カテゴリー「コンサート感想」の記事

2018年5月12日 (土)

熱海でJazz Live

快晴の土曜日。

今週前半は雨ばかり。
気温も低く、水曜日あたりまでまだ片付けていなかった
石油ストーヴのタンクに灯油が残っていたので、
夜になって火を点けたりしていた。

GW過ぎにストーヴを炊いたのは初めてのこと。



金曜あたりからようやく晴れた日が続く。
午前中に長野県北部で大きな地震。


今月に入り組織トップが変わりいろいろと
慌ただしい日々。

そんな中で今週の木曜は一日休んで母を病院に連れ
て行き、そのまま一緒に回る寿司屋で昼食。
午後は畑仕事とそれなりに用事満載の一日。



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今日の夜は熱海まで行きジャズのライヴを聴いていた。



夕方に家内と車で一路熱海まで小一時間ほどの距離。

途中、熱函道路沿いの「マリー」でお気に入りの
フランスパンを購う。




ライヴの開演は6時半。


場所はMOA美術館そばの水晶殿という
キャパ200人ほどのホール。



熱海は坂の街。


初めて行く会場なのでカーナビを頼りに
山道を登って行くと、道がどんどん細くなり勾配は増すばかり。



家内「だいじょうぶなの?」


私「わからん」


そのうち個人の屋敷のような門が見えてきた。

カーナビの道はそこで途切れている。

「・・・・・・・・・・」


道幅は車一台ギリギリ。
Uターンもできずに後ろを見ると急勾配。

恐ろしくてバックもできずにそのまま直進して
門を通過すると、前方に広い駐車場が見えてきた。

どうやら裏門から入ってしまったようだ。



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会場入りすると相模湾に浮かぶ初島リゾートが良く見える。




素晴らしいロケーションだ。






出演は熱海でJAZZクラブを経営するピアノの西村明子を中心。


大塚義将(BASS)
二本松義史(DRUMS)
こんどうじゅん(VOCAL)

前半はトリオ、後半はこんどうのヴォーカルが入る。



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曲はいずれもポピュラーな曲ばかり。

演奏がはじまりしばらくすると
日が暮れて熱海の素晴らしい夜景が見えてきた。



まさに「東洋の蛍籠」




ライヴの最初からドラムスの二本松義史
只者でないことがすぐにわかった。


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リズムのノリもさることながらブラッシングテクニックが見事。

多彩な音色で今まで聴いたことのない音が聞こえてきて
驚きの連続。

彼のドラムがライヴ全体を引き締めていた。




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終わるころには海上花火大会が始まっていた。
だが花火の前に立派なマンションが立ちはだかって
良く見えない。



花火の写真は撮り手の腕が悪くぶれて岡本太郎の作品状態。



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素晴らしい夜景と海の美しさと極上のジャズ。

週末の至福のひととき。

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2018年4月25日 (水)

レ・ヴァン・フランセのコンサート

今日の午前中は春の嵐。大雨洪水警報が出るほどの雨。

昼のNHKニュースのトップで大雨状態の沼津市街地が紹介されていた。

月曜の続きです。

用件を済ませて夜は上野で「レ・ヴァン・フランセ」のコンサート。

会場は東京文化会館大ホール。

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メンバーは

エマニュエル・パユ (フルート)

フランソワ・ルルー (オーボエ)
ポール・メイエ    (クラリネット)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ (ホルン)
ジルベール・オダン (バソン)
エリック・ル・サージュ (ピアノ)


都民劇場の例会でかろうじて取れたのが4階右側の奥から2番目。

このホールは安い席でも比較的音は良いけれども、左右の席の奥になると非常に狭い。

席を立つためには、横の人に一度席を立ってどいていただくことが必要なのがつらい。



世界の超一流の管楽器奏者とピアニストで
クルークハルト、ミヨー、プーランクにドヴォルジャークというプログラム。



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・木管五重奏曲  (クルークハルト)
・フルート、オーボエ、クラリネットと ピアノのためのソナタ(ミヨー)
・六重奏曲  (プーランク)
・六重奏曲(ピアノ五重奏曲第2番 編曲版 ドヴォルジャーク)



