファーレに終わる序奏とコーダを挟む3楽章形式。


祝祭的な雰囲気のあるRシュトラウスのような響きのロマンティックな作品だった。

 

そしてR.シュトラウスのアルペンシンフォニー。

それにしても300人の巨大オケ。

ハープ4台にホルンは27人!

ワーグナーチューバやヘッケルフォーンの姿も見える。

 

強力なホルン陣の健闘もあり、雄大なアルプスの偉容を彷彿させる壮大な演奏だった。


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細かな傷はあったけれども、これだけの曲3日で仕上げるとはそれなりの猛者が集まっていたからだろう。

実際参加したホルンの友人の話では、皆さんリミッターの外れた強者ばかりで非常に刺激になったとのこと。

 

バンダの副指揮者は、今沼響を振っていただいている喜古恵里香先生。

アンコールは第1曲の作曲者塩見康史氏もコントラバスで加わり「威風堂々第1番」

 

会場の巨大スクリーンに映された出演者の皆さん、良いお顔。

熱き演奏で感動しました。

ありがとうございました。

 

コンサートが終わった後にはしばらくご無沙汰していた友人にも会うことができた。

その後近くに住む娘の家に行き、孫の顔を見ながら夕食の後帰宅は10時ちょっと前。

良い一日だった。

 

Youtubeは「アルプス交響曲」、ネルソンス指揮ベルリンフィル

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2021年12月29日 (水)

冬の音楽会2021

今年のサツマイモは心配していたことが現実となり典型的なつるぼけ


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大部分が孫のおちんちんサイズだった。

大きいものも変形してしまったものばかり。


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以前の失敗に凝りて肥料はやっていなかったけれど、今年は雨が多く水分が常に供給過剰だったのが原因かもしれない。

ウチの畑の土はサツマイモ向きではないのかな・・・・・

昨日は長泉町のベルフォーレでもう一人の娘の職場関係の仲間たちが企画している「冬の音楽会2021」。


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気の合った仲間たちのノンジャンルの音楽会。

フォークやロック、エトセトラ・・・

クラシック系ではショパンやモーツァルトのピアノ曲の他、グラズノフのサクソフォンコンチェルトなど実に多彩。

沼響でファゴットを吹くFさんもシューマンの3つのロマンスで参加していた。


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娘も婿殿のバンドで参加する。

この音楽会も昨年はコロナ禍で中止となったものの今回で7回目。

全てアマチュアで、音楽をする楽しさがストレートで伝わってくる。

聴衆も身内ばかりなのでアットホームなのが良い雰囲気だ。

 

モーツァルトの最後のピアノソナタを弾いたトリを務めた女性はなかなかの腕前だった。

高校の国語の先生だという。

 

Youtubeは内田光子が弾くモーツァルトのピアノソナタ、K576

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2021年12月19日 (日)

浜響親子で楽しむクリスマスコンサート

本格的な冬の到来。

土曜日、札幌は1993年以来観測史上最大の一時間当たり降雪量だという。

仕事で京都に移動中の下の娘からは車窓からの雪景色の画像が送られてきた。

 

この土日は娘夫婦が共通の友人の結婚式に招かれたので、孫の世話のため家内と県内他市に住む孫のところまで行っていた。

自分はどうしても抜けられぬ仕事があったので家内のみが一足早く車で出発。

夕方仕事を終えて沼津発17時46分浜松行きのJRで娘宅へ向かう。

駅ビルでは家内との夕食用に天神屋の「かに寿司」を購う。

遅い時間だったので100円引き。

到着した最寄りの駅ではもうバスがなくてタクシーで。

結局タクシー代はちょうどJR運賃の倍額だった。

 

娘宅に着くと2週間ぶりの孫の顔。

さすがに自分の顔を覚えていた。

まもなく娘夫婦も帰って来て婿殿とビールを飲みながらの四方山話。


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そして娘の新居でそのまま一泊。

翌日曜日も良い天気。

ランチは皆で静岡市にあるベトナム料理「サイゴン」で。


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牛フォーに生と揚げた春巻きに海老パン、揚げ餃子。


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デザートはタピオカとココナッツ入りのベトナムの汁粉かぼちゃチェー。


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そしてそのまま孫をつれてグランシップ

「浜響親子で楽しむクリスマスコンサート」へ。

 

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浜松交響楽団は半世紀近い歴史を誇る県内アマオケの雄。

音楽の町浜松にふさわしく団員は100名を越え公益社団法人となっている。

 