ドヴォルジャークはピアノ五重奏第2番のピアノと木管五重奏編曲版。

オリジナルよりも多彩な音色、まるでシンフォニーを聴いているかのようだ。
第2楽章では同じ作曲家の交響曲第7番のエコーが聞こえている。

同質楽器の弦楽合奏とは異なった趣ではあるけれど、時として各楽器が溶け合って同じ楽器のように聞こえてくるのが今まで聞いた木管五重奏とはちょいと次元が違う。



一人ひとりの技量はもちろん超一流、全員が一体となった時の響きのまろやかさにして各楽器が有機的に溶け合って音の固まりがフワーと響いてくるのには仰天。

フルートからクラリネットに音が受け渡されたときに、楽器の音色の違いを聞き手に意識させないのも凄い。

ピアニシモが大きなホールの隅々まで聞こえているということも驚き。

30年ぶりに実演を聴いたホルンのヴラトコヴィッチは、まさに世界でトップクラス。

会場内は都民劇場の例会でさまざまな年齢層のお客さんたち。
プログラムもとてもポピュラーな曲とは言えないけれど、楽章の間には客席全体がシーンと静まり返るほどだった。


世界的な名手たちの名人芸にホール全体が酔っていました。


アンコールはトゥイレの木管六重奏曲からガボット。

帰りは上野東京ライン直通沼津ゆき。

Youtubeはレ・ヴァン・フランセのイベール

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2018年3月22日 (木)

槇原敬之コンサート、富士ロゼシアター

雨のち曇り、冬並みの気温となった春分の日から変わって今日は昼から気温が上昇。

昨日の春分の日は朝に冷たい雨の中で墓参り。
東京は雪。

ここ温暖な静岡県東部にも大雪警報が出たほど。


午後に海瀨京子さん出演のミニコンサート。


夕刻からは槇原敬之コンサートに家内と行く予定だったので、本番は聴けないので午前中のステージリハに顔を出したりしていた。


開場の文化センター大ホールには海瀬さんの御母様と調律師のKさん、そして私の3人のみ。

京子さんはプログラムにないドビュッシーを弾きながらピアノの調子を見ていた。



聴いた感じではスタインウエイが非常に良い感じで鳴っていた。


Kさんも曰く「このピアノは聴き手を選びます。京子さんを気に入ったようです。」



確かに1月のニューイヤーガラコンサートで弾いた同じピアノとは思えない良いコンデションで鳴っていた。

しばし京子さんと御母様と談笑したあとに帰宅。




帰宅すると友人から愕然とする知らせが入ってきた。


中学高校の吹奏楽部1年後輩のO君の訃報。

昨年から今年に掛けて親族のほか中高大学の同級、先輩などの訃報が続いていて、先月も大学時代の親友Nの知らせをうけたばかり。


嗚呼・・・・


O君とは今月半ばの高校吹奏楽部の顧問の先生の喜寿のお祝い会で同席。



その時は3次会まで一緒に語らい最後には家まで彼を送った。


日常の激務の中で彼はほとんど休めていない。

そのことを気遣うと、帰り間際に本人も健康の不安を漏らしていた。


とにかく休養し医者にかかることを強く薦めたが、根が真面目で人が良いために公務を優先してしまったらしい。


心配していたことが現実になってしまった。



そのうち彼の訃報がネットとテレビから流れはじめた。



こんな状態でコンサートもどうかと思ったけれど、家にじっとしていても落ち込むばかりなので家内と娘とで行くことにした。


場所は富士のロゼシアター。


外は相変わらずの強い雨。

空が大泣きしているようにも思える。


マッキーのコンサートはいつものニューアルバムの曲の紹介ではなく、今回はデビューしてから現在までの軌跡を辿るもの。



全員総立ちの中、大部分の曲を自分は半ば木偶のようになって座って聴いていた。

最近は大音響のコンサートが苦手となり耳栓を持参している。

今回は歌詞をじっくり聴いていると、いつもよりもなぜか自然に入ってくる。

結局耳栓は使わなかった。


アコースティックな曲が比較的多く、知っている曲もいくつか。


ここ数年マッキーのライヴで聴けなかった「世界に1つだけの花」では、小さな子どもからかなりの年配のご婦人までが一緒に唱和しながらの、周囲の人たちの本当に幸せそうな表情が印象的だった。

音楽は人を幸せにする・・と今さらながら実感。


アンコールのマッキー自身の弾き語りでは最初予定になかった「三月の雪」を会場のリクエストに応えて「歌詞覚えているかな・・」とつぶやきながらサビの部分からを披露。

歌詞「三月の雪が降る ぼくらのラストシーン・・」の下りではちょうどタイムリーな外の様子とシンクロしてホール全体がシーン・・となっていった。


そしてそのまま転調しながら「ANSWER」のイントロへ自然に入っていく。

最後は名曲「どんなときも」


コンサートの最中、急逝したO君のことが頭から離れることはなかったけれども、聴いているうちに気分がしだいに落ち着いてきた。


来てよかった。


youtubeは槇原敬之「ANSWER」

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2017年11月24日 (金)

チェコフィル八重奏団 2017

快晴、多少の風。
通勤途中の車内から見える富士山は裾野まで真っ白。

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今日は恒例の沼津法人会主催の「税を知る週間コンサート」。

今年はチェコフィル八重奏団。
親しみやすい有名曲ばかりを集めたコンサート。

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自分としては、ベートーヴェンやシューベルトの室内楽あたりをじっくり聴きたいところだが、クラシック音楽を普段着のまま気楽に親しむ入場無料のチャリティーコンサート。


客層は普段クラシック音楽の会場で見かける層とは何となく異なり経営者っぽい人たちも多かった。
会場整理の人たちもビシッとスーツで決めた人たちばかり。

チェコフィル八重奏団はちょうど10年前に同じ法人会主催のコンサートで聴いている。


この時はシューベルトのオクテットをメインにベルワルドの大七重奏曲やドヴォルジャークの伝説曲などなかなか聴き応えのあるプログラムだった。

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今回メンバーはチェコフィルのベテランクラスで見た目平均年齢60を超えている感じ。

10年前のメンバーからクラリネットのみ変わっていた。

編成は弦楽5部にクラリネット、ファゴット、ホルンというもの。
曲は全てこの編成のためのアレンジもの。


ホルンのズデニェク・ディヴォキーはロゼッティのコンチェルトのCDを架蔵していたりするので、期待の中心はホルン。
曲目には「亡き王女のためのパヴァーヌ」もありました。

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最初ステージに登場した人たちは何となくお疲れの様子。

スケジュールを見ると大阪、広島、長野、連日の演奏でしかも前日は大分公演。

なかなかのハードスケジュールだ。


最初のお国物である「モルダウ」や「新世界よりのラルゴ」は精細を欠く出来。
期待のパヴァーヌもウォーミングアップが不十分なのか、最初のホルンの音が強いアクセントで出てしまい音程も揺れているように聞こえた。

それでも後半の軽い曲になると、ホルンのデヴォツキーも調子を取り戻し、高音を小気味よくポンポンと当てていた。
ピアニシモでの音色の多彩さと、響きがアンサンブルの中に見事に溶け込んでいるのも見事。

さすがにチェコフィル首席。

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そんな中でクラリネットのトマーシュ・コパーチェクが秀逸。
ジャズからクラシカルな曲まで芸の多彩さと抜群のテクニックで、これは凄かった。

アンコールは「くるみ割り人形」から小行進曲と「トリッチトラッチポルカ」。

このチャリティ・コンサートも今年で18回目。

チェコフィルやベルリンフィル、ウィーンフィルのメンバーなどの一流奏者の演奏が毎年沼津で聴くことができる。

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ありがたいことです。

会場を後にするときに娘とささやかながらチャリティに協力させていただいた。

遅い夕食は家内と娘で「毎日牧場」のサラダバー付きステーキ。


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2017年11月19日 (日)

海瀬京子&Duo-Bコンサート

快晴、昨日の雨で富士は裾野まで雪化粧。

演奏会を来週に控え、午後から夜まで練習が入っているものの、
本日仕事が入り練習参加は夕方から。



昨日午後は海瀬京子さんの後援会主催のコンサート。

「2017 音楽の贈り物」だった。

 

今回は、ヴァイオリンの杉本裕乃、フィリップ・ローセンス・ボーダー御夫妻のDuoーBとの共演。

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杉本さんのヴァイオリンは昨年3月に長泉町で聴いている。

キリッと引き締まった音色とはっきりとした自己主張の感じられる演奏だったと記憶している。



開演前に海瀬さんのお父様と談笑していると、目の前を昨年3月の演奏会の時にはまだお腹の中にいた杉本さんのお子さんが目の前をヨチヨチと通り過ぎていった。


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今回はこの9月のアメリカ公演で披露したドビュッシーで始まりラヴェルで終わる
プログラム。