実演を聴くのは初めてだ。

ゲストには戸田弥生さんのヴァイオリンに須川展也さんのサクソフォン。

講談師の田辺一邑のナレーションを交えながらチャイコフスキーの「くるみ割り人形」

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・バレエ音楽「くるみ割り人形」
・ツィゴイネルワイゼン
・タイスの瞑想曲
・エスクアロ、オブリビヨン、ルベルタンゴ(以上ピアソラ)
・クリスマス・フェスティバル(ルロイ・アンダーソン)

 松岡究(指揮)
 戸田弥生(ヴァイオリン)
 須川展也(サクソフォン)
 田辺一邑(講談師)
 浜松交響楽団

当初ヴァイオリンは掛川市出身の長尾春花だったのが変更。

長尾春花は現在ハンガリー国立歌劇場のコンマスなので、このコロナ禍で来日できなかったのではなかろうか。

須川さんと講談師の田辺さんは浜松出身で同じ高校だという。

須川さんのコメントでは、この浜響の団員の中には同じ中学、高校の先輩、後輩がいるとのこと。

お客は未就学児を連れた親子ばかり。

入退場自由で歩き回る子や泣く子もいたけれどアットホームで良い雰囲気だ。

 

演奏は世界三大コンクールのひとつエリザベート王妃国際コンクールの優勝者、戸田さんのヴァイオリン凄かった。

美しい音で歌わせるというよりも求心的な厳しい響きで追い込んでいくヴァイオリン。

サラサーテの最初の音、地声で艶歌を歌うような渋い響きに一瞬にして心を奪われた。

これぞロマの音楽

続くタイスの瞑想曲も深い音。

聴いていてジーンと来る音に会場内がシーンとなった。

幼い子たちにもわかるのだろう。

 

団員のメンバー表にかつて沼響に在籍し一緒に席を並べてホルンを吹いたF君の名前を見つけた。

懐かしい。

終演後、朝食で食べた卵かけご飯の生卵があまりにも旨かったので、その卵屋さんに寄りながら沼津への帰宅は8時頃。

 

Youtubeは戸田弥生のバッハ

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2021年11月14日 (日)

沼津御用邸 菊と音楽の祭典2021

11月も半ばの日曜日。

朝から良く晴れた蒼い空。
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狩野川河川敷から見える富士山には傘雲、そしてその風下にはつるし雲。

古くからの言い伝えでは典型的な雨降りの予兆。
今日の天気予報は晴れで降水確率は10%だけれど、地元の人たちは予報よりも傘雲を信じている。
(結局、雨は降りませんでした)


昨日は風もなく穏やかな小春日和だった。

暖かだったので、午後から帰省している娘と孫を連れて近くの沼津御用邸記念公園に行っていた。

先週に引き続き開催中の「沼津御用邸 菊と音楽の祭典2021」に我が沼響のメンバーが出演する。
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場所は御用邸内の特設野外ステージ。

このイベントでは自分が仲介の労を取ったので天気が非常に気になっていた。

フルートアンサンブルが出演した先週の日曜は朝まで雨だったけれども、今回は朝から天気に恵まれた。


人出もそれなりで駐車場は県外の車も多数。

コロナ禍の前まではこの菊花展にはバスツァーが組まれていてかなりの人出があった。

徐々に人出が戻ってきている一方。新規感染者は前日よりも増え始めている。
ここらあたりが下げ止まりなんだろうか。

今回は沼響コンミスを中心とする弦楽四重奏。
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「愛と花」をテーマにクライスラーやエルガーの名曲のほか秋の童謡、「鬼滅の刃」などのアニメソングなど、そして最後は「世界に一つだけの花」に「花が咲く」などで1時間ほど。

このメンバーはいろいろな場所で同じようなコンサートを開いているので手慣れたもの。

野外というハンディがありながらも良い雰囲気が御用邸内に広がっていた。

イベント終了後家内と娘、そして孫を連れて御用邸近くの喫茶「珈舎」で一服。


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ここのシフォンケーキは評判が良い。

自分はインディアンティーとエンゼルシフォンケーキをいただく。
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静かなBGMにゆっくりとした時間が流れる店内。

席はほぼ満席だ。

良い気分に浸っていたら孫が壁に頭をぶつけて大泣きが始まり焦った。


帰宅のために御用邸内の駐車場に向かうと散歩途中のUさんに会った。

Uさんは自分より一回り上の職場の先輩。

退職後は好きな山登りなどをしていたけれど今は心臓がおもわしくなく静養中だという。

お互いの知人の近況などを情報交換して別れた。

いつまでもお元気にお過ごしください・・・・


落ち着いて文化的で静かな時間を過ごすことができた晩秋の土曜日


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2021年11月 1日 (月)