その他、武満徹、フォーレ、ピアソラ、そして第二次世界大戦中に強制収容所で命を落としたチェコの作曲家シュールホフなど。


ヴァイオリン、チェロ、ピアノの様々な組合せの多彩な内容。

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前半はドビュッシーのヴァイオリンソナタとラヴェルの「ラ・ヴァルス」(ピアノ独奏版)


ドビュッシーのヴァイオリンソナタは、5月に東京でこの曲の校訂者でもあり
ドビュッシー自身の伴奏で初演したガストン・プーレのご子息ジェラール・プーレ氏のこの曲の初演後100年を記念したコンサートを聴いている。

いわば作曲者直伝の演奏。


杉本さんの演奏は年齢を重ねたプーレ氏の演奏とはまた異なるタイプの現代的で緊張感に満ちた中に華も感じられるもの。



そして海瀬さんの「ラ・ヴァルス」は、オケ版もかくやと思わせる華麗にして豪快なラヴェル。


これに音色の多彩さが加われば鬼に金棒。



休憩をはさんで後半の最初はヴァイオリンとピアノの組合せ。


武満徹の「妖精の距離」は初めて聴く。

短い時間の中に美しく純粋な武満徹の世界が凝縮された佳品だ。




続く宮城通雄の正月の定番「春の海」では、尺八独特の奏法の顎の上下動と

首振り、そしてメリ、カリをヴァイオリンのヴィヴラートで再現しているのには仰天。

尺八特有の鋭い息継ぎまで再現していたのには驚いた。



続いて御主人のチェロソロに交代。

フォーレの有名曲「夢のあとに」をボテッとした暖かな音色でしっとり聴かせてくれた。



会場が演奏者と近いので至近距離で朗々と鳴るチェロの音色が心地よい。



そして御夫妻によるピアソラ2曲にシュールホフの「ツィンガレスカ」。

中でもバルトークにも似た民族風のテイストの中に強烈な祖国への慟哭が放射されているシュールホフの作品には大きな感銘を受けた。


演奏も秀逸。是非全曲のレコーディングを聴いてみたい。



最後は超難曲のラヴェルのピアノ三重奏曲から第4楽章。

3人の個性が丁々発止とぶつかり合う、火の吹き出るような白熱の演奏。



アンコールは同じラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」のピアノトリオ版。

オケやピアノ版も良いけれど、ヴァイオリンとチェロがピアノにしっとりと絡むこの版も良いものだ。


ピアノ三重奏曲ですっかり興奮状態になった会場もクールダウン。



休憩中のお楽しみ抽選会では、京子さんのモンゴル公演土産の羊の尾の脂から作った石鹸を家内が当てました。



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ありがとうございます。


YoutubeはDuo-Bのピアソラ

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2017年11月12日 (日)

織田茂伸さんフルートリサイタル

本日快晴。

昨晩、土曜日の夜は家内と家の近くの沼津御用邸の「松籟の宴」へ行っていた。

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その日は能楽師「辰巳満次郎」氏(重要無形文化財総合指定保持者)による薪能。


演目は世阿弥作 一管+半能「融」。


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月明かりの夜、源融の霊が現れるという内容そのままに暗闇に浮かぶ野外舞台での幽玄なる世界を堪能。

帰りに暗い夜道で駐車場の場所がわからなくなって、しばらく松林内を彷徨うというおまけつき。



そして今日、所用で駅前に行ってみたら大層な賑わい。

今日は「よさこい東海道」だった。

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21回目を迎え、本場高知のよさこいチームその他66チームほどが集まり盛り上がっていた。




午後は高校の先輩、織田茂伸さんのフルートリサイタル。

場所は三島市の静岡県総合健康センターホール。

織田さんはアマチュアのフルート吹き。

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本業のかたわら研鑚を積み、プロや音大卒業生が参加するコンクールで優勝実績もあり、プロとしても十分通用する腕前の人。



控えめな性格からあまり表に出てこないが50歳の時に初リサイタル。


そして10年後の今日還暦を記念しての2回目のリサイタル。



大きな宣伝もしていないので、このリサイタルに集まったのは織田さんの親しい仲間や関係者ばかり。


最初のバッハの音を聴いた時、あまりの暖かで柔らかな音に不覚にも涙が出てきた。



親しい友人というバイアス抜きで、これは大変なコンサートになりそうな予感がしてきた。

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自分の好きな曲を親しい仲間内と一緒に作り上げていく演奏会。


一曲一曲に自分の想いを伝えながら自分のペースで演奏していく。


アンコールでは、国内の有名フルートメーカーの象牙製の頭部管に変えて吹いた。

曲は私の知らぬ「ロマンス」という曲。


私の斜め前に座っていたそのメーカーの社長さんが、一音一音噛みしめるように聴いていた。


会場全体が一体となった感動的なコンサート。


終演後久しぶりに会った自身もチェロを弾く高校時代の恩師がひとこと。



「泣いてしまったよ・・・」


Youtubeはプーランクのフルートソナタから第2楽章、ランパルのフルート

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2017年10月15日 (日)

イザベル・ファウストとアレクサンドル・メルニコフのモーツァルトチクルス

朝から雨の日曜日。
こんな日は畑作業もできない。

もうこれから気温は下がる一方なので服の夏物を片付け冬物を出したりしていた。

すると外から祭囃子が聞こえてきた。

今日は地元の吉田神社の祭礼の日。

こんな天気なので踊りは中止だったが合羽を着た子供たちが神輿を担いで家の前に来た。

ご苦労様です。

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木曜の夜は、銀座王子ホールのドイツの女流ヴァイオリニスト、イザベル・ファウストとフォルテピアノのアレクサンドル・メルニコフのモーツァルトチクルスを聴いていた。

コンサートの前に松屋の上野精養軒でステーキハヤシ。

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モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ

第30番 ニ長調 K306
第26番 変ホ長調 K302
第25番 ト長調 K301
第40番 変ロ長調 K454


イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ)


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ファウストは、中期から後期の4つのソナタを、水晶のように純化された美しい音色と完璧なテクニックで聴かせてくれた。


楽器はストラディバリウスの「スリーピング・ビューティー」

メルニコフのフォルテピアノも秀逸。

ファウストのヴァイオリンと一体化しながらもヴァイオリンオブリガート付きピアノソナタの趣の中期の25番など、フォルテピアノ独特の低音部の響きを効かせながら自己主張も展開。

ピアノとヴァイオリンが対等に渡り合う40番では、ファウストのヴァイオリンが第2楽章で深い精神性を感じさせる演奏を聴かせてくれた。

満席のお客さんがシーンとなってしまうほどの凄い演奏。

アンコールはシシリアーノ風の小品。

パラディスのシシリアーノに似ていたが違う曲。


外に出ると雨が降り出していた。


Youtubeはイザベル・ファウストのフランク

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2017年9月10日 (日)

三遊亭朝橘の真打昇進披露興行

残暑の感じられる暑い日曜日。
夜になると家の周りは秋の虫。

今日の午後は、沼津出身初の真打となった
三遊亭朝橘の真打昇進披露興行。

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場所は沼津市民文化センター大ホール。

朝橘のお父様はかつて私の職場の先輩だった人。

朝橘が二ツ目の頃から応援させていただいている。


今回の興行にも微力ながら協力させていただいた。

あのころから苦節7年。

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故郷に錦を飾る晴れ舞台。

ホールロビーではお父様が満面の笑みを浮かべて
迎えてくれた。

全席自由席なので開場時間に行くと
後ろの席しか空いていない。

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圓楽一門のトップ4人が揃うという
豪華な顔ぶれに1500人キャパのチケットは完売だ。

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最初に大沼市長による燦々ぬまづ大使認証式。

圓楽一門前座の三遊亭まん坊の前口上に続いて。

兄弟子の三遊亭小圓朝のこばなし。

続く笑点でおなじみの三遊亭好楽は、
博多で転倒したとかで顔面に痛々しい傷の姿。
なんとなく精彩を欠く舞台。

三遊亭鳳楽あたりになると落ち着いた貫録。

朝橘直接の師匠の圓橘は経験豊かで暖かな人情噺。




休憩をはさんで真打昇進披露口上。

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壇上には本日の出演者が順々に並び、
ウィットに富んだ中にもこれからの厳しさを含ませた
励ましの言葉を一言ずつ。