高田博厚彫刻プロムナード開設30周年記念の海瀬京子ピアノコンサート

今日から11月、庭にキンモクセイの香り漂う。

数日前にはストーヴを炊いたほどなのに今日は車にクーラーを入れるほどの暖かさ。

日曜日はいろいろなことがあった日。


本来ならば「沼響秋のハロウィンコンサート」の本番の日だった。

結局演奏会は中止となり、日中は自分が関係した沼津市立図書館読書週間記念行事の「競技かるたの魅力 ~ちはやふるの世界をご紹介~」へ。

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内容は競技かるた史上最強の名人、西郷直樹永世名人を招いての講演会と実演というもの。

講演のあとに名人の模範試合と会場の希望者との対戦。

ここでは名人のわかりやすい解説を交えながらの対戦を、名人の義父で親しい知人のIさんと観戦。


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穏やかな中にも緊張感の漂う素晴らしい時間。

イベント終了後は家内と一緒に三島プラザホテル主催の「高田博厚彫刻プロムナード開設30周年記念の海瀬京子ピアノコンサートへ向かう。


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このイベントは三島プラザ内にある彫刻家高田博厚の作品コーナーの開設30周年を記念したもの。


出演はピアニストの海瀬京子さん。

高田博厚は17才年上の高村光太郎と友人関係であり岸田劉生とも関係があった世界的な彫刻家。

白樺派の武者小路実篤や志賀直哉など巨星たちと親交があり、交友関係は佐藤春夫、梅原龍三郎、谷川徹三など同時代の文化人たちの多岐に及ぶ・・・

フランス滞在時にはロマン・ロラン、アラン、コクトー、ジョルジュ・ルオー、マルセル・マルチネらとも交友があり、さらにロマン・ロラン邸ではガンジーにも会っている。

音楽にも造詣が深くロマン・ロラン著「ベートーヴェン」の翻訳者としても知られる。
自分はその著「私の音楽ノート」で親しんでいた。

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高田博厚は1931年から1957年までフランス在住、その間にフルトヴェングラーその他の20世紀前半の巨匠の実演にも接している。


全て歴史上の人物。

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会場に到着してすぐに海瀬京子さんのお父様にご挨拶。

お父様とは昼間の図書館のイベントでも顔を合わせている。


私が高田博厚の音楽上の足跡を知っていることを主催者の方の耳に入っていて、ホテルの支配人さんを紹介された。

正直面食らったけれど、一般にはあまり知られていない高田博厚の業績を、音楽を通じて知らしめたいという支配人さんの情熱的な話を直接伺った。

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以前から著名な高田博厚の作品がこれだけたくさん三島のホテルにあるのが不思議だったけれどこれで納得。
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会場では最初に海瀬京子さんのピアノで「エリーゼのために」。

続いて高田博厚の足跡を紹介するビデオ上映があり、その後小樽商科大学名誉教授の高橋淳氏の短い講演があった。

そして海瀬京子さんのピアノ演奏。

プログラムは高田博厚と関係が深かったオールベートーヴェンプログラム。

・エリーゼのために
・ピアノソナタ第14番 「月光」
・ピアノソナタ第23番 「熱情」

というもの。


海瀬京子さんのピアノを聴くのは実に丸2年ぶり


「エリーゼのために」と「月光」の第1楽章が、今の彼女の日常を感じさせるような温かで穏やかな演奏だったのが印象に残る。

この2年間で大きな心境の変化があったようだ。

「熱情」も安定して聴き応えのある名演奏。

テクニックの冴えは以前のままでよりベートーヴェンの深い世界に分け入っていく。
2年前よりもより一層大きくなったベートーヴェン。


次は是非今の全曲を聴きたい。


ちょうどこの日の未明に三島プラザホテル近くで大きな火事があり、お世話になったこともある山形楽器店が焼けてしまうというショックなことがあった。

知人によると楽譜類や店の楽器だけでなく、学校や個人から預かっていた楽器類も大きなダメージを受けたようだということ。

心からお見舞い申し上げます。

コンサートの帰りにお店の前を通ろうと思ったけれど交通規制がかかっていた。

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2021年7月 5日 (月)

角田鋼亮指揮N響、沼津公演

高温多湿の月曜日。

空はどんより曇り空。

雨が続き畑のトマトの実が割れ始めた。


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数日前まで良い感じで実をつけていたのにトマトはアンデスの高原地帯原産だけに乾燥を好む作物。

雨が降り続くと水分を吸い上げすぎて実に溜まり皮の限界を超えて割れてしまう。

今日は蒸し暑く亜熱帯のようだ。

 

このような状況で熱海の土砂災害の現場で懸命の救助作業をしている人たちを思う。

沼津も西部地区で大きな被害が出た。

 

昨日は母校沼津東高校創立120周年記念のN響の沼津公演。

一日早ければ大雨で中止になるところ。

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創立100周年の時もN響で、このときは飯守泰次郎でブルックナーの交響曲第4番。

今回は当初ベルリンフィルのエマヌエル・パユとの共演でプーランクのフルートソナタのオケ版の予定だったのがこのコロナ禍で来日中止。

最終的に若手演奏家2人を起用したプログラムとなった。

 

角田鋼亮の指揮でチェロの横坂源。

曲はエルガーとチャイコフスキー。


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前日のN響オーチャード定期そのままのプログラム。

 

自分としては生のオーケストラコンサートは昨年12月の静響以来。

今年になって初めての生オケ。

N響は昨年のエッシェンバッハ指揮の「復活」以来。

 

・チェロ協奏曲 ホ短調   :エルガー
・交響曲第4番 ヘ短調   :チャイコフスキー

  横坂源(チェロ)
  角田鋼亮(指揮)
  NHK交響楽団

角田鋼亮はN響初登場だという。

エルガーでのコンマスが初めて見る若い方。

横坂のチェロは伸び伸びと健康的な大きな音。
この渋い曲にはちょっと奥まった翳りのようなものが欲しけれど、第3楽章アダージョでは非常に美しく聴かせてくれた。

アンコールはN響のチェロセクションの伴奏で「鳥の歌」

 

チャイコフスキーではコンマスがマロさんこと篠崎史紀氏が登場。

なんとなくオケがピシっと引き締まった雰囲気。

 

角田の指揮はN響初登場とは思えぬ堂々としたもの。

オケをのびのびとドライヴしながらフレッシュで華やかなチャイコフスキーを聴かせてくれた。

N響のメンバーが若い指揮に全力で応えているのが見ていて気持ちがよかった。

アンコールは歌劇「エフゲニ・オネーギン」からポロネーズ。

 

いろいろ困難な状況下でこの演奏会を実現してくれたスタッフのみなさま、お疲れ様でした。

そしてありがとうございました。

100周年の時に引き続き、私今回もプログラムの曲目解説を書かせていただきました。

 

Youtubeはフェドセーエフ指揮NHK交響楽団のチャイコフスキーの交響曲第4番

 

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2020年12月21日 (月)

静岡交響楽団第100回定期演奏会

穏やかな良い天気の日が続く。
今日は冬至。


庭の白梅が早くも咲き始めた。


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日本海側での豪雪の一方で南房総では想定外の雨不足で断水とのこと。
ダム工事のため貯水量を50%に下げていたのがまずかったらしい。

 

土曜日は静岡唯一のプロの常設オケ静岡交響楽団第100回定期演奏会だった。

場所は静岡市清水区の市民文化会館マリナート。

 

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今年はコロナ禍のために予定していたコンサートは全滅状態。
1月のN響以来久しぶりのオーケストラコンサートだ。

 

名匠高関健の指揮に2007年チャイコフスキー国際コンクール優勝の神尾真由子による
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とベルリオーズの幻想交響曲の2曲。

2曲とも沼響で演奏したこともある馴染みの曲だ。


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・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調          

          :ベートーヴェン
 

・・・アンコール
・シューベルトの「魔王」の主題による大奇想曲 

          :エルンスト

 

・幻想交響曲              

          :ベルリオーズ

  神尾真由子(ヴァイオリン) 
  高関健(指揮)
  静岡交響楽団

 

同じプログラムで三島と東京オペラシティでも公演。

隣町の三島の方が行きやすいけれども、あいにく20日は仕事が入ったので初日の清水に行くことにした。

 

早めの昼食をすませ12時37分沼津発島田行きの東海道線に乗り清水駅下車。
ホール入り口では検温と手指消毒。


座席は特に間隔を空けるのではなく通常の配置だったけれど、たまたま自分の席の両側が空いていた。

 

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楽団員が舞台に登場しチューニングが始まる。

「あぁ・・これだよなぁ」

通常ならばごく普通の風景が非常に貴重な瞬間に思えて来る。

 