それまで最前列で市長らと並んで座っていたお父様が
真打昇進披露口上の時には、
そうっとホール最後列の隅の席に移動して
静かに見守っていたのが印象的でした。


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これが軽快なテンポでの今風の漫才のような小噺で
会場バカウケ。

続く本日の本命のような存在の
六代目三遊亭圓楽は創作落語。
マクラからの絶妙の入りと間。

軽さの中にもさすがの風格で会場は大盛りあがり。


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そして真打三遊亭朝橘の登場。

最初はさすがに緊張気味。

それでもわかりやすい話運びで、
今まで聞かれなかった小さな子どもたちの
大笑いの声が会場に響く。

それに気分がほぐれたのか、
しだいに噺は本調子。

オトナの笑いも誘って
まずまずのお披露目内容。

地元出身の落語家を応援しようと、
暖かな雰囲気に包まれた興行になりました。


ガンバレ朝橘!。

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2017年8月27日 (日)

静岡交響楽団&海瀬京子夏のスペシャルコンサート

8月最後の週末。昨日の最高気温は36.2度、
静岡市では38度を記録するという猛暑。

それでも外には赤とんぼが乱舞。
秋は近い。

昨日は海瀬京子さんと静岡交響楽団の夏のプロムナードコンサーに家内と一緒に行っていた。

場所は隣町、伊豆の国市長岡のアクシスかつらぎ。


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第一部 グリーグプロ

・「ペール・ギュント」から朝の気分。
・「ホルベルク時代から」から前奏曲(ピアノソロ オリジナル版)
・ ピアノ協奏曲イ短調

アンコール
・ 愛の夢第3番   
         :リスト  (アンコール)

第二部はスラヴ系プロ

・歌劇「エフゲニー・オネーギン」からポロネーズ 
               :チャイコフスキー
・スラヴ舞曲第10番     :ドヴォルジャーク
・ハンガリー舞曲第5番    :ブラームス
・ピチカートポルカ(管打楽器入りオリジナル版)
          :ヨハン・シュトラウス2世、
           ヨゼフ・シュトラウス共作