1988年創設の静岡交響楽団の前身「カペレ静岡」の演奏は創設直後に聞いている。

 

ベートーヴェンの交響曲第7番をメインとしたプログラムだったと記憶しているけれど、指揮者と他の曲目はどうしても思い出せない。

若い楽団員が多く、粗いアンサンブルに良くも悪くも出来立てほやほやの未だ未成熟な印象しか残っていない。

30年以上の熟成期間を経て、そして高関健氏をミュージカルアドバイザーに迎えてから、今の静響は長足の進歩を遂げて充実していると思う。

 

実力派演奏家の多彩な客演と意欲的なプログラムで演奏会に行く魅力が格段に増えたので、

ここ数年自分は毎年静響のコンサートには足を運んでいる。

 

高関健の指揮による昨年のヴァイオリンの木島真優を迎えたオールショスタコーヴィチプログラム、一昨年のシベリウスの交響曲第2番など。
そして長老外山雄三指揮のシューベルト。

いずれも記憶に深く残る演奏だった。

 

そしてこの第100回演奏会。

 

ソリストが登場しティンパニの連打からベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が始まった。
序奏の途中から神尾さんが指鳴らしにオケのヴァイオリンパートを静かに弾いている。

 

ソロの部分が始まり、芯の明確なキリリと引き締まった美しい音が会場いっぱいに響き渡る。
チャイコフスキー国際コンクールの優勝を経て、着実にキャリアを積み重ね名曲に真摯に向き合った風格のベートーヴェン。

 

落ち着いた神尾さんの姿が、ソロが進むにつれて次第に大きく見えてきた。

 

伴奏も見事で第一楽章のカデンツァからのオケの受け渡しが絶妙。
第二楽章では熱い感動が会場を包み込みこんでいく。

久しぶりの生のオーケストラと充実した演奏に聴いていて涙が出そうになってきた。

 

神尾さんのアンコールはエルンストの「魔王の主題による大奇想曲」。

これはシューベルトの歌曲「魔王」をピアノ伴奏を含め、無伴奏ヴァイオリンのために書かれた超難曲。

 

かつて知人のプロのヴァイオリニストに、今まで弾いた曲で技術的に一番難しかったヴァイオリン曲は何ですか?と聴いた時に即座にこの曲の名が返ってきた。

驚きの超絶技巧に会場は圧倒されていた。

 

休憩中に沼響の若手ヴィオラ団員に遭遇。
さきほどの神尾さんの演奏に彼は興奮気味。

 

そしてベルリオーズ。

この曲は沼響第20回定演で取り上げた思い出深い曲。

見ると第20回定演の時、前プロのサン・サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番でソロを弾いてくださった大森潤子さんが今日はゲストコンマスの位置に座っている。ちなみにソロゲストコンマスは読響の首席コンマスだった藤原浜雄さん。

 

幻想交響曲は、沼響の演奏時に90種ほどの聴き比べをHPに書いて以後ほとんど聴くことがなかった曲。

実演では秋山和慶指揮ヴァンクーバー交響楽団の演奏くらいしか聞いたことがない。

 

演奏はまさに高関建らしい相当な研究の成果が伺える緻密で確信に満ちた棒。

音がきちんと交通整理されていて各楽器が明瞭に的確なバランスで響いている。

 

第一楽章、第四楽章リピート有り、第四楽章の3番トロンボーンとチューバの入れ替え無し、ホルンはゲシュトップ入りの今はごく普通になった新版使用。

コルネットはパートとしては入るけれども第二楽章のオヴリガードソロはなし。
第二楽章で活躍するハープを弦楽器群の前面に両翼配置。

 

高関さんの演奏は聴き慣れた曲でもいつも新しい発見がある。
沼響が演奏したとき一番演奏が難しかった第一楽章が秀逸。

第二楽章の2台のハープの掛け合いも効果を上げていた。

 

アンサンブルの精度が上がっているので第四、第五楽章の大きなフォルティシモでオケが鳴りきった中でも音は濁らない。

じわりじわりと演奏のヴォルテージが上がり、第四、第五楽章にはホール内は興奮の坩堝。

 

静岡交響楽団の熱い演奏に終演後に暖かで盛大な拍手が続いた。

清水まで来て良かった。

久しぶりにオーケストラの醍醐味を堪能しました。
ありがとうございました。

 

Youtubeは神尾真由子の弾くバッハ、無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番

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