・ポルカ「クラップフェンの森で」
          :ヨハン・シュトラウス2世

・交響曲第9番ホ短調「新世界から」第4楽章
          :ドヴォルジャーク

アンコール
・「ホルベルク時代から」から前奏曲(弦楽合奏版)
・ 伊豆の国市歌

ピアノ 海瀬京子
指揮  篠崎靖男 
    静岡交響楽団

会場ロビーに音大在学中の美しい娘さんを連れた友人がいた。
娘さんの同級生がエキストラで出演するという。


受付では海瀬京子さんのご両親にご挨拶。

午前中のリハーサルが良い調子だった、という京子さんのお父さんの話を聞いて期待は膨らむ。

伊豆の国市主催ということで、会場には市長さんの姿も見えて会場係の職員を叱咤していた。

市長さんは最後のアンコールの場面にも登場。



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席は1階最後列中央やや左側。

それほど広いホールではないのでステージは遠くに感じられない。

ピアノの鍵盤もよく見える。

客席はほぼ満席。

最初の「ペール・ギュント」第1曲の朝の気分が始まった。

オケは二管、弦は10型だがコントラバスは3本。

篠崎と静響の組合せは2年前にシベリウスの交響曲第2番を聴いている。
 

その時はフィンランドに縁の深い篠崎だけに力の入った演奏を聴かせてくれた。


今回の同じ北欧のグリーグにも深い共感の感じられるもの。

続いて海瀬京子さんのピアノソロで「ホルベルク時代から」プレリュード。

グリーグ、シベリウスは好きな作曲家で、家のCD棚にはグリーグのピアノ曲はほぼ全曲架蔵済み。

紡ぎ車がクルクル回るような鮮やかな音の動き、音の一粒一粒がはっきりと美しく響いていて心地よい。


そしてコンチェルト。

安定した技巧、しっかりとした落ち着いた風格も漂う京子さんのピアノ。


京子さんならではの力の入った熱っぽさもあって良い雰囲気で曲は進行していく。


第2楽章では大河の源流の最初の一滴の岩清水が落ちるような、透明なリリシズムが美しい響きとなって会場を満たしていく。



消えゆくような緊張感のあるピアニシモから壮大なフィナーレへ向かうダイナミックレンジの広がりも見事。

アンコールはリストの愛の夢第3番。


第二部は第一部の熱い思いそのままにブラームスあたりから音の厚みも出てきて編成の小ささも気にならなくなってきた。


第一部のコンチェルトから、絶妙のタイミングで入ってくるティンパニの名人芸に感心していたら元N響首席奏者の百瀬さんだった。

百瀬さんのティンパニが演奏全体を引き締めている。



ピチカートポルカは珍しい管打楽器入りのオリジナル版。

録音ではスタインバーグなどの古い録音もあるが、実演では初めて聴くもの。



最後の「新世界より」も熱い演奏でした。

アンコールは「ホルベルク時代から」のプレリュード。
今度は有名な弦楽合奏版。

京子さんや篠崎さんの語りも楽しく、クラシック音楽に慣れていない様子の大部分のお客さんたちもおおいに楽しめるコンサートでした。


外に出ると猛烈な暑さ。


ホールの外には着替えを済ませ帰途につくティンパニ奏者の百瀬さんやコンマスの森下さんそのほかの楽団員さんたちの姿を見かけました。


帰りは清水町の「枯山水」で家内と夕食後に帰宅。


終わりゆく夏の充実した一日。


Youtubeは「ホルベルク時代から」


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2017年7月24日 (月)

横浜でランチクルーズ、そして芸大オープンキャンパス

 曇り。

日曜は家内と横浜でランチクルーズ。


大暑とはいえ曇り空で時々雨がぱらついて、さほど暑くないのがありがたい。

朝電車に乗り、熱海で乗り換えて小金井行き列車で横浜までの各駅停車。

横浜大桟橋で手続きを済ませて乗船。

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さほど大きな船ではないけれど船内のサロンは広かった。


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食事は中華バイキング。

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ヴァイオリンの演奏が入り、エルガーの「愛の挨拶」やヴェラチーニの小品などを弾いてくれた。

デッキに出るとちょうどベイブリッジをくぐるところ。

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横浜でのランチクルーズの後は上野へ。

今月二度目の上野は夏休みに入り凄い人出。

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前回観たアルチンボルト展の国立西洋美術館は長い行列だ。



今回のお目当ては東京芸大美術館の芸大創立130年記念特別展

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芸大に到着するとちょうどオープンキャンパス中だった。
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オープンキャンパスとはいえ人はまばら。
やはり特殊な学校なんだろう。

ここでは奏楽堂のフランス・ガルニエ社製の大オルガンを聴くことができた。

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曲はルネサンス期の素朴な曲からバッハの壮大なプレリュード。
ロマンティックなメンデルスゾーンを経て近代のフランス作曲家ヴィエルヌの華麗な作品まで。

オルガンを弾いてくれたのは学生さん。
なかなかの腕前だ。詳しい解説付き。

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ルネサンス期の小品を、平均律とミーントーンで弾き比べたりと詳細な内容が嬉しい。

ミーントーン独特の音の濁りもこうして比較してくれるとよくわかる。

バッハのプレリュードとフーガBWV.566の重厚で壮大な響きに圧倒され、続くメンデルスゾーンのソナタの甘い音に心癒される。

最後のヴィエルヌの「ウエストミンスターの鐘」はフルオケに匹敵するような華麗な響き。

さまざまなオルガンの音を堪能しました。


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ロビーでは古楽科の学生さんによるブロックフレーテとポジティブオルガンによるコレルリのヴァイオリンソナタ。


ここでもオルガンのピッチのことや複雑な調律のことなど、いろいろな興味深い話を聞くことができた。


そして特別展。

芸大秘蔵の、教科書で見るような国宝、重要文化財目白押し。


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狩野芳崖の悲母観音、平櫛田中のリアルな諸作品などなど・・・・

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横山大観、小磯良平、青木繁らの歴代卒業生の卒業作品も凄いものだ。


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小磯良平の卒業作品「彼の休息」は修復によって驚くほど鮮やかによみがえっている。


ただただ圧倒されるばかり。

後期は伊東若冲、尾形光琳なども出品されるという。


Youtubeはバッハの前奏曲とフーガ

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